前回のジュペッタに評価・コメントしてくださった皆様、ありがとうございました。
…ポケ徹育成論BWもとうとう4桁に突入とのこと。
今後もますます盛り上がってくれるといいですね!
さて、今回は…Raiser様からリクを頂いたムウマージを投稿させていただきます。
特徴的な種族値と技を持ったポケモンですね。
未熟者ながら、尽力させていただきます。
今回やってみるのは眼鏡(トリック)ですね。
…
眼鏡単独運用もアリみたいですが、積み技との相性が悪いんですよね。
ちなみに、前世代でも眼鏡トリック型は投稿されていました。
ソレル様の育成論ですね。(dp/6663)
環境の変化も少し考慮しつつ、新たに考察していきたいと思います。
それでは、考察に入らせていただきますね。
- ムウマージについて
種族値を見ると分かりますように、特殊系統と素早さはなかなか優秀ですね。
よく差別化対象に取り上げられるゲンガ―と比較してみましょう。
ムウマージ…HP60 攻撃60 防御60 特攻105 特防105 素早さ105
ゲンガー …HP60 攻撃65 防御60 特攻135 特防75 素早さ110
使わないであろう攻撃がわずかに負けているのは置いておき、
物理耐久は同じ。
また、特攻と素早さの両方で負けているため、
フルアタッカーにすると劣化になりかねません。
特殊耐久はムウマージの方が少し上。
タイプの違いはといいますと、
ゲンガーは草半減の代わりにエスパーが2倍になっています。
ムウマージはゲンガ―より耐性、弱点ともに1つ少ないんですね。
ただし、ゲンガーは虫・毒タイプが4分の1になっています。
ちなみに特性はどちらも地面無効の「ふゆう」。
技を比較しますと、
「わるだくみ」「めいそう」がゲンガーの覚えない有力な技。
抜き性能を重視すれば「わるだくみ」、特殊受けも考慮するなら「めいそう」。
- 努力値・性格について
いろいろ考えてみましたが、もっとも安定するのはやはり最速・特攻振り。
「めいそう」を採用すれば細かい耐久調整も可能ですが、
今回は「臆病・素早さ特攻特化」を採用します。
- 技構成について
一般的な努力値振りなので、個性は技構成で出すしかありません。
…と言いますか、型として独立させるには技しかないんですね(汗
ダメージ参考は、(通常時/拘り/わるだくみ)となっており、
途中で確定1発となった場合は残りを省略させていただいています。
わるだくみ(確定)
ゲンガーとの最大の差別化点ですね。
単純に考えて技の威力を倍加する技です。
トリック(準確定)
眼鏡トリックのトリガーですね。
主に「わるだくみ」を積む隙を得るため、
相手の動きを阻害するため、の二点が大きいです。
「ほろびのうた」では相手を流せても自分が積めないので、
無理にでも積みに行くには「トリック」が有用そうです。
前世代までの教え技ですので、注意してください。
シャドーボール(確定)
どんな型でもほぼ確定になりそうなメインウェポンです。
(ダメージ参考)
HP252振りシャンデラ…(確定2発/確定1発/−)
スカーフ以外のシャンデラにはタイマンでなら勝てそうですね。
エナボなどを読んで繰り出せば後出しでもなんとか。
二号機様のメタグロス(bw/344)…(確定3発/確定2発/確定2発)
マダオ様のサーナイト(bw/365)…(確定2発/乱数1発/確定1発)
ぬかみそ様のブルンゲル(bw/431)…(乱数2発/確定2発/確定1発)
HP252振りランクルス…(確定2発/乱数1発/確定1発)
威力はなかなか。
かみなり
命中に難ありですが、威力の面はなかなか。
サブウェポンの筆頭ですね。命中重視ならば「10万ボルト」。
(ダメージ参考)
HP252振りママンボウ…(確定2発/確定1発/―)
HP252振りエンペルト…(確定2発/乱数1発/確定1発)
HP252振りスイクン…(確定2発/確定2発/確定1発)
ピンポイントになりそうですね。
命中を重視する場合の「10万ボルト」とも比較してみましょう。
「10万ボルト」の与ダメージです。
(ダメージ参考)
HP252振りママンボウ…(確定2発/乱数1発/確定1発)
HP252振りエンペルト…(確定2発/確定2発/乱数1発)
HP252振りスイクン…(確定3発/確定2発/確定2発)
命中性能は増しましたが、
火力は?と言えば少し心もとないのかもしれません。
- その他有用そうな技
草技です。
ラグラージやドサイドンといった地面タイプの地震に飛び込んでいき、
無理にでも突破できる技ですね。
(ダメージ参考)
mk48様のラグラージ(bw/903)…(確定2発/確定1発/―)
後出しで遂行可能なレベルですね。
ジュジュ様のドサイドン(bw/1103)…(乱数1発/確定1発/―)
こちらも後出しが十分可能。
HP252水ロトム…(確定2発/確定2発/乱数1発)
これもほとんど地面ピンポイントなのが残念。
パワージェム
炎に有効…といいますか、結論はウルガモス特化対策。
ウルガモスに後出しで勝てる!というふれこみ専用ですね。
無振りウルガモスを、メガネ状態で確定1発。
蝶の舞一回積まれて乱数1発。
超ピンポイント技ですが、
パーティーでのウルガモス対策がどうしてもしたければどうぞ。
ほろびのうた
黒い眼差しと併用せず、流し専門に。
自分も交代しなければいけませんが、
身代わりを貫通するオマケつきなので、
積み始めた相手には有効ですね。
拘りトリックとの相性は微妙ですので、トリックとの選択になるのでしょうか。
めざめるパワー(氷or炎)
あったら便利な技。
氷はドラゴンタイプ、その他グライオンなどに通用する技ですね。
炎(Bs様ご提供)はハッサムやナットレイといった四倍弱点持ちに良好。
雷読みで繰り出される草タイプにもよさそうです。
ただし最速になれません。
この場合は眼鏡よりも達人の帯のほうが安定しそうですので、
拘りトリックと若干動きが変わりますね。
その他には、
「おにび」「でんじは」「おきみやげ」といった補助技がムウマージの強みですが、
この型との相性は微妙ですね。
- 被ダメ―ジ参考(少ないですが、ご要望に合わせ追加いたします)
ひかえめ特攻252振りウルガモスの大文字…確定2発
蝶の舞を積まれていなければ、一致等倍をここまで耐えてくれます。
同条件の「むしのさざめき」は乱数3発です。
弱点を突かれるともろいですが、
不一致非弱点の特殊技読みでの繰り出しは十分可能ですね。
物理耐久は皆無です。
一致等倍である、
二号機様のメタグロス(bw/344)のバレットパンチですら確定2発です。
ちなみに一致非弱点。
特化ダストダスのダストシュート…確定2発
物理耐久…さすがゲンガ―と同じだけのことはあります。
(ただし、この場合ゲンガ―はさらに半減できます。流石は毒4分の1)
- 運用法
基本的には眼鏡トリックで相手の技を縛って隙を作り、
わるだくみを積んでからアタッカーとして活躍してもらいます。
無効タイプが3つあることを生かせば、
一度交代してからでも再び運用可能ですね。
純粋に眼鏡所持高火力アタッカーとして使用するのも十分可能です。
弱点をつけば、役割を持てる相手もなかなか多そうですね。
高い素早さを生かした高火力。
単純に考えればゲンガーの劣化ですが、その戦法をとっても十分戦えます。
先発or無効技読みで繰り出したり、
選択技で定めた仮想敵の耐えられる技に繰り出して後出しから狩ったり。
奇形のようで、動きは非常に基本に忠実ですね。
- まとめ
いかがでしたか?ムウマージに興味を持って頂けたでしょうか。
…いや、本当に扱いが厄介なんですね、このコ。
フルアタッカーにしてはゲンガーの影が付きまとい、
かといって単純に積めるほどの高耐久でもない。
という弱点はあるものの、
「わるだくみ」を積んでしまえば単純な火力はゲンガーを上回り、
特殊耐久が素で優ることからある程度の繰り出しが可能、
どちらかといえば器用さが目立つポケモンのようです。
眼鏡の火力も、なかなか。
繰り返しになりますが、トリックを外して「ほろびのうた」も使用に耐えそうです。
長くなりましたが、
不慣れな考察にお付き合いいただきありがとうございました。
勝手ながらリンクを張らせていただいていますが、
ご迷惑でしたらご連絡ください。すぐ外させていただきます。
また、読んでいただいた後に一言でもコメントをしていただけると嬉しいです。
今後の参考とさせていただきます。
それでは、またお会いしましょう!