ポケモンパーティ構築(ダブル)

S22ダブル グラチェリエンテイ 最終61位

2021/09/30 21:23 / 更新:2021/10/01 11:56

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投稿者:QS(@QS_nine)

剣盾 / ダブル / シーズン22 / 最終61位

こんにちは、QSと言います。
チェリムの強力な特性であるフラワーギフトを前提にグラードンとエンテイをエースとして運用する標準的なグラチェリム構築となります。
わずかでも皆様のご参考になれば幸いです。

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使用ポケモン

この構築のトップエース。
特性のせいしんりょくによる猫だまし無効、威嚇無効をいかして晴れ下で暴れまわる。

このポケモンの調整先として意識しているのはグラードン対策として優秀な化身・霊獣ランドロス。そのため、素早さは霊獣スカーフランドロス抜きの158、攻撃はザシアンのきょじゅうざん耐えを晴れフラワーギフト下のフレアドライブで確定1発にできる162まで確保し、残りを耐久に振った。

技構成はフレアドライブは上記理由で確定。相性補完のよいストーンエッジと反動がなく火傷狙いもできるせいなるほのおは利用頻度も高かった。残り1枠は自由枠となり、日本晴れやかみくだくなども検討されたが、身代わり貫通や特攻ダウンといった無二の性能を持ち、サポート運用も可能なバークアウトで使用していた。

日照り要員かつ第二のエース
基本的には初手出しからチェリムに引き、サイクル戦でのクッションやゲーム後半でのスイープを行っていた。

このポケモンの調整先としては対面機会の多いガオガエンとなるが、威嚇を受けてしまうと一撃倒すのは困難となり、こだわり鉢巻+フラワーギフトの運用が必要となる。しかもガオガエンの猫だましの存在を考えると序盤で安定した行動とはなり得ないと考えた。
そのため攻撃は威嚇なしフラワーギフトでHP202防御140ガオガエンが確定一発となる188と低めに抑え、素早さを準速アマ―ジョ抜き抜きの126、特防は突撃チョッキで確保し、残りを防御にふった。

技構成はだんがいのつるぎと単体火力として強力なヒートスタンプはほぼ確定。残りの2枠は自由枠となりパーティの穴を埋めるような技の採用が求められる。ドラゴンタイプへのドラゴンクロー、ゴースト禁伝へのシャドークロ―、ワイドガード回避の10万ばりきなどが候補にあがるが、ウルガモスへの打点となるいわなだれ、ペリッパー・ギャラドスへの打点となるかみなりパンチで使用していた。

フラワーギフトという強力な特性を持つ構築の核。
破格の特性を持つが、チェリムそのものが腐ってしまうと意味がないため、チェリムの戦力化に頭を悩ませる必要がある。宿り木の種を主力とした耐久型の選択肢もあるが、火力のインフレが著しい現環境では厳しいと考えられ、ソーラーブレードを採用したアタッカー型とした。

ここでチェリムの調整のために具体的に場に出る局面を検討していく。標準的なザシアン軸を相手にする場合、
エンテイ・グラードン 対 ガオガエン・化身ランドロス
の局面は頻出する。この時、耐久振り化身ランドロスを倒すためにはグラードンをチェリムに交換し、エンテイはフレアドライブを化身ランドロスに振る必要があるが、相手にはいくつかの行動が考えられる。
1 グラードンに猫だまし
2 化身ランドロスを守りながらエンテイに捨てゼリフ
3 化身ランドロスを守りながらグラードン方向にフレアドライブ
ほとんどの場合は1か2であるが、3の場合は読み行動である分だけ手強く、晴れ補正も合わせて通常のチェリムが耐えることは難しい。そのため、攻撃をH177B136のカプレヒレをフラワーギフト下のソーラーブレードで確定1発となる111を確保し、残りを防御に振ってオッカの実を持たせた。これにより攻撃162のフレアドライブまでは確定耐え、攻撃183でも5/16での耐えとなり、実戦に置いては一撃で倒されることはなかった。

技構成はソーラーブレード、捨てゼリフを受けたエンテイの火力ラインを維持する手助け、特性を長持ちさせる守るまでは必須。残り1枠は晴れ下以外での攻撃技やにほんばれ・やどりぎのたねなどが検討されるが、グラスフィールド下で相手の計算を崩せるグラススライダーを採用していた。

メインの勝ち筋が通らない時のサブプランを担当する詰めポケモン。
特殊アタッカーを化身ランドロスに頼っているパーティの場合、ドータクンへの有効打点がガオガエンのみであることも少なくなく、ガオガエンは序盤のグラチェリムエンテイの相手で疲弊しやすいことから容易に詰み展開に誘導できた。

そのコンセプトから食べ残しを持たせた最遅の防御特化個体であり、技構成もボディプレス、てっぺきは確定。切り返し用のトリックルームもほぼ必須のため、自由なのは残り1枠だが、周りのポケモンの手番を捻出できるサイドチェンジで使用していた。

対カイオーガ軸を見据えた補完枠その1。
エレキウーラで選出することで強力なパワーを発揮する。対雨に限らず、トルネロスがいる場合は選出することが多い。

トルネオーガに対抗する必要性から気合の襷を持たせた最速個体。技構成はエレキネットと守るは必須で、攻撃技は10万ボルトではカイオーガを倒しきれないためかみなりを採用している。残りの1枠には、ふいうちを透かしたり予想外のすばやさ操作を行うことができるでんじはで使用していた。

対カイオーガ軸を見据えた補完枠その2。
エレキウーラで選出することで強力なパワーを発揮する。また、フラワーギフトの恩恵も受けることができ、ドータクンが通らない時は4体目として選出することも多かった。

エレキネット前提であれば黒バドレックスを超えるすばやさは無補正でも達成できることから、守る採用のうえで最大火力を発揮できるいじっぱりいのちの珠個体。技構成はテンプレのもの。

戦術と解説

基本選出その1
表 エンテイ グラードン
裏 チェリム@1

最もスタンダードな選出。グラードンをチェリムに引く、エンテイをチェリムに引く、両方そのまま動かすの三択から行動を選ぶ。4体目にドータクンを選出した際はドータクンで詰められない相手を優先して倒す、もしくは鉄壁を先に積むことを意識すると戦いやすい。

基本選出その2
表 レジエレキ ウーラオス
裏 グラードン@1

対カイオーガ軸を見据えた選出。対カイオーガ以外でもそれなりのパワーは発揮するためエンテイグラードンの初手が微妙であればこのパターンでいくことも少なくない。両方とも守るを採用しているため、どちらのポケモンを先に落としてもらうか考えながら戦うのが良い。

内容は以上となります。
お読みいただき、誠にありがとうございました。

レンタルID 0000 0004 HTFD 54

投稿日時 : 2021/09/30 21:23

最終更新日時 : 2021/10/01 11:56

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コメント(3件)

1マドラー@ダブル初心者
先日お見掛けしてお借りしております。
始めは中々勝てず悪戦苦闘しておりましたが、最近ようやく勝てるようになってきました!思い切ってガン攻めすることが大切なのかなと思いました。
質問なのですが、追い風・トリルで抜いてくるじゃくてんほけん持ちの白バドレックスの構築への選出と戦い方、勝つためのポイントを教えていただきたいです。それと、グラードンエンテイフシギバナの相手に対しての選出、戦い方を教えていただきたいです。
長文失礼しました。
21/10/05 01:29
2QS(@QS_nine)
コメントありがとうございます。

白バドレックスに対してはドータクンがかなり強く出られるのでドータクンを大事に扱うことを意識します。一例としてはミミガエン白バドに対してエンテイウーラオスと選出し、相手のトリックルームに合わしてウーラオスをドータクンに引くことでガオガエンのフレアドライブ前に鉄壁を詰むことが出来ます。コータス入りの場合はコータスが着地するタイミングでトリル返しをする必要があるので難易度はやや高めかもしれません。

エンテイグラードンミラーに関してはお互いエンテイグラードンと選出し、聖なる炎と弾劾の剣を打ち合います。上位帯の試合でもほとんどこの展開になったことから選出を崩した方が負けやすい印象があります。
21/10/05 02:16
3マドラー@ダブル初心者
お返事ありがとうございます。
パーティ構築の中身がわかればわかるほど対戦が楽しくなっていきます!
丁寧に教えていただきありがとうございました。
21/10/05 11:43

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