はじめに
- 原則として
H(HP)/A(攻撃)/B(防御)/C(特攻)/D(特防)/S(素早さ)
とします。
- 個体値は基本的にお互い理想個体であると想定します。
- ダメージ計算は
トレーナー天国様のダメージ計算機 for ソード/シールド(https://pokemon-trainer.net/swsh/damage/)
を利用させていただきました。ありがとうございました。
採用理由
- 1.圧倒的破壊性能
A135と驚異的な数値から繰り出される一致メガホーンは、半減でもおおよそのポケモンを確定2発圏内にいれることが出来ます。
- 2.優秀な耐性と耐久
弱点はほのおタイプのみであり、高いB,Dにより、相手の等倍一致高威力技でも一発は耐えてくれます。
また、不一致であれば弱点のほのお技を耐えることもしばしば。
(詳しい被ダメージは後述)
- ちなみに
同タイプ、そして役割の似ていることでよく比べられるアイアントアイアントとは、虫技の火力、命中率、そして耐久面においてシュバルゴシュバルゴが勝っているので十分、差別化は可能です。
ダイマックスを消費することでそれらデメリットを補えるアイアントアイアントですが、本論のシュバルゴシュバルゴについては、基本的にはダイマックス消費を前提とする立ち回りではないので、その点でも有利に扱えます。
性格・努力値
性格はゆうかん(A↑S↓)としましたが、いじっぱり(A↑C↓)でも結構です。
ゆうかんの場合はS0、いじっぱりの場合はSV(31)で育成してください。
お好みでどうぞ。
努力値については、高い攻撃と耐久を最大限に引き出すため、
H252/A252/D4
(実数値:H177/A205/B125/C80/D126/S22)
とします。
HP数値16n+1となりますが、タイプで毒や砂嵐が無効であり、また、技を受けた時点でシュバルゴシュバルゴ自体が機能停止するやけど、対面で若干不利になるやどりぎのたねくらいしかデメリットがないので、勝負に支障が出ることはまずないと思われます。
特性
- 《シェルアーマー》(推奨)
シャドークローを採用したミミッキュミミッキュやすいりゅうれんだ、あんこくきょうだを覚えたウーラオスウーラオス(いちげき)に対面で安定して勝てるようになります。
不意の急所により、本来勝てるはずだった場面で負ける、といったことが無くなります。
- 《ぼうじん》
あられダメージが入らなくなり、粉系の技を防ぐことが出来ます。キノコのほうしを使うキノガッサキノガッサが現時点ではいないため、発動するタイミングが極めて少なく、シェルアーマーと比べて優先度は低めです。
- 《むしのしらせ》
発動条件が厳しいこと、前述した2つの特性に比べて汎用性が低いため、優先度は低めです。
基本的にはシェルアーマー(推奨)、ぼうじんから選択してください。
持ち物
本論のコンセプトとなります、こだわりハチマキで確定とします。
とつげきチョッキを持ったシュバルゴシュバルゴと違い、ダイマックスミミッキュミミッキュや交代先のエースバーンエースバーン、リザードンリザードンなどを一撃で落とせるようになったりと、役割対象への確定数が大きく変わります。
技構成
【確定枠】
- 《メガホーン》
威力120/命中85
高威力タイプ一致のメインウェポンであり、コンセプトでもあります。
特性はりきりにより攻撃アップ、命中ダウンしたアイアントアイアントのであいがしらよりも、シュバルゴシュバルゴのメガホーンの方が火力、命中ともに高くなります。
- 《アイアンヘッド》
威力80/命中100/30%の確率で相手を怯ませる。
タイプ一致のメインウェポンです。
外す理由が無いのでこちらも確定技とします。
【選択枠】
- 《シェルブレード》(推奨)
威力75/命中95/50%の確率で相手の防御が下がる。
ほのおタイプに対しての牽制技(役割破壊)。
シュバルゴシュバルゴは、ほのおタイプを非常に呼ぶので、交代してきたほのおタイプを返り討ちに出来ます。
また、ダイストリームで雨を降らせることによって、自ら弱点を軽減させることも可能です。
- 《はたきおとす》(推奨)
威力65/命中100/相手が持ち物所持で威力1.5倍になる。
一貫性の高いサブウェポン。
環境に蔓延るドラパルトドラパルトを一撃で落としたり、カビゴンカビゴンのきのみを叩き落とせたりと、なかなか汎用性の高い技です。
- 《インファイト》
威力120/命中100/100%の確率で自分の防御と特防が下がる。
はがねタイプなどへの遂行技。
ナットレイナットレイやラプラスラプラスなどを安定して狩れるようになりますが、命中不安を除けば、両者共にHB特化でもメガホーンで確定2発圏内なので、優先度は低めです。
基本後攻なのでB,Dダウンは気にしません。
- 《ドリルライナー》
威力85/命中95/急所ランク+1
ほのおタイプへの牽制、また、はがねタイプ、どくタイプへの遂行技。
ドヒドイデドヒドイデにはある程度強く出られますが、この技が刺さる相手はだいたいシェルブレードやインファイトでも刺さるので、ひこうタイプに無効化される恐れがある分、こちらも優先度は低めです。
- 《メタルバースト》
威力-/命中100/そのターンに受けたダメージを1.5倍にして返す。〔物理・特殊:両対応〕
技の性質上、一度相手に見せると警戒されるうえ、こちらは持ち物によって技が縛られているため、以降、相手が必ずしも攻撃技を撃ってくるとは限らず、こちらは技の不発でターンを無駄にする危険性を孕んでいるため、本論では非推奨とします。
- その他変化技に関して
持ち物によって出す技が縛られている点、もともと素早さが遅いなど、技との相性があまりよくないので、本論では対象外とさせていただきます。
ダメージ計算
(なお、ここでは[DM]はダイマックス、<+2>はランク補正2段階上昇を意味します。)
【与ダメージ】
- 《メガホーン》
・b4[DM]バンギラスバンギラス
→ 90.9〜106.9% 【乱数1発】(43.75%)
・H252b4[DM]ゴリランダーゴリランダー
→ 90.3〜107.2% 【乱数1発】(43.75%)
・HB特化ウォッシュロトムウォッシュロトム
→ 76.4〜90.4% 【確定2発】
・HB特化ナットレイナットレイ
→ 56.9〜68.0% 【確定2発】
・h4B252カビゴンカビゴン
→ 68.6〜81.4% 【確定2発】
・b4パッチラゴンパッチラゴン
→ 113.3〜134.5% 【確定1発】
・HB特化輝石ポリゴン2ポリゴン2
→ 46.9〜55.2% 【乱数2発】(69.53%)
・b4ギャラドスギャラドス
→ 61.2〜72.4% 【確定2発】
・H252b4カバルドンカバルドン
→ 69.8〜82.3% 【確定2発】
・b4連撃ウーラオスウーラオス(いちげき)
→ 48.6〜57.7% 【乱数2発】(95.70%)
- 《アイアンヘッド》
・b4[DM]ミミッキュミミッキュ
→ 104.6〜124.6%【確定1発】
・H252b4ニンフィアニンフィア
→ 158.4〜188.1%【確定1発】
・H252b4トゲキッストゲキッス
→ 125.0〜147.9%【確定1発】
・H252b4ブリムオンブリムオン
→ 146.3〜173.2%【確定1発】
・H252b4アシレーヌアシレーヌ
→ 77.5〜92.0% 【確定2発】
・壁下H252B140オーロンゲオーロンゲ
→ 60.9〜71.8% 【確定2発】
- 《シェルブレード》
・b4エースバーンエースバーン
→ 116.1~138.1%【確定1発】
・b4リザードンリザードン
→ 115.0〜135.9%【確定1発】
・H252b4ヒートロトムヒートロトム
→ 86.6〜103.2% 【乱数1発】(18.75%)
・H252b4カバルドンカバルドン
→ 57.7〜68.8% 【確定2発】
・b4ドリュウズドリュウズ
→ 115.7〜137.3%【確定1発】
- 《はたきおとす》
(※相手の持ち物所持による威力1.5倍想定)
・H252b4ドラパルトドラパルト
→ 120.0〜141.5%【確定1発】
・h4B252カビゴンカビゴン
→ 37.3〜44.1% 【確定3発】
・H252b4アーマーガアアーマーガア
→ 43.4〜51.2% 【乱数2発】(4.69%)
・H252b4[DM]ギルガルドギルガルド(ブレード)
→ 94.6〜111.4% 【乱数1発】(68.75%)
- 《インファイト》
・HB特化ナットレイナットレイ
→ 76.2〜90.6% 【確定2発】
・補正有H140b100ラプラスラプラス
→ 100.4〜118.4%【確定1発】
・補正有h4B252カビゴンカビゴン
→ 91.5〜108.5% 【乱数1発】(50.00%)
- 《ドリルライナー》
・HB特化ドヒドイデドヒドイデ
→ 53.5〜63.7% 【確定2発】
・羽休下H252b4アーマーガアアーマーガア
→ 66.3〜78.0% 【確定2発】
【被ダメージ】
- 《防御耐久》
・A特化<+2>珠ミミッキュミミッキュのシャドークロー
→ 72.9%〜85.9%【確定2発】
・A特化[DM]珠ミミッキュミミッキュのダイホロウ(ゴーストダイブ)
→ 68.4〜80.2% 【確定2発】
・補正無A252ドリュウズドリュウズのじしん
→ 47.5〜56.5% 【乱数2発】(85.55%)
・A特化蓄電珠パッチラゴンパッチラゴンのでんげきくちばし
→ 93.2〜110.7% 【乱数1発】(62.50%)
・A特化<+2>ギャラドスギャラドスのたきのぼり
→ 79.7〜93.8% 【確定2発】
・A特化鉢巻リベロエースバーンエースバーンのとびひざげり
→ 91.5〜108.5% 【乱数1発】(50.00%)
・A252珠連撃ウーラオスウーラオス(いちげき)のすいりゅうれんだ(※)(3発)
→ 46.3〜54.8% 【乱数2発】(66.80%)
(※特性シェルアーマーにより急所非考慮)
- 《特殊耐久》
・C特化眼鏡アシレーヌアシレーヌのうたかたのアリア+激流アクアジェット
→ 80.3〜94.3% 【確定2発】
・C特化ギルガルドギルガルド(ブレード)のシャドーボール
→ 42.9〜50.8% 【乱数2発】(2.73%)
・C特化眼鏡ウォッシュロトムウォッシュロトムのハイドロポンプ
→ 71.8〜85.3% 【確定2発】
・補正無C252ドラパルトドラパルトのかえんほうしゃ
→ 92.7〜110.7% 【乱数1発】(56.25%)
・C特化ニンフィアニンフィアのマジカルフレイム
→ 92.7〜110.7% 【乱数1発】(56.25%)
・C特化ブリムオンブリムオンのマジカルフレイム
→ 104.0〜124.3%【確定1発】
運用方法
基本的にステルスロックを撒けるポケモンなどでステルスロックを撒いて、相手のきあいのタスキを無効化してから、シュバルゴシュバルゴを投げて一撃、または二撃で粉砕します。
ステルスロック持ちがパーティにいなければ先発投げで構いません。
また、本論では高い耐性と耐久で相手の攻撃を耐えながら重い一撃を下すという運用ですが、トリックルームを上手く活用して「上から殴る」でも強い性能を発揮することが出来ます。
相性の良い味方
- 《カバルドンカバルドン》
ステルスロックを撒きながら、ふきとばしなどで裏を確認しつつ、相手のきあいのタスキを無効化させることが出来ます。
裏を確認することで、相手に対しての技の通りを確認することができ、こだわりハチマキで縛られた技の中から、撃つべき最適な技を考え出すことが可能となります。
シュバルゴシュバルゴのはがねタイプにより砂ダメージが無効なのも相性が良いと言えます。弱点のくさ技もシュバルゴシュバルゴで1/4で受けられます。
- 《シャンデラシャンデラ》
シュバルゴシュバルゴがほのおタイプと対面してしまった場合などに投げ、特性もらいびで無償降臨させます。
トリックルームを覚えるので、パーティと相談して、覚えさせるのもいいかもしれません。
- 《ウオノラゴンウオノラゴン》
お互いの弱点を半減以下で受けられます。
シュバルゴシュバルゴのダイストリーム(シェルブレード)で雨を降らせることで、ウオノラゴンのエラがみの火力強化にも期待できます。
- 《ペリッパーペリッパー》
特性あめふらしにより、シュバルゴシュバルゴの弱点を軽減することが可能です。場に出た時点で天候を雨にでき、本来耐えることの出来ない不一致炎技および中火力一致炎技であれば耐えられるようになります。
また、シェルブレードの火力が1.5倍になります。
不利な相手
- 《アーマーガアアーマーガア》
相手のアーマーガアが、「てっぺき」を覚えていれば突破不可能です。
アーマーガアと対面すれば裏に引くことをオススメします。
- 《ドヒドイデドヒドイデ》
ドリルライナーを覚えさせない限り、突破は困難です。
また、ドリルライナーを覚えていても、ねっとうによるやけどの機能停止が危惧されます。
相手にせず、裏で対処することが賢明です。
おわりに
以上で論を終了とします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
御不明点などがあればコメント欄で承ります。