デスバーン- ポケモン育成論ソードシールド

はじめに

どうも、春眠と申します。
本育成論が2度目の投稿となります。
HABCDSなどの略称を使います。
指定しない限り全てのポケモンは6v、無振りで想定しています。
性格に上昇補正がある場合、性格↑のように表記しています。
ダメ計はポケマスさんのものを使わさせていただきました。
いただいたコメントを参考にして適宜修正したいと思います。返信に数日かかる可能性がありますがご了承ください。

考察のきっかけについて

シーズン4(シリーズ3)より解禁され、現環境で猛威を振るっているキョダイラプラス。ダイマ&キョダイセンリツによる圧倒的耐久力を持ちますが、少なからず弱点もあります。このラプラスをサポートできるポケモンはいないのか...
そこで考えついたのが今回紹介するデスバーンです。

デスバーンについて

• デスバーンデスバーンは地面/霊複合タイプでノーマル・格闘・電気を無効にする優秀な組み合わせです。現環境で剣盾にいるのはデスバーン系統とゴルーグ系統のみで、珍しい組み合わせだと言えます。デスカーンとはどうやら別種のようです。
• 特性はさまようたましいで、直接攻撃を受けた場合お互いの特性を入れ替える効果があります。これにより特性に依存した物理アタッカーを機能停止させることができます。しかし、ダイマ技は非接触判定なので発動機会はあまりないかもしれません。
• デスバーンの種族値はH58 A95 B145 C50 D105 S30 であり、デスカーンのAとCを入れ替えた形になります。Hが低いですがBがかなり高く、特性も相まって物理受けとして運用するのが最適でしょう。

ラプラスとの補完について

• ラプラスの弱点は電気・格闘・草・岩の4つで、デスバーンは電気・格闘を無効化し岩を半減で受ける事ができます。なお草技はどちらも2倍弱点となってしまいますが、草タイプに対してはラプラスで弱点を突くことができるのでまだマシでしょうか。
• ラプラスの弱点を全て半減以下にできるポケモンは剣盾の現環境ではおそらくギルガルド(シールド)のみなので、運用上差別化は必須です。

差別化について

• 鉄拳や力尽く、はりきりに根性といった火力補強用の特性を奪い、さらに鬼火や鉄壁による物理耐久の向上が本育成論の目玉です。
• ギルガルド(シールド)との差別点としてはパッチラゴンに破壊されにくいこと。これが全てです。なんなら輝石サニーゴ(ガラル)やエルフーンパンプジン(普通)デスカーンとの差別点もここになります。後投げした場合、最悪ワンパンされパッチラゴンを止めることができません。

• 同タイプのゴルーグとは耐久面で差別化が可能です。
• ヌケニンも岩技以外を無効化できますが、多くのアタッカーが持つ飛行技や炎技で破壊されにくい点でデスバーンの方が優位です。エルフーンパンプジン(普通)にも同じ事が言えます。
• カバルドンバンバドロなどの地面物理受けとは鬼火の有無で差別化が可能です。

持ち物について

• デスバーンは回復手段が眠るのみなので、今回はたべのこしを持たせて半永久的な回復を可能にしています。(いたみわけは)ないです。
• 回復きのみも持ち物候補としてかなりアイアントです。その場合はHを振り直しましょう。

性格について

• 性格はずぶといで想定しています。Aに努力値は振らないことに加え、イカサマのダメージを抑えたいためです。霊ダイブはターン稼ぎとして使う意味が大きいので問題ありません。

個体値・努力値について

• 個体値はA欠けC不問の4vです。S欠けでない理由は今回トリル運用しないことに加え、カビゴンやナットレイに上から鬼火を入れたいためです。
• 努力値はH220 B252 S36 で想定しています。H実数値は161で、奇数を保ちつつ残飯の回復が最大になるよう調整しています。DではなくSに若干振ることで受けに出てきたカビゴンに上から鬼火やボディプレを入れられる可能性が出てきます。

技構成について

• おにび (炎 変化 命中85)

確定技です。やけどを撒くことでBが若干低いラプラスを通しやすくなる上、ヌケニン対策にもなります。交換されても効果が持続する点でパワーシェアより優秀です。

• ゴーストダイブ (霊 威力90 命中100)

準確定技です。固定ダメをより稼げる砂地獄や呪いと選択ですが、相手のダイマを枯らしたりやけどや残飯が稼げる点をより優位に見て採用しました。

• ボディプレス (格 威力80 命中100)

準確定技です。霊技との補完に優れ、B実数値もかなりあるので採用しました。岩石封じは交換されると効果がなくなってしまい、ダメージもおまけ程度なので今回は不採用です。

• てっぺき (鋼 変化 命中-)

選択技です。受け出しで技を透かした時などに鬼火を撃つか鉄壁を積むかの択になります。今回はボディプレを採用しているのでその火力補強も兼ねています。

• その他の選択技としてはトリルや置き土産、ステロなどがありますが、本論では省略させていただきます。気になる方はコメント欄にて対応させていただきます。

被ダメージ

問題がない限り小数点以下四捨五入で表記しています。
()内の数値はダメージ量を表しています。
こだわりハチマキ時の記述がないのは、受け出しで透かした際こだわり解除のため相手が一度引く必要があり、その隙に鉄壁を積んだり交代際に鬼火を入れることで通常時よりダメージを抑えられるためです。
鬼火か鉄壁を積めばダメージ量は半減します。

• 被ダメ

与ダメージ

• デスバーン与ダメ

運用方法

• 初手にラプラスを投げ、対面にパッチラゴンヒヒダルマ(ガラル)ローブシンアイアントなどが出てきた所でこのデスバーンに引き、技を透かしたら鬼火を撒くか鉄壁を積むかします。
• 相手がダイマを切っていたなら鬼火か霊ダイブ、交換読みの安定択は鉄壁か素でボディプレです。ヌケニンが出てきても鬼火で構いません。

注意する点

• サザンドラヒートロトムシャンデラトゲキッスなどの特殊アタッカーに対してはストッパーになりません。特にダイソウゲントゲキッスがラプラスデスバーンだとかなり重いです。親の仇を許すな
• ドラパルトミミッキュギルガルド(シールド)などの霊タイプやシザリガーバンギラスなどの悪タイプへの受けも厳しめです。物理技ならある程度は耐えてくれます。
• また、鬼火を無効化してくる炎物理アタッカーに対して、打点が鉄壁ボディプレ程度なので働きとしては微妙になってしまうかもしれません。ウインディガオガエンに関しては威嚇を奪って発動できるのでそれなりには有効でしょうか。

相性のいい味方

• 特殊耐久の高いヒートロトムやカビゴンとのタイプ補完に優れます。高速低耐久のアタッカーと組んでもいいかもしれません。

おわりに

こんな長文を最後まで読んでいただきありがとうございます。
ラプラスを倒すための育成論がかなり書かれていたので、逆にそれをこのデスバーンで阻止できるといいですね。ミミッキュからいたみわけを剥奪せよ
さまようたましいという特性には可能性が詰まっており、ダブルバトルでも使えるかと思います。(ぶんまわすエレザード→弱保乾燥肌デスバーンがトリルで全抜きなど)
数値ミスや疑問点などがありましたらコメントに書き込んでいただけるとありがたいです。

追記

3/21 コメントにてA性格下降なしかつ個体値31でもいいのでは？とのご質問をいただいたので、以下にその時のダメージを記載します。

ダメージ計算の結果、A努力値0であっても性格に下降がなく個体値31ならば、それなりのダメージが出ることがわかりました。
イカサマのケアが必要なく、デスバーンでダイマックスを切る可能性がある方はわんぱく(C↓B↑)かつA個体値31で育ててもよいかもしれません。
コメントをくださったぬわーーーーっっ！！様、ありがとうございました。