はじめに
ref(れふ)と申します。8回目の育成論となります。よろしくお願いします。
すっかりゴリランダー育成論職人になってますが、これまでの集大成のような内容となってますのでお付き合いいただければと思います。
前回のグラスシードゴリランダーゴリランダーで
エースバーンエースバーン突破について考察しました。
今回はその考察をもう一歩進めて、破壊力が話題のハチマキゴリランダーに後出し
エースバーン突破要素を持たせました。
論内で本サイトで一般的に見かけるレベルの専門用語や略語を使用している箇所がございます。ご了承ください。
2020/6/20追記
A特化鉢巻グラススライダーで等倍属性エースバーン確1、後出し
エースバーンを中乱2と結構馬鹿にならない火力が出ます。
そちらも十分強い気がしますが、本論は交換先にも負荷のかかるドラムアタック推しです。
ゴリランダーゴリランダーについて
他の育成論も見ていただくとして、特徴を箇条書きします。
- グラスフィールド(以下GF)で一致草技が高威力で撃てる
→今回はここを突き詰めた論となります。
- HPが高めで、チョッキで物理・特殊両方受けられる
→今回はほぼ攻撃に振り切りましたので耐久面は並ですが、耐久高いイメージを借りて戦いましょう。
サブウェポンが優秀で、攻撃力も高い
→細かいことはいい、ドラムアタックに専念しろ!
- 専用技のドラムアタックですばやさを奪える
→本論では最速インテレオン抜きまで可能となります
コンセプトについて
- 後出し
エースバーンに暴れさせない。
- こだわりハチマキを持たせる事で、性能の高いドラムアタックを連打し、安易な受けを成立させない。
特性について
草技の威力を安定的に高められるグラスメイカー一択です。
- グラスメイカー:5ターンGF(草技1.3倍、じしん半減、接地ポケモン毎ターン回復)を貼る特性です。
持ち物について
コンセプトどおりこだわりハチマキです。
性格について
ステータスの高い攻撃に補正をかけるため、いじっぱりです。
努力値について
H132 A196 B4 D4 S172 (C除く5V個体想定です)
実数:192-187-111-x-91-127
S:すばやさ1段階ダウンの最速インテレオン
エースバーン抜きまで。
(素で準速ウオノラゴン等と同速。ここを抜きたい場合はBDの端数を削ってください)
A:性格補正効率のよい11n
(188振りで後出しエースバーン撃破安定するようですがせっかくなので11nまで)
H:余りを全て振り、GF回復効率のよい16nまで。
(Aにぶっぱせず耐久に回してよいと判断しました。スカーフサザンドラのだいもんじを最高乱数切りで耐えたりします。)
BD:端数
技構成について
- ドラムアタック:タイプ一致かつすばやさ操作可能な優秀な専用技です。コンセプト上必須です。
- グラススライダー:先制技。コンセプト上は必須ではないですが、抜く理由もないです。ドラムアタックが通らない相手には一度引き、スイーパーとして温存する選択肢がとれます。
後出しエースバーン突破用に下記いずれかまたは両方。
→ダイアースで後出しエースバーンを残HP関係なく突破できます。交替で逃げられ死に出しで戻ってくるケースもありますので、その場合裏目がありえます。
- アクロバット:ダイジェットにできます。ミラーマッチでも使えます。
→残HP次第では突破に使えないので、上記ダイアースの裏目フォローに使うのが良いでしょう。その後の死に出しエースバーンに抗えるようになります。
以下選択技。
- からげんき:積み技が使えないため、やけど対策として。
- ウッドハンマー:
ゴリランダーの最高打点として。反動は痛いですが、
ダイマックス時の打点確保にも。
→キョダイコランダで優先度は下がりました。
対後出し
エースバーン
前提は下記とします。
- H4AS252珠
エースバーン(最大HP156、GF回復9、珠ダメ15)
- ドラムアタックダメージ86〜102
- ダイアースダメージ192〜228
ゴリランダー側全て最低乱数としてエースバーンのHP実数値推移を記載します。
- 後出しでドラムアタック受け(70)→GF回復(79)
- ドラムアタックで突破 or ドラムアタックですばやさ下げつつ相手にDM切らせて退場 or ダイアースでDM切られても突破 or
ダイアースを交替でかわされる(裏目)
他の持ち物ではできない、後出しに対する安定突破が可能です。(他の持ち物だとダイジェットが安定択でしたが、本論ではドラムアタックが安定択になります)
立ち回りについて
- 基本ドラムアタック一本で戦います。
- 基本はダイマックスはしませんが、後出し
エースバーンを捕まえたらダイアースやダイジェットで料理もできます。
→格ゲーの投げ技感覚(ヘブンリー!ゴリランダー!バスター!)
キョダイコランダ>鉢巻ドラムアタックなので、ダイマックスしても火力は落ちません。
与ダメージ
ダイマックス技にする場合については[ ]で記載。
(基本ダイマックスしないので、最低限記載します)
注:特に記載のないものはGFの回復効果は無視して確定数を記載しています。約6%回復するので確2には106%、確3には112%必要と考えてください。
- ドラムアタック:(GFで1.3倍適用)
H252ゴリランダー36.2〜42.5% 確3
H4エースバーン55.1〜65.3% 確2
H4ドラパルト52.4〜62.1% 確2
H4ミミッキュ125.9〜148.8% 確1
H4ドリュウズ110.2〜130.6% 確1
HB特化カバルドン81.8〜97.6% 確2
H252アシレーヌ187.1〜221.3% 確1
HB特化ウォッシュロトム119.7〜142.6% 確1
H4カジリガメ361.4〜426.5% DMでも確1
H無振ペリッパー100.7〜120.0% 確1
H252ペリッパー81.4〜97.0% 確2
H252ラプラス139.2〜164.5% 確1
H252ニンフィア95.5〜112.8% 乱1(75.0%)
H252バンギラス122.7〜144.9% 確1
H252カビゴン72.2〜85.3% 確2
H4オノノクス49.3〜57.8% 乱2
HB特化ドヒドイデ47.7〜56.0% 乱2
H252ギルガルド(シールド)30.5〜36.5%
H252ヒートロトム40.7〜48.4% 確3
H4サザンドラ44.6〜52.3% 乱2
HB特化アーマーガア11.7〜13.6%
H4トゲキッス45.0〜52.5% 乱2
H4ギャラドス(A↓)64.9〜77.1% 確2
H4リザードン27.2〜31.8% 確4
- 10万ばりき:
H4エースバーン[123.0〜146.1% 確1]
HB特化ドヒドイデ69.4〜82.8% 確2
H252ギルガルド(シールド)46.1〜54.4% 乱2
- アクロバット:(持ち物所持時)
- ドレインパンチ:(弱点相手に)
H4サザンドラ86.9〜102.3%(73〜84回復)乱1(18.7%)
H4ドリュウズ106.4〜125.8%(93回復) 確1
H252バンギラス119.8〜141.0%(103回復) 確1
H252カビゴン69.6〜82.3%(93〜110回復) 確2
HB特化ナットレイ43.0〜51.9%(39〜47回復} 乱2
H4オノノクス48.0〜56.5%(36〜43回復) 乱2
- ウッドハンマー:(ご利用は計画的に)(GFで1.3倍適用)
H4ドラパルト78.6〜93.2% 確2[61.5〜72.5%]
H252ラプラス240.0〜283.9%[187.3〜220.4% DMを乱1(62.5%)]
HB特化カバルドン122.7〜145.1% 確1
HB特化ドヒドイデ69.4〜82.8% 確2[54.1〜64.9%]
HB特化アーマーガア17.5〜20.4%
- はたきおとす:(持ち物所持時)
H4ドラパルト130.4〜154.8% 確1
HB特化ドヒドイデ29.2〜35.0%
H252ギルガルド(シールド)52.6〜62.2%
- からげんき:(やけど時)
被ダメージ
- 物理
A252珠エースバーンかえんボール138.0〜164.0% 確1[186.9〜220.8% キョダイ技はDMでも乱1(62.5%)]
A252珠エースバーンとびはねる[150.5〜178.6% 確1]
A252ドラパルトドラゴンアロー46.8〜56.2%
A252ドラパルトそらをとぶ[79.1〜93.7%]
A252珠ミミッキュじゃれつく44.7〜52.6%
A252珠ミミッキュかげうち20.3〜24.4%
A特化珠カジリガメダイロック94.2〜111.9% 乱1(68.7%)
→今回の調整ではDMなしでは受け切れませんね
A特化珠カジリガメ雨ダイストリーム61.4〜72.9%
A252ドリュウズじしん12.5〜15.1%(GFで半減)
A252ドリュウズアイアンヘッド39.5〜47.3%
A特化バンギラスストーンエッジ53.6〜64.0%
A252カビゴンヘビーボンバー38.0〜44.7%
A252カビゴンヒートスタンプ76.0〜89.5%
A252オノノクスげきりん47.3〜56.2%
A特化ギルガルドアイアンヘッド40.6〜48.4%
A252ギャラドスとびはねる[122.9〜144.7% 確1]
- 特殊(全体的にDM切られると厳しいという所感)
C特化眼鏡ペリッパーぼうふう171.8〜203.1% 確1
C252トゲキッスダイジェット144.7〜171.8% 確1
C252サザンドラりゅうせいぐん75.0〜88.0%
C252サザンドラだいもんじ84.3〜100.0% 乱1(6.2%)
C252ドラパルトだいもんじ71.8〜85.4%
C特化アシレーヌムーンフォース59.8〜70.8%
C特化アシレーヌれいとうビーム76.0〜89.5%
C特化ニンフィアハイパーボイス61.4〜73.4%
C特化ニンフィアマジカルフレイム58.3〜68.7%
C特化ラプラスれいとうビーム87.5〜104.1%[126.0〜150.0%]
C特化ヒートロトムオーバーヒート144.7〜171.8%
C特化ウォッシュロトムハイドロポンプ30.7〜35.9%
C特化ウォッシュロトムボルトチェンジ19.7〜23.4%
相性の良い味方
ガオガエン
ウォッシュロトム等でとんボルチェンから展開
- 壁貼り
オーロンゲ等のサポート。
エースバーンで水や地面を誘い出し。
セキタンザン等ダイジェットポケモン(特にトゲキッス)への切り返し
エースバーンに対面有利なポケモン(先発させづらくする+偶発対面時の引き先になる)
→ギャラドス
ウインディ
ドヒドイデ
カバルドン
ウォッシュロトム
パッチラゴン等。
最後に
これまで下記3つの型を紹介したことになります。パーティに合った型を選んで活躍させてあげてください。(他にやどみがたべのこし型なんかもあります)
- チョッキ型:物理・特殊両方のクッションを安定してこなしながら、相手に負荷をかけられる。
※エースバーンに後出しから暴れられてしまう。
- グラスシード型:物理相手にはチョッキ型よりも強く、変化技を採用できるため、剣舞でエース運用・ちょうはつで妨害などカスタマイズしやすい。
※後出しエースバーンは乱数も絡むが突破可能。事前に積むことで死に出しにも対応可能。
- 鉢巻型:耐久は並まで落とし、ダイマックスなしに抜いていくエース型。他の型ほど器用な立ち回りはできないが、安易な受けは成立させない。
※後出しエースバーンは安定して突破できる。死に出しには対応できない。
(2020/6/16追記)
グラスシード型と鉢巻型を折衷して、きせきのタネ(おはなのおこう)を持たせる案もあります。参考まで。
- 努力値は本論の振り方でOK
- 後出し
エースバーンにはダイアースで確定突破(ただしドラムアタック連打では安定突破できない)
- 変化技を採用可能
どの型もダイジェット持ち(特にトゲキッス)に弱いですし、アーマーガアなどのタイプ受けにも弱いので引くべき場面は引いてください。
今回の型は他の型の耐久高いイメージを利用して、相手にダイマックスを切るのを躊躇させ、その間に暴れ回ることができる型なので、うまくハマると楽しいと思います。
本育成論は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。