なので、今回はそれらのポケモンと差別化をしつつ、レートでもパーティに採用理由を見いだせる型にしたいと考えています。
- まずパーティにこの型を採用する理由については、対龍・エースサポート・ブシンに厚くするというものが挙げられます。
- 性格についてはガブリアスを抜きたいために臆病で確定とします。
- 努力値については、H156B38C60D4S252の配分をベースとしたいと思います。
余りは38ですが、私はブシンに多少でも厚くしたかったのでBに持っていきました。
実際は205ガブを対面で相手にすることはまずありませんし、Sもガブを抜いていれば良いためH156C36D4S196さえ振ってあれば遂行には問題ないので、余りの118をどこに振るかは自分のパーティとの相談になると思います。
(Cは201ガブまで確定、Sはガブ抜きの実値170)
- 次に技構成について。
1.流星群
龍への遂行技として必須
wikiにも載っていることですが、このラティアスは火力がないため、等倍相手を削るための技ではなく龍との対面で役割を遂行する技として持っています
H172D4ガブリアス(205ガブ) 確1
H252サザンドラ 確1
H252カイリュー(マルスケ込み) 46.0%~56.5%
H252パルシェン 確1
2.追い風
追い風→癒しの願いはラティアスにしかできず、これだけで差別化になり得ます
電磁波と違うのは、状況に関わらずこちらのSが常に二倍になること、また無効化されないという点ですね
3.癒しの願い
上記の通りです
削れたエース・荒らし役を回復させることができるため、実は何かと便利です
4.サイコキネシス
ブシンを見るためのエスパー技です
サイコショックでも確定数自体は変わりませんが、対面で勝てることは少ないので、多少削れたブシンを持って行く、もしくはこちらの後続のどんな先制技でも持っていけるくらいまで削るためにショックではなくサイキネを採用しました
H252ローブシン 79.2%~93.4%
H252キノガッサ 確1
H252パルシェン 69.4%~ 82.2%
基本的に1.2.3の技は確定欄とします。
理由は、他ポケモンとの差別化を図るという意味もありますが、ラティアスを見たらまず警戒するであろうハバン瞑想自己再生型の裏をかいていくような動きをしたいという意図があります。
ラティアスはその耐久と攻撃範囲の広さから、居座って瞑想を積むのが相性が良いとされ、相手はそれをさせないようなポケモンを繰り出してきます。
また、下手に攻撃してもラティオスの眼鏡流星群耐えを施されているポケモンについでで受けられてしまうことも多いので、個人的には現環境でラティアスが場に居座ることは難しいと考えています。
そこで、相手が流れていく間にさっさと場作りを行い、ラティアス自身は長く場に留まらない動きをすることによって、アド得を取っていけるのではないかと考え、1.2.3の技枠を確定としました。
4の欄はパーティの薄いところを見て技を選択してください。
選択肢としては、めざ炎(H252ハッサム83.6%~99.4%)、草結び(HD特化バンギラス25.1%~30.0%)、なみのり(H252ウルガモス41.7%~50.0%)辺りでしょうが、サイキネも含めてどれもピンポイントになりがちです。
ちなみにここの枠に補助技を入れるのは、ラティアスの役割が余りにもピンポイントになってしまい選出の機会が大幅に減ることになると思うので、控えておいた方が無難だと思われます。
また、この型は起点作り特化型ではないため、両壁は選択肢外とします。それをするならラティオス、アグノムの方が自己退場技を持っている分有利です。
- 想定される被ダメージは以下の通りです。
A特化ローブシン(珠ちからずく)冷凍パンチ 確1
A特化ローブシン(珠鉄の拳)ドレインパンチ 34.3%~40.6%
A特化ローブシン(珠鉄の拳)マッハパンチ 18.3%~22.3%
A特化ハッサムとんぼがえり 78.9%~93.7%
C252ラティオス(眼鏡)流星群 82.3%~96.6%
A特化オノノクス逆鱗 73.8%~87.4
A特化カイリュー(鉢巻)逆鱗 確1
- 次に最初の方でも触れましたが、このラティアスを採用する価値のあるパーティについて考えたいと思います
ただ、やはりこのラティアスの役割はピンポイント気味ですので、パーティのうち5枠まで決まっていて、残り一匹をさぁどうしようかってときに候補に挙がるポケモンだと思います。
- 最後に、このラティアスの基本的な立ち回りを示して、この育成論を終わりとしたいと思います。
カイリューには対面だと舞われて逆鱗を打たれると返り討ちに遭うので、そこに注意するくらいです。
追い風や癒しの願いといったサポート技は、先発で流星群を打ってから追い風するか、鉢巻カイリューなどのエースで相手のパーティを荒らしたあとに繰り出し、癒しの願いでエースにまた働いてもらうというような使い方になると思います。
追い風→癒しの願いを両方打てる場面は少ないので、状況を見ながら使ってください。
似たような動きをするのはトリル三日月の舞クレセリアなので、そちらの動きも参考にすると良いかもしれません。
クレセリアとは追い風とトリルの性質の違いや役割範囲が違うために、差別化はできていると考えます。
繰り返しになりますが、このラティアスはピンポイントな役割を持つので、選出の際には相手と自分のパーティを見比べ、どういう試合になるかを想定した上で選出してあげるのが良いと思います。
それでは、これで育成論を終わります。
分かりにくいところ、追加すべきこと、不要なところがありましたら、遠慮なくコメント欄までお願いします。