はじめまして、沼王と申します。
育成論の投稿はこれが初めてです。至らない点もあるでしょうが、よろしくお願いします。
この育成論ではHABCDSの略称を使用し、特に記述が無い限り自分・仮想敵ともに理想個体とします。
今回投稿するのはヌオーです。愛らしい容姿に加え、優秀な耐性により、金銀の時代から(俺の中で)人気が高かったポケモンです。
3世代以降はそれぞれの世代で同タイプのライバルが登場。種族値において有利なラグラージ、呼び水の強化で出世したトリトドンは差別化が必要でした。
とはいえ第5世代で新しく天然という特性を入手し、他の水地との差別化は特に意識しなくても大丈夫です。
ヌオーの育成論は他の方が投稿したものもありますが、カウンターをメインに採用した型はなかったため、投稿させていただきます。
今回のヌオーの仕事は「暴れだした積みエースを止める」になります。チート特性・天然により、殻を破るをガン積みされようが蝶の舞をガン積みされようが、お構いなしに耐えることができます。
では本題に入りましょう。
先に言ってしまえば
のんきH252 B100 D156
ストーンエッジ/カウンター/アンコール/気合い玉
となります。
要は「繰り出しから2回耐えて、2発目をカウンターで返して倒そう」というスタイルです。
この型ではカウンターを採用しているため、Hに252振りましたが、ただ単に耐えることを意識して調整する場合「H*2=B+D」とするのが定石です。従って必ずしもHに252振る必要はありません。今回はボーマンダの逆鱗とウルガモスのさざめきを耐えることが目的なので、H:B:Dの順に7:4:3となるように振るのが理想と言えます。
しかし、ヌオーは種族値の関係上7:4:3にはできませんので、結果的に意味は同じです。
ヌオーの種族値は、HABCDS順に 95 85 85 65 65 35 となっています。合計種族値は430しかありませんが、配分にムダがないのでステータス以上の働きが期待できます。
とはいえ、耐久力は受けポケとしては並以下です。そこで今回は、耐久型としてではなく、全抜きストッパーとしての運用になります。従って汎用性が高いとは言いにくいです…。
性格はBに上昇補正、努力値の振り方はH252、B100までは確定です。物理耐久に厚く振ることで、環境で暴れている格闘(特にローブシン)や物理型ドラゴン(特にカイリュー)に対して有利に動けます。
被ダメは以下のとおり。
A特化ローブシンのアームハンマー47.5〜56.4%
A特化パルシェンの5hit氷柱針44.5〜54%
A特化テラキオンのインファイト51.9%〜61.3%
A特化バシャーモの飛び膝蹴り53.4〜62.8%
A特化ボーマンダの逆鱗53.4〜62.8%
ほとんどの攻撃を62.5%以下、つまりオボン込みで2回耐えることができます。
繰り出しからカウンターで跳ね返すことで致命傷を負わせることが可能です。カウンターはマルチスケイルを無視した固定ダメージなので、カイリューも一撃で倒すことができます。
役割外になりますが…
252エルレイドのリーフブレード93〜110.8%
草技でも、不一致物理なら耐える可能性もあります。後続でカバーできない相手なら、相討ちを覚悟してカウンターを選択するのもアリかと。
てか不一致物理草技って誰が使うんだよ…w
対パルシェンに関して
カウンターで返せるのは複数ヒットのうち1発分のダメージのみなので、カウンターは有効打になりません。
そこでパルシェンに対しては気合い玉を撃ちます。無振り気合い玉で無振りパルシェンが確1なので、繰り出しから倒すことができます。タスキは知らん。命中も知らん。
死に出しで仮定するなら、気合い玉の代わりに大地の力でも運用できます。同じ条件で確2なので、命中安定かつタスキも突破できますが、パルシェンと対面した味方は見捨てることになります。
ただし、物理型でも倒せない例外はいます。オノノクスです。
オノノクスは型破りにより、天然を無力化します。積まれたら押し負けてしまいます。B特化すれば2段階アップ逆鱗を乱数に抑えることができますが、そうすると特殊耐久が薄くなります。
従って今回はオノノクスは役割外です。後続のハッサムなどで対処してください。
以上のように、物理面に関しては多くの敵に役割を持てますが、特殊面における仮想敵はウルガモスのみです。なぜならヌオーはミラーコートを覚えないからです…。
Dに108振ることで、ウルガモスに対して最低限の役割を持てます。
C特化ウルガモスの虫のさざめき52.4〜62.3%
カウンターは使えませんが、ストーンエッジで落とすことができます。
ウルガモスがHに全振りだとしても、97.9〜116.6%の高乱数で沈めることができます。
さて、46の努力値が余りましたが他に振りたいステータスは特にありません。Bに振るかDに振るかはお好みでどうぞ。
投稿者はDに振っているため、テンプレではD156になっています。
運用については既に述べたとおり「物理型orウルガモスに対して繰り出して倒す」という仕事がメインになります。
しかし、ウルガモス以外の特殊型の相手に対しては有効打がありません。特にラティオスなどの特殊ドラゴンは強力で、環境でもよく見かけます。
では、ラティオスが出てきたら諦めるしかないのか?
答えはNOです。
確かにヌオー単体ではどうすることもできません(無振りラティオスに対してストーンエッジで確4)が、後続でカバーすることは可能です。
例えば相手がラティオスだった場合、サイコキネシスだろうが流星群だろうが1発は耐えることができます。そこでアンコールを使えば、後続のハッサムなどが有利に立ち回れます。
特にハッサムはヌオーとのタイプ相性が良く、組み合わせとしてオススメです。
また、逆鱗などが固定されているケースを除き、カウンター読みで逃げられることもあります。
その場合、こちらも無償降臨のチャンスになります。スカーフ持ちなどタイマン性の高いポケモンや、強力な積み技を搭載したポケモンを出すことができます。
オススメなのはボーマンダで、スカーフ型でも撃ち逃げ型でも竜舞型でも、無償降臨のチャンスは大きなアドバンテージです。
ハッサム・ボーマンダの組み合わせにヌオーを入れれば、それぞれの弱点をカバーしながら、2匹では相手しにくいローブシンなどにヌオーをぶつけることができるので、投稿者はこのチームで運用することが多いです。
総括
・ほとんどの物理型アタッカーに対して有利
・ウルガモスにも後出しが利く
・カウンター、アンコール、交代など読みが必要
まぁヌオーを使うような粋狂なプレイヤーなら、読みの技術くらい標準装備ですよねw
育成論はこれで以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。少しでもヌオーの考察に役立てれば幸いです。
ダメージ計算は要望があれば適宜更新します。
育成論についてだけではなく、文章の書き方なども問題があれば指摘してください。
ヌオー - ポケモン育成論BW
【汎用性なんて】ストッパー用天然ヌオー【無かった】
2013/04/08 18:27:26
HP: 95
攻撃: 85
防御: 85
特攻: 65
特防: 65
素早: 35
登録:0件評価:1.71(6人)
ヌオー
【 ポケモン図鑑BW 】
- とくせい
- てんねん
- せいかく
- のんき(防御
素早
)
- 努力値配分(努力値とは?)
- HP:252 / 防御:100 / 特防:156
- 覚えさせる技
- カウンター / ストーンエッジ / アンコール / きあいだま
- 持ち物
- オボンのみ
考察
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