ビクティニ - ポケモン育成論BW

・性格
今回は「ようき」でいきます。
100族のアタッカーということで、すぐ下にメジャーどころの90族やキュレムがいることを考えると最速にしておきたい。

・特性
命中率を1.1倍にしてくれる「しょうりのほし」
ダブルだと味方の命中率も上げてくれるので、結構ありがたいと思います。

・持ち物
最初っから全開火力でぶっ放せる「こだわりハチマキ」
持ち物で強化しないと、火力不足に悩まされそうです。
技の威力と相まって、最強物理アタッカーの称号を手にしましょう。

175-152-120-108-121-167

無振りでHP175となりますが、HP16n-1となっているので、余った6の努力値は防御か特防に入れるのがいいかと思います。
耐久調整も考えましたが、やはり最速の素早さと、少しでも火力を底上げしたいということで、結局AS252振りになりました。

キュレムも合体によりホワイトキュレムになったりと、素早さを削るとすぐ下の95族に抜かされます。
さらに伝説連中は90族が多いので、アタッカーである以上こいつらはぜひ抜きておきたいです。

ALL100族に火力を求めるなら、努力値はケチれません。
特に深いことは考えていないので、長々と書くものでもないかと思います。

確定技

・Vジェネレート

炎物理技にして威力180という、爆発以外で最強の火力を叩き出すビクティニならではのメインウエポン。
使うとBDSが下がってしまうので、撃ち逃げで使うのが基本になりそうです。
だからこそ、ハチマキと相性がいいと思えてくるんですけどね。
この技がないとビクティニに火力を求めるのは無理だと思います。
映画産配布限定技なのが非常に厳しい。
レックウザとは格の違う一致Vジェネレートの火力を見せつけてやりましょう。


選択肢

・クロスサンダー、らいげき

電気物理技がワイルドボルトで止まっていたのに、この技のおかげでさらに高い火力を出すことができます。
クロスサンダーは映画前売り券のビクティニが覚えてた技ですが、らいげきは東北地方でのみ配信されたビクティニだけが覚えてる超特別な技です。
クロスサンダーとらいげきとでは火力が違ってくるので、本気で使いたいならやっぱりらいげきが欲しい。


・とんぼがえり

こだわり型とは相性のいい技。
苦手な相手が出てきたら逃げましょう。


・しねんのずつき

格闘や炎技の通りが悪い相手に使います・・・・・・と言いたいところですが、
威力が2倍思念＜等倍Vジェネなので、実はそれほど採用価値があるわけでもない。
それでも、リスクの高いVジェネよりこっちを使う方が格闘は安全に処理できます。
雨が降ったときやパルキア、テラキオンのように、思念の方がダメージが大きいという相手は少なからずいますからね。
特性のおかげで命中率も安定します。


・トリック

特殊型が多くなりそうなこの環境では、非常に便利であろう技。
サポート、耐久型に渡してしまえば一気に有利になれます。


エスパータイプということで、実は結構補助技にも恵まれてます。
てだすけ、おにび、ちょうはつなんかも覚えてくれますが、こだわり型なので選択肢はこんなものだと思います。

伝説戦では、2010年第四世代最後の公式大会のルールでもあった「GSカップ」が有名かと思います。
これは4vs4のダブルバトルで、伝説ポケモンは2体まで入れていいというものでした。

しかし、クリスマスカップのルールでは全ポケモンが使用可能な上に、伝説の使用制限がありません。
それこそ6体全部種族値680超えのパーティだって組めちゃうわけです。

さらにはARサーチャーの登場によりルギア、ホウオウ、ディアルガ、パルキア、ギラティナの夢特性が解禁されました。
ますますいままでとは全然違う伝説戦の環境が出来上がったというわけです。

やってみた感想としては、テレパシーのディアルガ、パルキアの解禁に伴い、グラードンがパーティに組み込みやすくなったという印象を受けました。
それだけグラードンが多い環境になったというのは間違いないかと思います。

カイオーガのように超火力は出せない一方、火力が天候に左右されず、ドラゴン連中にも一貫してダメージを入れられるという点が評価されてるのは、第四世代でもそうだったんじゃないでしょうか？
グラードンとディアパルを並べて、じしんとドラゴン技の相性の良さ、物理技と特殊技ということもあってかなり受けにくいものがあります。
パーティを組んでみると、グラードンが受けられないというのは結構ザラにあるでしょう。

当然、ディアルガと組ませてトリックルームを発動させるパーティも、よりやりやすいものになりました。
物理耐久が高いということもあって、アルセウスのしんそくでも簡単には落ちませんからね。


ビクティニに目をつける理由の1つに、グラードンの特性を逆利用できるからというのがあります。
ハチマキ＋晴れの補正が入ったVジェネレートなんて、等倍の連中はまず耐えません。

晴れの炎アタッカーならホウオウ、レシラムがいます。
しかしホウオウと違いサイコブレイクの耐性といわなだれ一撃で落ちることはなく、レシラムと違いドラゴン技を弱点としません。
この時点で、この2体との差別化はすでにできてるかと思います。

グラードンに強くいけるとはいえ、相手のじしんは痛いので食らう前に仕留めてしまいたいところです。
晴れとハチマキの補正があれば、クレセリアやディアルガだってこわくありません。


タイプの都合上、霰パにも強く、キュレムにも先制できるのでやっぱり強気に動けます。
ミュウツーも基本的にビクティニに通る技を持ちません。

ねこだまし持ち格闘＋ミュウツーの組み合わせなんて、ビクティニに有効な技なんて持ってないと判断していいんじゃないでしょうか？
耐性と軽いおかげでけたぐりも全然痛くありません。
たまにストーンエッジ持ちがいるみたいですが、不一致なら一撃では落ちないでしょう。


晴れ、霰に強いというちょっと変わった特徴を持っています。
雨、砂は味方でカバーしてあげたいところです。

さっきも触れましたが、グラードンや霰がきついパーティに一番合うと思います。
逆にビクティニ自身が晴れパに入ってもいいでしょう。

それこそ相方にグラードンを置いて、霰が来たらビクティニで対処。
雨が来たらビクティニには無理させず、グラードンの横に置きやすくなったディアパルで対処してもいいんじゃないでしょうか？
砂パはもともとグラードンの得意分野なので、あまり気にする必要もなさそうです。

ただし、ビクティニだと味方をじしんを回避する術を持たないので注意してください。

晴れ天候を積極的に味方につけたいなら、エルフーンやヤミカラスににほんばれを仕込んでもいいでしょう。
おいかぜ、でんじは、さきおくりと先制できるサポートもバッチリです。
ヤミカラスなら飛行ということもあって、実はグラードンと組ませやすいポケモンだったりもします。
エルフーンはてだすけ、ヤミカラスにはいやなおとがあるので、ここまで来たら半減でもゴリ押せるレベルまでビクティニが強化されそうです。
こうすると霰がきつくなるんですが、そこはビクティニさんになんとかしてもらいましょう。

エルフーン、ヤミカラス共に貧弱なので、アルセウスのしんそくもこわいんですが、そこはグラードンの物理耐久やディアルガのタイプ耐性でなんとか・・・・・・
ヤミラミならしんそく無効な上にねこだまし、にほんばれ、おにびといろいろやってくれるんですが、やっぱり貧弱なのは否めません。


結局どんなパーティに入れるかは人それぞれになるんですが、晴れ、霰意識で入れるか晴れパに入れるかというのが基本になってきそうです。
あるいはミュウツー＋ねこだまし格闘対策でしょうか？


ビクティニにも限界というのがあるので、あまり無理はさせすぎないようにしたいところですね。

・Vジェネレート

・カポエラー(HP252振り、いかく考慮)⇒84.71% 〜 100%(6.25%の確率で落ちます)
・ルンパッパ(HP252振り)⇒136.9% 〜 162.03%
・トゲキッス(〃)⇒105.21% 〜 123.96%
・クレセリア(〃)⇒72.69% 〜 85.9%
・ミュウツー(耐久無振り)⇒115.93% 〜 136.81%
・ルギア(HP252振り)⇒72.3% 〜 85.92%
・グラードン(〃、晴れ補正)⇒104.83% 〜 123.67%
・ディアルガ(HP252振り)⇒79.71% 〜 94.2%
・ホワイトキュレム(耐久無振り)⇒104.98% 〜 123.88%
・アルセウス(HP252振り)⇒72.69% 〜 85.9%

かつてALL100族でここまで火力出せた奴が存在しただろうか。
ハチマキ＋晴れ補正でB140もあるグラードンが一撃なので、等倍の相手はクレセリアだろうがルギアだろうがディアルガだろうがアルセウスだろうがHP252振り程度なら確実に一撃です。
ルギアはマルチスケイルがあると落ちませんが。


・クロスサンダー、らいげき

☆ホウオウ(HP252振り)⇒74.18% 〜 87.32%
★ホウオウ(〃)⇒95.77% 〜 112.68%(68.75%の確率で落ちます)
☆カイオーガ(耐久無振り)⇒89.77% 〜 105.68%(37.5%の確率で落ちます)
★カイオーガ(〃)⇒115.91% 〜 136.36%

おそらくVジェネレートより電気技が有効だと思われるメジャーどころは、この2体になりそうです。
上がクロスダンダー、下がらいげきのダメージなんですが、威力が30違うと結構違ってきますね。
東北まで行ってもらいにいくかどうかの判断材料にでもしてください。


・とんぼがえり、しねんのずつき

☆バンギラス(HP252振り)⇒45.41% 〜 54.11%
☆ミュウツー(耐久無振り)⇒60.44% 〜 71.43%
★パルキア(〃)⇒51.2% 〜 61.45%

上2つがとんぼがえり、一番下のがしねんのずつきのダメージです。
いままでのぶっとんだダメージ計算と比べるとダメージは大きくないですが、これだけ削れれば上出来なんじゃないでしょうか？
パルキアは苦手な相手と言えそうです。


ダメージ計算はこんなものになるかと思います。
ハチマキと技の威力に物を言わせて一気に押していきましょう！

vsミュウツー

・サイコブレイク(ひかえめ)⇒30.29% 〜 36%
・サイコブレイク(〃、エスパージュエル)⇒45.71% 〜 53.71%(急所だと50%の確率で落ちます)

いくら耐性があるとはいえ、1.5倍の補正がかかったサイコブレイクは何発も耐えられません。
だからあまり無理はさせられないんですが。


vsホウオウ、グラードン

☆ブレイブバード(いじっぱり)⇒65.14% 〜 77.14%
★じしん(〃、ダブルダメ補正)⇒89.14% 〜 106.29%(31.25%の確率で落ちます)
★いわなだれ(〃)⇒44.57% 〜 53.71%
★鉄球なげつける(いじっぱり)⇒102.86% 〜 122.29%

結局、この2体も狩るか狩られるかの戦いになってきます。
だからこそ先制で一気に叩き潰しておきたいんですが、VジェネでBDSが下がってるときに出てくると狩られるので注意してください。


vsディアルガ、パルキア、ギラティナ

☆りゅうのはどう(ひかえめ)⇒53.71% 〜 64%
☆だいちのちから(〃)⇒72% 〜 85.71%
☆りゅうせいぐん(〃)⇒82.86% 〜 98.29%
★あくうせつだん(おくびょう)⇒54.86% 〜 65.14%
★ハイドロポンプ(〃)⇒130.29% 〜 154.29%
☆かげうち(いじっぱり、はっきんだま補正)⇒49.14% 〜 59.43%

ディアルガは炎技等倍なのでまだいいですが、パルキアとギラティナは苦手な相手。
相方でカバーしてあげたいところです。


vsゼクロム、ホワイトキュレム

★らいげき(いじっぱり)⇒77.14% 〜 91.43%
☆りゅうせいぐん(おくびょう)⇒82.86% 〜 98.29%

ゼクロムも苦手な相手。
キュレムは先制の一撃で落とせますが、性格補正のかかったりゅうせいぐんだと50%で落ちてしまいます。


vs一般ポケモン

・バンギラスのかみくだく(いじっぱり)⇒86.86% 〜 104%(25%の確率で落ちます)
・バンギラスのいわなだれ(〃、ダブルダメ補正)⇒61.71% 〜 73.14%
・テラキオンのいわなだれ(ようき、〃)⇒54.86% 〜 65.14%

バンギラスが攻撃実数値194(180振り)以下に落としていると、かみくだくも確定で耐えられます。
砂ダメで落ちそうですが。


vsアルセウス

・しんそく(いじっぱり)⇒41.14% 〜 48.57%
・しんそく(〃、ノーマルジュエル)⇒61.71% 〜 72.57%
・しんそく(〃、〃、てだすけ)⇒91.43% 〜 108%(50%の確率で落ちます)

最強のしんそく使いにおにびでも入れられれば、だいぶラクになるんでしょうけどね。

ポケットモンスターオフィシャルサイトに行けばわかることなんですが、「ポケモンハッピークリスマス2012」というイベントでビクティニが配布されます。

Lv100でやすらぎのすず持ち。
レベル上げの手間が省けます。
そしてなんといっても技構成が、

Vジェネレート
あおいほのお
らいげき
こごえるせかい

という超豪華仕様。
映画配信されたビクティニが貧層に思えてくるほどである。


しかし、受け取れる場所が限定されており、

11月25日(日)：福島
12月2日(日)：岩手
12月8日(土)〜1月6日(日)：ポケモンセンタートウホク

でしか受け取ることができません。
東北地方の子供たちを笑顔にするとのことなので、住んでいる場所によっては到底受け取れそうもありません。

ポケセントウホクは仙台駅から徒歩2分の距離にあるそうです。
行ける人はぜひ受け取ってみましょう。
欲しいけど遠いという人は、この機会に東北旅行してみるのもいいんじゃないでしょうか？

BW2だけかと思いきや、BWでも受け取れるみたいです。
ROMをいっぱい持ってる人は、ビクティニ何体ももらえますね。
BWとBW2で各ROM持ってればそれだけで4体になるので・・・・・・


ちなみに、12月31日と1月1日は閉まってるそうなので、行っても受け取れないことに注意しましょう。