こんにちは、ちーくです。
難しいポケモンの考察ばかりしていて、
いつも穴がある投稿ばかりしています。
今回もがっつり考察していきますが、
また穴があるかもしれません。
その場合はご指摘いただけるとうれしいです。
今回は砂の力ドリュウズについて考察していきます。
本育成論は6V前提で話を進めていきます。
HP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さの順に
H、A,B,C,D,Sと略していきます。
計算ツールはポケ徹様の
「ダメージカリキュレータBWモバイル版」
を使用しています。
評価についてですが、
「どこがどうでどうだから評価はこう」
というコメントと共にしてください。
低評価の場合、指摘コメントがないと
改善のしようがないので。
ご協力お願いいたします。
ドリュウズとは
タイプは鋼と地面の混合タイプ。
種族値は
H110 A135 B60 C50 D65 S88
合計種族値は508。
特性は
・砂かき(砂時、素早さ実数値2倍)
・砂の力(砂時、岩鋼地の技が1.3倍)
・型破り(敵の一部特性を無効化)
の3つです。
通常のドリュウズは、
砂かきを使い、A135からの一致地震。
相性補完の岩雪崩、シザークロスなどを駆使し、
交代読みで剣の舞を積み、無双状態を作ったり、
突破困難な相手は地割れや角ドリルで突破したり。
と、中々なアタッカーとしてのスペックを誇っています。
H110のおかげで紙耐久ではありません。
並み以上の耐久はあるでしょう。
と、ご存知の通り
砂下では厨ポケです。
しかし、前座のカバルドンやバンギラスと
弱点が被っていたり、
先制技のマッハパンチやアクアジェットで
何もせずに落ちたりすることもあります。
そして対策されすぎたポケモンでもあり、
珠地震+砂ダメ確定耐え調整をされていたりと
現環境では元々の突破力を活かしきれないことも多々あります。
BW2では、テクニガッサの登場により
ますます肩身が狭くなりました。
すなかきが多い理由
なぜ、砂の力が採用されないのか。
なぜ、砂かきしか採用されないのか。
砂の力は砂時に
「いわ」「はがね」「じめん」の技の威力を1.3倍する特性です。
Sが88と微妙なので、
ある程度Sを確保しようとして仮にスカーフを持たせたとしましょう。
Aが1.3倍 Sが1.5倍ですね。
砂かきで珠を持たせたとしましょう。
Aが1.3倍 Sが2倍ですね。
珠ダメ無効のメリットはありますが、
技固定のデメリットもあり、
更に対象技が限定されています。
あきらかに砂かきで珠を持たせた方が
有用性があることがわかります。
これが砂の力が採用されない理由です。
ならば砂かきにできない
A1.3倍+強化アイテムをするとどうなるか・・・?
これが今回の育成論のメインコンセプトです。
採用理由
砂パでの崩しを行います。
受けにくる耐久ポケモンにかなりの損害を与え、
後だし不可能の状態にしたり、
本来の砂かき型では狩り切れないポケモンを
返り討ちにすることもできます。
この辺は少し役割論理と似ています。
ドリュウズは決してヤケモンにはなりえませんが、
似た使い方ということをわかっていただきたいです。
確定欄
- 振り方
A252
B46
D172
に振り分けました。
Hは珠ダメ意識の10n-1調整。
Bは持ち物なしテクニガッサのマッパ確定耐え、
DはC無振りWロトムのドロポン確定耐え調整です。
あまりは12です。
自分はSに振りました。
- 特性
- 持ち物
こだわりハチマキ
耐久調整をしているので、あまり珠は使いたくはないです。
A135からの一致地震を1.3×1.5倍するとかなりの火力になります。
使い方としても、ヤケモン的な感じになるので、相性はいいかと。
今回は確定とさせていただきます。
いのちのたま
折角の調整が無駄にはなりますが、
拘り地震を透かされるのは怖いです。
HB水ロトムは結局雪崩で砂込み乱2なので
採用価値は充分にあります。
技構成
二段ありますが、
一段目は珠、
二段目は鉢巻となっています。
思いついたのをテキトーに書いています。
なにか追加してほしい対象があったら報告してほしいです。
- じしん
飛行や浮遊が怖いですが
A135からの一致100技ははずす理由がありません。
与ダメ
→HBママンボウ
48.9%~58.5% 高乱2
57.4%~67.6% 確2
→HBスイクン
52.7%~61.8% 確2
59.4%~70.0% 確2
→HBヤドラン
54.0%~64.4% 確2
62.9%~74.3% 確2
→H252ナットレイ
71.8%~84.5% 確2
81.8%~96.7% 確2
→201ガブリアス
84.1%~99.5% 確2
97.0%~113.9% 高乱1
→H252ローブシン
79.7%~94.3% 確2
92.0%~108.0% 中乱1
→H252ニョロトノ(砂無)
79.2%~93.4% 確2
91.4%~108.1% 中乱1
→H252ハッサム
91.0%~107.9% 中乱1
105.1%~124.3% 確1
- いわなだれ
素早さに振ってないので怯み効果は狙いにくいです。
砂の力補正がかかるので実質的な威力は97です。
砂かきと違い、ギャラを確2はデカいですね。
与ダメ
→HBサンダー
67.0%~79.2% 確2
76.1%~90.4% 確2
→HBウォッシュロトム
36.3%~42.7% 確3
41.4%~49.0% 確3
→HBグライオン
27.5%~33.5% 低乱3
31.9%~37.9% 高乱3
→H252ギャラドス(威嚇込み)
65.3%~77.2% 確2
74.3%~88.1% 確2
→HBバルジーナ
52.5%~62.2% 確2
60.8%~71.9% 確2
- アイアンヘッド
しかし鋼技は攻撃範囲が狭いので選択です。
Sに振ってないので、マンムー等に対しても
打点が持てないのが難点。
まあ襷が多いので元々相手にはしにくいですが。
H252ガッサを落とせるのはデカいです。
珠でも砂込みで高乱数です。
主に地面無効や岩半減、岩も鋼も等倍の時などに使用します。
与ダメ
→H252キノガッサ
91.6%~109.6% 中乱1
106.6%~123.6% 確1
→H252ビリジオン
85.4%~101.0% 低乱1
98.5%~116.7% 高乱1
→H252ヘラクロス
88.2%~104.3% 低乱1
101.1%~119.3% 確1
→H252ラティオス
81.8%~97.9% 確2
95.2%~112.8% 中乱1
→HBグライオン
44.5%~53.3% 中乱2
51.1%~61.0% 確2
- じわれ/つのドリル
が、砂かきでやったほうが良さそうです。
- みがわり
相手に砂ダメを蓄積させる意味合いもあります。
微妙なところでは膝はずし待ちも期待できる可能性もあります。
確2の敵も多いので、交代先のポケモンに
Sが勝っていれば持っていけそうです。
候補は少なめです。
2倍シザクロ≒アイアンヘッドで、
燕は対象のガッサをアイアンヘッドで落とせるので
省略しておきました。
Sが低く、高耐久とまでは行かないので、
積み技も省いておきました。
それにしても火力は凄まじいですね・・・
ラムパルドにも負けていないんじゃないでしょうか。
差別化対象
おそらく差別化対象としてあがるのは
このポケモン達だとおもいます。
- ランドロス
バンギランドとして有名ですね。
H89 A125 B90 C115 D80 S101
と、さすが伝説と言いたくなる高種族値ですね。
勝ってる点はAですね。
とはいっても確定数が変わるポケモンは少ないみたいです。
「砂かき」と思わせて意表がつける点、
氷技で出落ちしない点、
アイアンヘッドによる打点の違い、
持ち前の鋼を活かした耐性で差別化です。
- ハガネール
タイプが被っていて、物理面では超耐久を誇ります。
火力面で差別化をします。
ざっとこんな感じです。
従来の砂かきとの違い
コメントがあったので加筆します。
火力が変わることで、何が変わるのか。
その点についての記述をしておきます。
あなたはドリュウズを見たら、なにをしますか?
ロトムなどの浮遊ポケモンや
グライオンなどの飛行ポケモンを出す。
という行動を取ると思います。
通常の砂かき型ならば、確3にされてこちらが落とされます。
ですがこのドリュウズだとどうでしょう。
双方ともHBでもほぼ2発でもっていくことができます。
(前者は雪崩、後者は鉄頭)
特にロトムはHBなら無振りドロポンを
最高乱数以外耐え調整をしているので
Sも抜いているし耐えることができます。
CSなどには負けますが、
CSは元々ドリュウズに対して
砂かき意識で出て行きにくいところがあります。
このように被役割対象に対しての打点に違いが出てきます。
他にもスイクンやママンボウ、ヤドランなどの
高耐久水に対しても確2を取っていけます。
通常の砂かきにはできない芸当です。
使い方など
従来のH52振りとは違い、
耐久にかなり振っています。
半減読みで繰り出すことも可能です。
ですが死に出しor無効読み降臨が理想でしょうか。
- バンギラスと組む場合
補完のポケモンは飛行や格闘半減の浮遊ポケモンがいいでしょう。
特殊技は専らバンギに任せます。
- カバルドンと組む場合
ステロ撒きで襷も怖くなくなるもの吉ですね。
耐久ポケモンの確定数がズレるのもおいしい。
補完ポケモンは龍や水あたりでしょうか。
余談ですが、ガッサについてです。
スカーフガッサなどにマッパを積んでる人も多いようです。
ドリュウズ=砂かきと思われがちなので、あちらはマッパを振ってくるでしょう。
最高乱数をひかない限り耐えますので、返しに鉄頭振れば落とせます。
強化アイテムもちはほぼ無理です。退きましょう。
狩れなくなったポケモン
主にS90以上の炎地格水技持ちのポケモンが中心です。
代表例としては猿やラティあたりでしょうか。
(寒気さんありがとうございます。)
余談ですが、V前提でS無振りなら最速48族から抜かれます。
- 代表例
テラキオン、サザンドラ、ウインディ、などなど
相性補完相手
大体の補完相手を記述しています。
「こいつは?」などありましたらコメよろです。
- ラティオス
S110族という優れた種族値を活かすことができます。
猿やバシャ、ガッサ、水ロトムを見ることができます。
- ギャラドス
竜の舞などで、相手にかなり負担をかけることができます。
猿やバシャを中心に格闘や炎ポケモンを見ることができます。
- サンダー/ボルトロス
ドリュウズを動きやすくします。
水受けに電気技が刺さるのもおいしいです。
めざ飛行があればガッサも見ることができます。
被ダメ
思いついたのをテキトーに書いてます。
なにか追加してほしい対象があったら報告してほしいです。
弱点に関しては、物理はほぼ確1です。
特殊は不一致なら乱数と思っていただけると幸いです。
物理相手
意地A252テクニシャン
キノガッサのマッハパンチ
83.9%~100.0% 超低乱1
陽気A252
ガブリアスのげきりん
38.2%~45.2% 確3
意地A252力持ちジュエル
マリルリのアクアジェット
91.4%~109.7% 中乱1
意地A252ハチマキ
ハッサムのとんぼがえり
36.6%~43.5% 確3
意地A252(スカーフ)
オノノクスのげきりん
45.2%~53.8% 中乱2
意地A252根性
ローブシンのマッハパンチ
88.2%~104.3% 中乱1
特殊相手
図太い無振り
ウォッシュロトムのハイドロポンプ
83.9%~100.0% 超低乱1
控えめC252メガネ
ラティオスのりゅうせいぐん
58.1%~68.3% 確2
図太い無振り
サンダーのねっぷう
54.8%~64.5% 確2
無邪気C252珠
ボーマンダのだいもんじ
93.5%〜110.2% 中乱1
控えめC252
トゲキッスの大文字
83.9%~98.9% 確2
臆病C252
ムウマージのれんごく
58.1%~68.8% 確2
終わりに
いかがでしょうか?
ドリュウズを育ててみようとおもって、
「砂の力ってどんなもんねんろ・・・」とおもい、計算したところ
火力がすごかったんで考察してみました。
ただ、従来の砂かきだと狩れる敵を狩れない場面も出てきますね。
交代先の高耐久に確2をとれるのはホントにデカいです。
クレセが出てくると泣きを見ますが。。。
「貴様ッ!砂かきじゃないなッ!」
とバレてしまうとあっさり上から殴られるのもご愛嬌ですね。。。
陽気最速でこの型を作るのもありかとおもいますが、
S88なので90族に抜かれたり
85族でもスカーフ持ちが多かったりと厳しいです。
「ならばこっちもスカーフを!」って考えると
「じゃあ砂かきでやれよwww」ってなったので、
自分は耐久に割きました。
またなにか問題、ご指摘などありましたら
コメントなどしていただけると嬉しいです。
ここまでの閲覧、感謝いたします。