今回が三回目の投稿となります。
今回紹介させていただくポケモンは『ダグトリオ』です。
★努力値は、個体値がすべて31であることを前提に設定しています。ケースに応じて調整してください。
★ルールは見せ合い6→3を想定しています。
★この育成論ではHP攻撃防御特攻特防素早さをそれぞれHABCDSと表記しております。
- 型紹介
今回紹介するダグトリオの型は、怠け仲間作りアイアントからのありじごく交代縛り→爪とぎ&守るのダグトリオとなります。
bw2にてアイアントの夢特性解禁後、そこそこ話題になっていたのですでに知っている方がほとんどと思いますが、念のため簡単にではありますが、説明させていただきます。
1.なまけアイアントが仲間づくりをします。これによって相手のポケモンは、特性がなまけになります。
2.相手が攻撃→アイアントの持ち物の脱出ボタンが発動→ダグトリオ降臨。
3.相手はダグトリオの特性ありじごくで交代不可、また特性なまけで行動も不可。こちらは、安全に行動ができます。積み技発動。
4.相手は、なまけの効果がないので攻撃してきますが、守るで回避。
以後、3→4ループで下準備が終わったところで攻撃開始、後は無双するだけです。
- 差別化
この型のダグトリオは、同じく相手の交換を制限する特性かげふみ持ちのゴチルゼルとの差別化が必須と言えるでしょう。
特性は、ありじごくは飛行タイプやふゆう、風船持ちには利かないため間違いなくかげふみの劣化です。
しかしゴチルゼルとダグトリオとの差別化は、物理型と特殊型という違い。
またダグトリオは120と高いSの種族値を持つので、この点でもゴチルゼルとの差別化ができます。
他にも
- 努力値&性格
H4 A252 S252 ようき
これは、ほぼ確定でいいと思います。
追記しますが、みがわりを使う場合は、各自の判断で個体値調整を行ってください。
- 持ち物
きあいのタスキ
みがわりを使わない場合は、これがもっとも安定します。
たべのこし
みがわり採用の場合にのみ採用です。
- 技構成
この型のダグトリオでは、ここが最も重要となります。
どのポケモンを狩りたいか、そしてどのポケモンはこいつで狩らなくてもいいかをしっかり考えた上で選んでください。
★確定技
つめとぎ
ダグトリオの持つAと命中を一段階upさせる積み技です。
この型では、必須となります。
まもる
同じく必須です。
★選択技
地震
長所:最高火力が出せるので採用した場合広い範囲の相手に対して有利に立ち回れる。
短所:飛行タイプ、浮遊、風船持ちに対してダメージが与えられないこと。
不採用時、苦手となる相手
ナットレイなどの高耐久のポケモン。
ストーンエッジ
長所:つめとぎで命中安定。浮いてるポケモンや虫などの地震で狩りにくいポケモンを狩ることができる。
短所:半減タイプや高耐久型がつらい。
不採用時、苦手となる相手
飛行、浮遊持ち、特にカイリュー
ふいうち
長所:神速、フェイントを除く先制技持ちやスカーフなどによるSが抜かれている相手の突破が可能になる。
短所:すかしが怖い、威力が出にくい。
不採用時、苦手となる相手
先制技持ち、スカーフ型。
ステルスロック
長所:タスキ、マルスケ、がんじょう潰しができる。
短所:攻撃技がひとつになる。
不採用時、苦手となる相手
タスキ、マルスケ、頑丈持ち
みがわり
長所:二匹目に対してアドを取りやすくなる。
短所:攻撃技がひとつになる
不採用時、苦手となる相手
特になし
ここまで書いてみましたが、 たぶん伝わりにくかったことかと思いますので、より分かり易くするために具体例を挙げて説明します。
まz、この型で注意すべきポケモンをいくつか挙げていこうと思います。
1.マンムー&パルシェン(タスキor頑丈、複数回技持ち)
2.クレセリア(浮遊持ち、高耐久)
3.カイリュー(マルスケ、飛行)
4.ルカリオ&マニューラ(しんそくor先制技持ち、タスキ)
5.その他、鋼など注意するポケモン
パターン1
これらのポケモンは、たとえどんな攻撃だろうがこちらの攻撃を受けきり、タスキごと複数回技でもっていかれてしまいます。
そのためこれらを狩るためには、ステロでタスキをつぶしておくことが必須になるので、タスキ+攻撃技という形になります。
パターン2
攻撃技が地震のみという場合、これらのポケモンでつみます。
そのためストーンエッジ、もしくはふいうちの採用が必須となります。
パターン3
パターン2と同様ですが、後述のダメ計算で書きますが、6積みストーンエッジであっても受けきられてしまう場合があります。
確実に狩ることを意識した場合には、ステルスロックの採用が必須となります。
パターン4
これは、パターン1と同様にステロが必須となりますが、ルカリオは地震がないと狩れないなどの場合があるので注意です。
パターン5
エアームド……ストーンエッジ必須、吹き飛ばしが怖い。
ナットレイ……地震必須。
ドータクン(浮遊)……ふいうちがあれば狩ることもできます。
ヤドラン……地震を確定で耐えてきます。不意打ちでも低乱です。
グライオン(ポイヒ)……ストーンエッジ必須です。
ユキノオー……ステロ必須です。
キノガッサ(ポイヒ)……どの技でも確定で持っていくことは不可能です。ステロ+地震でも乱1の37,5%とかなり辛い。
- 与ダメ計算
注) 計算は、全て6積み前提となっています。
★地震
ラッキー(H252B252 性格補正あり 輝石)
89.3%〜105.3% 乱数1発 (37.5%)
ポリゴン2(H252 B4 性格補正なし 輝石)
92.7%〜109.8% 乱数1発 (62.5%)
ヤドラン(H252B252 性格補正あり)
83.1%〜98% 確定2発
ユキノオー(H4 性格補正なし)
93.9%〜110.8% 乱数1発 (62.5%)
ナットレイ(H252B4 性格補正なし)
71.8%〜85% 確定2発
キノガッサ(H156B100 性格補正なし)
84.5%〜100% 乱数1発 (6.3%)
ヘラクロス(H252 性格補正なし)
83.4%〜98.3% 確定2発
★ストーンエッジ
エアームド(H252B252 性格補正あり)
55.2%〜65.1% 確定2発
カイリュー(H196B4 性格補正なし)
89.5%〜105.7% 乱数1発 (37.5%)
クレセリア(H252B252 性格補正あり)
46.2%〜54.6% 乱数2発 (59%)
グライオン(HP228B28 性格補正なし)
74.3%〜87.7% 確定2発
★ふいうち
クレセリア(H252B252 性格補正あり)
74.8%〜88.1% 確定2発
ヤドラン(H252B252 性格補正あり)
89.1%〜104.9% 乱数1発 (31.3%)
ガブリアス(H4 性格補正なし)
75%〜88.5% 確定2発
- 被ダメ
紙耐久すぎるので、基本的に二発は耐えることができません。
よって特に要望のない場合、今回は省かせていただきます。
- 最後に
この型は、レートやフリーでは稀ではあるものの型としては有名であるため非常に読まれやすいです。
そのためこの型は、はまれば中々に強いですが、中々上手くはまってくれません。
しかし逆に考えれば、相手は確実に対策してくることが予測できます。
そのため決して選出しなくてもアイアントとダグトリオがならんでいるだけで選出の段階で相手にかなりの圧力をかけることができます。
そこにさらに害悪型とかがならんでいたりすると相手は発狂必至です。
確かにネタ感は否めませんが、そういう意味ではこの型のダグトリオは厄介だといえます。
それでは以上で考察を終了します。
誤字、間違い等ありましたら、コメントでお知らせください。