今回は輝石シードラを考察させて頂きます。
- はじめに
ダメ計はトレーナー天国様の計算機で計算しています。
また個体値はmaxとさせていただきます
- シードラについて
55 65 95 95 45 85
H-Dは低いですが、なんとBCSはキングドラと同値です。従いまして、進化の輝石によりキングドラの物理耐久を大きく上回ることが可能になりました。
あと、誤解されている方もいるのではないかと思い一応記述しておきますが、こいつのタイプは単水です!!
この高い物理耐久とタイプが単水であることがキングドラとの差別化点です。「単水になったら弱点増えるだけだろ」と思われるかもしれません。ですが、言い換えればこれは物理竜(ガブオノノなど)に役割を持てる、ということになります。後述しますが、こいつの物理耐久は確定欄の振り方なら、竜舞1積み後の陽気オノノクスのジュエル逆鱗ですら82〜96.9%に抑え込むほどです。
ただ、この程度ではわざわざパーティーの一枠を削ってまで採用する理由にはならないと思います。こいつを採用するためにはそれに準ずる相応の理由が必要です。
結論から言うと、こいつの役割、それは砂パメタです。こいつは物理バンギ、カバ、ドリュ、ガブの並びに強いです。ハイ、これがこいつを採用する最大の理由です。
長くなりましたが、考察に入ります。
- 努力値&性格
C:60
・・・凍える風で205ガブを超高乱数確2
B:あまり
性格は図太いでお願いします。控えめも考えたのですが、その場合Cに12割くことで確2になります。が、その余りをBに振ってもB実数値が146(輝石非込)となってしまいます。確定欄の振り方なら154になるため僕は図太いの調整を推奨します。
- 特性
正直なんでもいいです。まあ実用性だったらスナイパーかもしれませんが物理をメインで受けるなら毒のとげでも…いやホントなんでもいいです。はい。
- 技
- ハイドロポンプ
熱湯という選択肢も考えたのですが、正直熱湯で火傷狙うより、威力重視のドロポンで最低でも刺さる相手に対し1:1交換を狙遂行した方がいいです。
[与ダメ]
・H244−D36バンギ
(眼鏡ラティオスの流星2連耐え)
44,1〜52,4%
↑もしSで負けていてもこご風→ドロポン×2の流れで勝てます。耐久に振ってる場合、こちらはドロポン3発以内で確殺できますが、向こうは3発でこいつをやれません。Aに振っている場合、鉢巻き等でなければ確実に2発は耐えます。対してこちらは向こうの耐久がおろそかになっている分ドロポン2発で倒すことができます。
要するにドロポンを連続で外すようなことが起きなければ物理バンギには役割が遂行できそうです。
・H4振りドリュ
106,4〜125,8%
意地っ張り珠ドリュの地震を確定で2発耐えるため、安定してると言えるでしょう。
・D特化カバ
57,6〜68,3%
欠伸が厄介なんですけどねぇ
・H228振り(身代わり調整)グライオン
99,4〜117,3%
- 冷凍ビームor凍える風
[与ダメ](上が冷Bで下がこご風)
・205ガブ
82.9〜97.5%
49,8〜58,5%
・D特化カバ
30.6〜36.2%
18,1〜21,3%
まあカバには基本ドロポンですけどね。
・H228振りグライオン
104.4〜122.9%
62,5〜73,7%
・H4振りオノノクス
65.7〜77.6%
38,8〜46%
- クリアスモッグ
ドリュウズに刺さらないのが痛い…(泣)
与ダメは割愛させて頂きます。
- 金縛り
まずこいつは基本的に砂パに採用される高速物理アタッカーに先行できません。つまり、相手のメインウェポンおよび積み技などを受けた後に技を縛る必要があります。いくら砂パのメンツでも、サブウェポンでこいつを突破するのは無理があります。要するにジリ貧にできるということです。
というわけで、技は以上の4つで確定。というわけにはいかないんです(-_-)/
悲しいことにクリアスモッグと金縛り、同時遺伝不可能なんです!(泣)
(ちなみにクリアスモッグはカラナクシ系統から、金縛りはヤドン系統、コダック系統などからどうぞ)
はい、ですからほかの候補技を考える必要があります。
- 身代わり
- 毒毒
- めざ草orめざ電気
[与ダメ]
・H4振りギャラドス
65,4〜77,1%
H4振りですらこの威力・・・
- 被ダメ一覧
・補正ありA252鉢巻きバンギのストーンエッジ
46,9〜55,5%
・同条件、強化アイテムなしバンギのストーンエッジ
31,4〜37%
・補正なしA252ガブの逆鱗
33,3〜39,5%
・同条件剣舞1積みガブの逆鱗
66〜78.3%
実際の砂ガブはAにここまで割いてないように思います。調整次第ならガブの逆鱗は3耐え出来るので、砂補正考えてもよほど運が悪くない限りこご風で勝てます。
やはり素早さ逆転は大きいですね。
・補正ありA252振り珠ドリュウズの地震
41,3〜49,7%
・補正なしA4振りカバの地震
20,9〜24,6%
(特殊)
基本的に特殊は相手どれないので、パーティーに一体は砂パに組み込まれそうな特殊アタッカーに強く出れる奴が欲しいです。
・補正ありC252振りバンギの悪の波動
46,9〜55,5%
・同条件バンギの10万ボルト
74〜87.6%
特殊バンギはやはりきついですね…
・補正ありC184振りマンダの流星群
84,5〜100%
これ以上振られていると厳しいです。もし耐えてくれてスカーフでなければこご風→素早さ逆転→こご風の流れでもってけるんですけどね。
- 差別化について
・シャワーズ
負けてる点:有用な流し技、欠伸。それに加えて回復兼味方の補助も出来る願い事、また溶けるで物理耐久の底上げも出来る。技の面で大きく劣り、またもともとの火力でも負けてるので無振り時の火力でも劣る。
・ミロカロス
負けてる点:安定の回復技自己再生に加え、強制交代技のドラテなども覚え、いろいろ器用。シャワーズ同様火力でも負けてしまっている。
・スイクン
一つの目安として、物理特化したこいつの耐久指数が今回確定欄の振りをした輝石シードラの耐久指数とほぼ同じです。
負けてる点:一撃技があるだけで相当強く、またノイクンにすることで耐久ポケとしては無類の強さを発揮する。こちらはほぼ死に特性なので痛い…
一応、以上の3体とは金縛りの有無で差別化できます。相手のメインウェポンおよび積み技を封じられるのはやはり大きく、他の耐久水ポケにはない立派な個性です。クリアスモッグを採用する場合、ミロカロスと差別化できないのですが、そこはもう割り切ってください。一応食べ残し込でも物理耐久では勝ってます。
ただ、これだけだとやはり差別化としては薄いです。コメントの2でも触れていますが、シャワミロに対しては若干勝っている物理耐久を生かし、砂アタッカーであるガブや(命中補正考えたらやはりきつい面もありますが、それでも他2体よりは安定して遂行できます。)ドリュウズなどを処理するうえで、急所、水技を外す、襷などの展開に対しても安定して動けるのが1つの差別化点となります。また、彼らの身代わりを封じられるのが何より大きいです。
スイクンにおいては、正直これ以上の大きい差別化は無理です。スペックで大きく劣ります。ですから、金縛りの有無、およびスイクンは同様の調整をすれば耐久がシードラに劣ることになり、耐久に厚く振れば火力で勝れます。特に砂ガブをこご風2発圏内に入れられるか否かというのは大きいです。
・ヤドラン
こいつにも物理耐久で勝ってはいますが、回復系アイテムを考えれば差はなくなります。その上金縛りも使えます。
差別化点を挙げるなら、『バンギに対する優位性』ということになりましょうか。当然ながらこいつはバンギには出ていけません。一方シードラはドロポンを当てさえすれば最低でもバンギと1:1交換を狙えます。要するに、バンギメインの砂パで動かすうえでは、シードラの方が使いやすい、ということです。
まあほかにも、素の素早さで大きく勝っているので耐久振りのバンギには先行できるのも一つのアドバンテージかと思います。
・ブルンゲル
こいつは特性でシードラのアイデンティティを奪い去りました。さらに鬼火を搭載できるので実質の物理耐久では負けることもあります。こいつに対する差別化点も『バンギに対する優位性』ということにしてください。こいつはバンギに対し役割持てませんしね。
- 育成論は以上になります。お読みいただきありがとうございました。
その際注意してほしいのは、やはり相性補完として組み込まれるラティマンダやウルガモス、スイクンなどの対策をしっかりすることですかね。
質問など気軽にしてください。