いきたいと思います。
マンムー
HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早
マンムー 110 130 80 70 60 80
HPと攻撃が高く、70族を抜けていることから、中速アタッカーとして優秀です。
タイプは地面:氷の複合タイプで、弱点は、炎/水/草/格闘/鋼、の5つですが特性を考慮すると4つになります。
草結び、けたぐりの威力は共に120なので気を付けてください。
氷+地面の範囲は広く、タイプ一致技で9タイプもの弱点を突くことができる為に、全ポケモン中で最多を誇ります。(草/鋼/竜/炎/岩/地面/電気/飛行/毒)
苦手なメジャー相手としてはスイクン、水ロトム、ローブシン。
タイプ上有利でもキノガッサなどは厳しいものがありますのでこれらに強い構築で採用した所です。
BW2にて教え技により特性:厚い脂肪で氷柱落しと馬鹿力の両立が可能になりました。
努力値振り
性格:意地っ張り
個体値:31-31-31-31-31-31
実数値:185-200-108-81-80-125
努力値:0-252-60-0-0-196
まず初めに今回の持ち物はスカーフで考えていきます。
厚い脂肪を手に入れた事により、眼鏡サンダーの熱風を確定で耐えれるようになったり、襷と違ってステロや後出しで体力が削れても竜を上から縛れる点で評価できます。
詳しい立ち回りなどは下に記載してあります。
スカーフを持たせる事によってどこまでSを伸ばすかですが、意地っ張りなら最低限スカーフバンギラス抜き、陽気なら準速80族抜きにはしておきたい為に、
意地っ張りなら196、陽気なら164振りをまず考えます。
次に攻撃面ですが、仮想敵である竜全般に対して安定して確1を取れる技は氷柱落としになります。
氷柱落としは襷マンムーなどでは採用されづらい技ですが、スカーフではほぼ確定技になります。
襷の場合は氷柱針で竜を万が一取りこぼした場合でも襷で耐えてからの氷の礫で落とせる点や、ポイズンヒールキノガッサを死にだしから倒せる可能性がある点。
粉ガブリアスに身代わりを貼られても避けられなければ勝てる点で、切りにくく、礫を採用すると氷枠で2枠埋まるために氷柱落としを入れる枠がないのが大きな理由として挙げられます。
スカーフの場合は、竜を倒せないとそのまま倒されてしまう可能性が高く、安定して狩りたい為に氷柱落としは確定です。三割怯みもスカーフとの相性も抜群。
逆に礫は選択技に下がり、もう1枠の氷技は上記の身代わりを壊しつつ攻撃できる氷柱針の優先度が上がります。
氷柱落としで竜を確実に倒すには補正ありで252振りが必要なので252振り確定。
これは、マルスケカイリューと多くのラティアスを確定1発で倒せるラインになります。
また、地震で無振りバンギラスを高乱数で倒せるラインでもあります。
カイリュー167−115 割合: 100.5%〜119.7% 回数: 確定1発
ラティアス175−110 割合: 100.5%〜120% 回数: 確定1発
これによりAに252、Sに196振りが決まりました。
残りの60はSに振って準速スカーフシャンデラと同速にしてもいいですし、
Dにまわせば臆病シャンデラの大文字を確定で耐えられるようになります。
フリーで運用する場合は、ジュカイン、マニューラ、スカーフシャンデラもいる為
サンプルの配分をお勧めしておきます。
確定欄ではBに60振りとなっています。
これは陽気バンギラスのけたぐりを確定耐え。
陽気鉢巻カイリューの神速を2耐え。
意地っ張りテクニシャンキノガッサの珠マッハパンチを7割で耐えられる様にする為です。
特に上記2つはスカーフを持たせた事で後出しする機会もある為に、個人的にはB振り推奨です。
サンプル配分
スカーフラティオスやスカーフシャンデラは今現在レート環境では
あまり目にしませんが、気になる場合。
私自身はマンムーには出来るだけAに割いた方が使いやすいと感じているのですが一応配分案を載せておきます。
あくまでサンプルなので、耐久調整をする場合はここからカスタマイズして下さい。
S調整をどこに定めるかで変わってくると思います。
耐久調整をする場合は、準速スカーフシャンデラを確実に抜くために陽気推奨。
実数値:191-163-108-81-87-145
努力値:44-100-60-0-52-252
HB キノガッサA200珠マッパ 割合: 85.8%〜102% 回数: 乱数1発 (6.3%)
HD C197シャンデラ、文字 割合: 79.5%〜95.2% 回数: 確定2発
C182ラティオスの流星群 割合: 86.3%〜102% 回数: 乱数1発 (12.5%)
A 氷柱落としで155-101ラティオスを確定1発
S 最速。補正無しカイリューの竜舞いや準速バシャーモの1加速を抜ける。
持ち物
今回はスカーフで確定
確定技
氷柱落とし
タイプ一致技85(127)、3割怯み。
竜全般、サンダー、ボルトロスに対する打点。
カイリュー167−115 割合: 100.5%〜119.7% 回数: 確定1発
ラティアス175−110 割合: 100.5%〜120% 回数: 確定1発
ボーマンダ171−113 割合: 135.6%〜161.4% 回数: 確定1発(威嚇込)
サンダー175−105 割合: 106.2%〜124.5% 回数: 確定1発
サンダー191−105 割合: 97.3%〜114.1% 回数: 乱数1発 (81.3%)
ビリジオン191−92 割合: 109.9%〜129.8% 回数: 確定1発
エアームド172−211 割合: 26.7%〜31.9% 回数: 確定4発
ロトム水157−127 割合: 24.2%〜28.6% 回数: 乱数4発
サザンドラ191-110 割合: 92.1%〜109.9% 回数: 乱数1発 (56.3%)
地震
タイプ一致のメインウェポン。
バンギラス175-131 割合: 99.4%〜117.7% 回数: 乱数1発 (93.8%)
バンギラス207-131 割合: 84%〜99.5% 回数: 確定2発
メタグロス187-155 割合: 78%〜93% 回数: 確定2発
スイクン207-162 割合: 33.8%〜40.5% 回数: 確定3発
ハッサム177-120 割合: 53.1%〜63.2% 回数: 確定2発
ハッサム175-137 割合: 48%〜56.5% 回数: 乱数2発 (84.8%)
ポリゴン2 191-165 割合: 36.1%〜42.9% 回数: 確定3発
選択技
氷柱針
キノガッサやガブリアスに身代わりを張られても対応出来るように
なります。優先度は高め。
竜はほぼ期待値の3発で倒せますが、サンダーやラティアス、サザンドラに
対しては威力不足になります。
基本的には、氷柱落とし、氷柱針、地震、+何か。になると思います。
サンダー191-105 割合: 28.2%〜34.5% 回数: 乱数3発 (0.68%)
サザンドラ191-110 割合: 28.2%〜34.5% 回数: 乱数3発 (0.68%)
氷の礫
氷柱張りとの選択。優先度は低め。
拘りスカーフでは打つ場面は限られます。
ガブリアス183-105 割合: 87.4%〜104.9% 回数: 乱数1発 (25%)
馬鹿力
奇跡ラッキーに対してはAの下降を考慮しても2発で倒すことが出来ますが
交代や卵産みが安定するためにラッキーは基本見れません。
浮いてる水ロトムやヒードランに対する打点となります。
ラッキー325-93 割合: 59.6%〜70.7% 回数: 確定2発
ヒードラン191-126 割合: 75%〜88.5% 回数: 確定2発
ロトム水157-127 割合: 45.8%〜54.1% 回数: 乱数2発 (49.2%)
毒毒
基本的にマンムーは後出しされにくいポケモンですが、ヤドランや
クレセリア、ブルンゲル、ポリゴン2、スイクン、ロトム水などは出てきます。
中でもヤドラン、クレセリア、ポリゴン2が相手の選出にいた場合は間違いなく
後出ししてきますので、そういった相手に刺さります。
優先度は高め。
ステルスロック
竜と対面した場合、マンムーの体力が満タンの場合は間違いなく引いてくるので
撒く機会は沢山あります。
毒とステロは基本的に交換読みで扱う技なので安定行動を好む場合は候補に入りません。
岩雪崩、ストーンエッジ
炎と対面したけど地震は浮遊に空かされる心配がある時に打つ安定行動技。
他にはウルガモスなどにも刺さります。
構築にスカーフガブリアスやカイリュー、ヒードラン、テラキオンを組み込みにくい
場合は優先度は上がります。
ロトム水157-127 割合: 38.2%〜45.2% 回数: 確定3発
シャンデラ135-110 割合: 102.2%〜121.4% 回数: 確定1発
シャンデラ167-110 割合: 82.6%〜98.2% 回数: 確定2発
構築、立ち回り
まずスカーフマンムーを運用するに当たってですが、基本的な立ち回りはスカーフガブリアスとスカーフユキノオーを足して割った様な扱いになります。
しかし、マンムーはガブリアスと違って耐久面が厚くないために、構築段階の中盤や後半で電気、ウルガモスのストッパーとして自然に構築に入ってきたりはしません。
ですのでスカーフマンムーを扱う場合は、
まずマンムーから構築を練っていく形となります。
キノガッサには薄くなりがちですので特に気をつけて下さい。
私自身は、毒守る身代わりキュウコンとゴツメクレセリアに組み込んで扱っています。ハッサムにもキノガッサにも厚くなりやすく、お勧めです。
立ち回りですが、基本的には先発かしに出しです。
しかし例外もあります、サンダーやボルトロスの電気技で繰り出す、です。
基本的に1サイクル目ではキャッチできますが、次のサイクルでは読み合いが生じます。
サンダーに対しては後出しが安定して、もし熱風で削られても、今のところスカーフは読まれませんので氷柱落しで狩ることが出来ます。
ボルトロスに対しては、マンムーの体力が削れていた場合は居座って倒しにくる場面が多いのですが、草結びもちや気合球持ちもいますので後だしする場合は特に気をつけて下さい。
総じて竜やサンダー、ボルトと対面した場合は、まず襷を疑ってくるので、基本引いて物理受けに交代してきます。
毒を撒いて、こちらも高耐久ポケモンに交代するのが安定します。
マンムーは基本的にヒット&アウェイで一撃当て逃げしたら味方に交代する。
という立ち回りが凄く多くなるので、味方は高耐久目なポケモンで固めておくのがいいと思います。
ラティアス、スイクンなど。
メリットとデメリット
メリット
メリットとしては体力が削られていても上から竜を殴れる点。
サンダーの熱風、ボルトロスのめざ氷を気にせず電気技読みで強気に繰り出せる点などが挙がります。
相手は電気技読みで繰り出してきたと思うために、熱風などを当ててきた場合は倒しに来ます。
初手でボルトロスと当たった場合は、襷つぶしの蜻蛉をしてくる場合も多いので、
氷柱針を選択して下さい。ほぼ倒せます。
落しだと引かれた場合にバレる可能性があります。
また、素早さが抜けていれば氷柱落しの3割怯みでの勝ち筋が残る点も評価できます。(晴れてるときは注意して下さい)
デメリット
一番のデメリットはキノガッサと対面した時に相手のマッハパンチに怯える事だと思います。
基本的には耐える事が出来て氷柱張りで勝てることが多いですが、襷の安心感というものはなくります。これは心理的にも選出率に関わる問題だと思います。
他にも、拘り全般にいえる事ですが、起点になりやすい、特に氷技で縛られてしまうとサンダーを倒した後で、しに出ししてきたハッサム、ウルガモスに舞われる。
ということもありますので、舞われても処理できるポケモンを1匹はパーティに入れておきたい所です。カイリュー、ヒードランなどなど。
耐久面B
ハッサム、キノガッサ
A151バレットパンチ 割合: 51.8%〜61.6% 回数: 確定2発
A200バレットパンチ 割合: 68.1%〜81% 回数: 確定2発
A200珠バレパン 割合: 88.6%〜105.4% 回数: 乱数1発 (31.3%)
A200鉢巻バレパン 割合: 101.6%〜121% 回数: 確定1発
ガブリアス
A182地震 割合: 51.8%〜61.6% 回数: 確定2発
A182逆鱗 割合: 61.6%〜72.9% 回数: 確定2発
A182鉢巻逆鱗 割合: 92.4%〜109.1% 回数: 乱数1発 (56.3%)
A200鉢巻地震 割合: 84.8%〜100.5% 回数: 乱数1発 (6.3%)
メタグロス
A184 コメットパンチ 割合: 103.7%〜123.2% 回数: 確定1発
バンギラス
A155噛み砕く 割合: 35.6%〜42.1% 回数: 確定3発
A186噛み砕く 割合: 42.1%〜50.2% 回数: 乱数2発 (0.39%)
A186エッジ 割合: 52.4%〜62.1% 回数: 確定2発
A186けたぐり 割合: 84.3%〜99.4% 回数: 確定2発
A204けたぐり 割合: 91.8%〜109.1% 回数: 乱数1発 (50%)
カイリュー
A186珠逆鱗 割合: 82.1%〜96.7% 回数: 確定2発
A186鉢巻神速 割合: 42.1%〜49.7% 回数: 確定3発
A204鉢巻逆鱗 割合: 103.7%〜122.1% 回数: 確定1発
ローブシン
A211根性マッパ 割合: 72.4%〜85.4% 回数: 確定2発
耐久面D
ラティオス
182流星群 割合: 97.2%〜115.1% 回数: 乱数1発 (81.3%)
シャンデラ
197大文字 割合: 90.8%〜108.1% 回数: 乱数1発 (50%)
スイクン
111熱湯 割合: 68.1%〜81% 回数: 確定2発
ウルガモス
187大文字 割合: 85.4%〜101.6% 回数: 乱数1発 (12.5%)
205大文字 割合: 94%〜111.3% 回数: 乱数1発 (68.8%)
サンダー、ボルトロス
145熱風 割合: 36.7%〜44.3% 回数: 確定3発
177熱風 割合: 45.4%〜54% 回数: 乱数2発 (44.1%)
177眼鏡熱風 割合: 67%〜80% 回数: 確定2発
194眼鏡熱風 割合: 74.5%〜88.6% 回数: 確定2発
194眼鏡めざ飛 割合: 77.8%〜92.4% 回数: 確定2発
177草結び 割合: 108.1%〜127.5% 回数: 確定1発
最後に
スカーフも持たせることで意表がつける事を含めて使いやすいと感じました。
基本的には後出しを考えないのですが、持ち物を確認した後、ガブリアスの逆鱗に無理やり後出しすることも可能です。
以前はSを最速ボルトロス抜きにして、ラティオスの流星群を確定耐えまで振って使用していた時期もありますが、基本的にスカラティを余り見ない事に加えて、ライコウに先手でリフレクターを張られて、後ろのローブシンのビルドの起点になってしまった事がきっかけで確定欄の様な振り方になりました。
性格陽気にする場合は、Sを133〜139位に抑えて、ラティオスの流星群耐え、
キノガッサの珠マッパ耐え、残りAでもラティオスは氷柱落しで1発ですので、そちらもお勧めです。
誤字、脱字がありましたらコメントの方でお願い致します。
ここまで読んで頂きありがとうございました。