尚、レートを想定していまが、ランダムフリーでも勿論活躍は
出来ると思います。
コバルオンとルカリオ
同じ格闘、鋼タイプにはルカリオが存在します。
コバルオンは高い素早さと高い防御は目を見張るものがありますが、攻撃面では圧倒的にルカリオの方に分があると言えます。
両者の種族値
上から体力、攻撃、防御、特攻 特防 素早さ
(以下からH,A,B,C,D,Sと略取します)
コバルオン 91 90 129 90 72 108
ルカリオ 70 110 70 115 70 90
また、鋼タイプを含んでいるのにラティオスに強く圧力をかけられないのも残念です。
ただ単純に物理、特殊アタッカーにするならルカリオの方が優秀と言えます。
そこを踏まえた上で考えていきたいと思います。
まず、コバルオンを採用するに当たっての役割は、ボルトチェンジを覚える事から
大半が受けループへの圧力、遂行が仕事となります。
また、ボルトチェンジを覚えるポケモンは他にも沢山いますが、鋼、格闘というタイプからステルスロックのダメージが普通のポケモンより1/4であったり毒の効果が無い点も挙げられます。
受けループの主力である、ラッキー(ハピナス)に対してはインファイト、エアームドに対してはボルトチェンジでダメージを与えつつ逃げれる為、とても優秀です。
コバルオンは広い範囲をみれるポケモンなので、有利な対面からボルトチェンジで場をかき乱してサイクルを壊し、味方のエースの場を整えるポケモンだと感じました。
主にカバルドン、ドリュウズ、ラティオス、ニョロトノ、キングドラ、3闘を含む格闘に弱いので、そこを補えるパーティ構築が必要だと思われます。
コバルオン
持ち物:帯
固体値:30-31-30-31-31-31
実数値:175-136-150-99-94-170
努力値:72-204-8-0-12-212
技構成:インファイト めざめるパワー(氷) ボルトチェンジ (ストーンエッジ)
選択技:挑発、電磁波
他のめざ氷個体値での振り方
(個体値:31−31−31−31−31−30の場合、68-204-4-0-12-216、4余り)
(個体値:31−30−30−31−31−31の場合、68-208-8-0-12-212)
前者の場合、他の個体に比べてレベルが100の時に実数値で1だけ高くなりますが50フラットをやる分にはどの個体値でも変化はありません。
Aの調整
まず最初に着目したいのはAです。
あくまでも物理アタッカーなのでメインのインファイトがハピナスクラスを倒せなくては話になりません。
そこで当初はAに220振ることを確定して調整していました。
Aに220振ることにより図太いB252ハピナスが確定1発となり、奇跡ラッキーも75%以上削れるので身代わりを張らせない、卵産みをしても次のインファイトで確定で落とせるラインです。
しかし折角タイプ相性でパルシェンに有利なのに対面から倒したい、
そこで確実にパルシェンを落とせる様に、殻を破った無振りパルシェンのハイドロポンプを高乱数耐えを選びました。陽気パルシェンのハイドロポンプは確定耐えです。
後で詳しくダメージ計算は載せますが、それでもハピナスを94%で1発なのでギリギリ許せる範囲です。
ラッキーも9割で75%以上削ってくれます。
又、A振りでもエアームドをインファイト+ボルトチェンジで半分以上削る事が出来る為ステルスロックを巻かせる余裕を与えません。
Sの調整
Sは意見がかなり分かれる所で、最速にする事によってテラキオンやコバルオンに勝てる確立が5割ほどあります。
しかし本来コバルオンでテラキオンを見るものでもありませんし、
ゴウカザルやビリジオンに対しては先手を取れても負けてしまいます。
そこで素早さはガブリアス抜きと決めました。
(フリー想定でしたら105族抜きでもいいです)
因みにコバルオンとの対面を想定した場合は、相手のA252帯インファイトを75%で耐える為、本来の最速使用よりも勝率が25%高いです。
臆病CS個体とミラーした場合は、確定で勝てます。
性格
コバルオンの性格は、持たせる役割によって大きく変化していきます。
今回は、格闘枠としての採用、特にラッキー、ハピナスに対して強く役割を持たせたい
素早さも折角の108族でガブリアスやランドロスを抜いておきたい為に陽気かせっかちか無邪気。
耐久も下げたくないので陽気を確定とします。
持ち物
広い範囲を見れるといっても、攻撃面では心もとないのが本音です。
この育成論では、帯を想定したダメージ計算と耐久調整を施しますので持ち物を帯と確定させて頂きます。
技構成
ボルトチェンジ
有利な相手に対面した場合や、エアームド、ヤドラン、ギャラドスなどに負担をかける為にもボルトチェンジは確定。
インファイト
あくまでも物理アタッカーとして、運用できる様にインファイトも確定です。
めざめるパワー氷
グライオンやカイリュー、ガブリアスにも負担をかけたいので、めざめるパワー氷も採用しました。
ここまでは、受けループを意識した以上外す技がありません。
選択技
最後の枠なのですが、ここはパーティ構築や、それぞれの考えで大きく変わります。
私はパルシェンをストーンエッジ+ボルトチェンジで倒せたり、挑発と違いウルガモスを安全に処理出来るストーンエッジをお勧めしたいのですが、
ラッキーと対面したら、何が受けに来るのか分からない以上、
挑発をして安定行動をするべきだ、と考える方は挑発。
控えにトゲキッスや王者パルシェン、粉ガブリアスがいる場合は電磁波を採用しても面白いと思います。
受けループを意識した他の型
受けループに特出したい。
特に対面や、後だししてきたエアームドに対してボルトチェンジで
体力の半分以上を削って手持ちに戻りたい。(羽休めの回復を追いつかなくする)
その場合は、珠を持たせたり、性格を無邪気やせっかち、臆病にすればいいと思います。
ここでは簡単に、他の性格の利点、マイナス点を挙げたいと思います。
せっかち
AとCに下降補正がかからない為に、受けループに対しては特化した存在になりえます。
しかし上記に記載した通り、耐久面が落ちてしまうのは大きく、
せっかちは、本来のコバルオンを使う上での大きな利点の1つでもあるガブリアスの地震を耐える。これが出来なくなります。
スカーフガブリアスの個体数を視野に入れると選択し難い性格ですが、ガブリアスは本来コバルオンで対処すべきポケモンでは無い。
と割り切るのでしたらありだと思います。
無邪気
利点はせっかちと変わらず優秀なのですが、上記と同じく耐久面が下がってしまう為本来役割を持つべきはずのバンギラスと対面した場合に、スカーフかどうかを判断する為の読み合いや、味方への負担が大きくなってしまう傾向があります。
臆病
上記2つの性格と違って耐久に下降補正がかからず、ほぼ特殊に特化させた型となります。
具体的には、珠や帯を持たせてCSベースに努力値を割き、グライオンやヤドランに対してボルトチェンジとめざめるパワーで応戦する事が可能です。
Cに全振りする場合、無振りガブリアスを1発まで視野に入れることが出来るのが陽気とは大きく違う点です。
しかし、Aに下降補正をかけてしまっている為、奇跡ラッキーを確2に出来る程度の火力しか無い為に、図太いポリゴン2を完全に他に任せる形となります。
図太いハピナスを珠インファイトで倒せずに、返しの大文字で返り討ちに
なってしまう点も、受けループを任せる以上厳しいです。
しかし、陽気とは一長一短で、ラッキーやハピナス、ヒードランを特に意識する場合は陽気。
ヤドランやエアームド、ガブリアスを意識する場合は臆病がいいと思います。
陽気と臆病の運用の違い
臆病個体は、本来格闘に強い、ヤドラン、ブルンゲル、エアームドなどに対して
ボルトチェンジで大きな負担をかけながら手持ちに戻り、有利な相手を対面させる事にによって得るアドバンテージで闘うポケモンです。
陽気も、運用の仕方は同じなのですが、実際に受けループ全てをコバルオンで対処出来る訳ではありません。例を上げるとゴツメクレセリアなどが挙がります。
なので、コバルオン+何かを軸として考えます。
パーティ内でコバルオンを採用する場合、鋼格闘というタイプ相性から、弱点が重なりやすく、圧迫感は否めないと思います。
スイクンや、ニョロトノを視野に入れると電気枠は欲しく、仮にサンダーを採用したとすると、受けループ相手にもより一層厚みが出ます。
嵌ればコバルオンとサンダーのボルトチェンジでグルグル回すことも可能です。
こう考えた時に、臆病の場合はラッキーを縛れるまで時間がかかるのに対して、陽気の場合は少ないターンで可能になります。
さらに、電気の特殊枠がいる事から臆病にするメリットは少なく、インファイトの火力を上げることの方が、パーティ内の負担を減らすことが出来ます。
実際、私はコバルオン、瞑想スイクン、眼鏡サンダー、ハバンラティアス、シュカメタグロス、スカーフガブリアスで運用していました。
大抵、受けループに対してはコバルオン+サンダー+スイクンの選出が多いために陽気の方が効率が良かったのです。
逆に、臆病の場合は砂パや晴れパに組み込み、キュウコン、クレセリア、コバルオン意外を物理アタッカー、主にランドロスやカイリューを組み込む構築が有名です。
この様に、パーティ構築によって性格は変わってくると思います。
珠の場合は、受けループを相手に消耗が激しく、グライオンとラッキー軸が読みあいになってしまうのが厳しいですが一応サンプルを乗せておきます。
サンプル
持ち物:命の珠
固体値:30−31−30−31−31−31
努力値:24-156-0-92-0-236
実数値:169-130-149-109-92-173
確定技:インファイト、ボルトチェンジ、めざ氷
H 10n−1(珠のダメージを最小にする調整)
Hに多少振ることでバンギラスの大文字と意地っ張りガブリアスの
乱数が動きます。
S 最速105族抜き
インファイト
ハピナス図太いB252振り 割合: 101.5%〜120.6% 確定1発
ラッキー図太いB252振り 割合: 75%〜89.5% 確定2発
身代わりをさせず、卵産みをされても次のインファイトで落とせる。
ボルトチェンジ
エアームドH252振りを確定2発
めざめるパワー氷
ガブリアス無振り 割合: 79.7%〜93.9% 回数 確定2発
グライオンH177 割合: 90.9%〜108.4% 回数: 乱数1発 (56.3%)
最速仕様にする場合はコチラ
努力値:8-156-0-92-0-252
実数値:167-130-149-109-92-176
暫く使っていた時期がありますが、受けループに対して命の珠は消耗が
激しく、特にグライオンに対して、めざ氷を連発できない点、エアームドの
個体数の低さから若干使いにくさは感じましたが、技自体の威力が上がるために
帯と違って後続に負担をかけれる点が優秀です。
しかし、初めてコバルオンを使う場合は帯をお勧めとしたいです。
インファイト
ハピナス 補正有りB252 割合: 98.1%〜116.3% 回数: 乱数1発 (93.8%)
ラッキー 補正有りB252 割合: 73.8%〜87% 回数: 確定2発(進化の奇跡)
ナットレイ H252 B36 割合: 79.5%〜95.5% 回数: 確定2発
ヒードラン H196 割合: 91.6%〜109.4% 回数: 乱数1発 (43.8%)
ポリゴン2 補正有りHB 割合: 50%〜59.8% 回数: 確定2発(進化の奇跡)
バンギラス H252 B20 確定1発
ハッサム 補正有りH252B24 割合: 38.9%〜46.3% 回数: 確定3発
ハッサム H159珠ッサム 割合: 47.7%〜57.2% 回数: 乱数2発 (91.4%)
ヒードラン H191 割合: 88.9%〜105.8% 回数: 乱数1発 (37.5%)
ユキノオー 確1
襷ユキノオーには確定で勝てる配分となっています。相手の意地っ張り地震はBダウン込でも確定耐え+霧ダメージ+礫も耐えます。
めざめるパワー炎も同じくDダウン後も耐えます
ストーンエッジ
ウルガモス H252B76 確定1発
ユキノオー 無振り 割合: 78.7%〜93.3% 回数: 確定2発
サンダー H191 割合: 61.7%〜72.7% 回数: 確定2発
ボルトロス 無振り 割合: 88.9%〜105.8% 回数: 乱数1発 (37.5%)
ボルトチェンジ
ヤドラン H252振り 割合: 32.1%〜38.1% 回数: 乱数3発 (92.7%)
ギャラドス H191 D134 割合: 50.2%〜60.2% 回数: 確定2発
(ラティオスの眼鏡流星耐え)
エアームド H252割合: 40.6%〜48.8% 回数: 確定3発
パルシェン 無振り 割合: 76.8%〜92% 回数: 確定2発
めざめるパワー氷
ラティオス 無振り 割合: 32.2%〜38.7% 回数: 乱数3発 (96.7%)
ガブリアス H252 割合: 58.1%〜69.3% 回数: 確定2発
ガブリアス 無振り 割合: 68.3%〜81.4% 回数: 確定2発
グライオン H212 割合: 75.7%〜92% 回数: 確定2発
(身代わりを張らせない)
相手の地震は余裕で耐えるので、好きに守る身代わりをやらせておけば良い。珠じゃないので氷連打安定、めざめるパワー氷はしっかりPPを増やしておいて下さい。
ランドロス 無振り 割合: 79.2%〜93.9% 回数: 確定2発
耐久面B
ガブリアス
補正無しA252地震 確定耐え
補正有りA252地震 乱数1発 (12.5%)
補正無し鉢巻逆鱗 確定3発
逆鱗なら後だしからガブリアスを狩る事ができる。
また鉢巻、スカーフ以外なら対面からでもめざ氷で2発なため勝つことが出来る。
ランドロス
補正無しA252地震 確定耐え
補正有りA252地震 確定耐え
砂嵐状態は流石に無理なので交換安定。
蜻蛉帰りは相手にとっても悪手なので素直に浮遊に交換。(控えがバンギ濃厚で居座られた場合厳しくなるため)
コバルオンへの逆鱗 割合: 16.5%〜20% 回数: 乱数5発
ローブシン
補正有りA252ドレインパンチ 割合: 68.1%〜81.8% 回数: 確定2発
根性ドレパンで確1で落ちる。マッパも確2
ボルトチェンジすらせずに交換した方が安定すると思います。
ハッサム
A165の剣舞6積みバレットパンチですら確定3発 虫技は4分の1なので珠ハッサムの虫食いですら乱数7発。
珠ハッサムと対面した場合は勝つことが出来ますが、他の型は厳しいです。
耐久面D
パルシェン
補正無し ハイドロポンプ 割合: 86.2%〜101.7% 回数: 乱数1発 (12.5%)殻を破る後
補正− ハイドロポンプ 割合: 77.1%〜91.4% 回数: 確定2発
ラティオス
補正無しC252眼鏡 流星群 割合: 65.1%〜77.1% 回数: 確定2発
補正無しC252命の珠 流星群+下降流星群 高乱耐え
補正無しC248命の珠 めざめるパワー炎or地面 割合: 76%〜90.8% 回数: 確定2発
補正無しC248ジュエルめざめるパワー炎or地面 82%高乱数耐え
補正無しC252眼鏡 雷 割合: 74.2%〜88% 回数: 確定2発
バンギラス
補正なしC252 大文字 割合: 81.1%〜96% 回数: 確定2発
ニョロトノ
補正なしC252 雨ハイドロポンプ 割合: 87.4%〜103.4% 回数: 乱数1発 (25%)
ユキノオー
補正有りC252 吹雪 割合: 32.5%〜38.2% 回数: 乱数3発 (97.9%)
バトルビデオ
本当はレート戦のをUPしたかったのですがビデオがwi-fi上で無くなってしまっていた為、フリーの戦いのビデオになります。
又、受けループをフリーで使う方は流石に全然いなく、遭遇してもコバルオンがいるせいか全然選出して頂けなかった為、普通のバトルになっていますが一応UPしときます。一応ブラックカードの方のみを選びました。
キュウコン、クレセリア、コバルオンVSニョロトノ、ラティオス、トルネロス
52−66455−56607
スイクン、ガブリアス、クレセリアVSバンギラス、ガブリアス、コバルオン
72ー38989ー11608
いいのがとれましたら変えときます。
最後に
コバルオンは個人的に3闘の中で一番扱いにくいポケモンだと感じます。
しかし、その高範囲を受けれるポケモンは数少なく、弱点をつけば以外に火力は出るので使い方次第だとも思います。
ボルトチェンジで相手のポケモンを見てから繰り出せる強みというのは、ハッサムやFCロトムで証明されてますし、気が向いたら是非育成してみて下さい。
ダメージ計算などの希望がありましたら随時追加していきたいと思います。
評価の際にコメントを頂けると次に生かせますので是非お願いします。
ここまで読んで頂きありがとうございました。