今回が初の投稿になります、いわみんです。
今回は悪炎という固有タイプを持ち、攻撃範囲の優秀な「ヘルガー」について考察していきたいと思います。
既に似た技構成の育成論は投稿されていますが
ラグランジュさんの追い不意型ヘルガー (bw/1174)
(無断転載です、問題ありましたらお伝え下さい)
この考察では仮想敵を明確にして努力値調整を行います。
なお個体値は全て理想値とし、HABCDSの略称を使わせていただきます。
ダメージ計算は、「トレーナー天国」様のダメージ計算機を使用しています。
まずはヘルガーの驚異的な技の範囲をば
エスパー(ラティオス ランクルス クレセリア スターミー フーディン エーフィ等)
ゴースト(シャンデラ ゲンガー ブルンゲル等)
鋼(メタグロス ナットレイ シュバルゴ ハッサム ジバコイル等)
その他草、氷タイプ(ユキノオー等)
また、悪と炎の複合により(超+めざ炎or鋼)からの攻撃は無効か半減になり
有利不利がはっきりしているため、相手の行動を読みやすく追い打ちを決めやすいのも特徴と言えるでしょう。
またやけど(鬼火)無効は安定性、役割という面でとても大きいです。
ではどうやって仮想敵を安定して狩れるようにするのか。
努力値配分を見てみます。
A28+悪のジュエル→追い打ちor不意打ち
これはジュエル込みの追い打ちor不意打ちで無振りラティオスが確定一発になる値です。
ダメージ: 156〜186 割合: 100.6%〜120%
当然ラティオス以下の耐久である無振りゲンガー、シャンデラ、スターミーも確定一発で倒すことができます。
H252シャンデラはちょっと…
ダメージ: 140〜168 割合: 83.8%〜100.5%
B 性格下降補正
Bは捨てました(ハジャーン
具体的に言うと意地全振り珠ハッサムのテクバレから中乱数2発になってきます。
ダメージ: 70〜82 割合: 46.6%〜54.6%
持ち物無しはダメージ: 54〜63 割合: 36%〜42% となり、確定3発になります。
メタグロス、ナットレイに関しては意地っ張り全振りであっても
コメバレ ダメージ:129~152 割合:75.9%~101.3%
ジャイロ ダメージ: ダメージ: 107〜126 割合: 71.3%〜84%
何とか一発は耐えてくれますが、メタグロスはプレートから、ナットレイは鉢巻きを持たれると落とされる可能性が出てきます。
特にメタグロスは鉢巻きを持たれると、無振りでも高確率で落とされるので気をつけてください。
鉢巻き無振りコメバレ ダメージ:146~172 割合:97.3%~114.6%
後述しますが、ギリギリ抜ける70族のキノガッサの補正なし全振りマッパが低乱数一発(25%)になってくるので、実にエキサイティングな読み合いが(ry。
物理仮想敵相手に対しては釘付けや鉢合わせ、終盤の詰めで役割を得るでしょう。
C92+性格上昇補正→オーバーヒート
H252 D180振りの一般的なシュカグロスまでをオーバーヒートで最高乱数一発にできます。
ダメージ: 186〜222 割合: 99.4%〜118.7%
HD特化オッカハッサムでも高乱数がとれます。
ダメージ: 170〜204 割合: 96%〜115.2%
もちろんその他の炎弱点相手はラクラクと倒すことができます。
あえて仮想敵を泳がす際にも交代先に負担をかけてすぐに戻しやすいオーバーヒートを採用しました
D228 H4 +挑発
余らせた努力値をDにがっつり振ってみました。
これは臆病ゲンガーの気合玉最高乱数耐えです。
ダメージ: 128〜152 割合: 84.7%〜100.6%
控えめ眼鏡シャンデラのシャドーボールを確3まで抑えました。
ダメージ: 57〜67 割合: 37.7%〜44.3%
控えめ眼鏡ジバコイルの10万ボルトもなんとか耐えます。
ダメージ: 126〜148割合: 83.4%〜98%
控えめ全振りブルンゲルのなみのりも耐える!(まぁ居たとしたらスカーフしおふきでしょうが)
ダメージ: 126〜150 割合: 83.4%〜99.3%
これによって特殊に対して大体の攻撃を一発は耐えると読んで、悪炎弱点の相手に強気な立ち回りができるようになります。
D振りの理由
- 上記仮想敵の攻撃のほとんどが特殊であること
- その他のポケモンからの一致物理技は半減の範囲であること
- Bは50でありながらDは80と、ある程度のラインを獲得していること
D振りのメリット
- 後出しの安定
- 追い討ちの誘発(襷のイメージが強いことも関与)
- 種族値配分からみて無駄が少ない
- 襷枠が空く!
挑発とあわせて使うことによって耐久エスパー(クレセリア、ランクルスなど)を安全に処理することができます。
S 156
これは最速70族抜きです。
仮想的の素早さは70を境にして上に飛躍しています(ラティエーフィゲンガーなどの110族)。
このヘルガーにおいて素早さはオーバーヒートと挑発のためにあるので、
鋼連中のSが70を超えないこと、挑発を決めたい耐久超霊の遅さから上記の調整に収めています。
このヘルガーは、追い不意によってポケモンバトルの読み合いの面白さを高めながらも、耐久を弄ることで自分の有利な読み合いに持っていくところに魅力があります。
ついでに挑発を採用することで、上記以外にも様々の耐久ポケモンにアドバンテージが取れます(ハピナスなど)
また劣化議論なども無用であるほか、技が全てタマゴ技とわざマシンで揃い、BW作りやすいのも高ポイントです。
そして何より襷枠が空くこと、これはマイナー使いにとっては高評価なのではないでしょうか。
とまぁ最後は我田引水、自画自賛な感じでこの考察を締めさせて頂きます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
ご意見ご感想などありましたら、お気軽にコメントにどうぞ。
2011/11/9
がぶるあすさん ななしさんのコメントにより
表現を一部修正、特殊被ダメージ量を加筆させていただきました。
まままさん、シルバニアンさんのコメントにより
表現を一部修正、物理被ダメージ量を加筆させていただきました。