- はじめに
・基本的に理想個体を想定します。
・ダメージ計算はトレーナー天国様のを使用させて頂きました。
・試行回数を稼ぐ運ゲーを否定する方は不快になるだけですのでお引き取り下さい
カビゴン……。
見た目は柔らかいのにやたらと堅いですよね。
でも突破力が足りないと思いませんか?
あと、回復手段も足りないと思いませんか?
相手への負荷とかも足りないと思いませんか?
なので、一挙にその悩みを解決してしまおうという欲張りな型です。
【もちもの】
- たべのこし
低乱数を確耐えしたり、砂嵐や霰を相殺したりします。
別に他の耐久系アイテムでも役割が持てなくなるとは思えませんが、
一番安定しているのでこれです。
試行回数を稼ぐねむねごとの相性もいいです。
他に考えられるのは、回避アップ系・オボン……ですかね。
たべのこしよりも効果的とは思えませんが、食べ残しを他が使う場合はこのあたりが無難でしょう。
遅いからという理由だけで爪を持たせるのだけは絶対にやめて下さい。
耐えてから眠るという時に計算が狂いますんで。無駄な負け筋を作る可能性があります。
(※例えば4確の場合……
先制の爪眠る→ダメージを受ける
ダメージを受ける→眠っている(ねごと
ダメージを受ける→眠っている(ねごと
ダメージを受けて倒れる
と爪が無かったらループできたはずの確4の攻撃で倒されてしまう……という意味で書きました。わかりにくくてすみません。
500号さん、ronestさん、名無しさん、くもやんさん、補足ありがとうございました)
【特性】
- あついしぼう
特に氷は一緒に組む(であろう)グライオンの弱点ですし、
炎の耐性は晴れパに対抗できるようになります。
また、どうせ毒やなんかの状態異常は眠るで回復できてしまうので、
毒による役割破壊の心配も無いというも理由です。
なので、この型で免疫にするメリットは薄いでしょう。
【技考察】
- ねむる
- ねごと
ねごとで隙消しをします。
麻痺とねむねごの相性も結構いいです。
抜くと型名が変わるので確定技
【選択技】
- のしかかり(半確定)
威力は恩返しに劣りますが、三割麻痺は正直強いです。
ねっとうと同じ確率なので、何回も撃てれば十分期待できます。
あと、交換読みで「とりあえず麻痺狙いで撃っとけ」という運用もできます。
- じわれ(半確定)
これで相手の受けを問答無用で破壊します。
おにびや威嚇なども関係ありません。
基本的には、のしかかりで確3以下※にならない相手を狙って使いましょう。
(※のしかかりで確定3の場合、二回のしかかりを撃って麻痺する確率が51%。大抵は素早さが逆転し、実質のしかかりで確2とイコールになるので、大抵はじわれよりものしかかりの方が安定して相手を倒せます。つまり、のしかかりは一発で倒せる確率が0%、二発51%、三発100%(麻痺痺れや急所考慮なし)なのに対し、地割れは一発で30%、二発で51%、三発で65%で一発当たる計算です。状況に合わせて考えて使い分けて下さい)
- おんがえし(やつあたり)
のしかかりの代わりに威力が17高いこれを採用するのもありな気がします。
実際ギリギリで確3だとちょっとくやしく思います。
激流発動とか怖いですし。
何かそういう意識する相手が確2の場合は採用してもいいかもしれません。
何も考えないなら素直にのしかかりにしておきましょう。
- どくどく
ターン数を稼げるなら、地割れでOKという場合が多いので……。
あと、のしかかりの麻痺とアンチシナジーです。おんがえしにすればいいですが。
一応パーティー次第で選択してもいいかも……ぐらいです。
- のろい
あと、攻撃範囲が狭くなる点にも注意です。
ノーマル技一個でいく場合、トビゴン(おんがえし あくび まもる のろい……で耐久調整した免疫カビゴン。詳しくはグーグル)の方がいいかと思います。
- あくび
あと、やはりのしかかりの麻痺とアンチシナジーです。
何か明確な理由が無ければ採用は厳しいでしょう。(他でステロを撒くとか)
- ふきとばし
ただ、じわれとの同時遺伝ができない点は注意です。
- じしん
エアームドや浮遊ドータクン、ゲンガーなどは他でなんとかして下さい。
【※追記】
- かみくだく(まちょ。さんより)
この場合、他で耐久ポケを潰せるようにパーティーを組んで下さい。
確かに特殊受けをゲンガーのためにもう一枚用意するというのは厳しいんですよね……。
まぁパーティーに合わせて選択でお願いします。
- 努力値・耐久力・攻撃力
実数値で263
少しHを削って食べ残しの恩恵を最大に受ける為に16n調整してもいいかもしれません。
この調整は一応ながら8n-1(火傷・ステロetc用)調整をしつつ、
H=B+Dに近くなるような値にしてみました。
砂嵐などで相殺される場合は16n調整よりも少し堅いかなというぐらいで、
食べ残しを考慮し、もっとBDに振るのもありだと思います。
参考までに。
【B204】
実数値111
・ガブリアスA252@げきりん 割合: 42.2%〜50.1%
=ラティオスの眼鏡@サイコショック
ガブのげきりんクラスを確3(食べ残し込み)できます。
物理も努力値を振れば十分堅いです。
そんじゃそこらの役割破壊では落ちません。
弱点じゃなければ少なくとも2回は行動できるでしょう。
ただ、保険的な意味合いが強いので、
「特殊受けにしか絶対に使用しないのでもっとDに振りたい」
という人はもっとDに振るのもありです。
私としては困った時でもとりあえず最低限の仕事ができることも重要ではないかなと思い、Bにも振りました。
そこはお好みで。
【D76】
実数値154で11n調整。
・ラティオスC252眼鏡@流星 割合: 53.6%〜63.1%
・同上@雷 割合: 30.4%〜36.1%
・同上@りゅうのはどう 割合: 34.6%〜41% ←この辺りが食べ残し込みで中乱3
・ウルガモスC252+性格@さざめき 割合: 25.4%〜30.7%
・サンダースC252+珠@10万 割合: 28.1%〜33%
・キングドラC252+性格+珠+雨@ハイポン 割合: 52.4%〜62.3%
となり、ラティの眼鏡流星二回耐えも余裕です。
ねむねごの関係で三回受けできないと困るという時もありますが、
これぐらいの耐久があれば一般的な特殊アタッカーには十分3耐え可能な耐久力でしょう。(食べ残しもありますし)
キングドラを意識する場合Dぶっぱしないと二回耐えれません。(オボンならこの努力値振りでもいけますが……)
【S4】
実数値51
相手が麻痺すれば130族と71族スカーフ程度までは抜けます。
のしかかりを入れるため、4振りの恩恵も十分受けれるでしょう。
【A4】
実数値131
火力は心配ですよね。
何かの起点になったら困りますもんね。
私としては最低限の火力はあると判断していますが、
これも各自参考を見て判断して頂ければと思います
のしかかり
・ラティオス HB4 割合: 40.3%〜48%
・ウルガモス HB4 割合: 45.3%〜54%
・ガブリアス H140/B4 27.3%〜32.8%(201ガブ)
・ライコウ H252/B4 割合: 34%〜40.1%
・ロトム洗 H252/B4 割合: 32.4%〜38.2%
Bに振ってなければ身代わりを壊せるぐらいの火力はあるので、基本的には大丈夫かと思います。
大体確定三発ですし。
三割麻痺もありますし。
おんがえしにすると確2になる相手も結構いたのですが(使用しての体感も含めて)
やはり麻痺を巻けるという方が大きいです。
ちなみにHBにぶっぱされてしまうと身代わりで起点にされるので、そこは注意がいるかもしれません。
身代わり壊せない相手でかつ身代わり持ってそうな相手の参考例
・トドゼルガHB252+性格 割合: 19.3%〜22.5%
・グライオンHB252+性格 割合: 18.1%〜21.9%
・サンダーHB252+性格 割合: 21.3%〜25.8%
など
- パーティー構築
ハピ(ラキ)で特殊をグライオンで物理を受けるパーティー構成ですね。
同じノーマル特殊受けのカビゴンもグライオンと相性がいいと言えます。
脂肪で氷半減ですし。(氷状態は恐いですが)
で、これで組むと格闘と氷の攻撃範囲が怖くなるので、あとはヤドランでも入れておけば大体大丈夫かなと思います。
それでもまだ両刀バンギやめざ氷ビリジオンなんかが怖いので、そいつらをメタれれば……
という感じでパーティーを考えながら運用していきましょう。
参考までにこのカビゴンを使う時はB特化ポイヒグライオン(まもる・ギロチン・ツバメ・じしん)を使用しています。
交換合戦中にもポイヒでHPを回復できるのがいいです。
同じ理由でヤドランもいいです。(ただヤドランは一撃必殺の突破力が無いのが少し不安要素です)
- 運用方法
蓄積ダメージとしてもまぁ十分で、相手が麻痺すればさらに美味しいです。
相手が耐久型で居座ってきた場合は地割れを撃ちます。
相手がどくどくを撃ってきたり、こちらのHPが少なく、それでいて3発耐えそうなら眠るからのねごとをします。(この辺は使い手の判断力が試されます。何度か使用して慣れて下さい)
そうやって交換合戦で負荷をかけつつ、相手に麻痺を撒き、それでいて相手の耐久型には回復しつつ戦い最終的には物理アタッカーを潰して相手を詰ませるか、特殊アタッカーを潰して物理受けで詰ませるかのどちらかが狙いです。
つまり、基本的に受けて相手をするのは耐久と特殊アタッカー。『身代わり持ちラッキー』や『頑丈』や『浮いている』耐久ポケ以外はカモです。
眠るタイミングは結構難しいのですが、死にそうになったらとりあえず眠る……のではなく、あと三発耐えられるのかどうかを見極めて眠って下さい。
こちらが確3の場合、ねむねごの運ゲーの確率的に眠らないで攻撃した方がいい場合もあるので、こちらが確3の場合はよく考えて眠って下さい。
ちなみにこちらが確2で眠るをする意味はほぼ無いので、素直に地割れかのしかかりをして下さい。
正直、運ゲーなのは否めません。
ですが下手な三割でも五回撃てば八割なので、試行回数が稼げるカビゴンならそのうちどこかで一撃を当てられる可能性が、又は相手を麻痺させるという可能性が高いです。
ねむねごに安定感はあまりないかと思われがちですが、耐久同士や特殊相手の場合ならば相手をほぼ詰み(こっちが確4以上・しかも状態異常での突破も不可)にできることも多く、思ったほど安定感がないわけではないです。
正しく物理受けのポケと組んで使用できれば運ゲーに終わらない十分な戦績を上げることができるでしょう。
- 弱点
・地面無効+ノーマル半減以下:ゲンガーやムドーは他でなんとかお願いします。鋼はグライオンでなんとかできることも多いですがゲンガーは『特にめざ氷ゲンガー』はヤバイです。物理受けヤドランでも受けれませんし、なんとかして他でメタた方がいいです。
・物理竜:特に竜舞、剣舞型、拘り。のしかかりで三割麻痺狙いや地割れ(火力アップアイテム以外なら二回は撃てるはず)の運命力に賭けるしかないです。こちらにエアームドなどのメタを入れておくのもありですが、わりとオノガブピンポイントだなぁというのが感想です。鉢巻ガブ怖い。
・物理格闘:受けを数枚用意しておけば大丈夫です。グライオン・ヤドランあたりが鉄板。一応ですがガブのげきりんをほぼ2耐えできるので、つまりそれ以下の火力のインファやA252ルカリオの飛び膝レベルなら一発耐えたりもできます。参考までに。
・身代わり:相手が身代わり持ちで、かつのしかかり一発で身代わりが壊せない場合は辛いです。等倍相手の場合はHBぶっぱレベルでない限りはそうそう起こりえ無いとは思いますが、ゴースト・鋼・岩タイプへの対応は十分気をつけて下さい。わりとグライオンでなんとかなりそうな相手が多いのが救いです。
【型破り】
ねむねごが無くてもわりと動けそうな気がするので、
ねむねごを削って、またはねむカゴにして他の技を持たせる……。
例えば、噛み砕くを入れてゲンガーを対策するということや、冷凍パンチを入れて竜族を対策するといったことも十分にありだと思います。
でも型名が変わっちゃうので各自で自由にやって下さい。
【ねむカゴリサイクル】(tさんより)
食べ残しがある分、普段の耐久力は食べ残し持ちのこの型が勝っていますが、
より小回りをきかせたい場合はねむカゴリサイクルというのをできるということを
tさんより教えて頂きました。ありがとうございます。
普段の交換合戦を重視し、食べ残しを持たせるようにするか、それとも一気に回復できるねむカゴを持たせるかは使い手の好みで判断してください。
運ゲーをなるべく避けたい人はねむカゴの方が少しは安定しそうですね。
ちなみに、リサイクルをレベルで覚えるゴンベにじわれを遺伝させることはできず、一見じわれとリサイクルは両立できなさそうですが、HGSSでじわれをカビゴンに遺伝させた後にHGSSの技マシンを使えば可能なようです。BWで、地割れリサイクルを両立させたカビゴンは育成はできないので、そこは注意して下さい。
以上です。
別に評価1でもかまいませんが(運ゲが嫌いな人は嫌いでしょうしw)
何か改良案があればお願いします。
【追記】
持ち物の先制の爪の所に追記しました。
技考察に噛み砕くを追記しました。
特殊の被ダメージにラティ系の攻撃を増やしました。
ねむカゴリサイクルを追記しました。コメント欄も参考にどうぞ。