今回はヤナッキーの育成論です。
ヒヤッキーよろしく育成論者を悩ませるポケモンですのでがんばっていきましょう。
正直、3猿を投稿するだけで勇気がいるとは思いませんでした。
劣化になろうとも、基本っぽく使いやすさを追求しています。
- この育成論ではHABCDSという略称を用います
- 勝手にリンクを貼らせていただいております。都合の悪い方はご連絡ください
- めざめるパワー氷の理想固体値(31-30-30-31-31-31)を前提としています
- ダメ計にはトレーナー天国様のツールを用いております
- 確定欄の振り方、および持ち物にてダメ計を行っております
- ヤナッキーについて
あまり恵まれていない草単タイプです。
サブウェポンとしてなら強い草技も
メインとなってしまっては誘うポケモンが多いのです。
モジャンボみたいに少しでも耐久があれば地震を受けに出られたりするのですが
ヤナッキーではそうはいきません。
×1/2 地・草・水・電
×2 飛・毒・虫・炎・氷
半減で出ていける相手はサブウェポンとして
ヤナッキーの弱点をついてくる技を持っているケースが多いです。
草に出ればめざ炎、
水に出れば氷技、
電に出ればめざ氷
などなど、後出しすらもなかなか安定しない耐性と耐久力です。
なんとか誘う相手を明確にイメージして型をつくっていく必要があります。
- 差別化について
VS ジュカイン
☆ 種族値のちがい
ヤナッキー
H75 A98 B63 C98 D63 S101
ジュカイン
H70 A85 B65 C105 D85 S120
よく特殊アタッカーにしてはジュカインの劣化と言われる所以がこれです。
CもSも負けてしまっているので、
完全な特殊アタッカーにしないようにしなければいけません。
しかも地味に耐久力まで負けています。
☆ 特性のちがい
ヤナッキー … くいしんぼう
ジュカイン … しんりょく or かるわざ
ヤナッキーはほぼ死に特性なので比べなくてもよいですね。
圧倒的にジュカインのほうが使いやすいです。
☆ 覚える技のちがい
これが本当に決定的でした。
<ヤナッキーの覚える有用そうな技>
タネばくだん ・ タネマシンガン ・ リーフストーム
ローキック ・ けたぐり ・ きあいだま
アクロバット ・ いわなだれ ・ かみくだく
やどりぎのタネ ・ くさぶえ
これら全てをジュカインは覚えます。
しかも実際にはリーフブレードやきあいパンチなどの上位互換技まであります。
がむしゃらなど自分の役割範囲外の技まで覚えます。
ヤナッキーは泣いていいです。
- ヤナッキーに残された道
種族値、特性、技の全てにおいてジュカインに見劣りしますが、
だからといってヤナッキーが使えないということはないです。
1.S101という絶妙な素早さを活かすこと
2.A98というジュカインに唯一勝っている攻撃を活かすこと
3.ジュカインが覚えない補助技をうまく使うこと
上記の3点をおさえれば活躍の余地は出てきます。
- 誘う相手とは
これはヤナッキーと言わず全ての草ポケモンにも共通することですが、
使うにおいて理解していただきたい点です。
草技をメインとするので半減読みで非常に多くの相手を誘います。
草技半減タイプ … 炎・草・毒・飛・虫・竜・鋼
そして上記のタイプでの複合タイプは以下の通りです。
<炎・飛> … リザードン、ファイヤー
<炎・虫> … ウルガモス
<炎・鋼> … ヒードラン
<草・飛> … ワタッコ、トロピウス (ここは誘わないかな)
<草・虫> … ハハコモリ (あまりメジャーでないですが)
<草・鋼> … ナットレイ
<毒・飛> … クロバット
<毒・虫> … スピアー、ペンドラー etc
<虫・飛> … メガヤンマ、ストライク etc
<竜・飛> … カイリュー、ボーマンダ、チルタリス
<鋼・飛> … エアームド
草技4分の1を利用しここぞとばかりに繰り出されます。
こういったポケモンに強い技を入れておくと活躍ができそうですね。
また、太字のポケモンはヤナッキーが初速で勝っているポケモンです。
もちろんスカーフは除いて考慮していますが。
苦手な相手を繰り出されますが、初速で勝っていると2発で沈められそうなので、
地味にS101は活きていますね。
といったところでヤナッキー考察に入っていきます。
- 特性
くいしんぼうしかありません。
泣きごと言ってる場合ではないです。
- 持ち物
いのちのたま
火力が低いため増強が必要です。
特に半減技読みでも繰り出したいと思われる方はこちらで確定でしょう。
きあいのタスキ
タイマン性能が上がります。
火力よりも安定して1体は狩りたいと思われる方はこちらになります。
- 性格・努力値
せっかち
努力値:H4-A128-C124-S252
実数値:151-134-74-134-83-168
一応半減技で繰り出せる範囲は特殊が多いのでB下降をおすすめします。
おまけ程度にダウンロード対策にもなります。
Sはもちろん最速仕様です。
AについてはHDナットレイを高乱数2(98%)で落とせるようにしています。
よってCはその余りです。
AとCがたまたま一緒になってしまいましたが、
決して適当に半分にしたわけではないのでご了承ください。
<めざめるパワー炎の場合>
AをCに回すとよいです。
めざ炎の使い道がやはりハッサム意識なところで、
中途半端にAに振るより安定します。
ナットレイへのけたぐり調整も意味をなくしますしね。
どのような型であろうと、Sを少し落とせばジュカインでもまったく再現可能です;
- 被ダメ計算
A252いじっぱり鉢巻ドサイドン
じしん 70.8%〜83.4%
C252ひかえめ眼鏡ジバコイル
10まんボルト 64.2%〜75.4%
半減であれば繰り出しは問題なくできます。
A252ようきガブリアス
ドラゴンダイブ 82.1%〜97.3%
C252ひかえめバンギラス
あくのはどう 58.2%〜69.5%
おおよその目安なんで突っ込まないでくださいね;
C4振りずぶといブルンゲル
ハイドロポンプ 28.4%〜33.7%
れいとうビーム 60.9%〜72.8%
C132振りのんきスイクン(ワシント様:bw/666)
ハイドロポンプ 33.7%〜40.3% (育成論中ではなみのりです)
れいとうビーム 72.8%〜86%
物理受けとされる水ポケモンには安定した繰り出しが期待できます。
(↑Raiserさんありがとうございます)
- 技構成
<確定技>
リーフストーム
メインウェポンです。
いわずと知れた水・岩・地などへの遂行技ですね。
※ダメ計は、確定欄の振り方、および珠込みでしています
HBスイクン 72.6%〜85.2%
ADドサイドン 137.3%〜162.1% (ハードロック、砂嵐状態込み)
HBグライオン 79.1%〜94.5%
H4D44ヒードラン 15.5%〜18.5%
(せすく&しるば様:bw/335)
<候補技> ※ 優先度などは特に気にせず列挙しています
誘う対象をしっかりと押さえておけば技候補も必然的に決定してきます。
もちろんパーティと相談の上で慎重に選択していく必要がありますね。
けたぐり
非常によく誘う鋼タイプへの牽制、遂行技です。
何気にリーフストームを受けにきたヒードランを倒せる可能性を秘めています。
HDナットレイ 48.6%〜59.1%
H4B4ヒードラン 74.8%〜88.6%
H252バンギラス 117.8%〜140.5%
いわなだれ
非常によく誘う炎・虫タイプに対して打ちます。
スカーフ持ちでない相手には大抵先手が取れるので、使い勝手は良いです。
氷タイプにも打てますが、おおよそリーフストームで事足ります。
ひるみも期待できますが、積極的に狙ってはいけません。
H252シャンデラ 54.4%〜65.2%
H6ウルガモス 145.3%〜174.5%
めざめるパワー氷
ガブリアス以外のドラゴンは誘うため、持っていると非常に心強い技です。
同タイプにも強くなれそうですが、
大抵の草ポケはめざ炎を搭載していることも多いので打ち合えないかもしれません。
H4ボーマンダ 109.3%〜130.9%
H252カイリュー 78.7%〜94.4%
H4オノノクス 66.4%〜80.2%
めざめるパワー炎
炎も誘うのでどちらかと言えばめざ氷を推奨しますが、
こちらを選択すると手が出なかったハッサムに強くなります。
浮いている鋼にも強くなれるので十分に採用の価値はあります。
こちらを採用する場合は素直にC248振りのほうがよいかもしれません。
※ ここだけC248、珠込みで計算しております。
HDハッサム 82.4%〜97.1%
HDナットレイ 62.9%〜77.3%
HBドータクン 43.1%〜52.2%
アクロバット
打つ相手は主に虫になります。
後述のローキック、あるいは身代わりと併用することで
どんなヘラクロスも完封できる技となります。
タスキがつぶれた後でないとフルパワーで殴れないので扱いづらいです。
珠持ちだとヘラクロス、キノガッサ、ビリジオンピンポイントです
H252ヘラクロス 94.6%〜111.2%
H252キノガッサ 99.4%〜118.5%
ローキック
誘う相手にはスカーフ持ちの可能性が十分にあるポケモン、
または素でSを抜いているポケモンが多いです。
この技を交換読みで当てることによって
100族スカーフ以下のポケモンであれば先手が取れるようになります。
ex)ムクホーク、ボーマンダ など
狙う対象を明確にして扱えばその方面に特化したヤナッキーができそうです。
→ ローキック考察(bw/1114)
ちょうはつ
Sが高いので使いやすいです。
微妙にジュカインとの差別化。
やどりぎのタネ
流し際(?)に打てるので採用の価値ありです。
みがわり
受けに来る相手を慎重に見極めることができるようになります。
電磁波避け、スカーフ持ちの判断など、使いどころは多いです。
入れる場合はタスキを使わない方がよいです。
- 最後に
種族値が違うのでどのような努力値振りをしても
ジュカインに追いつかれてしまいます。
ただ、それでもヤナッキーを使いたい方はいるはず
という思いで書いているものです。
これは育成論ではなくて、ヤナッキー考察なのかもしれませんね。
〜のダメージ計算がほしい、〜がおかしい、〜についてもう少し詳しく、
などなどありましたらコメントのほうによろしくお願いします。
どなたでも書き込めますので、ぜひ様々な意見をお聞かせください。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
【更新履歴】
2/1 繰り出せそうな水物理受けからの被ダメを記載、めざ炎について加筆
2/9 ローキックのほうの育成論へのリンク追加