ポケモンパーティ構築(シングル)

S13 BIG6対面〜マイナーとサイクルからの離脱を目指して〜 最終416位

2024/01/06 12:24 / 更新:2024/01/06 12:28

★★★★★★★★★★★ loadingいいね! 閲覧数:2009  いいね:10

投稿者:nw8(@TapuFini_Single)

ポケモンSV / シングル / シーズン13 / 最終416位

今期の成績

TN Tapu-Fini 最終413位(R1993.032)、最高レート2052

コンセプト

・強いポケモンを強く使う
・分の良い運ゲをする
・勝てる構築に100%勝ち、一部割り切りを行うことで勝率を高く維持する

構築経緯

S12時点で僕は本当にポケモン対戦が強くなかった。(今も決して強いとは言えないが、本当に“弱かった”)。というのもマイナーポケモンを構築に組み込んでいた・一発屋の噛み合いゲーで一喜一憂・強いポケモンの強い使い方を理解できていないなど、ポケモン弱者の要素をコンプリートしていたのだ。惰性で勝てない対戦を続けるのでは面白みがなく、やはり勝ってこそのポケモン対戦だ、と今期こそ本気でランクマに取り組むことにした。
これまでに使ってきたマイナーで補完されたサイクルを捨て、前期最終2桁を達成した氷点下さんにアドバイス(時に叱責)をもらいつつ、強いポケモンのみで編成された対面構築をイチから学び直すことにした。
構築の軸として先発でテラスを使いつつ、環境TOPのほぼ全てのポケモンに対面で勝つことのできる「HA飛行テラテラバーストカイリュー」・数的有利をとってからの詰めとして最強のハバタクカミとウーラオスを選択した。余談ではあるが、最終日付近のこの3体の選出率は優に7割を超えている。
次に、補完として先発スケイルショット鋼テラスカイリューとサーフゴー、初手のパオジアンや鉢巻ウーラオス、キノガッサなどに上記の3体では弱いため、選出圧も兼ねて「HABオーガポン」を採用。
残りの枠は一貫のあるランドロスに有利で、先発のディンルーやマスカーニャが重いのを解消できつつ、対面性能が非常に高い「襷パオジアン」、
受け破壊と高い対面性能を両立する「イバンの実氷テラバーストジバコイル」で構築が完成した。

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使用ポケモン

調整意図

H-奇数最大(総合耐久指数から)
A-特化
BDS-あまり4振り分け

解説

今期の勝馬(僕が負け馬泣)。非常に対面性能が高く、ガチグマですらオボンの実を持っていないと受け出しが難しい高火力と、HP90くらいあれば環境のブーストエナジー持ちのハバタクカミのムーンフォースを耐えることができる高耐久(飛行テラバーストカイリューは基本的AS252ベースが多いので相手の感覚からズレた勝ち筋や立ち回りができる)を両立する、まさに対面最強ポケモン。嘴を持つことで多くの物理受けの受け出しを許さず、HB甘痛カミにテラバースト連打で対面に勝つことができる。ハッサムやスカーフラオスなどのサイクルの破壊としても強力であり、先発カイリューは大体スケショ型だという甘えた考えのハッサムをテラバースト×2で倒し、スカーフラオスのアイススピナーと裏のポケモン(ランドやカミ)でカイリューを処理しようとしてきた浅はかプレイヤーを返り討ちにすることができた。とんぼ返りで逃げられてしまっても、出てくるのは大抵ランドロスなので、テラバースト×2と神速で大抵処理できる。
アンコールが非常に強く、して対面で勝った後に出てくるカイリューは基本的に電磁波か龍舞で切り返してくるので、アンコールが大変刺さる。最終日の200位以上の上位体ですら2ターン降参や2.9タテを量産した化け物。アンコールは負け筋をなくす上でも便利で、相手の麻痺懇願身代わり連打や神速お願い剣舞などの動きを止められるので対面でのアドバンテージを最大限に活かすことができた。
選出率は8割くらい。
このカイリューを考案したのは実は僕ではなく、僕が尊敬するプレイヤーである粉ミミさん(零度ぽけ/TN Rei)の発明。機会があれば皆さんにも使ってほしい。(1月5日以降レギュFなので通用するかは不明)

調整意図

H 16n+1
B いじっぱりパオジアンのつらら落としを確定耐え
D 臆病テツノツツミのハイドロポンプを2耐え
控えめガチグマのノマテラブラッドムーンを確定耐え
C4ハバタクカミの威力130祟り目を確定耐え
臆病カミのステラシャドーボール耐え
S あまり全て

解説

古来より伝わる電磁波カミ。僕は実力が如実に出る甘痛カミよりも無限の勝ち筋を作れる電磁波カミが好きなので(?)この型で採用したところが半分くらいある。
HBのムンフォ祟り目電磁波挑発の個体が発明されて以来、僕は毎シーズン環境にあった電磁波カミを作ろうとしているのだが、今期に関しては正解が見つからず(なんだその他シーズンは正解に辿り着いているかのような言い草は、という話はさておき、)最終的にはこのアド稼ぎの神のような型にすることにした。電磁波HBカミは相手も攻撃を1発耐えたあとは正直hp1と大して変わらず、対面で身代わりを残して突破を狙いながら麻痺の試行回数を1回でも多く稼げる身代わりを評価した。
また、有利対面を取った時のテラス強要性能が高く、他の型なら相手に1ターンをアタ会えてしまうところを、上から身代わりを張ることでカイリューなどのテラスを確認できる。相手から見えないテツノツツミの身代わりのような使い方もできた。
加えて身代わりが偉いのは多くの状態異常を絡められないところだ。電磁波カイリュー。サーフゴー、ハバタクカミミラーで身代わりがあることには大きな意義がある。例えば先述の「2体目カイリューにはアンコールを押す」という内容の解説で、切り返しとして出てきた電磁波、炎の渦、アンコール、羽休めの食べ残し持ちカイリューが出てきたとする。裏に身代わりカミがいれば、後攻アンコール後に全ターン痺れたとしてもいい(実際あった)という安心感がある。(その試合は、電磁波をアンコールした後に炎の渦を押され、それを再びアンコールして幾ターン後に倒された後にカミで身代わりを貼れた)
そして中盤から終盤にかけて少し流行(?)していたイーユイバレルにも電磁波身代わりが刺さったりと、この構築でカイリューに次いで2番目に活躍してくれていた。
他にも、ガチグマのブラッドムーンとあくびに対して身代わりがかなり強く、瞑想ガチグマ以外にはかなり強く出ることができた。カイリューの飛行テラバーストにあと投げされたてしまうオボン3ウェポン(ブラム、大地、真空波、あくび)の個体に強くする必要を感じての身代わり採用という側面もあり、なかなか僕の構築と相性が良かったのではないかと思う。
決して身代わり連打で麻痺待ちをするだけのポケモンではないのであしからず!!
選出率8割くらい。
最終日前日まで調整と技構成を悩み続け、挑発・痛み分け・滅びの歌など色々試した中で身代わりに行きつきました。皆さんも「これが電磁波カミの結論だ!」という型があったらぜひコメントしてください!僕が来月使ってるかも、、、?

調整意図

H 16n-1
A 11n
B いじっぱりパオ治安の抜群テラバースト耐え
D 臆病メガネカミのシャドボ耐え、
半減テラス時に控えめ火力1.3倍ガチグマのテラスブラッドムーンを確定耐え
S 準速カイリュー抜き

解説

とんでもなく硬いウーラオス。飛行テラバーストカイリューは鋼テラスしたスケショカイリューに弱く、鋼テラスした体力4割くらい(飛行テラバとB-1で相手が受ける神速を引いた時に)H4カイリューがアクジェで落とせる、ランドロスや後発ハッサムが面倒といった課題点を解消してくれた。
1回剣舞すると「硬くてそこそこ速くて高火力なウーラオス」というバケモノが誕生するので、有利対面を取った際には剣舞し得。スカーフラオスとHDランドロスのサイクル構築は全てランド対面で剣舞して破壊していた。相手の水・鋼テラスとウーラオス引に一貫する行動が取れるのでサイクル破壊の意味でも剣舞は強力だった。
構築単位で厳しめなキョジオーン構築に対して、自己再生をアンコールしてウーラオスで剣舞するのが1つの勝ちパターンとして確立していた。(成功率3割くらいなので基本負ける。相手が引くなら飛行テラバ、居座るならラオス引きで剣舞という難易度の高い噛み合いが求められる)
上記の電磁波カミと合わせて「麻痺読み剣舞」という荒業を無理やり行い、勝ち試合を作ることもしばしば。また火力のないカミが苦手とするチョッキウーラオスに対して剣舞があるとかなり余裕ができるので補完に優れる。
テラスタイプはカイリューやトドロクツキの飛行技半減(☜重要)、トリルガチグマへの切り返し、オーガポンの草技、ハバタクカミのムンフォ、テツノツツミのフリドラを全て半減に抑えられる。パングロラオスの毒テラスは対カイリューとガチグマへの性能に欠けると考え、鋼テラスで採用した。これを最初に考案したゆっぴーさんには頭が上がらない。
選出率5割くらい。

調整意図

最速AS、特殊の連続技を見かけないのであまりB4。
ミラー意識とエナジー消費後カミ意識で最速

解説

よくいるパオジアン。自分よりも遅いポケモンとの有利対面を取った時に絶対零度があるとテラスタルによって1ターンを作らせないことができる。ランドロスなどと対面した時に、「ランドロスがテラスするかウーラオスに引くだろう」と絶対零度を打つことができる。無論、外すと弱い。ドヒドイデ相手に絶対零度を7回外して対面負けたこともある(その場合倒せないので基本的に降参するしかない)ので過信は禁物。
噛み砕くの枠をサイコファングにするかは諸説だが、テツノカイナやウーラオスには技1つで埋められない不利があると思い(抜群技を入れてもドレインパンチで回復される)ので、つらら落としと違って「外れない」「一貫性のある技」として噛み砕くを選択した。
つらら落としを初手のエナジーカミに打つと先制技で縛られているのを意識して逃げられてしまうが、噛み砕くを押すことで礫なら耐えそうなので居座られることが多い。不意打ちは襷よりも球やオボンなど、剣舞を入れて技スペを圧縮する必要がある型に多く採用されるので、襷不意打ちは相手の思考回路を破壊することができる。

選出率3割くらい

調整意図

HB 特化連撃ウーラオスの鉢巻水流連打を99%で耐える
陽気キノガッサの岩石封じ+マッパを確定耐え、いじっぱりだと82%耐える
HD 特化ガチグマのブラム+真空波を確定耐え
S 準速カイリュー抜き
※氷点下さんのツィートを一部引用・改変、実戦で計算したダメ計を追記
リンク☟
https://x.com/hyotenka_/status/1737390079914786927?s=20

解説

飛行テラバースト型以外のカイリューにかなり強く、岩石封じがあるおかげスケショの起点にならないところが非常に偉かった。初手オーガポン→ウーラオスと選出すると、カイリューへの素早さラインが2体とも準速カイリュー抜きで揃えてあるので岩石封じを絡めたすばやさ比較を容易にできるようになっている。最速飛行テラバーストは試合が終わるので注意。(1回だけ当たった)
ミラーでも岩石封じ、蔦棍棒、電光石火で最大限削ることができる。初手テラス蔦棍棒で終わっているように見えるが、初手でオーガポンにテラスタルを使う構築は後々ウーラオスの通りがよく、また初手テラスをする行動は相手の初手テラスを警戒しているということなので蔦棍棒ではなく岩石封じから入られることが多い。そうするとこちら側も岩石封じを打てるので裏のウーラオスが上から水流連打を打てるのでそこまでのディスアドバンテージにはならない。
キノガッサ系の対面構築には必ず初手で投げていた。岩石封じ+マッハパンチを耐えられるので、相手のキノガッサを襷まで削ったあとにマッハパンチ読みでカミを投げるもよし、電光石火でまずは対面をせいするもよしである。たまに交換読みで胞子を打ってくるプレイヤーがいるが、岩石+マッパでオーガポンが落ちそうな時にしかその動きをされないので、最初の岩石封じのダメージからあまり胞子を打たれることはない。
選出率2割くらい。
刺さる相手にはとにかく刺さるが普段はサーフゴーなどへの選出圧として役割を果たしていた。

調整意図

H 16n-1
Bいじっぱりウーラオスのテラス水流連打確定耐え
C 11n

解説

受け破壊。グライオンとラウドボーン以外のポケモンに対して有利を取ることができる。
ハピナスが10万ボルト+鉄壁1積みボディプレスで大体落ちるので特殊受けによる受け出しができない。特性頑丈によってヘイラッシャの地割れが無効なのが運負けを減らせて偉く、守るor地割れorハピナス引き読みで鉄壁を押すことができる。受けループには今期ほぼ全勝することができた。余談ではあるが、このジバコイルで受けループ強者のorionさんにも勝つことができた。
グライオンは初手に来やすいポケモンであり、テラスを強要できるパオジアン(ついでにヘイラッシャに引かれても絶対零度がある)を初手に置いてテラスタルを強要しながらジバコイルの一貫を作っていくことが重要である。パオジアンを失った後もカミの祟り目でグライオンに確定2発が取れるので相手の受けを破綻させられる。
ラウドボーンに関してはハバタクカミで対応する。ラウドボーン側はジバコイルに対して受け出しはできないので死にだしで出てきたラウドボーン対面でカミに引き、電磁波を入れつつテラスタルを使わせる(ジバコイルに対してまずはハピナスから入られることが多いのでラウドボーン側はカミに対してテラスタルを使うしかない)。そうすることでジバコイルの一貫をうまく作れることが多かった。
また、ジバコイルが一撃で倒せないモロバレルなどに関しても身代わり搭載のカミがかなり強いのでその点も偉い。受けループには初手パオジアン、裏にジバコカミと並べるのが僕の中での結論である。
考案は氷点下さん。やはり天才。
選出率1〜2割。

戦術と解説

  • 基本選出

カイリューカイリューハバタクカミハバタクカミウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)

  • vsランドラオス

パオジアンパオジアンハバタクカミハバタクカミウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)

  • vsガチグマのいないBIG6構築

カイリューカイリューハバタクカミハバタクカミパオジアンパオジアン

  • vsキラフロル軸

基本選出と同じ

  • vs壁構築

初手パオジアンパオジアンorカイリューカイリュー、裏にハバタクカミハバタクカミウーラオス(いちげき)ウーラオス(いちげき)

  • vsカバツキ水ポン

パオジアンパオジアンハバタクカミハバタクカミ

  • vs受けループ

パオジアンパオジアンジバコイルジバコイルハバタクカミハバタクカミ

  • vsよくわからないマイナー

基本選出と同じ

その他柔軟に。
最終日付近に大量発生するBIG6系統のスタンパには基本選出で高い勝率を保てていた。
ポケモンの型を考える時に、「対応範囲を最大限に」「初手ポケモンが作った数的有利を強く使う」ことを意識したので割り切った部分以外(即負け要素)では相当高い勝率を叩き出すことができていた。

割り切り

速い身代わりカミ、電気テラス・地面テラスのカミ
ラムのみ飛行テラバーストカイリュー、最速飛行テラバーストカイリュー
カミのエナジー消費後に出てくる最速オーガポン
上手過ぎるキョジオーン
初手HBあくびガチグマ(月の光搭載だとほぼ確実に負ける)
初手HABオボンテツノカイナ

これら以外であまり負けないくらいには構築としての完成度は高かったと思う。
最終日は噛み合いが絶望的で、プレイイングも乱雑になっていたところがあったので、
満足のいく結果にはならなかったのが残念すぎる。。。

レンタルについて
順位が低い・来月からレギュレーションが変わるという理由からここではレンタルIDを貼りません。というか貼っていい資格があるように思えないのでR2100達成したら貼りたいと思うので待っててください!!

Special Thanks

最終日まで数々のアドバイスと添削をしてくださった氷点下さん
最強のカイリューを教えてくれた粉ミミさん
鋼テラスウーラオスを教えてくれたゆっぴーさん
最終日まで応援してくれていたもちさん
硬くて火力が高すぎた最強のカイリュー
何度も旧ボルト式猫騙しからの身代わり連打で勝ちをもぎ取ってくれたハバタクカミ

これだけの人たちに後押しされても結果を残せない自分が惨めなので絶対にリベンジする!レギュFはR2100乗れるよう努力を続けます!!

終わりに

今期は本気でランクマに取り組んだのに結果が出せなかったので戒めと今後の自分の成長のためにこの記事を書きました。これからも全力でポケモン対戦に取り組んでいくので応援の方よろしくお願いします。
閲覧ありがとうございました。

投稿日時 : 2024/01/06 12:24

最終更新日時 : 2024/01/06 12:28

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