ポケモンパーティ構築(シングル)

草統一 加速戦仕様 Ver.2.1

2022/07/09 06:07 / 更新:2022/08/10 06:13

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ loadingいいね! 閲覧数:2730  いいね:18

投稿者:マウ(@mau_grass)

剣盾 / シングル

レンタルチーム有

以前投稿した草統一パーティの構築の改良版となります。誰でも簡単に育成でき、様々な状況に対応する。またたとえ禁伝相手であっても、状況によっては勝ち筋を残す、そんな構築を目指しました。

スポンサーリンク

使用ポケモン

 主目的は、選出画面において相手の思考を誘導することです。
 ガラル草統一において、ステロ役・エルフーン・ダイマエースの並びは、黄金の並びであり、数多の勝利に貢献してきた組合せです。
 しかしながら、それ故に読まれ、また対策される並びでもあります。草統一の先発は、ステロ役である。であるならば、それに対面有利になるポケモンを先発に当てれば良い。草統一のステロ役はどうせ鈍足で上を取ってくることはない。一撃で落とせるのならおいしい。先制技を持っていれば、イバン発動を防げてなお良い。
 …そう相手に考えてもらうことが、このユレイドルの役目です。この黄金の並びにより、相手の注目を集め、それ以外の軸への視線をそらす。選出画面にいるだけで、メインの軸を通すための囮となる。見せポケであること、それが今回のユレイドルの一番の役割です。
 
 ユレイドルは鈍足であるが故に、いわゆる抜きエースにはなり得ません。また火力も低く、積まなければサブアタッカー止まりで、選出は限定的な状況になります。しかしながら、同時にただの見せポケにするには惜しい個性を、このポケモンは持っているとも思っています。

 次の点が、限定状況下における補助目的になります。

 1点目、パワフルハーブ型だと思って、相手が出してきた特殊耐久ポケモンに対して、つるぎのまいを積むこと。積んだ後は、がんせきふうじを連打するなどで、相手のポケモンに対してダメージを蓄積させて行きます。

 2点目、ダイマックスしていない、あるいはダイマックスを枯らした相手の前面で、こらえるをしてレッドカードを発動させること。これによりそれまでの相手の積みをリセットすさせます。

 3点目、不一致抜群などの特殊攻撃にミラーコートを合わせ、相手が後方に温存させているエースを排除することです。

※Ver.2.0においては、準速ユレイドルとしていましたが、中々、珠サンダーの攻撃に耐えることができないために、Ver.2.1においてはHA特化のユレイドルに変更しました。

 選出が難しいなりに、限定状況では面白い活躍が出来るポケモンです。

 起点作り役。
 主目的は、約4割の賭けに勝つことにあります。
 
 持ちものひかりのこなにより、相手の命中率100%の技は90%に。さらに特性いたずらごころのみがわりを、HP実数が4の倍数でないエルフーンは、最大5回使うことができます。(1-0.9^5=0.40951)たった1回で良いので技を外させること、それが2回の行動保証となり、ひいては勝利の鍵となります。

 ザシアンのでんこうせっかのために、きあいのタスキ型のエルフーンのがむしゃら・いたずらごころ・しぜんのちからのコンボは、有効に機能しません。対面で打ち勝ち、相手後続に、おいかぜやおきみやげを撃てないという状況、これを打開するには、ひかりのこなとみがわりにより、確率に賭けるのが現時点でベターであると判断します。
 3発目以内で外してくれれば、でんこうせっかを受けてもエルフーンは残る。そして残ればがむしゃらとおいかぜが撃てる。運頼みなものの、粘ることができ、細い勝ち筋を残すことができる。きょじゅうせっかで確実に仕留められるよりは分の良い賭けになります。

 また、ダイマックス技を3発撃ち込まれて、その場にまだ立ち続けて行動可能でいられるのは、エルフーンくらいのものです。こと、ダイマックスを枯らすことにかけては、エルフーン型の中で随一であり、ダイマを確実に枯らしてくれるこの型は、とても頼りになる型です。
 
 さらに、後掲のパンプジンののろいと組み合わせることで、みがわりの連打で相手のポケモンを落とすか引かせるかの2択を迫り、エルフーンをそのまま残すことになります。

 みがわりで相手のダイマを枯らし、がむしゃらでこちらのダイマエースの抜きを可能とし、おいかぜで後続に速度を残す。エルフーンは草統一の中核であり、司令塔であります。

 特殊ダイマックスエースです。
 主目的は3体ないし2体を倒すことです。すばやさは、すいすいまたはおいかぜ発動下で最速ザシアンを抜ける調整です。

 HP満タンの状態から、ダイマックスしダイストリーム、ダイジェットを耐えて、弱点保険を発動し、さらに相手にダメージを与えます。

 補助目的は、ダイマックスターン終了後またはダイマックスせずに、にほんばれを選び後続のフシギバナを支援することです。

 この子に関しては、呼ぶ相手の水技の通りが良く、また役割がシンプルであり、修正も少なくてすみました。

※Ver.2.0においては、弱点保険を採用しておりましたが、弱点を上手く突いてくれる試合と、そうでいない試合が分かれたため、Ver.2.1においては安定性を重視し、いのちのたまを採用しました。

 役割物理ダイマックスエースです。
 主目的は3体ないし2体を倒すことです。耐久に振っても効果が小さいことから、すばやさに、努力値を252振っています。HP満タンの状態から、先発が削った相手をダイジェットで倒し、さらに相手後続を倒すことを狙います。
 ダイスチルも撃てることから、氷やフェアリータイプに対しても、有効打を与えることが可能です。
 注意点として耐久に振っていないため、エルフーンの支援が欠かせないことが挙げられます。
 補助目的は、ダイマックスターン終了後またはダイマックスせずに、にほんばれを選び後続のフシギバナを支援することです。

この子に関しても役割が明確であり、特に修正はなかったです。

※Ver.2.0ではいのちのたまにしておりましたが、おいかぜ切れの際、1回のダイジェットでは上を取れないことも多かったため、対面性を重視し、Ver.2.1では、きあいのたすきを採用しました。

ルンパッパやアップリュー撃ちもらした相手を、一掃するスイーパー役。
ようりょくそ発動で最速ザシアンの抜ける設定。
こだわりメガネを持たせた理由は、フシギバナにルンパッパのダイストリーム並の炎タイプ火力を持たせたかったから。ただこの選択は諸刃の剣であり、相手が2体残っていたら、一貫する技を選ばないと詰むので注意が必要です。

主目的は鋼タイプに対し、晴れ下でウェザーボール(ほのおタイプ)を撃つことです。補助目的はダイマエースが倒せなかった相手を、ようりょくそ発動状態で倒すことです。なおキョダイベンタツのスリップダメージを期待し、キョダイマックスの個体とします。

 主目的は先発による偵察です。こと初手対面では、エルフーン以上に何でもできる1体。迷ったら、まず投げておく。
 特に特性おみとおしが強力であり、相手の先発ポケモンとその持ち物でおおよその型を予測でき、相手の構築とあわせて、相手の戦略をある程度予測することが可能です。
 上を取られると思っていないゴーストやエスパー相手には最速スカーフ最小パンプジンのポルターガイストを。
 変化技や積み技をしてくる相手には、スカーフトリックで機能停止に追い込む。
 珠持ち鳥禁伝などで、初手ダイマの気配を感じたら、のろいを撃ち、後続のみがわりエルフーンに託します。
 どうしても厄介な禁伝はみちづれで賭けに出る。

戦術と解説

対面構築、積み構築です。

 相手はユレイドル・エルフーン・ルンパッパ(又はアップリュー)を予想し、対策を立ててくると考えます。

 そこで、こちらは先行偵察のパンプジンと粉みがわりエルフーンをあてます。この2体なら、対応力があり、どのような相手がきたとしても、ある程度なら対処が可能です。また定数ダメージ技を持っているため、耐久型の禁伝などが来ても相手HPを削り込むことが可能です。

 この先発の2体の支援を得て、ルンパッパの3タテを狙います(ルンパッパ軸)。相手に特殊耐久やアップリューの方が通りが良い場合は、ルンパッパをアップリュー(アップリュー軸)に切り替えます。またダイマックスエース単独では3体を抜けない場合または強力な鋼タイプの選出が予想される場合は、パンプジンを除き、フシギバナ(晴ウェザフシギバナ軸)とします。エルフーンとダイマックスエースはセットで運用した方が良いです。どのエースもおいかぜで最速ザシアンの上をとれるようにできているはずなので、2体以上エースが抜いてくれないと、戦いが苦しくなります。

 以前、投稿した構築とコンセプト自体は変わっておらず、重要な点は、がんせきふうじ、おいかぜ、すいすいまたはダイジェット、ようりょくそ、と次々つなげて、すばやさを落とさず、相手の上をとり続けることです。

チームID:0000 0007 RBV9 45

 以前、投稿したVer.2.0の反省点を踏まえて、修正をほどこし、このたび、Ver.2.1として再公開します。

投稿日時 : 2022/07/09 06:07

最終更新日時 : 2022/08/10 06:13

スポンサーリンク

コメント(2件)

1マウ(@mau_grass)
追記
努力値振りは、この配分と考えていますが、ルンパッパは神秘の雫と弱点保険で、アップリューは命の珠と気合いの襷で迷います。
22/07/12 20:14
2ゆかりんご
草統一パーティを使いたくて使わせていただきました。
よく作られていて、禁伝2体とほぼ互角の勝負ができました。
きっちりみんな仕事をしてくれるので面白かったです。

ただ、火力不足が痛感したので運がないと勝てないというのは実感しました。
相手のオーバーヒートをよける
はりきり2連続であてる
レッドカードでヌケニンが来る等……

ですが予想以上に相手はこちらの思惑にハマってくれるので使っていて非常に面白かったです。
今まではザシアンザシアンカイオーガカイオーガとかラプラスラプラスザシアンザシアンムゲンダイナムゲンダイナなどといった簡単にマスターに行ける構築しか使って来なかったため、やりごたえがありました。

ありがとうございました。
22/07/13 10:25

削除キー:

コメントを投稿

投稿者のアカウントが削除され、最終更新日から30日以上経過した育成論にはコメントできません。