はじめまして。
二か月ほど前にポケモン剣盾のランクマを始めた投稿者のするめと申します。
この度、ランクマで順位3桁まで戦績が上った(言うほど大した結果ではなく申し訳ないですが)のをきっかけにパーティに入れているサザンドラの型を発表するとともに、細かい考察などを展開できればと思います。
筆者にとって初めての投稿となりますゆえ、至らない部分も多いかと思われます。適宜コメントにて指摘していただければと考えております。
また、能力値HABCDSやDM(=ダイマックス)などの略称を使わせていただきます。
はじめに
さて、前置きはここまでにして、今回筆者がランクマで使用している弱点保険型サザンドラ(以下弱保サザン)について考察を進めたいと思います。この型については、他にも育成論がサイト上にあったため、それらとの差別点も含めて解説していきたいと思います。
まず、サザンドラに珠や眼鏡ではなく弱保を装備する理由ですが、ダイマックスを前提とした型だからです。環境にミミカスやドラパルト、さらに物理アタッカーのサブウェポンの格闘技が多く、この型の弱保発動機会が多い、さらにダイドラグーンやダイスチルでそのダメージも抑えることができ、そのまま全抜きすることも多いため、火力の期待値はこちらの方が高いことが利点とされます。
また、ほんのオマケながら傍目から持ち物がわからないと、相手がこだわり警戒で立ち回ってくれることも多くありました。
続いて他のポケモンの弱保型との差別化ですが、S98という大体の環境ポケモンより速い、十分な素早さを持ち、ドラパルトに比べて耐久が高く、無振りでも十分な耐久、さらに読まれにくさもあってか(サザンドラの弱保所持率は約2%。ポケモンホームの統計より)前述の通り発動機会が多い、また、後述するようにダイマックス技で耐久を上げ、無理やりフェアリー技も耐える戦法も可能など、対面や後続の予想によって汎用性の高い立ち回りができるなど、差別点は十分にあります。
耐久を上げて要塞化し、弱点技をうけつつダイマックス後も侮れない耐久を持つ、またはダイマックス中に一部を除いたフェアリーポケモンの技をダイスチル、ダイアースのB、Dアップで強引に受け止め、切り返すことができるのが他に投稿されている弱保サザンとの差別点です。
性格と努力値
臆病確定です。ミミッキュなどを含む多くの相手に先制でダイアース、ダイスチルを撃つことが重要だからです。そもそもS激戦区の上位のポケモンなのでダイジェットでも搭載しない限りは素早さを優先しましょう。
ほぼCSぶっぱ。仮想敵によってはCを削って耐久にまわすことも考えられますが、殴り合い、突破し、また殴り合う戦い方をすることが多いので、あまり意味をなさないと筆者は考えています。
特性
浮遊しかありません。地面技食らって困る場面が見当たらないしないも同然どころかフィールドの恩恵を受けられないマイナス特性
技候補
ほぼ上の4つで確定です。メインウェポンとB、Dを上げる技、炎技が無いためナットレイアーマーガアの処理がしにくくなるので大文字などが候補になるかと
技ごとの役割(追記)
悪波:言わずもがなのメインウェポン。ダイアークでD↓できるので、高耐久な相手を崩しに行ける最終兵器怯みゲー
流星:メイン(ry。非ダイマックス時は基本最後っ屁以外使わない。ダイドラグーンでA↓できるのも旨味。
ラスカノ:コメントで、ダイスチルが物理ダメージを抑えるダイドラグーンと役割が被るとの指摘があったため、各技の役割を追記。
・氷、フェアリーへの打点。たとえ倒せずとも爪痕を残してから後続に任せられる。
・相手の火力を削ぐのではなく、自らの耐久を上げることで裏の相手に備えることができる。後続に物理アタッカーを予測する場合に有効。相手が死にかけなら積んでおくとよい。
また、ダイドラグーンよりもダイスチルが好ましい場面は意外と多い。
・耐久型と分かったアーマーガア
ダイドラグーンではボディプレスのダメージを抑えられないため
・最近個体数を増しているウォーグル
負けん気防止のためダイスチルでしかダメージを抑えられない。ダイナックルを撃ってくることが多いため、カッコウのカモ(いや鷲ですけどね)
・バンギラス、ドサイドンなどの岩タイプ
最初は弱保警戒でダイドラグーンから入る必要があるものの、ダメージでチョッキだとわかってもダイドラグーンで殴り続けると押し負ける。ダイアースでも弱点は突けるが、B↑を同時にできた方がダメージを軽減できる。
・その他当たり屋
ガオガエン、ホルードなどの蜻蛉、格闘技読みでダイドラグーンで倒さずダイスチルでわざと弱保を発動させるなど。相手の後続に鈍足ポケモンを予測する場合特に有効。
など、汎用性の高い立ち回りが可能です。
大地の力:ドリュウズ、ルカリオ、ドヒドイデ、ガオガエン、コータス、ウィンディ、ジュラルドンなどへの打点。ブリムオン、ヌメルゴン、またランターン(←なんでコイツ増えてんの?)に対してまた当たり屋できる。ちなみに巨大ラプラスに対して使うと、確定数をずらせる(計算後述)。
大文字:アーマーガア、ナットレイを重く見るなら。ナットレイはダイアークのD↓で突破可能、アーマーガアも弱保発動後なら突破可能。ボディプレスを何とか受けられるように。
空を飛ぶ、アクロバットなど:ダイジェットのため。たとえ裏に速い相手が待っていても耐えて反撃して沈められることが多いので、あまりうまみはなかった。それよりは高耐久ポケと殴り合うための耐久が欲しいところ。ウルガモス対策として有用な可能性
立ち回り
基本的に先発に場を荒らしてもらい、死に出しでダイマックス後、暴れる型となっております。交代によって体力が削られてしまうと弱保発動する前に倒されてしまう危険が多いため、受け出しはお勧めしません。
また、選出時点で苦手なポケモンがどれだけいるか、確認しましょう。トゲキッスとアシレーヌには(他で体力を削る、または麻痺で足を潰すなどをしない限り)勝てません。
また、後述するように場合によっては勝てるor勝てない相手が多く存在するので、細かく覚えるようにしましょう。使ってみて学習するのが一番覚えやすい
有利、不利(ここから先ダメージ計算も載せます)
有利、不利をみていきます。
なお、このサザンドラの実数値は
168(336)-x-111-176-111-165
となります()内はDM時
有利
耐久型全般{アーマーガア}を除く←こいつだけ微妙
ダイアークでDダウンし続けるため
エースバーンドサイドンバンギラスカジリガメドリュウズ
全形態ロトムなど
鈍足物理アタッカーはサブウェポンに格闘技を持つことが多い。ダイドラグーンやダイスチルでダメージを抑えつつ、保険金を分取れる。
絶対に勝てない
アシレーヌマリルリ
搭載技全て等倍以下にされる+特防が高いため、まともにダメージが通らない。完全無欠の全面降伏(しかし、相手にDMが残っていなければ勝機あり。意外と立ち回り次第で勝てるが、こいつらがいたら選出しないのが吉でしょう)
場合による
ドラパルト
DMからの珠ダイドラグーンもダイマックスすれば大体耐える。
補正なしC特化(以下「準特」と表現します)C実数値152珠ダイ流星(流星を基にしたダイドラグーンを指しています)(265~335/336)
A準特珠(実172)ダイアロー(296~351/336)(乱数75%耐え)
弱保+返しのダイドラグーンで言うまでもなく一撃。襷持ちかつ五体満足でなければ勝てる。
トゲキッス
耐久無振りでもダイスチルで8割ほどのダメージ(128~152/160)。弱保発動後でも体力満タンかつダイマックスが残っていたら負ける。(ダイアースも効かないし)
逆に言えば、相手に先にダイマックスを切らせる、相手の場にステロを撒いておくなどで対処可能になる。
ニンフィア
C特化実(178)ハイボ(396~468/336)
・先にダイアースでD↑(264~312/336)すれば確定で耐えるがその次の電光石火が耐えられない。(D2↑なら204~240+石火(A実数値85想定)88~108)
サザンダイスチル→D無振りニンフィア(116~138)
先にダイアースでD↑またはあらかじめ弱保発動していたなら勝てる。
サザンドラ
お互いDMを切ったうえで同速かつ1ターン目に勝ち、2ターンめに負けるとダイドラグーンを耐えられ、負ける。(サザンドラC実177→D111ダイ流星(254~300/336))
または相手も最速で同速勝負に負け、眼鏡流星で吹っ飛ばされる可能性もあり。
ミミッキュ
珠持ちを想定。相手に皮とDMが残っていると択ゲーになる。
ミミッキュA準特、じゃれ(264~312/336) ミミッキュが珠もちなら先にダイスチルでB↑で確定耐え
ダイじゃれ(376~408/336)素の火力ならB↑で耐え、珠持ちなら B2↑で確定耐え
サザンドラダイスチル→無振りミミカス(138~164/130)
さて、具体的にどのような択になるかといいますと、じゃれつく読みで先にB↑して弱保を発動させ、たとえ相手がダイマックスしても耐えられないダメージを与えることができる一方、相手が剣舞→ダイフェアリーという立ち回りをした場合、弱保発動できず倒しきれない。この場合、ダイアークで皮をはぎつつD↓させると残り体力115、ダイスチルで中乱数で倒せます。読み勝っても中乱数かよとか言わない。文句あるならステロ(ry
その他主要な計算
サザンドラダイアーク→H全振りカビゴン(100~118/267)
ダイドラグーンなら(108~127/267)
A特化カビゴンダイ馬鹿力(95)→サザンドラ(116~138)
チョッキ型を除いて弱保発動なしでも基本勝てる。(チョッキなら格闘技の搭載確率も上がるし、弱保発動でチョッキ型にも対処できる可能性あり)
ウォーグルA準特ダイインファ(112~134)
サザンドラダイドラグーン→無振りウォーグル(147~174/175)
ダイスチル込み、または先発が少しだけ削ることで確定一発
ラプラスC特化巨大旋律(威力130) (200~236)
サザンドラダイアーク→D無振りラプラス(112~133)
A準特ギャラドスダイジェット→サザンドラ(118~139)
サザンドラダイドラグーン→D4ギャラドス(117~138)
AかSだけの上昇に抑えれば基本殴り勝てますが、他のポケモンでも対策する必要があります。
張り切りアイアント珠出会い頭→サザンドラ(283~338)なんと、ダイマックス中なら超高乱数で耐えます!
メジャー所はこんなものでしょうか。ダメージを抑えつつ弱保発動を狙い、裏のポケモンを倒していくのが今回のサザンドラのコンセプトです。相手を倒さずにわざと弱保を発動させる動きが度々必要になることからこの型を「当たり屋保険」と筆者は名付けています(笑)
相性のいい味方
ギャラドス もう一匹のダイマ枠。苦手とするキッスやアシレーヌは魚の餌。パワーウィップがあれば大抵の天然ポケも吹っ飛ぶ。サザンより速い奴は大体ダイジェットで抜いて殴る こいつが強いだけ
オーロンゲ壁を貼ってダメージを抑えるのもよいが、筆者は電磁波、不意打ち、ソウルクラッシュとレッドカードで素早さや火力を奪って荒らしながら後続を見る型を考案し、使用している。こちらも育成論を投稿する予定。
終わりに
長文失礼しました。
いかがでしょうか。本来のサザンドラの火力を失わずにさらに本来苦手とする相手をも起点にして全抜きを狙える型となっております。気になっていただけたらぜひこの型を使ってもらえれば幸いです。
間違い、舌足らずな点、説明がわかりにくい点などありましたらコメント欄にご指摘お願いいたします。また、評価の方もよろしくお願いします。ここまでのご精読ありがとうございました。