挨拶・はじめにベロベルト
- 初めまして、Yuuuukiと申します。初投稿です。
拙い部分あるかと思いますが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
- この育成論では「種族値」「個体値」「努力値」といった非公式用語、および略称を用います。
- ステータスを「H-A-B-C-D-S」、個体値31を「V」と表記します。
- 特に注釈がない限り、6Vあるいは理想5Vを前提として論じます。
- ダイマックスの事を「DM」と表記します。
- ダメージ計算はポケマスを使用しています。
採用理由と役割ベロベルト
- 採用理由
・耐久能力(特に物理)の高さ
・マイナーポケモンならではの型バレしにくさ
・ノーマルならではの少ない弱点と技範囲の広さ
・かわいい
合計種族値510と決して低くなく、また弱点はかくとうのみというノーマルタイプならではの優秀な能力を持ちながら、ランクマで見かけることはほぼありません。この状況を生かし、相手の意表を付いてパーティを壊滅させてゆきます。
- 役割
耐久能力の高いはらだいこ物理アタッカーです。起点を作成した上ではらだいこ後、DMします。
- 一緒に選出したいサポートポケモンクレッフィ
はらだいこによるHPの減少はタイミングを間違えると致命傷になる為、起点作成役のサポートポケモンの同時選出が必須になってきます。
オボンのみによる回復を前提とし、はらだいこを上から打ちたい為、先手をとる必要があります。しかしSが無振で実数値70と早くないため、中々上をとることができません。
その為、初手で出すのではなく、クレッフィやオーロンゲなどいたずらごころサポーターで、こうこうのしっぽを相手に押付けた後、ベロベルトを場に出す事をオススメします。カバルドンラグラージなどであくびループにはめつつ、相手がねむり状態になった所で後出しするのもオススメです。
持ち物
はらだいこを打つので、回復ソースとしてオボンのみです。
性格
高い物理耐久を活かす為、性格はわんぱく(B↑ C↓)です。
努力値と調整
HP満タンからのはらだいこでオボンのみを発動させる為、HPに244振り。HP実数値216となり偶数でのHP最大値となり、オボンが発動します。
性格補正しているBに252、余りをDに振ります。
後に詳細に記しますが、こちらがDM時に
・A特化ウーラオス(いちげき)のインファイトを確定3発
・A特化リベロエースバーンのとびひざげりを確定3発
で耐えることができます。
特性
マイペース
技構成
- 確定枠
はらだいこ
型コンセプトの為確定。HPを半分にすることで、A無振でも実数値420 (105x4)まで上昇させます。オボンを持たせる事で実質HP1/4減少に抑える事ができます。
- 選択枠
あばれる
タイプ一致で威力180まで上昇するノーマル物理技。2-3ターン連続での攻撃となるので、相手の裏にゴースト・はがねがいる場合は注意が必要です。
れいとうパンチ
パワーウィップ
威力120の物理くさ技。ドサイドンラグラージカプ・レヒレなどに強く出れます。トリトドンは襷カウンターに注意が必要。また、DMすることではらだいこ後唯一の回復ソースとしてグラスフィールドを張ることが可能。
アイアンテール
威力100の物理はがね技、だが命中が75と安定しない為、採用する場合は主にDMでの使用を想定。ミミッキュの皮を剥ぎつつB上昇させることで、相手の攻撃を耐えながら沈めることができます。弱点であるかくとうは物理が多い為、かくとうが控えていそうな時は、先んじてB上昇させておくのも手。
じしん
ほのおのパンチ
かみなりパンチ
立ち回り例
- 初手にクレッフィオーロンゲなどのサポーターを出し、こうこうのしっぽを相手に押し付けます。この時壁を張れると尚よいです。
- 起点を作成した上で、味方サポーターが倒れるのを待つ、もしくは相手の動きを見つつ交代させます。
- 上からはらだいこをうち、オボンで回復。相手の攻撃を1発耐えます。
- DMして破壊神と化します。ここでダイスチルなどで効率的に相手を落とせると、裏にかくとうが控えていても耐えて、逆襲する可能性が高くなっていきます。
苦手なポケモン
ウーラオス(いちげき)、エースバーン(リベロ)、ルカリオなどの一致高火力かくとう技持ちは、何もなしの同時対面で勝つのは難しいです。彼ら以外から起点を作り、ベロベルトの能力を上昇・DMしてからであれば突破可能です。
起点作成できておらず、彼らと体面した場合は素直に引いた方が良いです。
被ダメージ計算
※ベロベルトがDM状態。
※相手は全てA特化、DMしていない状態。
※実際には「はらだいこ→オボン発動→相手(起点)の攻撃を何かしら1発食らう→ベロベルトDM」が本論の想定なので、HP満タン時でDMすることは余りありません。下記はあくまで参考としてご覧下さい。
インファイト 168~200(38.8~46.2%) 確定3発
命珠インファイト 218~260(50.4~60.1%) 確定2発
鉢巻インファイト254~300(58.7~69.4%) 確定2発
- エースバーン(リベロ)
とびひざげり168~200(38.8~46.2%) 確定3発
命珠とびひざげり 218~260(50.4~60.1%) 確定2発
インファイト 152~180(35.1~41.6%) 確定3発
インファイト 158~188(36.5~43.5%) 確定3発
命珠インファイト 205~244(47.4~56.4%) 乱数2発(85.2%)
- ヒヒダルマ(ガラル)(五里霧中)
ばかぢから 178~210(41.2~48.6%) 確定3発
鉢巻ばかぢから266~314(61.5~72.6%) 確定2発
与ダメージ計算
※ベロベルトははらだいこ済み。
- ダイアイス ※ベロベルトDM状態。相手もDM状態。
ランドロス(霊獣)HB無振 652~768(198.7~234.1%) 確定1発
ボーマンダHB無振 716~844(210.5~248.2%) 確定1発
ガブリアスHB無振 624~736(170.4~201%) 確定1発
マルチスケイルカイリューHB無振 356~420(107.2~126.5%) 確定1発
- ダイソウゲン ※ベロベルトDM状態。相手もDM状態。
ドサイドン(ハードロック)H252,B特化 291~345(65.5~77.7%) 確定2発
ラグラージH252,B特化 496~584(119.8~141%) 確定1発
カプ・レヒレH252,B特化 212~250(59.8~70.6%) 確定2発
- ダイスチル ※ベロベルトDM状態。相手もDM状態。
ミミッキュHB無振 358~422(137.6 ~162.3%) 確定1発 ※ばけのかわを考慮しないダメージ量。皮がある場合は確定2発。
- あばれる ※ベロベルトDMしていない状態。相手もDMしていない状態。
ハピナスH252,B特化 364~429(100.5~118.5%) 確定1発
カビゴンH252,B特化 195~229(73~85.7%) 確定2発
クレセリアH252,B特化 132~156(58.1~68.7%) 確定2発
相性の良い味方
- クレッフィオーロンゲなどいたずらごころ持ちのサポーターにより、相手の起点へこうこうのしっぽ押し付けた上で可能であれば壁を張り、場を整える必要があります。
- カバルドンラグラージなどであくびループに入れ、起点を伺う形もハマります。眠ってきたら引いてベロベルトを登場させます。
はらだいこカビゴンとの差別化
※コメント欄にてご指摘頂き、2021/02/01 追記。同じノーマル単タイプで、高耐久かつはらだいこからの抜き性能の高いカビゴンとの差についてです。
物理か特殊か読まれにくい
ベロベルトはA種族値85、C種族値80です。アタッカーだとしても物理・特殊・両刀の3つの可能性が存在する為、はらだいこを打つまでは物理で有ると断定できません。対し、カビゴンはA種族値110、C種族値65の為、多くの場合物理であると推測できます。
S種族値の差
ベロベルトはS種族値50、対してカビゴンはS種族値30です。どちらも早くはないですが、この差により上を取れる範囲が変わってきます。下記が、ベロベルトで上を取れるが、カビゴンだと取れない相手の代表格です。
※全てS無振を想定。
クリムガン、カバルドン、ガラガラ(アローラ)、イワパレス、ローブシン、ラランテス、ドラミドロ、クワガノン、ドサイドン、トリトドン、バンバドロ、ヌオー
DM終了時のくさ技による差と、とくせいマイペースによる「いかく」無視
ベロベルトにはあり、カビゴンにはない技の代表として、パワーウィップが存在します。カビゴンが覚える物理くさ技はタネばくだんなので、両者を比較してみます。主にDM終了時にその差が現れます。
また、マイペースの恩恵でいかくによるA下降をしないので、仮にはらだいこカビゴンがいかくを受け、「A1下降のA5段階上昇」とした場合のダメージも参考に記しておきます。
※両者ともDMしていない状態。
・カプ・レヒレH252,B特化への与ダメージ
ベロベルトA6↑ パワーウィップ 208~246(117.5~138.9%) 確定1発
カビゴンA6↑ タネばくだん 172~204(97.1~115.2%) 乱数1発(81.3%)
カビゴンA5↑ タネばくだん 150~178(84.7~100.5%) 乱数1発(6.3%)
・ラプラスH252,B特化への与ダメージ
ベロベルトA6↑ パワーウィップ 260~308(109.7~129.9%) 確定1発
カビゴンA6↑ タネばくだん 216~256(91.1~108%) 乱数1発(50%)
カビゴンA5↑ タネばくだん 190~224(80.1~94.5%) 確定2発
・ドヒドイデH252,B特化への与ダメージ
ベロベルトA6↑ パワーウィップ 85~101(54.1~64.3%) 確定2発
カビゴンA6↑ タネばくだん 70~83(44.5~52.8%) 乱数2発(25.4%)
カビゴンA5↑ タネばくだん 62~73(39.4~46.4%) 確定3発
最後に
いかがでしたでしょうか。禁止伝説が1体使用可能になろうかという時(2021/02/01)に、何でベロベルトやねん、と思われましたでしょうか。採用理由の箇所にはなるべくこの子の良さアピールしようと思い色々書きましたが、結局は愛です。ベロベルト、かわいいですよね。
抜け漏れ・矛盾等有れば、コメント欄にてご指摘頂けたますと幸いです。
本論をきっかけに少しでもこの子の使用率が上がればなぁ、、と願っております。
最後までご覧いただきありがとうございました。