前回、アシストパワーを使うグレイシアの育成論を挙げたのですが、その際バトン要因として選んだモルフォンの考察をしたときに、モルフォンの育成論では無いとお叱りを受けてしまいましたのでグレイシアの育成論は削除させていただき、今回はこのモルフォンの育成論をあげたいと思います。
ブクマして頂いた方々やコメント頂いた方々申し訳ありません。
では考察をはじめていきましょう。
- モルフォンについて
第一世代より長きに渡って活躍するむしポケモンでおなじみですね。
個人的には第一世代のジムリーダーのキョウの相方として馴染み深いイメージがありますね。
さてそんなモルフォンですが種族値的には優秀とは言えず、また、第四世代まで多少不遇な扱いを受けていた印象のあるむしポケモンのなかでもとりわけ使い勝手が悪いポケモンだったかな〜と思います。
しかし、第五世代になりむしポケモンの強化にともないまして、一気に株を上げてきました。特にちょうのまいと言う破格の積み技を習得可能になったのが大きいですよね。と言うわけで今回はこの追加されたちょうのまいを使った型を考えていきます。
- 個体値について
今回はこうげきの値以外がVであることが望ましいので5Vが推奨になります。
尚、以後はH.A.B.C.D.Sと略称にさせて頂きます。
- 性格について
実数値に無駄の出ないおくびょうを選択しています。(きっと通りすがりさんご意見参照)
- 努力値配分
積み技メインで使用するためにもあまり高くない種族値のHは252は確定とします。
残りの配分はB180、D66、S12とします。
B180はいじっぱりA252のガブとカイリキーのエッジを確2調整、
S12はちょうのまい1回積みで最速115族抜き調整になります。
あまりの66はDにふります。
- 特性選択
いろめがねかりんぷんの二択になりますが、この子にそこそこ戦闘をさせる方はいろめがね、バトンタッチを意識し、攻撃わざを入れない方はりんぷんを選択しましょう。
- 持ち物選択
オボンのみ オススメ度 ★★★★★
どうしても攻撃を1回は最低受けなければならない積み型のポケモンですので、このオボンのみを持たせることで昨今流行りの先制技に対する対抗策になります。
またちょうのまいを積みはねやすめと組み合わせて相手特殊アタッカーを少しずつ無力化することが出来るのも◎。
ラムのみ オススメ度 ★★★★
ナットレイや、ブルンゲルなどの積みの起点にしやすい受けポケモンを強く意識するならばこちらを。おにびorでんじは読みでの繰り出しを狙えます。
- 技構成について
確定技
ちょうのまい
第五世代より使用可能になった強力な積みわざ。今回はこれを主軸に置きます。
バトンタッチ
如何せん火力に乏しいモルフォンなので、当然後続に繋げる手が必要になってきます。積みわざの強力さを考えると入れない手はありません。
候補わざ
むしのさざめき オススメ度★★★★★ むし 威力90(実質135)
タイプ一致のウェポン。威力はそこそこですが、特性いろめがねのおかげでほとんど弱点のない万能わざになっている点が◎。ちょうのまいをうまく積んでいればなかなかあなどれない威力になります。ちょうはつ対策。
はねやすめ オススメ度★★★★★
回復技として優秀。ちょうのまいを1回積んだ後ならば十分につかっていけますし、ひこうタイプではないモルフォンにはデメリットが全くないのでじこさいせいとほぼ同じ扱いで使えるのもいいですね。第四世代技マシン限定。
ねむりごな 命中75 オススメ度★★★★
強力な状態異常わざ。もはや特に言うことは無いほど強力ですが、ラム、カゴのみ持ちや特性そうしょくにささらない、また命中に不安があるということもあり、やや安定感に欠ける点があるのが欠点。
ヘドロばくだん オススメ度★★★★ どく 威力90(実質135)
こちらもタイプ一致のメインウェポン。追加効果のどく30パーセントは中々に優秀で、いろめがねとの相性もいいですね。しかしながら、はがねに完全に止められてしまう点が欠点。むしのさざめきと選択。こちらもちょうはつ対策にどうぞ。
- モルフォンの立ち回りについて
そこまで種族値が高くないモルフォンですが、ちょうのまい1回積むことでそこそこ優秀な能力に化けることができますので、まず1回ちょうのまいを使うことを考えて下さい。
故に繰り出しよりは先発、死に出しが理想的となりますが、受けポケモン相手ならば、状態異常わざ狙いの繰り出しもありでしょう。
1回積んだ後の立ち回りですが、S115族抜き調整をしてあるため大抵の相手は抜くことが出来るため、残りHPと相談しながら、積みわざ、回復わざ、攻撃わざ、状態異常わざをうまく選択して下さい。
ちょうのまいの効果でC無振りとは言え、そこそこの火力で攻めることもできますので、最終的にはバトンでも、そこまでバトンを意識せずに立ち回って下さい。
このモルフォンでやれることをギリギリまで粘った上でバトンを繋ぐのがもっとも理想的な繋ぎ方なります。
さて、バトンのタイミングなのですが、シャンデラ、ウルガモス、バンギラスなどのタイプ一致で高火力の弱点技を放ってくる相手が繰り出されてきたときはすぐにバトンをしてください。ある程度積んでいても、やはり種族値自体がネックになって耐えきれませんので無理は禁物。素直に後続に繋げてください。
逆にナットレイ、ブルンゲルといった受けポケモンを相手どった際は積みの起点として有効活用させてもらいましょう。ナットレイに関してはこちらも有効打を与えるのが難しいですが、あちらのパワーウィップはこちらは0.25倍なのでこちらもそうやすやすと落とされませんので仮想敵として有力候補になります。
- 呼び込む相手について
立ち回りでも書きましたが、バンギ、ウルガモス、シャンデラに代表される高火力タイプ一致の弱点わざを放ってくる相手が呼び込まれてくるでしょう。ねむりごなを持たせていない場合はバトンで後続につなぐ選択した方が無難です。ほのおポケモンを呼び込むことが多い現環境下がありますので、控えにもらいび持ちのポケモンを入れるか、みずタイプのポケモンを用意しておくのをオススメ致します。
積みポケモンの天敵、アンコール持ちのポケモンは、115族抜き調整していますので、エルフーン以外は恐れることはあまりないでしょう。
ちょうはつ持ちのポケモン呼び込まれてきそうですが、こちらもS115以下のものに関してはそこまで気をつけることはなくても大丈夫でしょう。
ただ、俊足であるクロバットとマニューラーには注意が必要です。特にクロバットに関してはちょうはつをもっている上、タイプ一致の弱点わざのブレイブバードをも使用可能なこの相手は天敵レベルです。2段積み以上でない場合は素早さで劣るため、役割遂行も難しいので立ち回りには気をつけてください。(鷹の爪さんご意見提供)
- パーティ構成について
うまく積んだとしてもそれでも元が低火力であるため相手に負担をかけるのが難しいこの子を補佐するために、ステロやまきびしなどを撒く役割を持った子をPT内に1人は欲しいところです。(えるふさんご意見提供)
また呼び込まれてくる敵は現環境ではほのおポケモンが多いとおもいますので、水タイプのエースか、もらいび持ちのエースなどがいるといいですね。
- 類似の型との差異について
ちょうのまい→バトンをできるポケモンといえば
ドーブル、アメモースが挙げられます。
アメモースとは特性いろめがねの有無、とSの種族値の高さ、ねむりごなの習得可能で十分差別化できていますね。
またドーブルに関しては立ち回りがバトンのみということもありますので攻撃を仕掛けていくこの子とは役割が被りません。よって差別化は出来ている考えていいでしょう。
- 被ダメージ考察
では一体どの程度受けることが出来るのか、考察してみたいと思います。
以下ちょうのまいを積んでいない状態での耐久値
性格などはA.Cともにもっとも最適な性格で考慮しています。
C252ブルンゲルLv50 → モルフォンLv50
技:ハイドロポンプ
威力:120 みず/特殊
ダメージ:99〜117 [確定2]
(割合:55.9〜66.1%)
A252ナットレイLv50 → モルフォンLv50
技:アイアンヘッド
威力:80 はがね/物理
ダメージ:72〜85
(割合:40.6〜48%)
A252ナットレイLv50 → モルフォンLv50
技:パワーウィップ
威力:120 くさ/物理
ダメージ:26〜31
(割合:14.6〜17.5%)
C252スイクンLv50 → モルフォンLv50
技:ハイドロポンプ
威力:120 みず/特殊
ダメージ:102〜121 [確定2]
(割合:57.6〜68.3%)
C252スターミーLv50 → モルフォンLv50
技:ハイドロポンプ
威力:120 みず/特殊
特攻:152 (特防:104 HP:177)
(割合:56.4〜66.6%)
A252ガブリアスLv50 → モルフォンLv50
技:ストーンエッジ
威力:100 いわ/物理
ダメージ:149〜176 [確定2]
(割合:84.1〜99.4%)
ここからは1回積んだ状態での耐久値考察です。
ラティオスLv50 → モルフォンLv50
技:りゅうせいぐん [拘]
威力:140 ドラゴン/特殊
特攻:200 (特防:104 HP:177)
天候:undefined
倍率:1*1.5
ダメージ:153〜180 [乱数1]
(割合:86.4〜101.6%)ダメージ考察かんしてすこしずつUPしますので少々お待ちください。
評価1点を入れて頂いた方は何故そう思われたのかなど教えていただけると今後の糧になりますので、コメント頂けると幸いです。