履歴
1/23早朝:本育成論投稿
同日朝 :「覚えさせる技」変更(ふいうち→どくどく)
1/24朝 :大幅更新
(覚えさせる技 金縛り/毒づき/毒毒/影分身 → 身代わり/金縛り/ナイトヘッド/影分身
努力値配分 S4ローブシン抜き → カバ抜き抜き
それに伴うダメージ計算、努力値配分の欄を修正
候補技へ「毒びし」を、確定欄にて技の選択理由を追加
タイトルの頭に最終更新日を追加)
同日夜 :完全版へ更新
(タイトルの変更
覚えさせる技 影分身 → 毒びし
ダメージ計算にナットレイ、カバルドンの追加、フシギバナの削除
「繰り出し対象」の欄を追加
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努力値配分変更 H196B244S68 → H188B252S68
それに伴うダメージ計算の全修正)
1/25 :iダホ氏、るるぷう氏の意見を参考に更新
(候補技にバトンタッチ追加
毒びし・金縛りの同時遺伝について記述
繰り出し対象のカバルドン、ローブシンの欄へ追記)
1/26 :通りすがり氏、々氏の意見を参考に修正
(タイトル及び!初めに!周辺の内容の微修正
ガブリアスのダメージ計算の記述(乱数3)を修正(乱数2))
2/19 :更新
(アリアドスの活躍したBVの追加
努力値に関してミスを発見したので修正(S68→S76)、それに伴い記述の微修正
BVに使用していたPTの追加
実数値の追加)
2/21 :更新
(虫食い、不意打ちのダメージ計算の修正
使用しての感想の追加)
4/05 :更新
(S実数値の表記ミスを修正)
8/08 :更新 ←New!
(BW2で習得可能になったシザクロについて、またテクニガッサについて記載)
!初めに!
この考察はあくまでアリアドスの限界を追及しているのであって、アリアドスの限界が今の環境で使えるかどうかは別問題です。
また、アリアドスはこの型以外にもタスキ、鉢巻型等ある程度の型が作れ、この育成論ではアリアドスの耐性や特性を生かした型の限界を追究してみよう(=複数ある限界地点の1つを目指す)ということで投稿させていただきました
そこのところをご了承ください。
前置き
1.この育成論ではHABCDSという略称を使用します
2.個体値は6Vを仮定します
3.ダメージ計算は「トレーナー天国」様のものを使用させていただいております。感謝!
それでは改めてまず種族値からじっくり見ていきましょう。
H:70
A:90
B:70
C:60
D:60
S:40
合計:390
実数値は4振りで146、極振りで177となります。
A:アリアドスの中では一番高いですがユキノオーと同等程度しかありません。
極振りすると補正込みで156、補正無しだと142となります。
B:これまた低めな設定の種族値。ボルトロスと同等程度の耐久…だと…?
無補正では4振りで91、極振りで122となります。
C:使うとしてサイコキネシスあたりでしょうか。まぁエスパー4倍がほとんどいないのでメタにもならないと思いますが…
実数値は省略します。
D:物理耐久以下。同じマイナーでもノコッチ以下です。一体どうしろと言うんだ…このポケモン…
無補正では4振りで81、極振りで112となります。
S:何 故 ロ ー ブ シ ン に 負 け た
無補正は4振り61、極振りで92。補正込みで4振りは67、極振りで101となります。
ところがどっこい、BW2にて遂にシザークロスを習得!やったねアリアドス!
そしてローブシンより遅いせいでせっかく遺伝で覚える金縛りすら生かすにはSに努力値を割く必要があるという…
次に特性を。
特性1:虫の知らせ
HPが1/3以下の時に虫タイプの技の威力が×1.5されます。
元が60の虫食いの威力が×1.5されても悲しくなるだけな気がしますが…
特性2:不眠
状態異常「眠り」にならないそこそこな強特性。
今回の型の制作理由でもあります。
特性3:スナイパー(夢特性)
急所に当たった時のダメージ補正を×2から×3にします。
使うとすれば辻斬り・クロスポイズンとの併用ですが
最後にタイプ相性を。
弱点(×2) :飛行、岩、炎、エスパー
耐性(×0.5) :毒、虫
耐性(×0.25) :草、格闘
また、ナットレイ意識で持っている可能性のあるめざ炎が
ここまで見ていただきましたが、今回注目してほしい点はこちら
・特性2:不眠
・耐性(×0.25):草、格闘
ここまでくれば今回のガンメタポケモンは決定しました。
そう、あの忌々しき無限キノガッサです
<補足>
現在最もメジャーだと思われる無限ガッサの構成は
ローキック/種爆弾/キノコの胞子/身代わり@毒毒玉 です。
ローキックを使ってSを下げ、胞子を先制で当て、身代わりから解除不能なループに持ち込むことを目的としたキノガッサです。
アリアドスはこのキノガッサのウエポン2つを完全に封じることができ、かつ眠らない最強
後出しすれば相手は有効打がないためループを中断せざるを得なくなります。
しかしBW2になってキノガッサに夢特性としてテクニシャンが解禁されました。
これにより、キノガッサは従来存在していた無限ガッサに加え、岩技を搭載しているテクニガッサが登場しました。
正直なところ、テクニガッサに対する有効打はほとんどないと言っても過言ではありません。
せいぜい「ナイトヘッドを毒づきに変える」ぐらいでしょうか…
では今回の投稿内容について説明します。
- 努力値配分について
実数値:169-110-133-x-80-70
4振りカバルドン抜き抜き調整(「4振りカバ抜き武神」抜き調整)を施し、物理耐久指数を上げるためBにぶっぱ、残りをHに配分しています。
…が、これではHが4nになってしまい身代わり効率が悪いのでBを1削ってHに回しています。
カバルドン抜き抜き調整は根性空元気武神に対し、先手を取って身代わり→金縛りを決めるを目的にしています。
Sに関してはあと8〜16ほど割くとさらに安心できるみたいです
被ダメージ計算は後述
- 道具について
元々積極的に殴りに行く型ではないので、これが一番安定すると思われます
- 技構成について
※ ダメージ計算では、すべてこちら側は「無補正&無振り」です。あと追加の希望があればコメントでお願いします
--(仮の)確定欄解説--
・金縛り
こちらのSを武神抜きにした最大の理由です。
格闘技以外のウエポンを止めてしまえば流石の武神もただの物置と化します。
・ナイトヘッド
アリアドスの技の中で最もダメージの安定したウエポン。
固定50ダメージでもガッサの身代わりをぶっこわすには十分な火力です。
・身代わり
金縛りの布石として、もしくはガッサの交代際に打ちます。
ヘドロや影分身とのシナジーも良いです。
・毒びし
隙を見て撒くことで、後ろから出て積みに来るガブリアスやウルガモス等に圧力をかけます。
二回撒けば出てきた瞬間に毒毒状態に追い込むことができ、さらに相手の居座りを妨害できます
※毒びし・金縛りの同時遺伝はスコルピ系統から毒びしを遺伝したコンパン系統で可能となります
--攻撃技--
・毒づき
物理毒最強ウエポン。ナイトヘッド非採用時はこちらの採用が濃厚です。
H204B52キノガッサ【167‐107】 56.3%〜67.6%
H4キノガッサ【136‐100】 75%〜88.2%
H252フシギバナ【187‐103】 26.2%〜31%
H252ローブシン【212‐155】 20.2%〜24.5%
・シザークロス
BW2にて念願の習得。毒づきに並ぶ一致威力80です。
H204B52キノガッサ【167-107】 29.8%〜35.4%
H252ランクルス【217-95】 47.9%〜58%
H4ラティオス【156-100】 65.3%〜76.9%
物理特化ユクシー【182‐200】 27.4%〜34%
・不意打ち
威力80の悪タイプ先制技。ラティぐらいしか打つ相手がいませんが…
H4ラティオス 43.5%〜51.2%
--補助技--
・バトンタッチ
相手の流し際に身代わりを張ることで、後ろから出てくるポケモンに対して後攻バトンからこちらの後続を無償降臨させることができます。
毒びしと選択でどうぞ
金縛りとの同時遺伝はアメタマ/テッカニン/ペンドラーなどからバトンタッチを遺伝させたコンパンで可能になります。
ペンドラーを経由すれば一応バトンタッチ/金縛り/毒びしの3つを同時遺伝させることもできます。
・毒毒
やることが無くなったガッサの引き際に打ち、相手の後続に負担をかけます
欠点をあげるとすれば毒を打った後に長く居座れるほどの十分な耐久が無いことでしょうか。
・影分身
「アリアドス本体に抜き性能を求める」場合は毒びしよりこちらをどうぞ。
身代わり、ヘドロと相まって上手く積むことができれば2タテや3タテも夢ではありません。
しかし、ナイトヘッドの定数ダメージだけで2タテ3タテを行うのは多少難があると言うことをお忘れなく。
・爪とぎ
悠長に居座るガッサに対して積み、Aを上げることで相手への負担を少しでも重くします。
命中が上がってもその恩恵を受ける技はないのが悲しいところですが…
・守る
俗に言う「まもしば」の布石としてどうぞ。
ヘドロの回復ターンも稼げますが、搭載できるぐらい技スペースに余裕が無いのも現実。
・クモの巣
もし身代わりを貫通するのであれば即採用だった。
使う場合、まず「身代わりの無いキノガッサとアリアドス」が対面することが最低条件となり、この最低条件を満たすのが非常に難しいので固有技ですがほぼ却下です。
無限ガッサとの対面を作れる自信がある人は「クモの巣/影分身/ナイトヘッド/身代わり」の構成をお勧めします。
これが型にハマった時の強さは相手を切断に追い込むほど精神的なショックを与えることができますw
・フラッシュ
クソゲーを始めることを強いられているんだ!
こんな技でも真面目に候補に入ってくるあたりアリアドスのスペックの低さが改めてうかがえます。
- 被ダメージ計算について
・A4キノガッサ【151】
種爆弾 …7.1%〜8.8%
ローキック …5.3%〜6.5%
→この程度ならヘドロでの回復が間に合います。
・補正込みA252キノガッサ【200(+テクニシャン補正)】
ストーンエッジ …67.4%〜80.4%
(珠:87.5%〜104.7% 鉢巻:100.5%〜119.5%)
岩石封じ …50.8%〜60.3%
(珠:66.2%〜78.6% 鉢巻:75.7%〜89.9%)
タネマシンガン …4.7%〜5.3%
(珠:5.9%〜7.1% 鉢巻:7.1%〜8.2%)
→全く安定しません。テクニガッサは天敵すぎます。
・補正込みA252ローブシン【211(+根性補正)】
ストーンエッジ …71%〜84%
空元気(状態異常&根性込み) …73.3%〜86.9%
マッハパンチ(根性なし/あり) …5.3%〜5.9% / 7.6%〜9.4%
→エッジからしっぺだと死にます。同時採用しているローブシンはあまり見ませんが…
根性空元気のダメージ計算も追加。しっかり耐えます。
・A4ナットレイ【115】
パワーウィップ …8.2%〜10%
アイアンヘッド …23.6%〜28.4%
アイアンヘッドには金縛りを合わせるのが安定します。ウィップは特に恐れるに足りません。
・A4カバルドン【133】
地震 …33.7%〜39.6%
ストーンエッジ …44.9%〜53.2%
みがしばを決めることができれば多少は動きやすくなります。後続のガブを警戒して早めに毒びしを撒いておきたいところです。
・A252ガブリアス(参考)【182】
地震 …44.9%〜53.8%
逆鱗 …55%〜64.4%
→地震ならヘドロ込みで超乱数2です…が、実践では十中八九身代わり張られるでしょう。
毒びし・毒毒を利用して「身代わりガブを後出ししにくい」状況を作るのが重要です
特殊方面全般に関しては無振りなので失礼ながら省略させていただきます。
- 繰り出す対象について
・キノガッサ
ループの成立時・不成立時に拘わらずとりあえずアリアドスは投げた方がいいです
そうすることで行動回数を確保して毒びしを撒いたりナイトヘッドで後続に負担を掛けることが一番アリアドスが輝く道でしょう。
…と言っていられなくなりました。テクニシャンガッサが表舞台に溢れかえってきたので岩技を打たれる可能性がかなり高いです。
リスキーですが、無限ガッサと信じて繰り出すしかないのかなぁ…とは思います。事実、ガッサはどっちも強いので無限を採用している可能性も全然あるので。
・ローブシン
根性空元気やエッジを打ってくる場合は微妙ですが、格闘技に対して投げることで大した被ダメも無く繰り出すことができます
繰り出した後は初手の身代わりが安定し、その後は相手の行動を見て行動を選択します
2サイクル目からは金縛りを読んでマッハパンチでかわしてくる可能性があるのでその点は気に留めておいてください。
・ナットレイ
宿り木・電磁波を撒かれる可能性があり多少はリスキーですが、アイアンヘッドやジャイロボール、パワーウイップ等の攻撃技に合わせることで比較的安定して繰りだすことができます
やはり初手は身代わりが安定し、身代わりが壊される場合はその技を金縛りした上で行動を選択します
身代わりを張られてもナイトヘッドで確実に割ることができるのもおいしいところです
・カバルドン
欠伸ループを無理矢理断ち切ることが出来、後ろに控えているラティオスやドリュウズ、ガブリアス等に対しては身代わりバトンで安全に後続を無償降臨させることができます。
また、空元気武神抜きの副産物の1つとして4振りカバルドンも抜くことができるので、地震などに対し身代わり→金縛りを当てることでさらにアリアドス自体が動きやすく、また、相手を流しやすくなります
吠えられたら諦めましょう((
モロバレル
BW2にて夢特性「再生力」を手に入れた胞子使い其の2。ギガドレなど恐れるに足らず!
…ですが、こいつもサブにめざ炎を搭載しているケースが多く、安定性と言う意味では微妙かもしれません。
みがしばで縛ってからが勝負です。
- 使用しての感想
やはり(ローブシンなどにはある程度限定ですが)後出しからでも好き勝手に暴れることができるのが大きいです。
ただ、非常にダメージソースに欠ことが多いので、引き際を考えないと積みの起点にしかならないことが使用する際の注意点になると思います。
ハピナスとの共存はローブシンやキノガッサを誘いやすく、いい組み合わせだと感じました。
- 活躍BV
- BVの使用PT
ヤドラン@拘りメガネ(再生力)
大文字/波乗り/吹雪/サイコキネシス
アリアドス@黒いヘドロ(不眠)
ナイトヘッド/毒びし/身代わり/金縛り
ハピナス@達人の帯(天の恵み)
大文字/冷凍ビーム/雷/卵産み
ルカリオ@気合のタスキ(精神力)
飛び膝蹴り/バレットパンチ/ブレイズキック/噛み砕く
Wロトム@オボンの実(浮遊)
ハイドロポンプ/十万ボルト/ボルトチェンジ/シャドーボール
ワルビアル@拘りスカーフ(威嚇)
地震/ストーンエッジ/燕返し/噛み砕く
↑全体的にSを遅くすることでガッサを誘い、アリアドスを後出ししやすくしています。
ついでに武神もそこそこ誘いやすいです。
…まぁ、相手によってはヤドランとハピナス投げ続けるだけで壊滅させれるんですが
このように、種族値にも技にも恵まれていないアリアドスですが、パーティに仕込めば完全な無限ガッサストッパーと成り得るポテンシャルを秘めていました。
現環境において催眠技は吠えるなどと併用されて使われることが多くなってきているので、少しはアリアドスにも光が見えてきた…かもしれません。
いかがでしょうか。今回、持てる想像力と知識、そして皆様からご指摘いただいた点を可能な限り利用し、考察に臨みました。
コメントの返信は定期的にはできないと思われますが、残していただければ幸いです。
それではみんなも一緒に!レッツ育成!