はじめに
※ダメージ計算はポケマス様を使用させていただいています。
※本育成論はHABCDSなどの非公式用語を使用します。
※本育成論は差別化などはできていますが、どちらかというとガチパでランキングを取りに行くというよりは、意表をついて奇襲したい方や、マイナーポケモンを使いたい方、ロマンを求めてる方、ルナトーンに愛着のある方など向けとなっています。そこをご了承ください。
ふー。です
育成論投稿4回目となります。
今回も、マイナーポケモン考察ということでタイプ一致メテオビームをもらったにも関わらず誰にも育成論を書かれていないルナトーンを考察したのでご紹介します。
ルナトーンルナトーンとは…
ルナトーンは第3世代から登場した、三日月のような形をした、ソルロックソルロックとついになるポケモンです。
いわ、エスパータイプととても珍しいタイプで、弱点がものすごく多いです。
ふゆうでじめんタイプを考えないものとしても、6つです。
種族値はこんな感じ
90-55-65-95-85-70 合計460
特に耐久が高いわけでもなく、特に火力が高いわけでもなく、特に素早いわけでもなく…と、器用貧乏な種族値と言えます。
そんな日の目を浴びずに生きてきたルナトーンですが、鎧の孤島のアプデでちゃっかり覚えたこのメテオビーム。
ウツロイドや、テッカグヤがうまく使いこなしている中、このルナトーンにも使えるのではないかと思ったのでもしよろしければ最後まで見てってください。
採用理由と差別化、役割
- 採用理由
サンダーに強く出ながら地面タイプも相手でき、メテオビームでcを上げながらたたみかけれるポケモンということと、ロックカットでSを2段階上昇させてから、全抜きを狙えるポケモンがルナトーンだけだったということです。
- 役割
ロックカットを積み、Sを上げてからメテオビームでCを上げつつ突破。その後ダイマックスして全抜きを狙うなどのアタッカーとしての役割です。
- 差別化
環境にいるメテオビーム主体のポケモンに、ウツロイドウツロイド、
テッカグヤテッカグヤがいます。役割が被っているので差別化を明記します。
ウツロイド
一つ目に、じめんが四倍で入ってしまうことです。
現在環境にランドロス(霊獣)ランドロスや、
ドサイドンドサイドン、
ガブリアスガブリアス、
カバルドンカバルドン、
ドリュウズドリュウズ、
マンムーマンムーなどのじめんタイプのポケモンや、サブウェポンにじしんを持っているポケモンが一定数います。
その中で、やはりじめんタイプが四倍となってしまうと不利対面になってしまうことが多いです。しかし特性がふゆうのルナトーンはじめんタイプの技を無効にすることができます。(かたやぶりドリュウズを除く)
次に、ロックカットの有無です。
Sを2段階上昇させるロックカットをウツロイドは覚えません。
ウツロイドは元々の素早さが高く、ロックカットをしなくてもある程度のポケモンは抜けますが、エースバーンエースバーンや
ドラパルトドラパルトなどのポケモンはビーストブーストでSをあげないと抜くことができなかったり、Sに努力値を多く割かないといけません。
しかし、ロックカットがあり、S種族値が70と、決して速くはないものの、ある程度の素早さがあるルナトーンなら、ウツロイドにできないこともできる可能性があると思います。
最後に、技範囲の違いです。
ルナトーンの覚える主要な技が
くさむすび
シャドーボール
ムーンフォース
つきのひかり
だいちのちから
れいとうビーム
サイコショック
サイコキネシス
こごえるかぜ
ふぶき
さいみんじゅつ
こんな感じです。かなり幅広いサブウェポンとなっていますね。
こおりタイプや、フェアリータイプの打点を持っているのも優秀で、さらにはつきのひかりなんかの回復技、さいみんじゅつなどのワンチャン性能を兼ね備えた技などもあります。
それに対してウツロイドはくさむすび、マジカルシャインなどの同じタイプの技はかぶりが少しあるものの、ヘドロウェーブなどのどくタイプ、10まんボルトなどのでんきタイプなど、全く違うベクトルの強みがあります。
テッカグヤ
続いて、テッカグヤとの差別化です。
一つ目は、サンダーサンダー、
エースバーンエースバーンへの耐性です。
この2体は、環境トップ上位2位の2体で、でんきタイプ、ほのおタイプと、テッカグヤに強く出れるタイプです。テッカグヤ側もメテオビームで安易な受けだしはさせませんが、やはり対面ではかなりきついです。しかし、ルナトーンならサンダーに弱点をつかれることはなく、エースバーンもふいうちでしか弱点をつけないため、うまくいけばロックカットを無償で積めたりできます。
次に、メテオビームの火力が低いことです。
この型のポケモンの主力技のメテオビームは毎試合ほぼ確実に打つと思われる技ですが、ルナトーンはタイプ一致(1.5倍)、テッカグヤはタイプ不一致なので火力がルナトーンの方が出ます。
最後に、技範囲です。これに関してはウツロイドとの差別化でも述べたので詳しい説明は省略します。テッカグヤとも技範囲のベクトルがまったく違います。
よって上記2体との差別化が明確にできていると思います。
まぁすごい簡単に言ってしまうと
この2体を足して3で割ったくらいのことができます(笑)
3で割るんかいと思ったかもしれませんが、総合力ではどちらにも劣っていると思われるので3で割っときました(てきとう)
持ち物
メテオビームを撃つ前提での動きなのでパワフルハーブで確定とします。
特性
ルナトーンはふゆうしか特性がないことと、じめんを透かせる優秀な特性なので確定です。
性格・努力値と調整
※用語注意
参考
珠…いのちのたま
特化…努力値252(最大値)振り+性格補正(1.1倍)
最速…特化の素早さバージョン
+(数字)…ランク補正が何段階ついているか
今回は調整案を2つ用意させていただきました。
調整案1
ひかえめ H76 A0 B52 C244 D4 S132
H…一応16n−1調整し
A…いらない
B…特化エスバとびひざ耐え
C…あまり
D…あまり
S…+2の時最速ドラパルト抜き調整
<備考>サンダー特化ダイサンダー確定耐え(いのちのたまだと乱数)
エースバーン特化とびひざげり確定耐え(いのちのたまだと確定1)
H4ドラパルトメテオビーム確定1
調整案2
ひかえめ H4 A0 B236 C228 D4 S36
H…あまり
A…いならい
B…珠エスバとびひざ確定耐え(特化珠は乱数50%)
C…あまり
D…あまり
S…+2の時最速エースバーン抜き調整
<備考>
ダイマエースバーン確定1(弱点時)
サンダー特化ダイサンダー確定耐え(いのちのたまだと乱数)
(コメントありがとうございました)
調整案1はドラパルトまで重く見るなら
調整案2はエースバーンをかなり重く見た場合
パーティ構成との相談になると思われます。
技構成
- 確定枠
メテオビーム
主要技。Cを一段階上げながら威力120の高火力技を打てる。
あとは10%を引かないことを神様にお祈りするだけ
ロックカット
今回のコンセプトであるSを2段階上昇させる積み技。
エスバ、サンダーなどの攻撃を耐え、1ターン目に積むような使い方をする。
- 候補枠
ムーンフォースウーラオスウーラオス、
ウオノラゴンウオノラゴンなどへの打点。
ワンチャンCダウン
れいとうビーム
ふぶき、こごかぜとの選択。ランドロス(霊獣)ランドロス、
ガブリアスガブリアス、
カイリューカイリュー、
カバルドンカバルドンなど、じめんやドラゴン、ひこうへの打点。
ゴリランダーゴリランダーにも有効だが、特化グラスラで確定1なので受け出しに合わせるくらいでしか倒せないけど…
といってもとても優秀。
くさむすびドサイドンドサイドン、
ラグラージラグラージ辺りに。
ダイソウゲンにしても自分は回復しないので注意。
サイコショック
サイコキネシスとの選択。
有効打になるのはウツロイドウツロイド、
アーゴヨンアーゴヨン、
ウーラオス水ウーラオス、
ドヒドイデドヒドイデなどのどくタイプや、一部格闘タイプだけだが、タイプ一致で打てるので火力は出るし、ショックなら特殊受けも壊しやすい。
だいちのちからウツロイドウツロイド、
ヒードランヒードラン、
ジバコイルジバコイルなど、じめん四倍族にはめっぽう強く出れる。
つきのひかり
HP管理したい場面はそんなに頻繁のあるわけではないが、かゆいところに手が届いたり、交代に合わせて回復とかできたら強い。
さいみんじゅつ
無限の可能性。
立ち回り例
サンダー初手サンダー対面
1ターン目にロックカットでSを上げ、ダイマなしでも珠ダイサンダー以外は耐える。
2ターン目にメテオビーム。
無振りサンダーに179.3 ~ 212.1%入るので、ダイマ切られても37.5%の乱数で倒せる。
(基本この対面はサンダーはダイマ切ってこないので勝てることが多いです。)
エースバーン初手エースバーン対面
1ターン目にロックカット。珠じゃなかったらなんでも耐える。
2ターン目にメテオビームしたいが、相手がとびひざげりから入ってきた場合サイコキネシスが最大打点になる。(無振りエスバ確定1)
勝率は高いとは言えないが、絶対勝てないわけではない。
相性不利な場合は引く、そうでない場合はロックカットから入るのが基本。
余裕がなく、相手にSで勝ってる場合はメテオビームから入ってもいいかも
与ダメージ計算
※全て調整案1での計算となっています。2で使われる場合はお手数ですが、各自でお願いします
メテオビーム
無振りサンダー 179.3 ~ 212.1% 確定1発
無振りエースバーン 220.6 ~ 260.6% 確定1発
無振りカイリュー 81.3 ~ 96.3% 確定2発
無振りドラパルト 104.9 ~ 123.9% 確定1発
H252カプ・レヒレ 61.5 ~ 72.8% 確定2発
無振りミミッキュ 112.3 ~ 130.7% 確定1発(皮ダメ込み)
H252ブリザポス 121.7 ~ 142.9% 確定1発
無振りフェローチェ 195.2 ~ 230.1% 確定1発
H252ラプラス 119.8 ~ 141.7% 確定1発
無振りマンムー 110.2 ~ 129.7% 確定1発
れいとうビーム(C+1)
H252ランドロス(霊獣) 167.3 ~ 197.9% 確定1発
無振りカイリュー 81.9 ~ 97.5% 確定2発
無振りガブリアス 170.4 ~ 201% 確定1発
ムーンフォース(C+1)
無振りウーラオス悪 244.5 ~ 290.2% 確定1発
無振りウオノラゴン 104.2 ~ 123.6% 確定1発
H252バンギラス 46.3 ~ 55% 乱数2発(砂込み)
くさむすび(C+1)
H252ドサイドン 194.5 ~ 229.7% 確定1発
H252ラグラージ 127.5 ~ 150.7% 確定1発
H252カバルドン 109.7 ~ 129.3% 確定1発
だいちのちから(C+1)
無振りウツロイド 117.3 ~ 139.1% 確定1発
H252ヒードラン 131.3 ~ 155.5% 確定1発
H252ジバコイル 167.2 ~ 198.8% 確定1発
被ダメージ計算
※全て調整案1での計算となっています。2で使われる場合はお手数ですが、各自でお願いします
C252サンダー 10まんボルト 48.5 ~ 58.2% 乱数2発
A252エースバーン とびひざげり 77.1 ~ 90.8% 確定2発
A252ミミッキュ シャドークロー 69.7 ~ 83.4% 確定2発
A252ランドロス(霊獣) とんぼがえり 64 ~ 76.5% 確定2発
C特化ポリゴン2 ほうでん 28.5 ~ 33.7% 乱数3発
C252カプ・レヒレ なみのり 80 ~ 96% 確定2発
A252ドラパルト ゴーストダイブ 109.7 ~ 130.2% 確定1発
C特化テッカグヤ ラスターカノン 85.7 ~ 100.5% 乱数1発
A252カイリュー げきりん 77.7 ~ 92.5% 乱数2発
A252ラグラージ クイックターン 68.5 ~ 82.2% 確定2発
(その他環境にいるポケモンでタイプ一致弱点を突いてくるポケモンの技は基本的に耐えませんので不利対面は引きを推奨します。)
苦手なポケモン
- 受けだしされてもきついポケモン
ゴリランダーゴリランダー
特化されるだけでグラスラで確定で落ちる。
ウオノラゴンウオノラゴン
先制じゃないエラがみでも確定1。
ウーラオス悪ウーラオス
ふいうちで乱数1。けどもし耐えれたらムーンフォースで飛ばせる。
あんこくきょうだで普通に死ぬ
ミミッキュミミッキュ
シャドかげで落ちます。
その他ほとんどの受けポケモン
もともとそんなに種族値も高くない上、一段階しか積めないので容易に受けられてしまう。
- 対面は無理だけど受け出しや、死に出しなら勝てる可能性があるポケモン
ウーラオス水ウーラオス
C +1ムーンフォースで倒せるが、ロックカット後じゃないときつい。
アクジェも半分以上入るため、負ける方が多いかも
ドリュウズ ドリュウズ
先制されるとアイへやかたやぶりじしんで落ちるが、C+1だいちのちからで確定1。
ダイマ切られると切り返されてしまう。
相性の良い味方・構築例
ウーラオス悪ウーラオス
相性補完がいい
ジバコイルジバコイル
相性補完がいい
おわりに
いかがだったでしょうか。
ルナトーンというかなりマイナーなポケモンでしたが、技範囲も広く、特性も優秀で少し見直したと思った人も少なくないと思います。
ウツロイドや、テッカグヤにはやはり総合力では劣っているものの、どちらかしかできないことを両立できたりなど、器用な面もあります。
自分は、こういったマイナーポケモンの育成論をあげているのでマイナーが好きという方や、興味のある方はもしよかったら他の育成論も閲覧していただけると嬉しいです。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
感想や質問、ご指摘、アドバイスなど些細なことでもコメントお待ちしております。