注意点
この育成論は受けループに入れるポケモンです。投稿主の性格上、本文はかなり変更が多くなると思いますが、ご了承ください。最初の方はいつものように私の雑談なので、『カイリューとは』まで飛ばして読んで頂いて構いません。
はじめに
16回目の投稿になります。受けループ以外は使えない人siaです。今回は受けループに採用するカイリューを紹介したいと思います。
『カイリューとは』
カイリューとは1世代の赤・緑から登場している600族のポケモンです。攻撃力が高く、耐久もマルチスケイルがあるためかなり高いです。ダイジェットも覚えるので、DMアタッカーとしても使いやすいのが良いところです。
今回はカイリューをアタッカーではなく受けループのポケモンとして考察してみます。
型解説
- 持ち物
厚底ブーツ
- 特性
マルチスケイル
- 性格
図太い
- 個体値
H31/A31/B31/C31/D31/S31(「地震」や「ワイドブレイカー」を採用する場合)
※「地震」や「ワイドブレイカー」を採用しない場合はA0推奨
- 努力値
H244B252S12
- 実数値
H197/A138/B161/C120/D120/S102
※A0の場合はA実数値125
- 調整意図
H2n+1 B特化 余りS
調整案2
H244B188S76
- 性格
図太い
- 個体値
H31/A31/B31/C31/D31/S31
- 努力値
H244B188S76
- 実数値
H197/A138/B152/C120/D120/S110
※A0の場合はA実数値125
- 調整意図
H2n+1 S+1で最速ウーラオス抜き あまりB
持ち物の理由
カイリューの特性マルチスケイルは「自身のHPが最大値のとき、受けるダメージか半分になる」という効果です。そのため、相手にステルスロックを撒かれている場合、カイリューの特性は働かなくなってしまいます。厚底ブーツを持たせることで、カイリューの苦手なステルスロック対策になります。
カイリューの強み
- 特性「マルチスケイル」
この特性は「自信のHPが最大値のとき、受けるダメージが半分になる」という効果を持っています。
相手の攻撃を本来の半分のダメージに抑えることができるため、高火力の技も後投げから受けることができます。
また、羽休めという回復技を覚えるので、繰り返しマルチスケイルを発動させられます。
- 優秀な技範囲
カイリューは自身のタイプであるドラゴン、飛行以外に炎、氷、電気、地面タイプ等の技を扱えます。
カスタマイズ性能が高く、パーティによって苦手な相手に強いカイリューを育成できることと、相手側はカイリューの技を特定することが難しいという強みがあります。
「特殊」カイリューである理由
※コメントにて物理型でも良いのではと意見を頂いたので追記します。
1.カミツルギを倒すため
受けループではカミツルギの対応がとても難しいです。カミツルギの攻撃力は高く、積み技も持っているため安定して受けられるポケモンはかなり限られます。(優秀な物理受けのエアームドですら択をしなければ勝てません。)
一方カイリューは特性マルチスケイルによりカミツルギに対して後投げから安定して対応できます。ですが、カミツルギのDMギガインパクト(マルチスケイル)+ギガインパクトあるいはA+2DMギガインパクトまでは耐えることが出来ても、次の攻撃を耐えることは難しいです。もちろんこちらがDMをすれば余裕をもって耐えることは出来ますが、相手に交代されてしまうと状況は悪くなります。つまりDMをしなくてもカミツルギを一撃で倒せる技が欲しいということです。そのために今回は火炎放射の採用を確定しました。
2.サンダーの静電気、ナットレイの鉄の刺、ゴツゴツメット
物理型で採用する場合は接触技のが自然と採用されることが多くなると思います。物理技はカイリューの高い攻撃力と相性が良いですが、本論のカイリューは受けることを目的としているため、サンダーの静電気、ナットレイの鉄の刺等を対策する方が優先順位が高いと判断しました。
鉄の刺やゴツゴツメットは最悪の場合、マルチスケイルを発動していない状態でサイクルを回すことになってしまうため受けループとして採用するなら特殊技がメインのカイリューの方が実用的だと判断しました。
3.ランドロスの威嚇
ランドロスに対してカイリューを後投げすることは少ないかもしれませんが、偶発対面や相手がランドロスに交代した場合、カイリューの氷技でなるべく早い段階でランドロスを削りたいです。その際冷凍パンチ(威嚇込み)と冷凍ビームでは30%近くダメージの差があります。
これらのことを考慮すると物理型よりも特殊型の方が今回のカイリューにあっていると判断しました。
また、マルチスケイルは発動しなくなってしまいますが、火傷などの影響を受けないのもメリットです。
仮想敵
エースバーンウオノラゴンゴリランダーナットレイバシャーモカミツルギ
技構成や状況によってはランドロス(霊獣)ヒードランジバコイル
技構成
- 確定
羽休め
回復技です。この技でマルチスケイルの復活をさせることもできるので、とても使いやすいです。Lv技です。
火炎放射
ナットレイやカミツルギ対策の技です。ナットレイを一撃で倒すことはできませんが、ナットレイの対策が難しい受けループにとっては必要な技になります。技レコードです。
※大文字や熱風という選択肢もありますが、大文字でもナットレイを一撃で倒せないことと命中率を考慮して火炎放射を推奨します。
- 選択
エアスラッシュ
ウーラオス(いちげき)やバシャーモへの打点となります。ダイジェットとして使うことも出来るので、S上昇を利用して相手よりも先に羽休めを打つ動きも出来ます。技マシンです。
地震
受けループが苦手なヒードラン、ジバコイルの打点になります。汎用性の高い技ではないですが、これらのポケモンが苦手な構築には選択枠として採用する価値のある技だと思います。技レコードです。
冷凍ビーム
ランドロス(霊獣)やガブリアス等氷技が4倍弱点のポケモンのために採用します。これらのポケモンにはカイリューが後投げから対応出来ないことが多いので、対面している際に不意に打つのが1番いいと思います。
※交代先がいる場合は交代の方が安定すると思います。
技レコードです。
ワイドブレイカー
相手の攻撃を100%下げることが出来るドラゴンタイプの技です。相手の攻撃を下げることで自信の受け性能を高める以外にも、裏のポケモンの負担を軽減することが出来ます。
またダイドラグーンで使用しても攻撃を下げることが出来ます。この動きはこちらがダイマックスしないと受けられない場合することがあります。
神速
優先度+2の先制技です。相手のHPが少ないときに打つことで、本来ダメージを受けるような状況でもこちらの負担を減らすことが出来ます(カミツルギの気合いの襷にも本来より安定して倒すことが出来ます)。また相手のHPが神速圏内の場合、役割対象ではないポケモンにも対応できます。Lv技です。
ダメージ計算
- 被ダメージ ※マルチスケイル状態
A252命の玉エースバーンDM跳び跳ねる24.8〜29.8%
A特化ウーラオス(いちげき)暗黒強打21.3〜25.3%
A特化ウオノラゴン先制エラがみ17.2〜20.8
A特化拘り鉢巻きゴリランダー叩き落とす(持ち物有)16.7〜19.7
A252命の玉カミツルギDMギガインパクト26.9〜31.9%
- 与ダメージ
火炎放射
H252ゴリランダー43.4〜52.1%
H252ナットレイ66.2〜79.5%
H4カミツルギ237.0〜281.4%
エアスラッシュ
D4エースバーン34.8〜41.2%
無振りウーラオス(いちげき)73.1〜86.8%
H252ゴリランダー56.0〜66.6%
無振りウオノラゴン30.9〜36.9%
DMエアスラッシュ
D4エースバーン60.0〜70.3%
無振りウーラオス(いちげき)124.5〜148.5%
H252ゴリランダー95.6〜113.0%
無振りウオノラゴン53.3〜63.6%
相性のいい味方
ヤドキング(ガラル)ヤドキング
カイリューが苦手なサンダーやカプ・レヒレ、ウツロイド等に強いです。
カプ・サイシン様の育成論がおすすめです。育成論ソードシールド/2830
最後に
来月からはルールが変更してしまうので、育成論の投稿をするべきか悩んでいましたが、以前から投稿したいと思っていた育成論なので投稿させていただきました。受けループのカイリューの強さが伝わっていれば幸いです。
私の他の育成論も読んで頂ければ嬉しいです。感想、誤り、質問、アドバイス等、他の育成論でもコメントしていただけると助かります。次の育成論でまたお会いしましょう。