カイリュー- ポケモン育成論ソードシールド

はじめまして、こんにちは。育成論の投稿経験はおろかポケモン対戦の経験も８世代からと浅いです。疑問点、改善点等ございましたら教えてくださると幸いです。
※著者は記事の作成、対戦ともに経験豊富とはとてもいいがたいです。暖かい目で見てくださるとうれしいです。また、こうげき→A、HP→Hなど非公式な用語を使用している箇所がございます。ご注意ください。

カイリューについて

カイリューは第一世代から登場したポケモンで「600族」と称される高種族値集団の一員です。高い物理攻撃力だけでなく、耐久面も標準以上のものを備えており人気も高いポケモンです。後述のような優秀な特性もあります。

採用理由と役割

なぜカイリューなのか？
→物理受けのポケモンでザシアン(王)や一撃ウーラオス(いちげき)にたいして強いサンダーや麻痺撒き要因としては特性いたずらごころによって上から電磁波をうてるボルトロス(化身)などがいますがいずれもランドロス(霊獣)にたいして弱いという欠点があるように感じられました。この二つの役割を担いながら後続のアタッカー（ザシアン(王)等）につなげられるポケモンとしてカイリューが考えられることに思いいたりました。カイリューは夢特性の「マルチスケイル」によって自分のＨＰが最大時、受けるダメージを半減することができます。また、はねやすめによってこのマルチスケイルを複数回使うことができるという点が他にはない魅力であると思います。なぜ攻撃技をとくしゅにしているかは性格の項に記します。

持ち物

・あつぞこブーツ
受けに寄せたカイリューのもちものとして有名なものです。ひこうタイプを含むためステルスロックのダメージが大きくはいり、またそれによって交代出しした時にマルチスケイルをつぶされてしまいます。そのためこのアイテムによってステロダメージを無効にすることはコンセプトとも一致しています

・ゴツゴツメット
今回本記事で採用した持ち物です。マルチスケイルとはねやすめで受けるだけでなく物理アタッカーの接触技にたいして反撃ダメージを入れることができ襷や頑丈もつぶせます。後続のアタッカーの抜き性能を高める意味合いを持つため今回はこちらを採用しました。

特性

前述の通りマルチスケイルです。通常特性の「せいしんりょく」はひるまないだけでなきくいかくも聞かないのですが、今回は特殊攻撃技のみであることもありマルチスケイル一択です。

性格・努力値と調整

物理受けというコンセプトであるためずぶとい、わんぱく当たりの選択になります。今回は環境におおいゴツゴツメットに触ってマルチスケイルを潰すことを避けるために接触せずあいてにダメージを与えられる特殊わざを採用することにし、性格もそれにあわせずぶといにしました。Hは字数値191で2ｎ＋１、6ｎ-１、8ｎ-１、16ｎ-１を同時に満たすため定数ダメージをまとめてケアできておりはねやすめのバリューも最大となります。ＳはＨＢランドロス(霊獣)のＳ４振り（ＨＢのあまり）抜きまで上げました。ここまでを確定とします。?Bに２１２（のこりすべて）振ることでA極振りいじっぱりザシアン(王)のこおりのきば、じゃれつくを確定二発耐えられます。ただ、いずれも必中ではなくまひによる行動不能やはねやすめもあるので特攻に少し回した方がいいとおもいます。?Cに４振ることでHDナットレイにかえんほうしゃで確定二発、ゴツゴツメット込みでHBランドロス(霊獣)確定一発になります。172振るとゴツゴツメットなしのダメージでも確定一発ですがコンセプトとずれるため今回は４振りました。

技構成

・はねやすめ
コンセプト上確定です。ＨＰの半分を回復して、マルチスケイルの複数回発動を狙います。回復量を増やすためにＨＰは奇数になるように。また、ひこうタイプが一時的に消えるのでいわタイプやこおりタイプのダメージを抑えることができるようになるという利点がありますがその分、じしんなどには注意です。

・でんじは
こちらもコンセプト上確定です。麻痺をまいて後続のアタッカーのサポートをするだけでなく、行動回数を制限することではねやすめ連打だけでは間に合わない相手に対しても役割を果たせる利点もあります。

・かえんほうしゃ
ナットレイやザシアン(王)などのはがねタイプのポケモンへの打点となります。サンダーなどと組ませているナットレイは特殊受けなことが多いので（サンダーがザシアン(王)対策の物理受けのことが多い）一撃とはいきませんが二発で落とせます。てつのとげも食らわないのがこの型のいいところです。大文字は色くは上ですがHDナットレイにたいして確定一発をとることは（この型では）できず、命中不安なこともあり不採用です。

・れいとうビーム
上記のような特殊わざでランドロス(霊獣)に強いこおりわざとして採用しました。ふぶきは大文字同様、命中不安なこともあり不採用です

立ち回り例

相性補完のとれたザシアン(王)などのアタッカーの前において麻痺撒きをします。あつぞくブーツを採用していないのでステロのダメージを避けるために初手に出すことが多かったです。

与ダメージ計算

トレーナー天国さんを使用。
れいとうビーム→HBランドロス(霊獣)83.7~100.0%（ゴツメ込み確一、無で最高乱数一発）
かえんほうしゃ→HDナットレイ50.8~61.9%（確定二発）
　　　　　　　→H極振りザシアン(王)31.2~37.2%(乱数三発)
　　　　　　　→H無振りザシアン(王)37.1~44.3%（確定三発、ゴツメ込み確定二発）
　　　　　　　→H無振りネクロズマ(日食)38.4~45.3%（確定三発、ゴツメ込み確定二発）

被ダメージ計算（マルスケ→解除）

A極振りザシアン(王)　こおりのきば60.7~72.3%→121.5~144.5%
　　　　　　　　じゃれつく62.8~74.3%→125.7~148.7%
　　　　　　　　きょじゅうざん34.6~40.8%→69.6~82.2%

A極振りランドロス(霊獣)　ストーンエッジ25.1~29.8%→50.3~59.7%
がんせきふうじ15.2~18.3%→30.4~36.6%

A極振り一撃ウーラオス(いちげき)　れいとうパンチ30.4~36.6%→77.5~92.1%
あんこくきょうだ15.2~18.3%→30.4~36.6%
＋こだわり鉢巻　れいとうパンチ57.6~68.1%→115.2~136.1%
　　　　　　　　あんこくきょうだ23.0~27.2%→46.1~55.0%

相性の良い味方・構築例

前述にもあるようにタイプ相性・性能の面からザシアン(王)との相性がいいです。また、でんじはをまくことで通常では抜けないあいても抜けるようになるという点からその他アタッカーと組み合わせてください。特殊受けのポケモンがパーティにいるといいかもしれません。

ここまで読んでくださってありがとうございます。素人考えで参考にならないと言われてしまう部分もあるとおもいますがなるべく優しく指摘してくださるとうれしいです。カイリューは好きなポケモンなので書かせていただきました。もっといい努力値配分や表記の仕方等ございましたらお教えくださると幸いです。

追記　2021 8/23　装飾と一部誤字を訂正
2021 9/16 ザシアン(王)→の被ダメージが特性込みの計算になっていなかったため修正、きょじゅうざんのダメージを追加