はじめに
皆さんこんにちは、不適切積分と申します。かなり空いてしまいましたが冠の雪原配信の記念として7回目の育成論を投稿させて頂きます。
今回の育成論では
HP→H 攻撃→A 防御→B
特攻→C 特防→D 素早さ→S
その他3値などの非公式の略称を使用しております。
また、一部常体を使わせて頂く場合がありますので予めご了承ください。
カイリューカイリューとは?
カイリューは初代から登場したドラゴンポケモン。そのまんまやんk
また元祖600族としても知られており、その可愛いルックスから6世代600族のヌメルゴン同様、600族のマスコット枠的な存在で、幅広い層から絶大な人気を誇っています。(個人的にも600族の中では一番好き)
種族値も非常にバランスがよく
H91 A134 B95 C100 D100 S80
高いAを持ちながら、高水準な耐久力、両刀もいけるC、最低限のSと申し分の無い種族値配分と言えるでしょう。
第8世代でのカイリューのヤバさ
600族というだけあって、見た目に反して対戦での性能は全く可愛くありません。
皆さんご存知かと思いますが、今作のカイリューは挙げればキリが無いほどの大幅な強化を受けました。(もしかしてメガが貰えなかった代わりの調整?)
第8世代においてのカイリューの強みをいくつか挙げると
1. A種族値134からタイプ一致ダイジェットが撃てる(ヤバい)
2. 夢特性マルチスケイルによってどんな氷技だろうが高火力技だろうが、大体はダイマすれば平気で耐える(ヤバい)
3. 念願のまともな飛行物理技ダブルウイング獲得(ヤバい)
4. めざパ廃止によって氷技を撃たれる機会が大幅に減少(ヤバい)
他にもカイリューの強みは沢山あるのですが、今回の主な強化ポイントはこの辺りです。(これだけでも十分ヤバいですが…)
ダイジェットの強みは散々皆さんも分かりきってると思うので詳しい説明は省きますが、この中でもHP満タン時に受けるダメージを半減する特性マルチスケイル+HPが2倍にするダイマックスを合わせた耐久力の高さは、冠の雪原配信前から少し騒がれていました。
氷技だろうがなんだろうがダイマックスをする事でほぼ確実に耐えられるため、皆さんご存知白い悪魔トゲキッスや、最速600族ドラパルトなどでよく使われた戦術である弱保+ダイジェットコンボ使いの最強ポケモンとして、シリーズ7以降の有力ポケモンとして早くも注目を集めています。
また最速で育てることで、S+1で最速ドラパルトを抜ける中速帯のS種族値80との噛み合わせも良く、タイプ一致ダイジェットでSを上げながら制圧力を高めていくことができます。
つまり何が言いたいかと言うと、今作のカイリューはダイマックスとの相性がとてつもなく良いのです。そりゃ600族がタイプ一致ダイジェットとか反則ですよね…(苦笑)
また非DM時の飛行打点としてダブルウイングを習得したのも追い風で、今まで物理飛行のまともなメインウェポンとなりうる技がそらをとぶしか無かったカイリューにとって、命中90ながらも連続攻撃で相手の襷や、化けの皮ミミッキュに対しても有用なダブルウイングの習得は非常に大きな強化要素の一つです。
今回の型のコンセプト
- マルスケを盾に竜舞を積んだり弱保発動を狙いつつ、タイプ一致ダイジェットでゴリ押す
マルチスケイルというチート特性を盾にして弱保発動を狙います。マルチスケイルは自身のHPが満タン時に全ての技のダメージを半減する特性であり、これによりカイリューは上手くいけば実質等倍の技のダメージで弱保を発動させられる事になります。氷技も2倍弱点に抑えられます。
例を出すとH4振りするだけで、A252陽気五里霧中ヒヒダルマ(ガラル)のつららおとしをDM込みで確定耐え(DMカイリューに71.8〜85%)、また非DM時にもA252陽気スカーフ張り切りパッチラゴンのげきりんを確定耐え(80.8〜95.2%)、2発目でマルスケを貫通してくるA特化ドラパルトのドラゴンアロー2発すら高乱数で耐えしまいます。(86.1〜102.3%)
硬すぎますね(笑)
これならHP満タン時は弱点技もほぼ確実に耐えて弱保を発動させることができ、より多くのHPを残して2体目以降と対面することが出来ます。これがマルスケカイリューの最大の強みと言えるでしょう。ただし上記のヒヒダルマ(ガラル)対面でダイマックスを切ると、単純に致命傷を負ってしまうため無理にダイマックスを切って弱保発動を狙いにいく対面ではありません。
もちろんこの戦術はメジャーになっていくことはほぼ間違いないため、徐々に弱保に対する警戒度も上がってくると思うので毎回弱保を発動させて貰えるとは限りません。しかしカイリューはA種族値134と弱保が発動せずとも十分エースとして運用できる攻撃力を持つうえ、AとSを上げる竜舞などの優秀な積み技もあり、非DM時でも十二分な耐久力を持つカイリューはマルスケを盾にする事で、竜舞を積める機会を作りやすいというのも大きな強みです。
特性マルチスケイルはガラルにおいてカイリューの専売特許であるため差別化は不要です。(ルギアはランクマで使えない)
同じタイプで同じ600族ボーマンダは威嚇や自信過剰といった特性があるので、どちらかと言うとタイプが違くて特性が全く同じギャラドスと似た性能だと感じます。(こっちもこっちでヤバそう…)
運用方法
- 基本戦術
基本的には死に出しからの運用となります。
対面した相手がカイリューの弱点を突いてくる技を持っていなければ、そのままマルスケ潰しのために突っ込まれてもほとんど痛手にならないので交代を読んで竜舞を積んでいきます。
逆に、相手がカイリューへの有効打(弱点技)を持っている可能性が高い場合は、ダイマックスをして弱保発動を伺いつつ、ダイジェットで圧をかけていきます。特に相手が氷技を持っている場合は、4倍弱点でもあるためマルスケを貫通できるだろうと甘えて撃ってくれる可能性が高いです。
基本的な立ち回りはこのような感じになりますが、氷技の需要増加に伴い今まで思ってもみなかった所から不意の氷技が飛んできたり、相手側がこちらの弱保を読んでダイマ読み交換をしてくる可能性も十分考えられるため、ここはポケモンバトルの醍醐味でもある駆け引きになってきます。
- 例外的な立ち回り
特性マルチスケイルによってHP満タン時なら圧倒的な耐久力を発揮するカイリューですが、この特性は万能ではありません。
当然のようにオノノクスなどの特性かたやぶりや、パルシェンのつららばりといった連続攻撃技でマルチスケイルは貫通されてしまいます。
特に襷の潰れていないパルシェンにはどう頑張っても対面からでは勝てません。ダイマックスはせずに素直に引くか、相手の交代読みからやぶを読んで一発殴りにいき、2回からやぶを積む動きを阻止して裏のポケモンで受けるといった動きが必要になってきます。
また特性かたやぶりで一致弱点を突いてくるオノノクスに対しては、ダイマックスすれば素の耐久でA252振りのげきりんやダイドラグーンを耐えられますが、鉢巻げきりんは耐えられません。なので相手のオノノクスが火力upアイテムを持っている事を考慮した場合、無理にダイマックスして弱保発動を狙いにいくべきではありません。
また、こんな場面も考えられます。
という対面になったとします。
弱保発動を狙う絶好のチャンスですが、この時相手の控えにはスカーフの線が濃厚なヒヒダルマ(ガラル)が居ます。カイリューのSは80、ヒヒダルマ(ガラル)のSは95です。
このときダイマックスを切ってしまうと、たとえドラパルトのドラゴンアローなどで弱保発動+ダイジェットが成功しても、ダイジェット1積みではそのまま次のターンに死に出しされたヒヒダルマ(ガラル)に上を取られてしまうので、つららおとしでマルスケの潰されたカイリューはあっさりと倒されて、ダイマックスが無駄になってしまいます。
このように、必ずしも脳死で相手視点から有効打が無ければダイマせずに竜舞、あればダイマという訳では決してありません。
持ち物
じゃくてんほけん
今回は8世代のテンプレ型ということで、一応これで確定とします。
読まれやすいですがA2段階上昇は本当に強いです。また、マルスケが潰れた後でも耐久力は並以上あるため、相手が甘えて弱点技を打ってきて耐えてくれる場合もあります。また元から十二分に火力があるため、相手が弱保を警戒して等倍技で押してくるのなら殴り合いで勝てることも多いです。
命の珠の1.3倍補正は魅力ですが、カイリュー最大の魅力であるマルスケを自ら潰してしまうことになるためあまりお勧めできません。
カスタマイズするのならば、鬼火や電磁波などに強くなるラムのみ、火力増強としてたつじんのおびやするどいくちばしなども採用の余地があるでしょう。というかいずれは弱保が腐りがちになるため、こういった持ち物に流行が変わっていく事が予想されます。
個体値
純粋な物理アタッカーであるためC抜けの5Vで問題ありません。ただし後述するかえんほうしゃを採用する場合はCをVにすることをお勧めします。
性格・努力値と調整
性格 ようき(素早さ↑ 特攻↓)
努力値 H36 A220 S252
(実数値 H171 A182 B110 C- D120 S145)
カイリューもトゲキッスをはじめとする激戦区の80族であり、ミラーが多発する事を考えると最速にする事は必須です。確実に弱保を発動させられる自信があるのならもっと耐久に割いても良いと思いますが、弱保に頼らなくとも最低限の火力は保持しておきたかったのと、マルスケのお陰で耐久は既に事足りていると思ったため、耐久にはあまり多く努力値を割きませんでした。
追記(努力値と調整について)
コメントにて、B4振りの陽気ASカイリューでもマルスケ込みでA特化ドラパルトのドラゴンアローを確定耐えするというご指摘を頂きました。ほぼ誤差ですが、より火力を重視したい方はAS252 B4で使う事をお勧めします。
ただH無振りの場合はカイリューのH実数値が166と偶数になってしまうので、私のようにHPが偶数だと蕁麻疹が出てしまう体質の方や、単純に総合耐久を上げたい方はH36振りで使ってください。
本来ならB4振りの方が弱保に頼らなくても大丈夫な火力を確保したいというコンセプト上合っていると思うので、こちらの調整案にしてダメ計までするべきなのですが、既に自分で考えた調整案でもそれなりの評価を頂けていることや、ほぼ誤差のダメ計を早急に全てやり直すだけの時間と気力が今の私に無いため、調整案とダメ計の修正は時間がある時にしていこうと思います。
「こっちの調整案の方がええやんけ!」
と思ったが既に育成されてしまった方、大変申し訳ございませんでした。
技構成と与ダメ
今回のカイリューの調整である補正無しA220振りで計算。またダメ計のDMはダイマックス技として撃った場合として計算したもの。ダメージは竜舞1積み時で1.5倍、弱保発動時で2倍、両方で2.5倍…と言った風にダメージが増えていくが、今回はランク上昇時のダメ計は割愛。
なおランクマ解禁前であるため環境が定まっておらず、個人的に環境を席巻しそうなポケモンを中心にダメ計を行いました。
- 確定枠
ダブルウイング 威力40(DM130) 命中90
今作より習得したカイリューのメインウェポン。ダイジェットとして優秀なのはもちろん、非DM時は連続技であるためウーラオス(いちげき)等の襷カウンター対策にも場合によっては有効である。命中90なのでたまに外してしまうが、そこはカイリューの可愛さに免じて暖かく見守ってあげて欲しい。おのれドラゴンアロー
H252ランドロス(霊獣)(A↓1)
25.4〜31.6% DM41.3〜48.9%
H4エースバーン(炎)
55〜66.7% DM90.3〜106.4%
H4ドラパルト
52.4〜63.4% DM85.9〜101.2%
H4ウーラオス(いちげき)(両型)
77.2〜95.4% DM126.1〜150%
H4カプ・テテフ
58.8〜71.2% DM96.5〜113.6%
H252カプ・レヒレ
35〜41.8% DM56.4〜66.6%
H4トゲキッス
44.6〜53.4% DM72.6〜85.7%
H4サンダー(ガラル)
93.8〜110.8% DM145.7〜173.4%
H4ファイヤー(ガラル)
46.8〜55.4% DM72.8〜86.7%
H4フリーザー(ガラル)
48.4〜57.8% DM76.5〜90.9%
H244B252輝石ポリゴン2
18.8〜23% DM30.3〜36.1%
H4アーゴヨン
60.4〜72.4% DM96.6〜113.4%
H4バシャーモ
117.8〜141% DM189.7〜224.3%
H4フェローチェ
397.2〜473.4% DM636.7〜751%
げきりん 威力120(DM140) 命中100
ダブルウイングと並んでカイリューのメインウェポンとなる技。また、カイリューの最大火力を出せる技でもある。ドラクロだと若干の火力不足感が否めず、ダイマエースなので個人的には威力の高いこちらを推奨する。ダイドラグーンのAダウンも優秀であり、物理アタッカー相手との殴り合いにも強く出れる。
H4ドラパルト
159.5〜188.9% DM187.7〜220.8%
H4ボーマンダ(A↓1)
95.9〜113.4% DM112.2〜133.3%
H4ガブリアス
117.3〜138% DM136.9〜160.8%
H4エースバーン(炎)
83.3〜98.7% DM98〜115.3%
H4ボルトロス(霊獣)
87.7〜104.5% DM103.2〜121.9%
H4サンダー
71〜83.7% DM81.9〜97.5%
H4ウツロイド
99.4〜117.2% 115.6〜136.7%
H4ギャラドス(A↓1)
49.1〜57.8% DM56.7〜67.2%
H252クレセリア
38.7〜46.2% DM45.3〜54.1%
- 選択枠
ほのおのパンチ 威力75(DM130) 命中100
メインウェポンをいずれも半減する鋼タイプへの有効打。サブウェポンとして鋼への打点は必須であるためほぼ確定枠の気もするが、対鋼への選択肢は豊富であるため、選択枠とした。ナットレイや7世代でメタグロスに親を56された人は是非とも採用したい技である。
HB特化ナットレイ
57.4〜68.5% DM99.4〜117.1%
H252メタグロス
37.4〜44.9% DM64.1〜75.9%
H244テッカグヤ
41.3〜49.2% DM71.9〜84.7%
H252ギルガルド(シールド)
39.5〜46.7% DM67〜80.2%
HB特化エアームド
29〜34.8% DM50〜59.3%
りゅうのまい
弱保トゲキッスでいう悪巧みポジション。マルスケの圧倒的耐久力により、トゲキッスよりも積めるチャンスは多い。毎回弱保を発動させてもらえる訳ではないため、自ら火力をあげる手段としてほぼ確定だと考えるが、必須という訳では無いため技範囲を広げたい場合は攻撃技でも良い。
またカイリューのダイマを受けるために、威嚇ランドロス(霊獣)等に交代してくるのを読んで竜舞を積めれば大きなアドバンテージとなる。また、ダイウォールとしても使えるためより柔軟な立ち回りが可能。
ばかぢから 威力120(DM95) 命中100
格闘打点として非常に優秀なサブウェポン。鋼打点としてほのおのパンチとの選択枠になる。ダイナックルによるA上昇の追加効果の優秀さも見逃せない。PT単位でバンギラスやカビゴン、ポリゴン2などが重いと感じた場合は優先して採用したい。
ただしDM時の威力が95しか無いため、A上昇を狙って欲張ってダイナックルを打つと、耐えられて余計なダメージを食らってしまう事もあるので、打つ際は慎重に。
H252バンギラス
121.7〜144.9% DM98.5〜115.9%
H244 B252輝石ポリゴン2
37.6〜45% DM29.3〜35.6%
B252カビゴン
60.4〜71.4% DM47.6〜57%
かえんほうしゃ 威力90(DM130) 命中100
ナットレイなどの4倍弱点相手に有効であるだけでなく、特殊技であるためDM時の相手の襷カウンター対策にもなる。これは現環境で暴れている火炎放射パッチラゴンからヒントを得た。両刀いける種族値であるが故、役割破壊としてなら十分な火力を捻出できるが、この技を採用するのであれば6Vの性格さみしがり(攻撃↑ 防御↓)個体も一考の余地がある。
(性格さみしがりのC無振りで計算)
H252ナットレイ
66.2〜79.5% DM97.2〜114.9%
れいとうパンチ 威力75(DM130) 命中100
元祖豊穣の神ランドロス(霊獣)をはじめ、主人公ガブリアスや初手竜舞や流星群が強いボーマンダなど、多くの氷4倍弱点厨ポケの解禁に伴い氷技の需要が大幅に上がると予想される。しかしドラゴン相手にはドラゴン技でも十分応戦できるため、採用価値という意味では実質ほぼランドロス(霊獣)ピンポである。それでもランドロス(霊獣)の使用率は上位10位以内には入ってくると予想されるため、ピンポイントでも採用する価値はある。ただし鋼打点が完全に無くなってしまうため、選出率が大幅に下がることは避けられない。
霰によるタスキ貫通も狙えるが、自身のマルスケも潰してしまうことになるため、あまりDM時に積極的に撃ちたい技ではない。
H4ランドロス(霊獣)(A↓1)
77.5〜92.1% 130.9〜155.1%
H4ボーマンダ(A↓1)
80〜96.4% DM141.1〜167%
H4ガブリアス
98.3〜118% DM170.4〜201%
じしん 威力100(DM130) 命中100
飛・竜・炎技を全て半減以下で抑えてくる準伝説のゴキブリヒードランへのピンポイント。カイリューのメインウェポンとの相性補完はそれなりに良いが、れいとうパンチよりも範囲が狭まる上、テッカグヤなどで完全に止まってしまうのであまりおすすめできない。
H252ヒードラン
111.1〜131.3% DM143.4〜169.6%
弱保が発動せずとも、相手に負荷をかけていくには十分な火力が出せる事が分かります。圧倒的な耐久力と、種族値の暴力とも言うべき高火力でダイマックスが腐りにくいのがカイリューの強みです。
被ダメージ計算(あくまで参考に)
太字はマルスケ込みでのダメージ量。また相手の特化及び補正無しは全て努力値252振りを想定して計算。
- 物理耐久
特化ランドロス(霊獣)
ダイジェット(そらをとぶ媒体)
73.6〜86.5% 36.3〜43.2%
ダイロック(いわなだれ媒体)
107.6〜127.4% 53.8〜63.7%
特化ドラパルト
ドラゴンアロー(2発目マルスケ貫通)
112.2〜133.2% 84.2〜100%
ダイドラグーン(ドラゴンアロー媒体)
127.4〜152% 70.7〜84.2%
ダイホロウ(ゴーストダイブ媒体)
63.7〜76% 31.5〜38%
補正無しリベロエースバーン
珠ダイジェット(とびはねる媒体)
81.8〜96.4% 40.9〜48.5%
珠キョダイカキュウ(マルスケ貫通)
50.8〜60.2%
補正無しボーマンダ
珠ダイジェット(ダブルウイング媒体)
91.2〜108.1% 45.6〜53.8%
珠ダイドラグーン(げきりん媒体)
195.9〜232.7% 98.2〜116.3%
補正無しガブリアス
げきりん
126.3〜148.5% 63.1〜74.2%
- 特殊耐久
特化カプ・テテフ(エスパー技はPF補正込みで計算)
ダイサイコ(サイコキネシス媒体)
92.9〜109.3% 46.1〜54.3%
眼鏡ムーンフォース
157.8〜185.9% 78.9〜92.9%
補正無しボルトロス(霊獣)
ダイサンダー(10まんボルト媒体)
70.1〜83% 35〜41.5%
補正無しラティオス
眼鏡りゅうせいぐん
196.4〜231.5% 98.2〜115.7%
珠ダイドラグーン(りゅうせいぐん媒体)
182.4〜215.7% 91.2〜108.1%
補正無しウツロイド
パワージェム
78.3〜94.7% 39.1〜47.3%
ダイロック(パワージェム媒体)
127.4〜152% 63.6〜76%
補正無しキュウコン(アローラ)
ふぶき
161.4〜191.8% 80.7〜95.9%
ほとんど耐久無振りでもマルチスケイルのお陰で一撃で倒される心配が少なく、600族というだけあり素の耐久力も比較的高くなっています。
相性の良い味方
- ドリュウズドリュウズ
カイリューで止まりがちなミミッキュやカプ系に比較的強く出れるうえ、ダイマエースをサポートするサブアタッカーとして何かと便利である。襷を持たせてステロ、岩石封じなどのサポートをさせてもよし、スカーフを持たせて最後のお掃除役を任せるのもよしと、居なくなって初めてその汎用性の高さに気付かされ人も多いはず。
個人的には今回は止まりやすいミミッキュやカプ系を安全に対面から処理するのを目的とするため、より安定性の高い襷型をお勧めする。
- ウォッシュロトムウォッシュロトム
ランドロス(霊獣)やボーマンダなどは、カイリューに威嚇を入れられるので対面からではこちらが殴り負けてしまうが、これら両方に比較的強く出れるのがウォッシュロトム。
ダイジェットが半減であることからある程度の受け出しができ、鬼火などを絡めて相手のアタッカーとしての機能停止を狙うことができる。また相手がDMを切ってきた場合は、これら二体にはほぼ確実にウォッシュロトムが2ターン消費してくれるため、カイリューをより通しやすくなる。
- コバルオンコバルオン
カイリューの弱点である竜・氷・岩を半減以下に抑え込め、先発要員としても非常に優秀。また、等倍のフェアリー相手にも鋼打点を持つことができる。
ステロ蒔きはもちろん、S108という比較的高い素早さによる上からの挑発で、相手のステロ展開を阻止する動きもできる。準伝説らしからぬサポートという役割と火力の無さがいつも話題にされるコバルオンだが、カイリューの相方としては優秀なスペックを備えていると言える。
このポケモンの対策
カイリューはマルスケによって大幅に耐久力を上げている節があるため、連続攻撃技に弱いという欠点があります。なので殴ってタイマンから倒すというのであれば、一番安定するのは襷パルシェンでしょう。殻を破らなくてもタイプ一致で氷技を撃てて、つららばり+スキルリンクの確定5回攻撃を受ければ、流石のカイリューと言えどDM時でも余裕で倒せます。さらに先発要員にステロを撒かせる事で、襷潰しならぬマルスケ潰しとなり、大幅な弱体化が見込めます。
また、鎧の孤島での教え技でトリプルアクセルという連続攻撃技もあるため、マニューラなどにこの技を覚えさせてみるのも良いかも知れません。(ただし命中不安で不確定要素が大きいため、安定感ではやはり襷パルシェンに軍配が上がる)
そして積みアタッカー対策にうってつけのミミッキュも2ヶ月ぶりに戦線復帰するため、カイリューに限らず様々なダイジェットアタッカーのストッパーとしてやはり新環境でも大活躍しそうです。正直準伝とかよりこいつの方が嫌だなぁ…
あとがき
今回、私は割と早めにこの育成論を書き始めたはずでしたが、既にいくつか他の新内定ポケモンの育成論が上がっていて驚きました。(皆さん早すぎませんかね…^^;)
それだけ皆さんが待ちわびたこのDLC冠の雪原、そして2ヶ月ぶりに帰還する厨ポケ達で再び一新される対戦環境がとても楽しみです!
ただ、剣盾から対戦を始めた私にとっては準伝説ばっかで環境が支配されなければ良いなとは思っていますが…(