こんにちは、pqです。
前回のデンジュモクに続き10回目の投稿になります。
間違っている点や不自然な部分があれば、遠慮なくコメントで教えていただけるとうれしいです。
この育成論は、ビリジオンについての育成論になります。
注意
- 略称として、「性格補正+努力値252振り」→特化、それ以外は振っている努力値の値で示します(例えば、陽気で攻撃に努力値を252振っているガブリアスの場合「A252ガブリアス」と表記)。
- その他、三値やA(=攻撃)、確定で一発で倒せる=確一、ダイマックス=DMなどの一般的に分かると思われる略称を用います。
- 一部の技や特性は漢字で表記します。
- ダメージ計算には、ポケマネ(アプリ)を使用しています。
- ダメ計などは、基本的に個体値は31(最高)とします。
ビリジオンビリジオンについて
ビリジオンは第五世代で登場した三体セット準伝説の一匹ですね。同じセットにテラキオンコバルオンがいます。種族値の傾向としてはSは全員高めですが、他の部分で差があります。ビリジオンはDが129と高く設定されている一方、A、Cは共に90と、アタッカーとして見ると少々物足りない数値をしています。また、特殊耐久が高めの種族値に対して、瞑想はありますが高速回復技を覚えないため特殊受けとしての運用は難しく、アタッカーとしての運用も上記の種族値の関係上他に劣りがちです。加えて今作では、ダイジェットでSを上げられるため飛行技の搭載率が高く、前世代まではあまり飛行技を持たなかったランドロス(霊獣)もこの理由からほとんどの個体が飛行技を持っています。また、炎・フェアリーのようなメジャーなタイプや、地・飛行・竜複合への有効打である氷タイプも弱点なため、ますます肩身が狭くなっている印象があります。
しかしタイプ一致の草・格闘技は、耐久が高いカプ・レヒレやラグラージ、ポリゴン2などに対して弱点をつけます。
そこで本論では、こういったポケモンに対して、剣舞を採用して攻撃性能を上げていくアタッカーの型になります。
採用理由と役割
- 高いSからの攻撃性能…S種族値は108あり、いわゆる高速アタッカーとしてエースバーンやドラパルトらと比較してしまうと少々物足りないところもありますが、耐久型のポケモンはもちろん、ウツロイドガブリアスや準伝説のダイジェットアタッカーが多い100族近辺を抜かせるのは大きいです。ビリジオンはストーンエッジを覚えるため、相手の飛行タイプのアタッカーがこの辺りのSの場合には交代先で出てきた場合に有効打として打つことができます。
- 草・格闘の攻撃範囲…前述したように、高耐久ポケモンにはポリゴン2ナットレイなどの格闘弱点、カバルドンラグラージヌオーなどの草弱点が多く、ビリジオンはこれらをタイプ一致で打てます。また、思念の頭突き採用時には、剣舞を積む必要はありますが、ドヒドイデに対する有効打を持つこともできます。
以上を踏まえ、本論の型の役割は、
主に耐久型への有効打を持ちつつ、(ストーンエッジ採用時には)後出ししてきた飛行タイプに対しても岩技で有効打を持てる、普通のアタッカー型になります。
差別化
(本論の)ビリジオンの特徴として、1.非DM時にも使える高火力の草・格闘技、2.多くのダイジェットアタッカー(100族近辺)の上をとれるS、の二つがあります。
対戦で使える威力で物理の草(ソーラービーム・ソーラーブレード以外)・格闘・岩(メテオビーム以外)技を使え、このS水準を満たすポケモンとしてはジュカインがいますが、インファイトなどの高火力格闘技の有無(及び、岩技採用時の飛行タイプの誘いやすさ)で差別化できます。
(例によって、個別で差別化が必要そうなやつがいましたらコメントの方でお願いします)
★カミツルギとの差別化(コメントより追記)
カミツルギは、そのAの高さから草・格闘をビリジオンより高威力で打て、岩技こそ持ちませんが、ダイアタック(ギガインパクト)を搭載することで、本論の型のビリジオン同様に、草・格闘が効きにくい飛行タイプに対して打点を持つことができるようになります。
差別化点としては、以下の点があります。
- 岩技の有無…岩技で打点を持つことによって、炎・飛行・虫複合のファイヤーリザードンウルガモスやノーマル技が効かないガラガラ(アローラ)に対して特に強力な有効打を持つことができます。
- DMを使用するか否か…前述したダイアタックを打点として採用する場合、DMを切る必要が出てきます。本論のビリジオンは基本的には非DM運用であり、抜群で非DM時にも使えるエッジ(命中不安はありますが)の有無によりDMを他のアタッカーに譲ることができます。
- 格闘弱点の有無…環境に多い格闘タイプは水ウーラオス(れんげき)、悪ウーラオス(いちげき)が主で、カミツルギも打点があって有利ですが、スカーフの搭載率も高く、その場合には上からインファイトで弱点を突かれてHに252振っても確一です。本論のビリジオンも特化インファイトを確定耐えするとは言え、返しで確一というわけでもないので、差別化点としては小さいですが、カミツルギより有利ではあります。
持ち物
確定欄はじゃくてんほけんです。
前述したように、役割対象の中には炎・氷・フェアリー技を持つやつもいて、特に耐久型の低火力特殊技であれば耐久特化などにしなくても耐えられます。そのため、ポリゴン2の冷凍ビーム、カプ・レヒレのムンフォ、ウツロイドのヘドロウェーブなどに対して発動を狙い一気に火力を上げようという考えでの採用になります。
もう一つの選択肢として、ラムの実も候補です。こちらは、弱点を突いてくる耐久型に対する突破力は弱保の場合より少々劣りますが、ドヒドイデの熱湯やカバルドンのあくびに対して対応できるようになります。
特性
確定欄はせいぎのこころです(これしかありませんが)。
発動する機会は少ないですが、水ウーラオス(れんげき)だけでなく悪ウーラオス(いちげき)に対しても強く出れたり、イカサマくらいしかまともな攻撃技がない相手に強いです。
性格・努力値
- 性格
確定欄はようきです。
サンダーボルトロス(霊獣)ファイヤー(ガラル)などの飛行タイプのアタッカーが位置する最速100族近辺に加え、物理耐久が低めなウツロイドも抜かせるように陽気にしています。
- 努力値
努力値:H68, A220, B0, C0, D0, S220
実数値:H175, A138, B92, C99, D149, S171
H:
定数ダメージ最小の16n-1です。
B, D:
特化ウーラオス(いちげき)インファイト確定耐え
C172ウツロイドヘドロウェーブ確定耐え
(特化ラプラスDM絶対零度最高乱数以外耐え)
耐久型のポケモンは比較的低火力なので、ある程度火力があるポケモンとの対面でも剣舞ができるように、Sを抜いている相手の中で火力が高めな指標として上記の二匹を対象にしました。ただ、C特化ラプラスの冷ビ+氷の礫で低乱数程度でやられてしまう(A個体値31無振り個体の場合で、合計85.7~101.7%)ので、ギリギリではありますが、AかSから削ってくるのもありです(弱保個体もいるので安定するとは言い切れませんが)。
A:
(+2)
インファ:HB特化ナットレイ確一
エッジ:H252サンダー確一
(+3~)
インファ:H244B252きせきポリゴン2確一
元々の火力が低いので、H, Sに振った余りを全て振っています。4倍弱点をつければ別ですが、積んでいない状態だと火力は割と控えめです。
S:
最速ウツロイド抜き
コンセプトの通り、100族近辺の飛行タイプのついでにウツロイドも抜けるようにしています。
技構成
確定技2つをまず提示します。その後、選択技の候補をいくつか示します。
[確定技1]リーフブレード
タイプ一致技のため確定。非DM時の使い勝手が悪いソーラーブレードを除き、物理草技最高打点です。前述したように、耐久が高めなポケモンには草弱点が多いため、それらに対する有効打として。
[確定技2]インファイト
タイプ一致技のため確定、その2。他の候補としては、襷・頑丈を貫通できる二度蹴り、デメリットがなく耐久・回避上昇を無視できる聖なる剣、ミリ耐えした時に強い起死回生、壁を破壊できる瓦割りを覚えます(Aが下がる馬鹿力は候補外です)。ただ本論の型では、相手が耐久高めの場合も多く、積んだら高火力で攻撃していきたいので、火力が低めで追加効果が有効な場面が限られる上記の技は候補外にしています。
以下、選択技になります。上から順に優先度が高い技になります。
確定欄は上の二つです。
つるぎのまい
コンセプトでもあり、素の状態では火力が心許ないのでほぼ確定。耐久型ポケモンの低火力技を受けながら積みます。可能ならば複数回積みたいですが、欲張って先制技圏内になってしまったりしたら元も子もないので、特に物理技に対しては、積める回数は慎重に考えて運用しましょう。
ストーンエッジ
本論のコンセプトの一つである飛行タイプアタッカーに対する打点のため、確定欄はこれです。素の状態ではファイヤーなどの4倍弱点相手でなければ火力が足りないので、できれば交代際に積んで対面させたいところです。ただ、相手がDMしてダイジェットを打とうとしてきた場合には耐えて返り討ちにされるので、DM権が残っている場合の運用には注意が必要です。
ちょうはつ
カバルドンのあくびなどの、耐久型からの面倒な技を防げる技。他にもドヒドイデの黒い霧やポリゴン2ナットレイの電磁波など、打たれたら困る技も多いです。なので、火力上昇のための剣舞かサブウェポンを入れるかの選択になります。
しねんのずつき
基本的には上記の4つで確定としていますが、パーティー単位でドヒドイデサンダー(ガラル)などが重い場合は、それらに対する有効打として採用が検討される技です。ただ、HB特化ドヒドイデに対しては2回以上積まないと半分以上入らないため(1積み(+2)で89.1%の乱数二発)、黒い霧所持の可能性も考えるとあらかじめ積んでいるくらいでないと厳しそうではありますが。
とびはねる
ダイジェットアタッカーとしての役割も担ってもらいたい場合の候補技。ダイナックルも打て、天然ヌオーやトリトドンのようなポケモンで止まらないアタッカーという点で、一部のダイジェットアタッカーに対しては優位点があると言えます。本論はDM前提ではなく、非DM時は扱いづらい技なので優先度は低め。
リフレクター・ひかりのかべ
積んで突破するという本論のコンセプトとしてはミスマッチですが、役割対象のポケモンが一匹も選出されてなさそうな時や、すでに倒されていて役割対象がもういない場合にも味方のサポートができます。無駄に弱保を踏まないという点では、下手な攻撃よりは有効かもしれません。
その他には、状態異常時に使える空元気、フェアリーへの打点になるスマートホーン、グラスフィールド下で先制できるグラスラ、状態異常対策の身代わり、DMターン稼ぎができるこらえる等々があります。しかし、有効な状況が限定的なので、パーティー単位で重い場合や変化技を特に気にする場合などを除いて上記の候補技の採用になります。
環境ポケとの対面
環境ポケ(上位20位以内)のうち、対応可能そうなやつに対する与ダメ・被ダメを記載します。
ここに挙げているからと言って、対面・後出しで安定して処理できるというわけではない点にはご注意ください。
[(ランク変化)技名/攻撃をする・受ける相手の調整:ダメージ%]と記載
1.サンダー
与ダメ…(+2)エッジ/H252:100.5~118.8%
被ダメ…暴風/C特化 :187.4~221.7%
剣舞を積んだ状態で対面できれば、よほど耐久に厚くない限り確一です。ただ、DM権が残っている場合は、ダイジェットを打とうとすることも大いに考えられるので、飛行技に強めな味方に交代するのも手です。
2.カプ・レヒレ
与ダメ…リフブレ/HB特化:44.1~52.0%(+2で乱数一発(12.5%))
被ダメ…ムンフォ/C特化 :66.3~80.0%
相手からの攻撃は眼鏡・玉持ちでない限り確定耐えするので、必ずしも耐久特化というわけではない以上、剣舞を1回して、弱保も発動できれば+4になるので、ほぼ確定で突破できます。
3.悪ウーラオス(いちげき)
与ダメ…インファ/無振り:89.1~106.3%
被ダメ…インファ/A特化 :84.0~99.4%
つばめ返しの有無や火力アップアイテム持ちの可能性を考慮すると、この対面で剣舞するのは危険でしょう。こちらからは中程度の乱数ではありますが、始めからインファで良いと思います。
4.ポリゴン2
与ダメ…(+2)インファ/H244B252きせき:84.8~100.5%
被ダメ…冷凍ビーム/C特化アナライズ :58.3~69.7%
特化アナライズでDM冷凍ビームを打たれたりしない限りは耐える(その場合も霰ダメ非考慮なら確定耐え)ので、剣舞積み(+弱保発動)後にほぼ確定で突破できます。
5.ウツロイド
与ダメ…インファ/H4B76:65.4~77.8%(+2で確一)
被ダメ…ヘドウェ/C172 :69.7~83.4%
基本的には相手の攻撃は耐えるので、剣舞1回後にインファで突破できます。もちろんDMされる可能性はあるので、それに対する注意は必要です。
6.カバルドン
与ダメ…(+2)リフブレ/HB特化:70.7~83.7%
被ダメ…氷の牙/A特化 :54.9~65.1%
挑発・ラムの実採用の場合はあくびや吹き飛ばしを封じつつ積んで突破を狙います。それ以外の場合、対面で積むことは難しく、積んでも吹き飛ばされる可能性があるので、役割対象のようでいて役割遂行が難しい相手です。
7.ナットレイ
与ダメ…(+2)インファ/HB特化 :102.8~122.7%
被ダメ…ジャイロボール/A特化最遅(威力150):84.0~99.4%
役割論理仕様のA特化鉢巻型でない限りは耐えられ、宿木の種などは効きません。剣舞1回後のインファで確一です。電磁波を持ってる個体もいるので、それをケアしたい場合は挑発・ラムの実を使いましょう。
8.ウオノラゴン
与ダメ…(+2)インファ/無振り :94.5~111.5%
被ダメ…氷の牙/A特化頑丈顎 :70.9~84.6%
先制エラがみ/A特化頑丈顎:69.7~82.3%
スカーフの場合は上記のダメージを上からもらうので、後攻剣舞だけしてやられることになりかねません。なので、余裕がありそうならどんな道具を持っているか判定しておきたいところです。逆鱗(氷の牙)を後攻で打たれた場合も耐えるので、スカーフ・鉢巻でないなら、剣舞1回+インファで68.8%の乱数一発になります(氷の牙を打たれた場合は弱保が発動して確一)。ただ、スカーフ・鉢巻の採用率が多くを占めるので、対面に注意が必要なのはもちろん受け出しも難しい相手です。
9.水ウーラオス(れんげき)
与ダメ…リフブレ/無振り:66.3~80.0%
被ダメ…悪ウーラオス(いちげき)のインファと同様
打つ技が変わるだけで、基本的には悪ウーラオス(いちげき)と同様ですが、インファでなくてリフブレになる分威力が落ちるので、可能な限り剣舞しておきたいところです。ただ、アクジェの採用率も低くなくスカーフや火力アップアイテム持ちの可能性まで考えると安定して積めるとは言えません。事前に積めていなければ、リフブレ1発だけ入れて退場するか、インファやダイジェットを受けれる味方に交代するのが良さそうです。
10.バンギラス
与ダメ…インファ/H252 :141.1~168.1%
被ダメ…冷凍パンチ/A特化砂ダメ込み:77.7~91.2%
インファ一発で突破でき、龍舞を積まれたりしていない限り抜かれないので、明確に有利な対面です。悪技に対して受け出しできれば完璧。
11.ドリュウズ
与ダメ…インファ/B4 :124.3~147.0%
被ダメ…アイヘ/A252玉:69.1~81.1%
こちらも同様に明確に有利な対面です。ただ、火力は高い相手なので、サイクル戦をしながら複数回受け出していくのは厳しそうです。
12.ブリザポス
与ダメ…(+2)インファ/H252:121.7~143.0%
被ダメ…つらら落とし/A特化 :128.0~152.0%
対面では不利(こちらが一撃で落とせず相手からは確一)ですが、積んだ状態で対面できれば、(+2)インファで確一にできます。
与ダメ
上記以外の与ダメを記載します。双方非DM想定です。
(下記のもの以外で必要そうなものがあったらコメントの方でお願いします)
【リフブレ】
H4ミミッキュ:53.4~64.1%
H252ラグラージ:123.7~146.9%
HB特化クレセリア:16.3~19.8%
【インファ】
H252テッカグヤ:37.3~44.6%
H4カミツルギ:93.3~111.1%
H252ラプラス:78.5~93.7%
(相手DMかつオーロラベール状態の場合、こちらA+4で59.1~69.6%)
無振りレジエレキ:87.1~102.6%
H244B4ヒードラン:76.1~89.3%
【エッジ】
B4ファイヤー(ガラル):57.0~67.9%
H4ボルトロス(霊獣):74.8~89.0%
H252ヒートロトム:52.2~62.4%
無振りエースバーン:71.0~83.9%
無振りドラパルト:33.7~39.9%
被ダメ
上記以外の被ダメを記載します。また、4倍弱点の飛行技は耐えないので、基本的にダメ計は省略します。
(下記のもの以外で必要そうなものがあったらコメントの方でお願いします)
物理
A252球エースバーン
かえんボール:184.0~218.3%
DM飛び跳ねる:401.1~472.6%
特化ミミッキュ
じゃれつく:99.4~117.7%
特化ドラパルト
ドラゴンアロー:66.2~80.0%、DM:86.3~101.7%
特化テッカグヤ
ヘビボン:58.9~70.3%
DM空を飛ぶ:308.6~363.4%
特化張り切りパッチラゴン
先制電撃嘴:74.3~87.4%
炎の牙:76.6~90.3%、DM:140.6~165.7%
特化ドサイドン
炎のパンチ:74.3~88.0%、DM:129.1~152.0%
特化オーロンゲ
ソウルクラッシュ:99.4~117.7%
特殊
特化ラプラス
冷ビ:58.3~69.7%、DM:85.7~100.6%
特化ヒートロトム
オバヒ:97.1~116.6%
特化ヤドキング(ガラル)
ヘドロウェーブ:73.1~86.9%
特化レジエレキ
10万:24.0~29.1%、DM:34.9~41.1%
DM破壊光線:36.0~42.9%
特化ドラパルト
流星群:48.0~56.6%、DM:51.4~60.6%
特化テッカグヤ
エアスラ:116.6~137.1%
特化アーゴヨン
ヘドロウェーブ:80.0~96.0%
流星群:55.4~65.7%、DM:60.0~70.9%
特化クレセリア
サイキネ:54.9~65.1%、DM:78.9~93.7%
立ち回り
耐久型のポケモンとの対面を作って積みます。その後はそれぞれの弱点をつける技を打ちましょう。
上記で挙げているような飛行タイプのアタッカーは抜いているので、基本的には交代読みで技を打つ必要はないです。また、ストーンエッジの役割対象である飛行タイプポケモンはDMで起点にしようとしてくる可能性もある点には注意が必要です。その場合は倒せずに返り討ちに合うので、相手のS上昇をケアできるしっぽトリックポケや飛行技への引き先を用意してあげましょう。
また、耐久に振っていないので、半減とは言えなかなかのダメージが入ります。受け出しができそうかどうかは相手の持ち物なども考えて判断しましょう。
苦手なポケモン
- タイプ上不利な相手…炎・飛行タイプに対しては、ストーンエッジで弱点をつけるとは言え、こちらより早い場合には何もできずやられます。また、竜タイプに対しても弱点を突きにくいです。コンセプト上対応してやりたいですが、積めていない場合や裏に有利な見方がいる場合には任せるのが無難ではあります。
- ゴリランダーカミツルギなど…本論の型の技範囲では弱点を突きづらい相手。カミツルギの方は格闘技で弱点をつけますがつばめ返しの採用率も高いですし、ゴリランダーも同様の相手です。炎・飛行技受けのために裏に岩タイプを入れていたりするとそちらに対しても弱点をつかれるのでまた別の引き先が必要になってきます。
相性の良い味方
- ヒードラン…弱点の地・水にビリジオンが強く、ビリジオンの弱点タイプは全て半減以下にできます。ステロでの火力補助やアタッカー型など、様々な運用が可能で対応範囲が広いです
- ラティオス…悪ウーラオス(いちげき)から暗黒強打で抜群を突かれますが、ビリジオンは悪技に対して特性も含めて特に強く出れます。また、ビリジオンが苦手な炎・エスパーに対しては強いですが、反面フェアリーや氷など、共有している弱点も多いため、三匹目でのカバーが必要になってきます。
他に、相性が良いポケモンについてご意見あれば、ぜひお願いします。
おわりに
ここまで、ご覧いただきありがとうございました。
キノガッサがガラル地方に入国できなくなったことで唯一の草・格闘複合になりましたが、ダイジェットで即死、一部の耐久ポケ以外には通りが悪い草タイプと、現環境で見て向かい風な部分が以前よりも強い印象です。
しかし、全部とは言わずとも、環境ポケに立ち向かえる実力はあると思うので、雪原にいるのを見かけたら是非仲間にしてあげて下さい。