ユキノオー- ポケモン育成論ソードシールド

こんにちは、parapyと申します。前回はゴチミルの育成論を投稿させていただきました。閲覧いただいた方はありがとうございました。今回もご指摘・アドバイス等ございましたらよろしくお願いいたします。

• 当育成論では一般的な略称を使用しております。
• 指定のない場合は最高個体のポケモンであることを前提としてご理解ください。
• ダメージ計算はKYU様の『究マネ』というアプリを使用させていただきます。

ユキノオーユキノオーの紹介

ユキノオーは第四世代初登場で草・氷タイプのポケモンです。草・氷の複合はユキノオー系統の専売特許で、これ故の不遇さや強みを持ちます。また種族値配分は特別優れた能力のないバランスの良さと合計種族値494とわずかに500に乗らないあたりやはり不遇さを感じます。
特性は「ゆきふらし」と４系統しか存在しない希少なものを与えられており、これにより自ら「オーロラベール」で壁を貼ったり、霰パの代表として名を連ねます。
第四世代ではテンガンざんからキッサキシティへ行く途中にユキカブリに嫌というほど遭遇し、第六世代では街に立っていて話しかけてあげたトレーナーも多いはず。
キッサキシティジムリーダースズナさんのポケモンとしてもお馴染です。

採用理由と役割

新シリーズのルールが発表され、コータスコータスやフシギバナフシギバナ、バンギラスバンギラスやドリュウズドリュウズが使用禁止となりました。それによりニョロトノニョロトノとキングドラキングドラを軸とする雨パの時代が来ることを見越し、その対策にユキノオーをと思い育成論を検索すると１件もなかったため、採用と同時に執筆にかかりました。

上記の通り特性「ゆきふらし」による天候の上書きができるほか、専用タイプにより雨パの軸である水タイプの水・氷技の通しを悪くしています。よって今回は雨パ対策、特にキングドラに重点を置いて役割を持ってもらいます。
あとは筆者のマイナー好きが採用理由です。

持ち物

• とつげきチョッキ

基本は後攻になるため特殊面に強くすることで行動が保障できます。
雨パに特殊アタッカーが多いのもチョッキを持たせる理由です。

性格・努力値

性格はゆうかんです。
素早さ０の個体かつ、性格で素早さを下げることで後攻を取り、先発対面におけるニョロトノニョロトノが雨を降らせてから霰を降らせることができます。
稀ではありますが、トリルパに強く出られる場合もあります。
技の大半が物理技のため,攻撃上昇のゆうかんを選択しました。

努力値に関してはシンプルで分かりやすくするためにHAぶっぱのC4です。
物理火力、耐久力を上げるためにHPと攻撃に252、「ふぶき」に考慮して残りを特攻に振ってあります。

技構成

• 「げきりん」

キングドラキングドラに刺すための秘密兵器です。
ユキノオーが逆鱗使うなんて知らないとは言わせません。
こういう情報の少なさもマイナーの良さ？

• 「グラススライダー」

威力を求めるなら「ウッドハンマー」です。
今回はダイマックス中にグラスフィールドを貼れた場合に解除後先制して動けるように「グラススライダー」を採用しました。

• 「ふぶき」

ユキノオーといえば欠かせませんね。
ダイマックスが切れたときに確実な先制技が欲しいのであれば「こおりのつぶて」
運に頼りたいなら「ぜったいれいど」
物理技で固めたいなら「れいとうパンチ」
をどうぞ。
「ふぶき」以外なら特攻に振った努力値4を防御や特防に振ってください。
なお、後出しニョロトノに天候を奪われることが多いので「ダイアイス」で霰を降らすための氷技は必須です。

• 「じしん」

「だいちのちから」と選択。
正直グラスフィールドを貼ったときは無駄な一枠になりますが、ダイマックス時は「ダイアース」として特防を上げられ、ライチュウライチュウら「ひらいしん」持ち電気タイプへの打点にもなります。
「だいちのちから」採用の場合、氷技をふぶき以外にしても努力値配分はそのままで。

立ち回り例

基本は先発でキングドラを殴る考えですが、ニョロトノの後出しに合わせて出すこともありです。若干の経験値と勝負勘が必要。
前述の通りキングドラを殴ることが任された役割です。
※8/25追記で詳細を追加しています。

ダメージ計算

長くなりますので必要に応じて読み飛ばしてください。

• ユキノオーダイマックスユキノオー〔とつげきチョッキ〕

VSキングドラダイマックスキングドラ〔いのちのたま〕

VSルンパッパダイマックスルンパッパ〔いのちのたま〕

VSラプラスキョダイラプラス

• 対トリパにおける苦手な相手

VSガラガラ(アローラ)アローラガラガラ

• その他与ダメ

ニョロトノH252ニョロトノ：グラススライダー　確定２発 51.8~60.9%
ライチュウH252ライチュウ：じしん　確定２発 70.7~83.8%
ナットレイH252ナットレイ：ふぶき　４発以上 18.8~23.2%
H252ナットレイ：じしん　４発以上 16.6~19.9%
パッチラゴンH4パッチラゴン：ふぶき　確定２発 61.4~72.3%
H4パッチラゴン：じしん　乱数2発 49.4~59.0%
H4パッチラゴン：げきりん　確定２発 78.3~92.8%

• その他被ダメ

ガマゲロゲA252いじっぱりガマゲロゲ
：ほのおのパンチ　乱数１発 97.5~115.7%
ウーラオス(れんげき)ウーラオス(いちげき)A252いじっぱりウーラオス
：インファイト　確定１発 146.2~171.6%
ハッサムA252いじっぱりハッサム〔テクニシャン〕
：バレットパンチ　確定２発 73.1~86.3%
ニンフィアC252ひかえめニンフィア
：マジカルフレイム　確定２発 67.0~79.2%
ブリムオンC252れいせいブリムオン
：マジカルフレイム　確定２発 77.2~91.4%
ドラミドロC252れいせいドラミドロ〔てきおうりょく〕
：ヘドロばくだん　確定２発 73.1~87.3%

相性の良い味方

ご覧の通り「とつげきチョッキ」により、特殊アタッカーには強く出られますが、物理アタッカーや弱点攻撃には滅法弱いです。
また、単体では若干火力が足りません。

そのため、

• 「てだすけ」で火力を補助できるポケモン
• マジカルシャインなどで広範囲攻撃で相手をユキノオーの与ダメ圏内に削れるポケモン
• 裏に弱点の炎・格闘を無効、鋼を半減にできるもらいびシャンデラシャンデラ

と組ませることが良いと思います。
※8/25追記で詳細を追加してます。

最後に

今回もここまで閲覧いただきありがとうございました。
シリーズ６はマイナー推しの私にとっては非常に嬉しいルール改定です。
当育成論におけるアドバイス、感想等ございましたらコメントに宜しくお願い致します。

8/25追記

コメントにて、
1.相手のてだすけダイジェットで上から落とされる点
2.組ませるポケモンが抽象的である点
3.立ち回り例の記述不足
をご指摘いただきました。

素早さ関係逆転の為に「トリックルーム」を採用することを提案させて頂き､火力アップのためにてだすけを覚えることができるサーナイトサーナイトやキュワワーキュワワーと組ませることを解決策として提案しました。

ちなみにこの２匹はそれぞれサーナイト「マジカルシャイン」とキュワワー先制の「ギガドレイン」や「ドレインキッス」を覚えます。
キュワワーの方が他のコンボへの汎用性も高いため採用しやすいと思います。

立ち回り例は以下の通りです。
先発ユキノオーユキノオー、サーナイトサーナイト(orキュワワーキュワワー)
１ターン目
ユキノオーユキノオー：ダイマックス→キングドラキングドラにダイドラグーン
サーナイトサーナイト：トリックルーム
２ターン目
ユキノオーユキノオー：ダイドラグーンでキングドラキングドラを倒す
サーナイトサーナイト：(攻撃)マジカルシャイン
３ターン目
ユキノオーユキノオー：(後続の処理)
サーナイトサーナイト：(攻撃)、(火力補助)てだすけ

※相手先発がキングドラキングドラを温存し、炎•格闘技を打ってきそうな場合においてはユキノオーユキノオーをシャンデラシャンデラに引く、という動きを取ります。

• 追加ダメージ計算

VSキングドラダイマックスキングドラ