はじめに
初投稿です。至らない点が多いかと思いますがご容赦ください。
- ある程度の非公式用語、略語を用います
- 全て理想個体を前提としています
採用理由と役割
自分でエースにもなれる、サイクル戦の起点作り枠です。受けポケモンやクッションを起点する抜きエースとしての仕事と、有利相手に後投げしていき裏のポケモンを後続の起点にさせる、という欲張りセットです。ランクバトルで出逢ってボコボコにされたので自分でも使ってみたところ、とても使いやすかったので投稿します。トゲキッスの強み自体はこれまで他の育成論にて議論されてきましたので、本論では省略します。
持ち物
- ラムのみ
カバルドンのあくび、ポリゴン2のでんじはやほうでんによるまひなどに強く出られます。他の候補としてはオボンやたべのこし、ソロで物理も起点にしたいならアッキのみなどでしょうか。
- カゴのみ(コメントより追記)
汎用性は落ちますが、ねむると合わせて使うことで状態異常により強くなれます。でんじは連打に怯えずわるだくみを積みきった状態でのねむカゴは相手を絶望させます。
特性
エアスラ怯みのクソゲーもとい運ゲーを押し付けられるてんのめぐみで確定です。
性格・努力値と調整
ひかえめ 244-0-0-60-0-204(191-*-115-162-135-126)
H:16n-1
C:余り
S:最速バンギラス抜き抜き、1段階上昇で最速エースバーン抜き
調整代はまだまだあると思いますが、現環境(S8)でのSラインはこれ以上は譲れません。おくびょうにして最速ドラパルト抜きにすると、電磁波に怯えずダイジェットが撃てるようになります。最近よく見かける準速ギャラドス抜きも魅力的です。パーティに合わせて調整してください。本論では明確な仮想敵は定めず、汎用性を高めた型としています。
技構成
- マジカルフレイム
今回のコンセプト。生半可な火力のポケモンを後述するわるだくみ、あさのひざしと合わせて起点にします。威力は高くないですが、元々のCのポテンシャルでそこそこのダメージが入ります。元威力が75あるおかげでダイマックスすると130になるのも高評価。
- エアスラッシュ
トゲキッスの代名詞。通りの良いタイプ一致技、6割怯みの押し付け、ダイジェットの元技、と採用しない理由がありません。
- わるだくみ
これがあるだけで対応できる範囲が非常に広がります。エアスラと合わせてポリゴン2ドヒドイデなど受けポケモンを強引に突破できるほか、ダイマックスでの全抜きルートが見えてくることも多々あります。
- あさのひざし
前述したマジカルフレイム、わるだくみと合わせて最強になります。捨てるつもりで削りにきた低火力ポケモンは絶望して降参します。
- ねむる(コメントより追記)
あさのひざしと選択。カゴのみと合わせて。持ち物の欄でも触れましたが、場合によってはこちらの方が良いかもしれません。ダイマックスで移り変わりやすい天候に左右されないのも高評価。
マジカルシャインが欲しい場面もありましたが、抜ける技がありません。構築単位で何とかしましょう。基本的に相手はフェアリー技を持ってると思って動いてくるはずなので、存分に利用したいところです。
立ち回り例
メインとなる役割は大きく2つです。
- 初手投げしてダイマックス全抜きルートを目指す
火力のない起点作りポケモンカバルドンウインディなどを起点にしてわるだくみを積んで全抜きを狙います。一度ダイジェットを積んでしまえばなかなか止まらないのは今さら説明するまでもないでしょう。ダイマックスが切れても上からマジカルフレイム、あさのひざしで相手のダイマックスを枯らしたり後続に繋げられるのも偉い点です。
- サイクル戦に混ぜて後続の起点にする
ゴリランダー等の有利相手や、前述した受けポケモンに後投げして交代を強要し、受けに出てきたウォッシュロトムラプラスなどにマジカルフレイムを入れることができれば後続で起点にしていきましょう。場合によっては自分でダイマックスするという選択肢も十分あります。ダイジェットを受けるつもりかポリゴン2もよく出てきますが、わるだくみの起点です。
与ダメージ計算
割合のみの表記とさせていだきます。
元技/ダイマックス技 と表記します。
【エアスラッシュ】
- エースバーンD4
46.5〜54.8% 乱2(61.3%) / 80.0〜94.8% 確2
Cに156振ると確2(わるだくみエアスラッシュで確1)
- ゴリランダーH252
73.4〜87.9% 確2 / 127.5〜150.7% 確1
- ポリゴン2H244D↑252
22.5〜27.2% 乱4 / 39.3〜46.1% 確3
HD特化でもわるだくみダイジェット2発圏内です
- カバルドンH252D4
34.9〜40.9 確3 / 59.1〜70.2% 確2
ラムを盾にわるだくみを積んでしまえばダイジェットで吹き飛びます
- ウインディH252D4
34.0〜41.1% 確3 / 59.9〜70.6% 確2
- ドヒドイデH252D4
26.8〜32.5% 確4 / 46.5〜55.4% 乱2(67.6%)
【マジカルフレイム】
- ナットレイH252D4
75.1〜90.6% 確2 / 128.2〜152.5% 確1
- ドリュウズD4
58.4〜69.2% 確2 / 99.5〜117.8 乱1(93.8%)
- ラプラスH252
16.9〜20.3%
- リザードンD4
14.4〜17.0%
被ダメージ計算
- エースバーンA252いのちのたま かえんボール(キョダイ)
68.1〜80.1% 確2 / 90.1〜106.3 乱1(37.5%)
- ゴリランダーA↑252ハチマキ グラススライダー(キョダイ)
34.0〜40.3% 確3 / 38.7〜45.5% 確3
- ミミッキュA252いのちのたま じゃれつく
42.9〜50.8% 乱2(3.5%) / 61.8〜73.3% 確2
- ポリゴン2C無振り ほうでん
29.3〜35.6% 乱3(16.3%) / 47.1〜56.5% 乱2(81.3%)
- ウォッシュロトムC↑252 ボルトチェンジ
53.4〜63.9% 確2 / 91.1〜107.9% 乱1(50.0%)
- ラプラスC↑252 フリーズドライ
47.1〜56.5% 乱2(75.0%) / 79.6〜94.2% 確2
H振りだけでそれなりに耐えますが、仮想敵に合わせてお好みで微調整をどうぞ
相性の良い味方
- エースバーンウーラオス(いちげき)パッチラゴンなどの物理アタッカー
選出画面に入るだけでカバルドンウインディドヒドイデなど選出せざるを得なくなります(ドヒドイデに有利かと言うと微妙ですが)
- いかくすてゼリフガオガエン
トゲキッスの苦手なはがね、こおりを受けられ、ガオガエンの苦手なじめん、かくとうをトゲキッスで受けるサイクルです
すてゼリフが入れば等倍ならわるだくみを積んでいけるようになることも多いです
このポケモンの対策
2ウェポンという関係上、ひこう半減の相手は厳しいです。
特殊相手なら交代際にマジカルフレイムを入れることで十分仕事をしてくれますが、物理は素直に引きましょう。
またロトム系統はせっかくCダウンさせてもボルトチェンジで逃げていきます。
あさのひざしかわるだくみを削ってじゃくてんほけんを持たせ、ウォッシュロトム用にくさむすび、ヒートロトム用にげんしのちからなどを持たせても面白いかもしれません。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。拙い文章で魅力を伝えきれていないかもしれませんが、使ってみると汎用性の塊であることがわかると思います。ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。