アシレーヌ- ポケモン育成論ソードシールド

前書き

こんにちは！炊き込み淡水です！
今回はかなり前に投稿したのどスプレーアシレーヌとは違う、現環境にマッチさせた型のアシレーヌを考察したいと思います！

また、既にとつげきチョッキアシレーヌの育成論が上げられておりますが運用方法等に大幅な違いがあるため、フォークは致しません。

注意！

• この育成論ではHP＝H、こうげき＝A、ぼうぎょ＝B、とくこう＝C、とくぼう＝D、すばやさ＝Sなどの略称を使います。
• 個体は、特に理由が無い限り理想個体とします。
• ダメージ計算は、スマホアプリ｢SWSH｣を参照しています。
• 不明な点などございましたら、コメントにて指摘して貰えると助かります。
• 気になったところなどを随時追記しています。

アシレーヌとは？

第7世代の御三家の最終進化系のソリストポケモンです。ちょー可愛い。
種族値は、
H 80 A 74 B 74 C 126 D 116 S 60 合計530
とくこうの高さは、現在ランクマッチで使用可能なみずタイプではヨワシ(群れ)に次いで2位の数値を持っているほか、高めのとくぼう、平均程のHPとぼうぎょを持つポケモンです。少しすばやさが遅いのがネックでしょうか。

アシレーヌは攻守において優秀なみず・フェアリータイプを保持しています。
現環境で使用可能で、この2つのタイプの技を半減以下にできるポケモンはドヒドイデ(どく・みず)フシギバナ(くさ・どく)ナットレイ(くさ・はがね)タイプのみです。
また、アシレーヌ自身は7タイプの技を半減以下に抑えることができ、前述の高い攻撃性能と合わさって、ラッキーやドヒドイデ等を採用していないと受けづらいポケモンです。

採用理由と役割

鎧の孤島がリリースしたことにより、対戦環境は激変しました。

その中でもトップメタであるエースバーンは、いのちのたまを持たせてダイジェットをすることでH252振りの非ダイマックスのアシレーヌを確定1発(ようきだと50%の乱数)にすることができる火力を保持しており、H252アシレーヌでは安定して対応することは難しいです。
また、最近新環境での評価を着々と上げつつあるトゲキッスは、C特化2段階上昇ダイジェットでH252振りの非ダイマックスのアシレーヌを確定1発にできるため、わるだくみを詰まれてしまうとげきりゅう圏内にも入れずに倒されてしまいます。

その問題点を、｢ぼうぎょ振りしながらとつげきチョッキを持たせる｣ことによって解決します。
本育成論の調整はA特化いのちのたまエースバーンのダイジェットを確定耐え、C2段階上昇したトゲキッスのダイジェットも確定耐えを実現することが出来ます。
本来ならぼうぎょ204振りでエースバーンのダイジェットは耐えられるのですが、ここまでぼうぎょを上げればA252ウーラオス(れんげき)のハチマキインファイトをダイマックス無しで2回耐えることができます。

耐久に振った分、火力を削るとこになりますがダイストリーム無振りエースバーンは雨込みで2発、無振りトゲキッスはげきりゅう雨込みで2発で仕留める程度の火力は残せており、汎用性を下げるには至っておりません(とは言っても、Cに特化していれば無振りダイマックスドラパルトをダイフェアリーによって56.25%の乱数で倒すことができるのですが、この調整では倒せなくなっているので、全く下がっていないとは言い切れませんが･･･)。

相対的に受け性能が上がっているため、サイクル構築とのシナジーも強くなっています。サイクル戦で持ち前の攻撃範囲と耐性を活かして相手に負担を掛けて戦うか、サイクルせずにエースバーンやトゲキッス等に対するストッパーとして運用するかの2通りの使い方を選ぶことができます。

よって、今回のアシレーヌの役割は、｢サイクル戦における特殊アタッカー、及び相手のダイマックスエースに対するストッパー｣となります。

• マリルリとの比較

同じみず・フェアリータイプにはマリルリがいますが、マリルリがウーラオス(れんげき)のハチマキインファイト2回耐え、C特化2段階上昇トゲキッスのダイジェット耐えの耐久を手にするためには、(とつげきチョッキ込みで)H 252 B 44 D 44程振れば可能です。端数の分をすばやさに振り、残りの努力値164をこうげきに振り切り、特性はちからもちに、性格をいじっぱりにすると、こうげきの実際の数値は200となり、だいぶ高くなります(A特化ウーラオス(いちげき)、ハッサムと同じ数値)。
この調整のマリルリもダイマックスエースバーンを確定2発、ダイマックストゲキッスを99.6%の高乱数で確定2発にすることが可能です。

｢ならアシレーヌじゃなくてマリルリで良くないか？｣
と思う方も多いとは思われますが、アシレーヌがマリルリに勝っている点があります。

この調整のマリルリはメジャーなHB特化カバルドンを確定1発にすることはできません。しかし、今回の調整のアシレーヌはハイドロポンプで確定1発で倒すことができます。

カバルドンの無補正Dに76振られると6.25%、140振られると50%で、228振りから確定耐えですが、エースバーンやゴリランダー等強力な物理アタッカーがいる中でDに厚く振るのはリスキーな為、Bに厚く振られているケースがほとんどです。

エースバーンゴリランダーウーラオス(れんげき)等の流行により、物理受けポケモンも少なからず見かけるためマリルリは若干動かしづらいところもあり、ストッパーとしての運用とマリルリでは見ることができないポケモンを見れる点を両立できると考えるとアシレーヌに軍杯が上がります。

持ち物

とつげきチョッキ
持たせたポケモンのとくぼうを1.5倍にする代わりに変化技が使用出来なくなる素敵なアイテムです。
トゲキッス、特殊型のドラパルト等に安定した立ち回りが出来るようになります。
アシレーヌは、｢めいそう｣や｢ほろびのうた｣など優秀な変化技こそ持ってはいますが、ストッパーやサイクルパーツとしての運用となるともっともアシレーヌとシナジーが高いアイテムになります。
ちなみに筆者の一番好きなアイテムはとつげきチョッキです。

性格・努力値と調整

ひかえめ H 156 B 244 C 100 D 4 S 4

H 16n-1
HB A特化いのちのたまエースバーンのダイジェットを確定耐え(ダイマックスで確定2耐え))、こだわりハチマキA252振りウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ、インファイトを確定2回耐え
C 余り(結構ギリギリな火力)
D 端数(無振りでもC特化2段階上昇トゲキッスダイジェットは確定耐え)
S 同族意識4振り(確実に同族勝負に勝ちたい方はCを削って少しSに回してください。)

Twitterでとある方に調整を教えていただき、それを更に自身で調整したものです。
クイックターン、アクアジェットのダメージ量を多くしたい方は性格をれいせいにしても良いと思います。
また、同上の技の威力を少しでも大きくしたい方は6Vにすると良いでしょう。そもそも採用しない、威力を気にしないという方はこうげき抜けの5Vでも問題ないです。

• 調整案

H156 B220 C100 D12 S20

H 16n-1
HB A252こだわりハチマキウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ、インファイト乱数二回耐え(93.7%)
C 余り
D 偶数(とつげきチョッキ持ちの特防の最高効率)
S S4振りバンギラス抜き

• 特性

げきりゅう一択です。残りHPが最大HPの1/3の時にみず技の威力を1.5倍にします。

うるおいボイスはハイパーボイス以外にまともな対応技がありません。

技構成

ハイドロポンプ ムーンフォース 選択技1 選択技2

私はハイドロポンプ ムーンフォース クイックターン エナジーボールで使用しています。

• 確定技

ハイドロポンプ
威力110 命中80のみず技です。
努力値の4/5を耐久に回している分の火力が不足気味になっているため、素の威力の高いこの技は相性が良いです。外すのはご愛嬌
大抵のカバルドンはワンパンできる点を考慮すると、他のみず技よりも優先度は高いです。

<追記>
ねっとう
威力80 命中100のみず技です。30%の確率で相手をやけど状態にします。
シーズン6ではカバルドンは使用できないため、威力を重視しない場合の確定枠となります。

ムーンフォース
威力95 命中100のフェアリー技で、30%の確率で相手のとくこうランクを1段階下げる追加効果を持ちます。
自爆技である｢ミストバースト｣に次いで威力が高いフェアリー技です。
追加効果、威力、命中が全て高水準である強力な技です。

• 選択技

エナジーボール
威力90 命中100のくさ技です。10%の確率で相手のとくぼうを下げます。
エースバーンの流行に伴いみずタイプのポケモンの需要が上がっている影響で、刺さる相手はなかなか多いです。

仮想敵:マリルリアシレーヌウォッシュロトムヌオー等

サイコキネシス
威力90 命中100のエスパー技です。10%の確率で相手のとくぼうを下げます。
みず・フェアリータイプの攻撃が通用しにくいドヒドイデやフシギバナへの交代を読んで使用することで手痛い一撃を与えることができます。

仮想敵:ドヒドイデフシギバナストリンダー(ハイ)等

クイックターン
威力60 命中100のみず技です。攻撃後自分の控えのポケモンと交代します。
サイクル戦での対面操作、ばけのかわやタスキ対策等に使用できます。

アクアジェット
威力40 命中100のみず技で、優先度+1の先制攻撃です。
最後の押し切りやタスキ発動後のケアができます。

れいとうビーム
威力90 命中100のこおり技です。10%の確率で相手をこおり状態にします。
フシギバナゴリランダー等に交代される時に使用すると効果的な技です。

シャドーボール
威力80 命中100のゴースト技です。20%の確率で相手のとくぼうを1段階下げます。
環境にいる大抵のゴーストタイプには一致技のどちらかが良く効くのでほぼミミッキュピンポイントです。

ミストバースト
威力100 命中100のフェアリー技です。使用したポケモンは｢ひんし｣になります。また、場が｢ミストフィールド｣の時に使用すると威力が1.5倍になります。
自爆することで起点回避することができますが、後のサイクルが回せなくなるため、ここぞという時でしか使用できません。

立ち回り例

• エースバーントゲキッスを初めとするエースポケモンを相手する場合

死に出しからダイマックスし、適宜技を選んで打ち込んでいきます。
基本的にはげきりゅうと雨で火力を上昇させられるダイストリームがメインで使用する技になります。

• サイクル戦で戦う場合

相手の交代先に大きいダメージを与えられる技や、クイックターン等を上手く使用してサイクルを回します。通りが良ければダイマックスを切って相手のパーティを崩しにかかるのも良いです。

与ダメージ計算

ハイドロポンプ、ムーンフォース、エナジーボールのみ記述します。
げきりゅう発動時の火力は記載しておりません。

ダイ=ダイマックス技

• ハイドロポンプ

• ムーンフォース

• エナジーボール

被ダメージ計算

相性の良い味方

• ナットレイ

アシレーヌと最高の相性補完を持つポケモンです。
やどりぎのタネでアシレーヌの体力を回復したり、ステルスロックで削りを入れて打点を補助したりとアシレーヌの無いところを補ってくれる、非常に相性が良いポケモンです。

後書き

如何だったでしょうか？
耐久振りの安定性と元々の攻撃性能と合わさり、よく活躍してくれるポケモンでした！
是非使ってみてください！
何か不備や不足、質問等ありましたらコメントにお願いします。
ここまでの閲覧ありがとうございました！