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ご挨拶
こんにちは、マロと申します。この育成論に足を運んでいただきありがとうございます。今回は、リベロエースバーンの対策として増えている物理受けをまとめてぶっ壊すエースバーンをご紹介します。個人的な意見ですが、今後の環境では、特殊エースバーンが一定の数使われるのではないかと思います。
このエースバーンについて
ご存じの方が多いと思うので端的に話しますが、特性「リベロ」によって全ての技をタイプ一致で打てるのが強みですよね。その火力を活かして命の珠ダイジェットを打つ型が主流だと思います。しかし、あまりにも環境に増えすぎたために全プレイヤーが対策をしていると言っても過言ではなく、威嚇持ち(ギャラドスなど)や弱点を突かれない物理受け(ドヒドイデなど)などのポケモンを多くのパーティーで見かけます。そこで提案したいのがこの「眼鏡エースバーン」です。エースバーンを見て物理型だと思い込んで(現環境ではそれが正解だが)受けにきたポケモンをすべて破壊します。
努力値
S188→最速96族(ミミッキュなど)抜きです。このエースバーンが強く出られるのは主に受けポケなので、最初は95族(ウインディなど)抜きで使っていたのですが、環境に根強く残るミミッキュと対面した時に不安要素が残るためこの調整で落ち着きました。
C252→エースバーンのC種族値は65しかなく、中途半端な火力補正では受けきられてしまいます。なので、ひかえめCぶっぱは確定かなと思います(命の珠を採用していないのもそれが大きな理由です)。妥協はできません。
H60B4D4→耐久力の底上げです。元々低耐久のポケモンではありますが、耐久に振ることで安定感が増します。準速にするよりはおすすめ。
性格
前述の通り、火力に妥協をしたくないのでひかえめで確定です。
技構成
かえんほうしゃ/だいもんじ
炎技。リベロにより必ずしも炎技を搭載する必要は無くなりましたが、一貫性の高い技で、ナットレイなどへの打点となります。確定。[技レコード]
シャドーボール
霊技。こちらも一貫性が高く、ドラパルトミミッキュへの打点となります。追加効果のDダウンはおいしいですが、ダイマックス技の恩恵は受けられません。物理技には無い霊タイプ。確定。[技レコード]
エレキボール
電技。ナマコブシドヒドイデギャラドスへの重要な打点となります。物理型でもたまに持っているので、相手に見せても特殊型と断定されない点も強いです。相手の素早さに合わせてダメ計をしなければいけないのが少し面倒。こちらも物理技には無い電タイプ。確定。[技レコード]
マッドショット
地面技。ウインディガオガエンへの打点となりますが、素の威力が55と低いため、それ以外にはあまり打つ機会はありません。物理技には無い地面技ですが、選択枠とします。[技レコード]
ねっさのだいち(6/18追記)
DLCにて追加された地面技。マッドショットに比べ、威力と命中率が改善された上に、30%で相手をやけどにするという追加効果を持ちます。ダイアースとしての威力も上がりました。実戦で十分使える火力であることを確認したので、確定とします。[教え技]
はかいこうせん
ノ技。威力が150と最大の火力を持ちますが、物理型でギガインパクトが使われていないように、使い勝手は悪いです。ダイアタックを打ちたい対面もあまりいません。選択
きあいだま[技マシン]
格技。命中不安すぎる上にダイマックスとのかみ合いも悪いため、どうしてもご自分の構築に格闘打点が欲しい場合は採用の余地があります。ダイナックルだけだと特殊型だと思われないのが強み?(未検証)[技レコード]
バークアウト
悪技。マッドショットと同じく威力55ですが、こちらは打つ相手がいません。一貫性は高いですが、シャドーボールで十分です。[技レコード]
持ち物
こだわりメガネで確定とします。命の珠にしない理由ですが、眼鏡に比べ若干火力が落ちてしまうのと、必ずしもダイマックス(以下DM)を切る必要が無いので、珠の自傷ダメージによる消耗を防ぐことが挙げられます。この型のコンセプトは「相手に奇襲をし、なおかつ破壊する」ということですが、せっかく奇襲に成功しても、受けきられてしまっては意味がありません(実際に確定数の変わるポケモンもいます)。また、エースバーンは種族値H80BD75と低耐久ですが、耐久に若干の努力値を振っているので多くのアタッカーのメインウェポンは安定して耐えてくれます。しかし、皆さんは「せっかく相手をを倒したのに、珠のダメージで相討ちになってしまった」という経験をしたことがありませんか?非常にもったいないですよね。私もダイジェットを積んだエースバーンが珠ダメで落ちていく光景をよく目の当たりにします。珠ダメでジリ貧になってしまう危険性を考慮し、本論では採用しません。
得意な相手
ドヒドイデナマコブシギャラドスバンバドロウインディガオガエンサニーゴ(ヌオートリトドンカバルドン)
などです。後ろの三体は弱点を突けないので微妙なライン。「エースバーン受け」として出されるポケモンに限定して挙げていますが、ドラパルトなどの霊タイプにも強いです。
立ち回り
初手投げする場合、相手の弱点を突けるなら場合にもよりますが倒しに行きます。2体目を見て、DMを切るか切らないかの判断ですが、こちらより素早さが早く、弱点を突かれそうなら引きます。相手が遅く、DMを切って押し切れると判断したならDMを切っていいと思います。エースバーン対面は基本こちらが不利なので絶対に引きましょう。
自分のパーティの中で、相手の構築に刺さっているポケモンがもう一体いるなら、裏に潜めておいてもいいと思います。ステロが痛いのでステロ展開に注意しましょう。
相性の良い味方
実際に私が使っているポケモンを紹介します
- 水ロトム
エースバーン受けとして出される水、地面、炎タイプのすべてを見られるのでお勧めです。私は達人の帯を巻いて使っています。
- 草ウェポン持ちアタッカー
- ナマコブシ
対エースバーンや、その他のアタッカーの引き先として優秀です。
ダメ計
(以下記号の後の数字はすべて努力値)
- エレキボール
H252D4ドヒドイデ 92.9−110.8% 乱数一発(56.3%)
H252D4ナマコブシ 122.2−144.4% 確定一発
H4ギャラドス 128.6−154.3% 確定一発
H4トゲキッス 60.8−72% 確定二発
H252S4ラプラス 64.1−75.9% 確定二発
- 火炎放射
H4ドリュウズ 123.6−146.2% 確定一発
H252カバルドン 49.3−58.6% 乱数二発(98.8%)
H252ゴリランダー 105.3−124.6% 確定一発
H252オッカのみナットレイ 79.5−93.9% 確定二発
H252アーマーガア 90.7−108.2% 乱数一発(43.8%)
- シャドーボール
H4ドラパルト 113.4−132.9% 確定一発
H4ミミッキュ 119−140.4% 確定一発
- マッドショット
H252ガオガエン 54.4−65.3% 確定二発
H252ウインディ 60.9−73% 確定二発
その他、シャドーボールを打ったら受け出しされた等、様々なシチュエーションがありますが、ここでは割愛させていただきます。ねっさのだいちのダメ計は後ほど追記します。
被ダメ(性格補正は↑↓で表す)
A252ドラパルトドラゴンアロー 62.5−74.8% 確定二発
A252ギャラドスダイジェット(とびはねる) 82.8−98.1% 確定二発
C252ドラパルトりゅうせいぐん 71.7−84.6% 確定二発
C252トゲキッスダイジェット(エアスラ) 80.9−95.7% 確定二発
あとがき
いかがだったでしょうか。今の環境にぶっ刺さる特殊型エースバーンをご紹介しました。たくさんの方に使っていただきたいですが、数が増えれば増えるほど奇襲性能が落ちるのが難点ですね。。。DLCの解禁による、今後の環境の変化を楽しみにしています。
お付き合いいただきありがとうございました。