はじめに
数か月前にダイパリメイク環境のジュカインジュカインの育成論を投稿しためっさわと申します。
以前投稿したジュカインの育成論では努力値に無駄があったことや、言葉が足らない部分も多かったため再投稿させていただきました。
不備、質問等ありましたらコメントにお願い致します。
育成論を書く前にいくつかいろんな方の育成論を見させてもらって、一番見やすいと思ったかぶとむしさんという方の育成論を参考にさせていただきました。
↓かぶとむしさんのページ
https://yakkun.com/swsh/theory/search/?search=1&user=89104&author=%A4%AB%A4%D6%A4%C8%A4%E0%A4%B7
今回はダイパリメイク環境で輝く僕の大好きなポケモンのジュカインジュカインの両刀型を紹介します。
注意
- 前述の通りダイパリメイク環境を想定した育成論となります。
- HABCDSなどの非公式の用語を使用させていただきます。
- ダメージ計算はポケマス様(https://pokemass.site/swsh/dc/)のものを使用させていただきます。
- この育成論に登場するポケモンはすべて理想個体前提で考察します。
ジュカインジュカインの特徴
- 種族値H70-A85-B65-C105-D85-S120合計530
第五世代までは御三家最速、幻のポケモンであるシェイミ(スカイ)を除けば草タイプ最速という高い素早さがジュカインの強みの一つです。
物理耐久は低いですが、特殊耐久は必要最低限あり、物理攻撃力も必要最低限あります。ジュカインといったらリーフブレードみたいなイメージも強いかもしれませんが、実際は種族値も威力も高い特殊のリーフストームのほうが圧倒的に火力が出ます。
- 技範囲
物理技の技範囲は非常に優秀で、草技と非常に相性の良いじしんや、飛行タイプや虫タイプに打ついわなだれ、ドラゴンタイプに打つダブルチョップやりゅうのはどう、ダイパリメイクにはいませんがナットレイなんかに弱点をつけるきあいだま等で多くのポケモンに弱点を突くことができます。
- 特性
- しんりょく
残りHPが3分の1以下になると草技の威力が1.5倍になるこの特性は、今回の育成論のようにいのちのたま等を持たせた場合などに使われます。
実はリーフストームを最大火力で打てるのは、C125のロズレイドやナッシーではなく、しんりょくが発動したジュカインのほうが火力が高いです。(特性しんりょくでCが最も高いのは現時点ではジュカイン)
火力指数
ロズレイドナッシーナッシー(アローラ)リフスト→37830
ジュカインしんりょくリフスト→50310
- かるわざ
持っている道具がなくなると素早さが2倍になるこの特性は、エレキシードなどのシード系アイテムや、ヤタピのみなどのきのみを持たせる型がメジャーみたいですね。
両刀種族値でかるわざのジュカインは弱点保険とも非常に相性がいいですね。
以上のジュカインの特徴を簡単にまとめると、とにかく速くてリフストの火力が高くて物理の技範囲が広いんです。
採用理由と役割
採用理由はもちろん愛もありますがジュカインはカバルドンやミロカロス等の耐久の高く突破しづらいポケモンを楽に倒せることができ、上記でも説明したように、高い素早さと広い技範囲で多くのポケモンを上から倒すことができるのがジュカインの強みで、環境には草毒タイプのフシギバナやラフレシア、カットロトムやキノガッサ等の草タイプポケモンがいますが、ジュカインとは素早さ、火力、技範囲が圧倒的に違うので、これらのポケモンとは違った戦い方ができます。
タイプ上特殊アタッカーの水タイプポケモンや電気タイプポケモンには非常に有利で、ふるいたてるを積みながら倒すこともできます。
持ち物
- いのちのたま
物理特殊両方の火力をそこ上げしたいのでいのちのたまを持たせます。
- たつじんのおび
いのちのたまをほかのポケモンに持たせたい場合はこちらでも構いません。ただ弱点を突けない相手には火力が足らないことが多いです。
- きあいのタスキについて
カバルドンに出していくことや足りない火力を補いたいため今回は候補から外させていただきます。
よくジュカインはタスキを持ってがむせっかしたりするだけだと思われる方も多いと思いますが、それなら砂ダメージ無効で特性がんじょうでがむしゃらと無効化されない先制技であるこおりのつぶてなんかを覚え、素早さも低いドンファンのほうが圧倒的に優れています。
特性
- しんりょく
火力を底上げするためにいのちのたまなんかを持たせたいですし、かるわざで上を取りたい相手もほとんどいないので草技の威力を上げることができる可能性のあるしんりょくとします。
ダイパリメイク環境でこの育成論のジュカインより早いのは最速120族のフーディンやダグトリオ、125族のマニューラ、130族のプテラやクロバット辺りですかね。
性格
もともと低くない特防を下げたくないですし、ウォッシュロトム等の特殊アタッカーに後出しすることも多いので特防を下げないせっかち(S↑B↓)を推奨しますが、せっかちにすると特化マリルリの腹太鼓アクアジェットを乱数でしか耐えられなくなってしまうので、腹太鼓マリルリの切り返しとして使うならむじゃき(S↑D↓)もありです。
努力値と調整
実数値は性格せっかちの場合となっています。
- いのちのたまを持たせる場合の調整1
努力値H28-A172-B4-C68-D0-S236
実数値H149-A127-B77-C134-D-105-S187
HPは珠ダメ最小調整
攻撃はA+1状態のダブルチョップでB4振りラティオスを97.3%で一発
特攻はC+1リーフストームで無振りガブリアスを確定一発
素早さは最速スカーフバンギラス抜き
残りは防御か特防に振る
こちらの調整はステルスロックを撒かなくてもじしんでヒードランを、ふるいたてるを積んだダブルチョップでラティオスを倒せる程の物理攻撃力があり、特殊攻撃力も十分あります。
- いのちのたまを持たせる場合の調整2
努力値H28-A92-B4-C148-D0-S236
実数値H149-A117-B77-C144-D-105-S187
HP、素早さ、残りは調整1と同じ調整
攻撃はH振りジバコイルを確定一発
特攻はできる限り高く
こちらの調整はコメントで提案していただいた調整を参考にしました。
Aに関しては本来有利であるじりょくやアナライズのジバコイルは倒せたほうがいいと思ったので92振りしました。ステロダメ+じしんでH振りヒードランも確定一発になり、Cはステロダメ+りゅうのはどうで無振りラティオスを確定一発程度の火力があります。
調整1にするメリットはサブウェポンであるじしんやダブルチョップを高い火力で撃て、ステルスロックを必要としなくてもある程度の抜き性能を確立しているところですね。ただダブルチョップは命中が90%しかなく調整2のりゅうのはどうと違い外れることもあり、調整2と比べると自慢のリーフストームの火力が少し劣ってしまうところがあります。
調整2にするメリットはやはり(場合によっては)最強火力のリーフストームを調整1よりも高い火力で放てることですね。ただ命中安定のりゅうのはどうやじしんでもステルスロックダメージを入れた上でふるいたてるも積んでいないとラティオスやヒードランは確定では倒せないので、うまく起点を作ってあげないと安定して倒していけるとは言えません。
- たつじんのおびを持たせる場合の調整
努力値A252-C36-S220
実数値H145-A137-B76-C130-D105-S184
攻撃は252振りのA+1ダブルチョップでも無振りラティオスが98.4%、能力変化なしのじしんでH252振りヒードランを93.8%で倒せます。割とギリギリなので252振りしておきましょう
素早さは最速スカーフバンギラス抜きまで振る余裕があまりないのでスターミーやライコウなどの最速115族抜きまででいいと思います
残りは特攻に振る
技構成
確定枠
- リーフストーム
威力130の高火力技。両刀と非常に相性がいいです。
- じしん
草技と非常に相性が良く、ヒードラン等の鋼タイプや炎タイプ、毒タイプや電気タイプにも刺さります。
- ふるいたてる
この技はあまり対戦では見かけませんが、攻撃と特攻を1段階ずつ上げられる優秀な積み技です。
ふるいたてるを積まなくても十分火力は出せますが、ふるいたてるを積むことによってダブルチョップでラティオス確定一発、リーフストームでガブリアス確定一発になるまで努力値を振っているので有利対面や起点を作ってから積んでいくといいでしょう。
選択技
- ダブルチョップ
調整1で育成する場合はダブルチョップが選択技となります
ラティオス等のドラゴンタイプに対する打点となる技です。
A+2状態ならガブリアスを乱数できあいのタスキを貫通しつつ倒すことができます。
命中安定のドラゴンクローはA+1状態でもラティオスに対して75%の確率でしか倒せないため今回の調整では候補から外します。
- りゅうのはどう
調整2で育成する場合はりゅうのはどうが選択技となります
こちらもドラゴンタイプに対する打点となります。
ステルスロックダメージ+C+1りゅうのはどうでラティオスを確定で倒せます。
- いわなだれ
リザードンやヒートロトム、ユキノオーやアメモースなどの一部のポケモンにも刺さります。
- きあいだま
主にバンギラスに刺さります。こちらもユキノオーに対して弱点を突くことができますが命中が低いのが難点ですね。
一応ジュカインが環境トップのハッサムに一番ダメージの出る技はきあいだまですね。
- つばめがえし
- つるぎのまい
一舞するとダブルチョップでガブリアスをきあいのタスキを貫通しつつ倒すことができるかもしれませんが、特攻を上げる手段がなくなります。
- みがわり
様子見やしんりょく圏内に入れるのに使えます。
与ダメージ計算
※基本的には上記で紹介させていただいたいのちのたまを持たせた場合の調整1での計算結果となりますが、調整2にすることによって乱数や確定数が変わる場合はそちらの計算結果も載せています。
- リーフストーム
調整1
眼鏡ラティオスのりゅうせいぐん確定耐えカバルドン→(108.8 ~ 128.3%)確定1発
H振りミロカロス→(86.1 ~ 104.4%)乱数1発(25%)
H振りスイクン→(91.7 ~ 109.1%)乱数1発(43.8%)
無振りガブリアス→(66.1 ~ 78.6%)確定2発
H4振りギャラドス→(62.5 ~ 73.6%)確定2発
H212グライオン→(75.7 ~ 90.3%)確定2発
H振りバンギラス→(69 ~ 83%)確定2発
調整2
H振りミロカロス→(94 ~ 111.8%)乱数1発(68.8%)
H振りスイクン→(99 ~ 117.8%)乱数1発(93.8%)
- 1.5倍(しんりょくor+1)リーフストーム
調整1
H振りミロカロス→(131.1 ~ 155.9%)確定1発
無振りガブリアス→(100 ~ 118%)確定1発
H4振りギャラドス→(93.5 ~ 109.9%)乱数1発(62.5%)
H212グライオン→(114.6 ~ 135%)確定1発
H振りバンギラス→(102.8 ~ 121.7%)確定1発
調整2
H4振りギャラドス→(100.5 ~ 118.7%)確定1発
- じしん
調整1
H振りヒードラン→(102.5 ~ 120.7%)確定1発
B4振りゲンガー→(113.3 ~ 134.8%)確定1発
H振りジバコイル→(105.6 ~ 126.5%)確定1発
B4振りライコウ→(80.6 ~ 94.5%)確定2発
調整2
H振りヒードラン→(91.9 ~ 110.1%)乱数1発(62.5%)
- +1じしん
H振りヒードラン→(139.3 ~ 165.6%)確定1発
- ダブルチョップ
B4振りラティオス→(67 ~ 80%)確定2発
B4振りガブリアス→(48 ~ 60.1%)乱数2発(99.7%)
- +1ダブルチョップ
無振りラティオス→(96.7 ~ 117.4%)乱数1発(97.3%)
- +2ダブルチョップ
無振りガブリアス→(96.1 ~ 113.6%)乱数1発(83.2%)
- いわなだれ
調整1
無振りリザードン→(125.4 ~ 149.6%)確定1発
H振りヒートロトム→(47.7 ~ 57.9%)乱数2発(91.4%)
H振りユキノオー→(51.2 ~ 60.9%)確定2発
- A-1いわなだれ
B4振りアメモース→(104.1 ~ 125.5%)確定1発
- きあいだま
調整1
無振りバンギラス→(101.1 ~ 121.7%)確定1発
H振りユキノオー→(76.6 ~ 90.8%)確定2発
H振りハッサム→(44.6 ~ 53.1%)乱数2発(24.6%)
- +1きあいだま
H振りバンギラス→(128 ~ 150.7%)確定1発
H振りユキノオー→(114.7 ~ 136%)確定1発
H振りハッサム→(66.6 ~ 79%)確定2発
被ダメージ計算
陽気252ガブリアスのげきりん→(107.3 ~ 126.8%)確定1発
陽気252ガブリアスのじしん→(44.9 ~ 53%)乱数2発
臆病252ゲンガーのヘドロばくだん→(118.1 ~ 140.9%)確定1発
臆病珠ラティオスのりゅうせいぐん→(110.7 ~ 131.5%)確定1発
臆病珠ラティオスのサイコキネシス→(76.5 ~ 91.2%)確定2発
臆病眼鏡ラティオスのサイコキネシス→(88.5 ~ 104.6%)乱数1発(25%)
控えめ特化ウォッシュロトムのハイドロポンプ→(34.2 ~ 40.2%)確定3発
臆病眼鏡ライコウのシャドーボール→(48.3 ~ 57%)乱数2発(90.6%)
無振りミロカロスのれいとうビーム→(52.3 ~ 63%)確定2発
臆病252トゲキッスのエアスラッシュ→(92.6 ~ 110%)乱数1発(62.5%)
意地っ張り特化130族ハッサムキノガッサのテクニシャンバレットパンチ、マッハパンチ→(59 ~ 70.4%)確定2発
意地っ張り特化マンムーのこおりのつぶて→(77.8 ~ 93.9%)確定2発
意地っ張り特化マリルリの+6アクアジェット→(87.9 ~ 103.3%)乱数1発(25%)(むじゃきだと確定で耐えます)
苦手なポケモン
ハッサムやエアームドには弱点が突けません。フシギバナやユキノオーなんかの草タイプのポケモンも苦手です。
本来ジュカインより遅いはずのポケモンのこだわりスカーフ持ちなんかも注意しましょう。
(例)スカーフガブリアスやスカーフゲンガー等。
立ち回り例と相性の良いポケモン
相手がカバルドンを入れているときは初手にジュカイン投げます。カバルドンとジュカインが対面するとカバルドン側はジュカイン=物理型というイメージがあるのか、体感99%カバルドンは居座ってくるのでリフストで倒してあげましょう。ジュカインにみがわりを採用していてもリフストが安定だと思います。
ミロカロスやスイクンはミラーコートを覚えますし、振ってないれいとうビームなら余裕をもって耐えますのでミロカロスやスイクンと対面したときは一度ふるいたてるを積んでからリフストで倒すのがいいと思います。
上記で紹介した苦手な鋼ポケモンや草ポケモンに対して強いヒードランはタイプ相性補完も非常に優れています。
積んで抜いて行ったり、サイクルを回したりする上で相手のきあいのタスキやがんじょうを潰したり、交換してきた相手を削ることができるステルスロックは必須だと思うので、ステロあくびのできるバクーダやエンペルトと組ませるといいと思います。バクーダはジュカインとそこそこ相性補完が取れていて、バクーダの4倍弱点である水技に合わせてジュカインを出して展開していくのが強いと思います。僕はエンペルトも好きでよくステロあくびエンペルトと組ませたジュカエンペで潜っています。
ジュカインで抜いていくことだけを考えるなら壁やステロ、あくびで起点を作り、とんぼがえりやおきみやげで退場できるユクシーで起点を作るのがいいと思います。
終わりに
最後まで読んでいただきありがとうございました!
一人でも多くの人にジュカインジュカインの強さを知ってもらえたらうれしいです!