この育成論は準伝説・600族・UBばかりの環境でも大活躍できるよう、チゴラスについてガチで考察した育成論です。
採用理由と役割
- 特性『頑丈』×イバンの実
先発でステルスロックを撒きつつ、イバンの実を絡めて『つのドリル』で1体倒すのが主な目的です。
※イバンの実(HPが1/4以下の場合に1度だけ素早さに関係なく先制できる)
・立ち回り例1
1.先発に出して『ステルスロック』を撒く
2.頑丈で耐えて、イバンの実で先制『つのドリル』『岩石封じ』
という感じで使います。
貧弱な耐久と弱点の多さによって、イバンの実との相性は抜群です。
- 起点回避
「『みがわり』で詰むのがオチじゃない?」
という懸念もあると思います。
しかしチゴラスは『ドラゴンテール』『ほえる』を覚えるので、起点を回避することができます。
ステルスロックとの相性も良く、起点を回避しつつ、相手の後続を把握でき、ステルスロックを踏ませて定数ダメージを稼げます。
それに加えて、
・あまえる
・怖い顔
・しっぽをふる
という豊富な補助技を覚えることから、構築に合わせた技構成にすることができます。
対面に合わせてステルスロック・プラスαの働きが見込めます。
- 技範囲の広さ
攻撃種族値も89あります。(ミミッキュより1低い)
補助技だけでなく攻撃技の範囲も広いのが特徴です。
・嚙み砕く
・インファイト
・げきりん
・ストーンエッジ
・地震
・かわらわり
・サイコファング
・岩石封じ
・あなをほる
・毒毒のキバ
・3色キバ(炎 氷 雷)
(他にもあります)
H4ガブリアスげきりんで確定1(101%〜118.4%)
H252バンギラスインファイトで確定1(104.3%〜123.6%)
「ステルスロックを撒いて終わり」ではなく、イバンの実を絡めて大ダメージを与えることもできます。
はじめに
5回目の投稿です。
ロマン型の育成論を書いてます。
よろしくお願いします。
ガチゴラスとの差別化
あえてチゴラスを採用する理由は特性にあります。
・ガチゴラスの特性は『頑丈あご』『石頭』
・チゴラスの特性は『頑丈あご』『頑丈』
となっておりガチゴラスに進化することで、特性が『頑丈』から『石頭』に変化してしまうのです。
弱点等の耐性は進化後も変わらないので、サポート役で採用するのであれば、チゴラスの方が優秀です。
持ち物
イバンの実で確定です。
上述したとおり、HP1/4以下で1度だけ先制できます。
※先制技よりは遅くなる仕様のため、相手がバレットパンチ(優先度+1)の技を使った場合、後攻になってしまいます。
性格
攻撃に努力値を割くなら『いじっぱり』
素早さに厚く振りたい方は『ようき』『むじゃき』となります。
努力値と調整1(性格いじっぱり)
A252 ぶっぱ
B148 連続技対策
S108 無振り61族抜き(バンギラステッカグヤ)
余り2
A…H4アーゴヨンドラゴンテールで確定2(77.8%〜92.6%)
B…補正有りA252振りウーラオス(れんげき)の水流連打耐え(27.8%〜33.8%)
そこそこあるA種族値を活かし、タイプ一致で使える『ドラゴンテール』を採用する場合はこちらの調整がおすすめです。
使用率の高いアーゴヨンとは、先発で対面する機会も多いのでドラゴンテール採用型を確定欄としました。
『つのドリル』で一撃必殺ロマンを狙いたい方は、下記のS調整ラインを参考にどうぞ。
- Sの調整ライン(性格いじっぱり)
・140振りでS無振り65族(ブラッキー)抜き
・156振りで無振り67族(アーマーガア)抜き
・188振りで4振り70族(メタグロス)抜き
メタグロスと対面した場合、『コメットパンチ』からの『バレットパンチ』でこちらの行動回数は1回となってしまう(不利)という理由から、上記の調整を確定欄としました。
努力値と調整2(性格ようき・むじゃき)
A124 余り
B148 連続技対策
S236 無振り85族(カプ・レヒレ)抜き抜き
余り2
Bは調整1と同じ。
無振り85族を上から『つのドリル』で殴れるように、素早さ(ロマン)に厚く振った調整。
こちらの調整を選ぶ場合、『ドラゴンテール』ではなく『ほえる』を採用するのも良いと思います。
正直どちらの調整を確定欄にするか悩んだのですが、イバンの実で先制するチャンスがあるので、攻撃に厚く振った型を確定欄に選びました。
技構成(確定欄)
ステルスロック
定数ダメージを稼げます。
特性『頑丈』により行動が保証されているので安全に撒けます。
ステルスロックを採用しない場合、存在意義が無くなってしまうので確定。
つのドリル
一撃必殺のロマン技。
特性『頑丈』とイバンの実で試行回数が稼げます。
他の『頑丈』持ちには無い個性でもある。
悠長に積み技を積んでくる相手が非常に多いのでこちらも確定。
主にカプ・レヒレポリゴン2テッカグヤラグラージバンギラスメタグロスブラッキーアーマーガアドヒドイデなどに。
(可愛い見た目に反して、えげつない技を覚えます笑)
ドラゴンテール・ほえる
相手を強制的に交代させる技。
交代先はランダムで選ばれる。
ダイマックスした相手には無効だが(ドラゴンテールの)ダメージは入る。
・ドラゴンテール
H4アーゴヨン確定2(77.8%〜92.6%)
H4エースバーン確定3(36.5%〜42.9%)
優先度−6なので、イバンの実が発動するタイミングでの使用はNG!
起点回避のためほぼ確定。
どちらかを好みで選択。
『ドラゴンテール』の特徴
・タイプ一致で使える(威力60)
・『挑発』からの積み技で起点にされない
・フェアリータイプに無効
・命中90なのでたまに外れる
・バイウールーで詰む(みがわり・コットンガード)
威力は低いがステルスロックとドラゴンテールの両方で削れるのが最大のメリット。
環境に多いアーゴヨン等、抜群で入れば致命傷を与えられる。
努力値を攻撃に割ける型なので、個人的にはこちらを推したい。
デメリットは威力の低さによって、相手の『みがわり』が破壊出来ない場面があること。(みがわりとコットンガードを覚えたバイウールーに何もできない)
ほえるの特徴
・相手の『みがわり』を貫通する
・『まもる』『トーチカ』も無効にできる
・『挑発』で詰む
・音系の技なので、特性『防音』には効かない
チゴラスは進化前ということもあり、様子見で『まもる』『みがわり』を誘いやすいので安定感はこちらが上かもしれない。
『挑発』で使えなくなってしまうデメリットはあるが、『つのドリル』を見せれば悠長に積む暇を無くせる。
候補技(攻撃)
候補技はあなたが何を重視するか?で幅広く役割を持たせられます。
・『サポート役に徹してほしい方』
岩石封じ あまえる こらえる 怖い顔 かわらわり サイコファング
・『アタッカーも任せたい方』
インファイト 3色キバ げきりん ストーンエッジ
など技範囲が素晴らしく広いので、一撃必殺技に頼らない働きもできるのです。(優秀!)
ダイマックスするわけではないので、
・命中安定
・ゴーストタイプに攻撃できる
・4倍弱点がつける
・タイプ一致(岩・ドラゴン)
・高火力(100〜120ダメージ)
という部分を意識して選ぶと良いです。
※技範囲が広すぎるので、解説を一部割愛します。
岩石封じ
タイプ一致+素早さダウン。
H4エースバーン確定2(73%〜85.8%)
H4ファイヤー(ガラル)確定2(59%〜69.8%)
他の技と比較して重要性が若干低いので選択技とした。
『ドラゴンテール』と『つのドリル』のみではミミッキュで詰むので、目立った仮想敵がいない場合は岩石封じをおすすめしたい。
インファイト
H252バンギラス確定1(104.3%〜123.6%)
先発に多い『ステルスロック撒きバンギラス』も確定1発です。
HAバンギラスには上も取れるので、仮想敵に含めるのもあり。
※これを採用する場合『つのドリル』を岩技に変更することで、ミミッキュに詰まなくなる。
げきりん
H4エースバーン確定2(71.1%〜84.6%)
H4ガブリアス確定1(101%〜118.4%)
H252ラティアス確定1(102.6%〜121.9%)
ガブリアス、ラティアスも確定1発です。
エースバーンに対してもステルスロックが撒けていれば、致命傷を与えた上で交代を封じられます。(ダイジェットの起点にされやすいので、ストーンエッジの方が良いかも)
ストーンエッジ
H4エースバーン確定1(119.2%〜139.7%)
H4サンダー確定1(101.2%〜119.2%)
H4ファイヤー(ガラル)乱数1(97.5%〜115.6%)
もちろんエースバーンも確定1発です。
こおりのキバ
H4ランドロス(霊獣)威嚇込みで確定2(55.7%〜67.8%)
先発で対面する機会が多いランドロスですが、最初に『ステルスロック』『剣の舞』を使ってくる場面も多い。
・1ターン目
チゴラスでこおりのキバ(確定2発圏内)
ランドロス(化身)はステルスロック
・2ターン目
チゴラスでステルスロック
相手はカプ・レヒレに交代
という感じに圧力をかけつつアタッカーも任せられます。
2ターン目に相手のランドロスが攻撃してきても、頑丈+イバンの実で殴り勝てます。
あなをほる
先制『あなをほる』をすることで、ダイマックスターンを2ターン枯らせます。
読みが必要なので、上級者向けの技となります。
1.チゴラスを相手のダイマックスターン(1ターン目)に後投げする(頑丈で耐える)
2.先制『あなをほる』で地中に潜る(2ターン目)
3.相手のダイマックスターン終わり(3ターン目)
という感じに3ターン枯らすことも可能。
候補技(サポート)
あまえる
ダイジェットの起点にされやすいので、イバンの実で先発した際に便利です。
味方にランドロス・ボーマンダがいる場合、『威嚇』を入れてさらに攻撃を下げ、積みの起点にできます。
怖い顔
こちらもあまえると同じ理由です。
相手のエースに交代を促せる。(ステルスロックが活きます)
攻撃に振るので岩石封じの方がおすすめ。
しっぽをふる
ネタじゃないです。
ダイジェットの起点にできます。
苦手なポケモン・技
バイウールー
『ほえる』を採用しない場合、『みがわり』からの『コットンガード』で詰み。
メタグロス
特性クリアボディによって補助技も通らず、イバンの実による先制もバレットパンチによって防がれてしまいます。
相手のチームにメタグロスがいる場合、チゴラスの選出は控えた方が良いです。
特性かたやぶり
ドリュウズオノノクスなど
頑丈が貫通して倒されてしまう。
鬼火・毒毒
頑丈が発動しなくなってしまう。
とんぼがえり
補正無しA252フェローチェのとんぼがえり乱数2(49.6%〜58.6%)
ボルトチェンジ
補正無しC252カプ・コケコのフィールド効果込みボルトチェンジ(43.6%〜51.8%)
イバンの実は腐ってしまうが、ステルスロックは撒ける。
被ダメージ計算
頑丈があるので最低1回は行動できるという理由から、目安程度に被ダメ計算を載せます。
※イバンの実はHP1/4以下で発動します。
キョダイカキュウ
補正無しA252いのちのたま エースバーン(乱数3)
(31.5%〜36.8%)
岩・ドラゴンタイプの耐性により、エースバーンのキョダイカキュウに頑丈が貫通されることはありません。(0.25倍)
インファイト
補正有りA252 ウーラオス(れんげき)(確定1)
(177.4%〜209%)
補正無しA252 コバルオン(確定1)
(126.3%〜148.8%)
Bに振っていても抜群で受ければキチンとHPは削れます。
じしん
A無振りカバルドン(乱数1)
(99.2%〜117.2%)
なみのり
補正無しC4振りカプ・レヒレ(確定2)
(68.4%〜81.2%)
相性の良い味方
・特性『自信過剰』『ビーストブースト』持ち
これらの特性持ちは、Sがそれほど高くありませんが、チゴラスの『岩石封じ』『ステルスロック』によって場を整えることができます。
・特性『威嚇』持ち
チゴラスの補助技(岩石封じ・あまえる・こわいかお)と絡めることで、交代を促し積みの起点を作れます。
終わりに
優秀な特性と豊富な技範囲で、ガチゴラスに負けない活躍が見込めるチゴラスについて書かせていただきました。
ありがとうございました。