はじめに
この育成論では、HPをH、攻撃をAなど、非公式の略称を使います。
初投稿となります。たぬおです。冠の雪原が配信され、準伝説など沢山のポケモンが剣盾に帰ってきましたね。今回は、その帰ってきたポケモン達の中の1匹、プテラを紹介していきたいと思います。
プテラとは
初代から登場している、化石ポケモンの1匹です。種族値はH80、A105、B65、C60、D75、S130と、非常に高いSと少し高めAが特徴的なポケモンです。今作から登場したダイマックスと非常に相性が良く、現環境でもやっていけるポケモンだと思っています。
採用理由と役割
採用理由は、岩タイプなので環境に多いひこうタイプに弱点をつけ、ダイジェットを半減にできるので、ダイジェットの打ち合いに非常に強く、自分がひこうタイプなのでタイプ一致のダイジェットでSを上げられるため、抜き性能も高いと思い採用しました。
役割としては、ダイマックスのエースとして運用します。
持ち物
どちらかの選択です。
・いのちのたま
絶妙に足りない火力を補えます。しかし、火傷になると火力が落ちてしまい、機能停止になってしまいます。
・ラムのみ
火傷などの状態異常の対策が出来ます。しかし、その分火力が少し落ちてしますため、倒しきれない場面が出てきます。
今回はいのちのたまで紹介します。
特性・性格・努力値と調整
特性もどちらかの選択です。
・きんちょうかん
相手のオボンのみやアッキのみなどによって確定数がずらされる事が無くなります。
・プレッシャー
相手のPPを2減らすことが出来るので、長期戦などに多少強くなれます。そして、相手がスカーフだった場合による事故を防ぐことができます。例えば、相手のランドロス(霊獣)やかたやぶりドリュウズと対面した時に、相手のポケモンがスカーフだった場合、相手が先に特性が出るので、相手の持ち物がスカーフだと判別できます。
僕はコメントの意見でプレッシャーの方が魅力的と感じたので、プレッシャーを採用しました。
性格は最速のエースバーンやアーゴヨン、ライコウなどを抜くため、ようきにしています。
努力値は基本的にASぶっぱで、あまりはBかDに振ることをオススメします。あまりをHに振ると偶数になるため、オススメしません。
アーケオスとの差別化
同じタイプで、プテラ以上の火力を持つアーケオスがいますが、アーケオスは特性のよわきによって、HPが半分になると火力が半分になってしまいます。そして、アーケオスのSの種族値は110であり、環境に多いエースバーンやアーゴヨン、ライコウを抜けないため、これらのポケモン達に上から倒されたり、HPを半分にさせられたりしてしまいます。
しかし、プテラはエースバーンなどのポケモンよりも速く、特性による火力ダウンも無いため、アーケオスと明確な差別化ができています。
技構成
確定枠
・ストーンエッジやロックブラストなどの岩技
タイプ一致のメイン技。ダイロックとして打つと砂嵐状態にでき、襷潰しや特防を1.5倍に出来る点も優秀。ストーンエッジ、ロックブラスト両方命中不安だが、ストーンエッジは威力安定、ロックブラストはタスキ貫通、化けの皮貫通、マルチスケイル貫通ができる。
・ダブルウイングやそらをとぶなどの飛行技
タイプ一致のメイン技。ダイジェットでSをあげられる点が強力。ダブルウイングはタスキ貫通、化けの皮貫通、マルチスケイル貫通、そらをとぶはダイマ枯らしができる点も優秀。
・ほのおのキバまたはじしん
鋼打点。この技のどちらかが無いと鋼タイプで止まってしまうので確定。ほのおのキバだと怯みや火傷などのワンチャンも狙える。しかし、ダイロックで砂嵐状態にしたのを、ダイバーンで晴れにしてしまう点や、ヒードランを倒せません。じしんだと命中安定で、でんきタイプの打点にもなります。ヒードランやジバコイルを倒せますが、テッカグヤやナットレイを倒せません。
選択肢
・かみなりのキバ
主にカプ・レヒレやスイクン用。かみなりのキバの怯みや麻痺のワンチャンも狙える。しかし、エレキフィールドの恩恵を受けられないのがデメリット。
・こおりのキバ
主にランドロス(霊獣)やガブリアスやカバルドン用。他にも、カイリューやボーマンダに4倍弱点をつけれる。こおりのキバの怯みや氷のワンチャンも狙える。しかし、これもほのおのキバと同じく、天候をあられにしてしまう点がデメリット。
・アイアンヘッド
主にミミッキュやカプ・テテフ用。ダイスチルでBをあげられる点も優秀。怯みも狙える。しかし、あまり打つ相手がいないので、腐りがち。
・サイコファング
主にアーゴヨンやウツロイド用。サイコファングの壁破壊も優秀。しかし、そいつらはじしんでよかったりします。あったとしても、サイコフィールドの恩恵を受けられなかったり、そいつらにしか打たなかったりで腐りがちなので、優先度は相当低いです。
・りゅうのまい
今作から覚えるようになった新技。AとSを1段階上げることができるので、抜き性能があがり、物理受けで止められることが少なくなります。ダイマックスするとダイウォールになる点も優秀。しかし、技の範囲が狭くなるので、先発で初手ダイマックスする場合は入れない方がいいです。逆に、起点を作ってもらって3タテを狙う場合は、採用するといいかもしれません。
立ち回り例
立ち回りとしては2つです。
1つ目は初手ダイマックスで最初から場を荒らす立ち回りです。相手のポケモンを最低1匹、最高2.5匹くらい持っていき、後は後続に任せるという動きになります。
2つ目は、他のポケモンに起点を作ってもらい、3タテを狙う立ち回りです。これで使う場合、起点作りのポケモンが必須になります。
与ダメージ計算
ダメ計はポケマス様を使わせて頂きました。上が通常技、下がダイマックス技です。いのちのたまを持たせている時の与ダメージです。
ストーンエッジ
無振り炎エースバーン
156.1 ~ 186.4%
203.2 ~ 241.2%
(等倍の場合、これの半分です)
H4ランドロス(霊獣)(威嚇込み)
42.4 ~ 50.3%
55.1 ~ 66%
HBわんぱくランドロス(霊獣)(威嚇込み)
26 ~ 30.6%
33.6 ~ 39.7%
H4ミミッキュ
89.3 ~ 105.3%
113.7 ~ 135.1%
H4B252ミミッキュ
66.4 ~ 80.1%
87 ~ 103.8%
H252ポリゴン2(進化の輝石込み)
36.4 ~ 43.2%
47.3 ~ 56.7%
HBずぶといポリゴン2(進化の輝石込み)
26.5 ~ 31.2%
34.3 ~ 40.6%
B4サンダー
132.1 ~ 157.5%
171.5 ~ 203%
HBずぶといサンダー
79.1 ~ 94.9%
100.5 ~ 120.3%
H4B76ウツロイド
80.5 ~ 95.6%
105.4 ~ 124.3%
H252ヒードラン
45.9 ~ 55%
61.1 ~ 71.7%
B4ファイヤー(ガラル)
127.8 ~ 151.5%
162.4 ~ 193.9%
H4カイリュー(マルチスケイル込み)
60.4 ~ 72.4%
79.6 ~ 93.4%
H4ボーマンダ
威嚇込み
88.3 ~ 106.4%
115.7 ~ 138.5%
威嚇なし
136.8 ~ 161.4%
174.8 ~ 207%
H252B4ブリザポス
72.9 ~ 87.9%
95.6 ~ 114.4%
B4ライコウ
73.3 ~ 86%
94.5 ~ 112.1%
H252B4ライコウ
61.4 ~ 72%
79.1 ~ 93.9%
H4ボルトロス(化身)
165.8 ~ 196.1%
212.9 ~ 253.5%
ダブルウイング
HBずぶといカプ・レヒレ
30.5 ~ 36.1%
46.8 ~ 55.9%
H4ミミッキュ(ダブルウイングは化けの皮込み)
48.3 ~ 55.2%
113.7 ~ 135.1%
H4B252ミミッキュ (ダブルウイングは化けの皮込み)
39.2 ~ 45.3%
87 ~ 103.8%
B4ゴリランダー
98.2 ~ 115.4%
153.1 ~ 182.8%
H4アーゴヨン
68.4 ~ 80.5%
108 ~ 128.1%
HBわんぱくカバルドン
23.2 ~ 28.8%
38.1 ~ 45.1%
B4ドラパルト
58.8 ~ 71.1%
95.7 ~ 113.4%
HBわんぱくラグラージ
29.9 ~ 34.7%
46.8 ~ 55%
B4ガブリアス
43.7 ~ 52.4%
71 ~ 83.6%
ほのおのキバ
H252テッカグヤ
40.6 ~ 48.5%
74 ~ 87.7%
H252B4メタグロス
36.3 ~ 43.3%
65.2 ~ 78%
HBのんきナットレイ
57.4 ~ 69%
103.3 ~ 123.7%
H4カミツルギ
100 ~ 119.2%
180.7 ~ 215.5%
じしん
B4ライコウ
96.9 ~ 114.4%
125.3 ~ 148.7%
H252B4ライコウ
81.7 ~ 96.4%
105.5 ~ 125.3%
H252B4ヒードラン
123.2 ~ 146.9%
160.1 ~ 188.8%
HBずぶといヒードラン
89.3 ~ 107.5%
118.1 ~ 139.3%
H252B4ジバコイル
129.3 ~ 152.5%
167.2 ~ 200%
HBずぶといジバコイル
97.1 ~ 114.6%
126.5 ~ 149.7%
H4B76ウツロイド
216.2 ~ 255.6%
281 ~ 331.8%
かみなりのキバ
HBずぶといカプ・レヒレ
32.2 ~ 38.4%
57 ~ 68.9%
HBずぶといスイクン
27.5 ~ 32.8%
48.7 ~ 58.9%
こおりのキバ
H4ランドロス(霊獣)(威嚇込み)
75.7 ~ 91.5%
135.7 ~ 160.6%
HBわんぱくランドロス(霊獣)(威嚇込み)
44.8 ~ 55.6%
82.1 ~ 97.9%
B4ガブリアス
96.7 ~ 113.6%
175.9 ~ 207.6%
HBわんぱくカバルドン
26.5 ~ 31.6%
46.9 ~ 55.8%
H4カイリュー(マルチスケイル込み)
52.6 ~ 64%
96.4 ~ 114.9%
アイアンヘッド
H4ミミッキュ
95.4 ~ 112.9%
152.6 ~ 180.9%
H4B252ミミッキュ
71.7 ~ 85.4%
116.7 ~ 138.9%
B4カプ・テテフ
89.6 ~ 105.5%
143.4 ~ 170.3%
サイコファング
H4アーゴヨン
95.9 ~ 113.4%
144.9 ~ 171.1%
H4B76ウツロイド
92.9 ~ 109.7%
140.5 ~ 165.9%
被ダメージ計算
無振りランドロス(霊獣)がんせきふうじ
56.7 ~ 67%
A252の場合
67 ~ 80%
C252控えめカプ・レヒレなみのり
112.2 ~ 132.9%
C252控えめテッカグヤラスターカノン
108.3 ~ 127.7%
無振りテッカグヤヘビーボンバー
123.8 ~ 147%
A252意地っ張りこだわりハチマキゴリランダーグラススライダー(グラスフィールド下)
112.2 ~ 132.2%
A252意地っ張りフェローチェトリプルアクセル(3回当たった場合)
143.1 ~ 170.3%
C252控えめこだわりメガネレジエレキサンダープリズン(トランジスタ込み)
229.6 ~ 272.2%
耐久は全然ありません。
苦手なポケモン
ランドロス(霊獣)
威嚇による攻撃力ダウンによって普通に受けきられ、がんせきふうじを連打されてるだけで、普通にあの世に行きます。相手のパーティこのポケモンがいる場合は、選出を控えた方がいいです。
レジエレキ
速すぎて上からの電気技であの世送りです。
フェローチェ
速すぎて上からのトリプルアクセルであの世送りです。
スカーフウオノラゴン
速すぎて上からのエラがみでダイマ状態でもあの世送りです。
完全不利ではないけど、引いた方がいいポケモン達
物理受けのポケモン
りゅうのまいがない場合、自分から火力をあげる手段がないので、普通に受けきられます。りゅうのまいがなく、相手のパーティに物理受けのポケモンがいる場合は選出を控えた方がいいです。
カプ・コケコ
同速勝負に負けたら電気技であの世送りです。
ドラパルト
鬼火を持っていたら、火傷してプテラ機能停止です。ラムのみだと、これの心配はありません。
それ以外のポケモンには、意外と勝てます。
相性の良い味方
起点作りをして、3タテを狙う場合
ラグラージ
電気技を無効にでき、安定した起点作りが出来るため、オススメです。ちなみにカバルドンだと、水技と氷技に一貫してしまいます。
初手ダイマックスで最初から相手の場を荒らした後、後続に任せる場合
トリックルームが使えるポケモン&トリルエース
トリックルームを使えば、相手にダイジェットを積まれまくってどうしようもないみたいな状況を作りにくく、打開がされにくいです。
さいごに
如何でしたでしょうか。このプテラは意外と環境に刺さっていて自分でも使いやすかったので、参考になれば幸いです。
ご指摘や疑問点がありましたら、コメントによろしくお願いします。最後まで読んでくださりありがとうございました。