ペルシアン(アローラ)- ポケモン育成論ソードシールド

Aペルシアン基本形【鉢巻すりかえ型】

2020/03/10 13:12 / 更新:2020/03/12 11:21

アローラペルシアン

HP:HP 65

攻撃:攻撃 60

防御:防御 60

特攻:特攻 75

特防:特防 65

素早:素早 115

ツイート4.854.854.854.854.854.854.854.854.854.85閲覧:34820登録:23件評価:4.85(9人)

ペルシアン(アローラ)  あく  【 ポケモン図鑑 】

性格
ようき(素早 特攻)
特性
ファーコート
努力値配分(努力値とは?)
HP:244 / 防御:52 / 素早:212
個体値:31-31-31-x-31-31
実数値:171-80-87-x-85-178 (素早さ比較)
覚えさせる技
イカサマ / とんぼがえり / すてゼリフ / すりかえ
持ち物
こだわりハチマキ

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
物理サポート / ダイマックス指定なし
登録タグ

考察

はじめに

三作目の投稿となります、ridenと申します。週2本くらい育成論を書いているので、そろそろ更新ペースが落ちそうですがよろしければ過去作(育成論ソードシールド/645)、(育成論ソードシールド/657)もご覧頂けると嬉しいです。
さて、今回はS4にて解禁されたアローラペルシアン(以下Aペルシアン)について考察を進めていきたいと思います。前作SMでの個体考察を剣盾版に改良したものになりますので、SMの育成論(pingpong様:育成論サンムーン/967)も併せてご参照下さい。
また、この育成論は常態で進め、HABCDS等の一般的な略称を用いますのでご了承ください。

Aペルシアンについて

H65A60B60C75D65S115
というS以外は若干物足りない種族値ではあるが、剣盾では固有特性のファーコートによって並大抵の物理技ならほぼ一発で落ちない優秀な物理耐久を獲得している。またSのラインも優秀で準速スカーフのS70と同速、環境にいるポケモンのほとんど(特殊アタッカーに絞れば抜かれるのはドラパルトドラパルトインテレオンインテレオン程度)を抜きされ、上から行動できる点が優秀。今回はSの速さと物理耐久、悪タイプを活かしたハチマキ型を考察していく。

Aペルシアンの長所

Sラインの優秀さ、鉢巻イカサマによる突破力とすてゼリフ、とんぼがえりによるサイクル展開が特徴である。他のポケモンとは悪タイプであること、S115族という速度と特性による物理耐久、技構成によって十分差別化できる。

もちもの

  • こだわりハチマキ

確定欄ではこちら。イカサマの火力補強、すりかえによる受け潰しなど、出来ることが多い。

  • 回復実

サイクル戦での繰り出し回数を稼ぐのに有用。こだわりアイテムでは採用し辛いちょうはつを採用できるのも長所。ただし技構成等大幅に違ってくるので、この論では紹介のみに留める。

性格・努力値

ようきH244B52S212
実数値:H171-A80-B87-CX-D85-S178
調整意図:最速109族抜き&余りで総合耐久最大中で物理耐久最大
要するにアイアントを抜きつつ余りを適当に振り分けただけ。一応これで大体の技を一発耐えられる。4倍弱点もないので物理技なら2耐えが安定する。
*コメントより追記
H84.B212S212
実数値H151-A80-B107-CX-D85-S162
と振ることで特殊耐久は落ちるものの、陽気珠ミミッキュのダイフェアリーを最高乱数以外耐えるそうなので、候補として追記しておく。

技構成

確定枠と選択枠の二つに分けて考察する。

  • 確定枠
  • イカサマ

威力95 相手のAで計算
特に抜く必要のない優秀な技。タイプ一致であるため他ポケモンより火力が出る。

  • とんぼがえり

威力70 攻撃後交代
サイクル戦というコンセプト上確定。スカーフ以外のサザンドラに上から通せるのも偉い。タスキ潰しや化けの皮を割る等、できる仕事も多い。

  • 選択枠
  • すてゼリフ

AC↓後交代
起点作成兼後続の負担軽減に。アイアントの上から打つことにより、実質はりきりかダイナックルのA上昇をなかったことに出来る。

  • すりかえ

自分と相手の持ち物入れ替え
こだわりアイテムを持つなら確定。受けループに刺さる他、特殊アタッカーのスカーフ、カビゴン等の耐久型の木の実を貰っても強い。

  • ちょうはつ

相手の変化技封じ
受け潰しその2。こだわりアイテムを持たないならこちら優先。鈍足積みアタッカーも潰せるのが偉い。

  • じゃれつく

威力90 A↓10%
呼ぶ格闘タイプやサザンドラに刺さる。ただしAは低いので無振りサザンでも確定二発。

ダメージ計算

  • 与ダメ

ハチマキ込みで計算している。

  • イカサマ

H252A最小(個体値0下降補正)ドラパルトドラパルト:96.4〜114.9% 乱数1発(81.25%)
A特化ウオノラゴンウオノラゴン:58.2〜69.1% 確定2発
H4A252ミミッキュミミッキュ:88.5〜104.6% 乱数1発(31.25%)*皮剥ぎ後確定

  • とんぼがえり

B4サザンドラサザンドラ:47.9〜57.5% 乱数2発(90.23%)
B4ダーテングダーテング:133.3〜157.6% 確定1発

  • 被ダメ

特化ハチマキウオノラゴンウオノラゴンげきりん:49.1〜57.9% 乱数2発(96.48%)
C252メガネサザンドラサザンドラあくのはどう:40.9〜48.5% 確定3発
A252いのちのたまミミッキュミミッキュじゃれつく:63.7〜77.8% 確定2発
C252アシレーヌアシレーヌムーンフォース:143.9〜169.6% 確定1発
特殊技に対しては脆いので注意

相性のいいポケモン

Aペルシアンの呼ぶフェアリータイプやかくとうタイプに対して強く出られる。残飯を持たせることでサイクル戦に有利なのもいい。

すてゼリフを絡めることでほぼ全ての攻撃を受けられるポケモン。ステルスロックとあくびによりサイクル戦を有利に進められる。

不利なポケモン

特殊フェアリー全般がキツい。瞑想の起点にしかならないので交代するが吉。

こちらからの打点がなく、キョダイセンリツから展開されると厳しい。すてゼリフから有利ポケモンに繋ぐのがいい。

おわりに

ここまでご覧頂きありがとうございました。S4からの解放ということでまだ育成論のなかったポケモンですが、ポテンシャルは十二分にあると考えています。どちらかというと不利なラプラスもいまいち流行っていないように感じますし、環境的には追い風ではないでしょうか。是非一度採用を検討して下さると嬉しいです!

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2020/03/12 11:21

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コメント (8件)

  • ページ:
  • 1
20/03/10 15:36
1ミナミのコアリクイ (@minaminoarikui)
執筆お疲れ様です!

特殊耐久こそ落ちてしまいますが、
H84.B212振り(実数値H151.B107)で陽気ミミッキュの珠ダイフェアリーを最高乱数以外耐えできるので、耐久ラインの候補になるかなぁと思います

よろしければご検討ください
20/03/10 16:46
2riden (@riden4789)
>>1
ありがとうございます!追記しておきました。
20/03/12 09:38
3Nanashi
性格・努力値の項でS実数値が178ではなく162になってますよ!
その点以外はとても良い育成論だと思います。Aペルシアンの強みがよく分かりました。心内ですが評価5とさせて頂きます。
これからも執筆頑張って下さい!
20/03/12 10:50
4p
執筆・投稿お疲れ様です。何点か気になったとこほがあったので、長文になってしまい申し訳ないのですが、質問させていただきます。
・持ち物候補に回復実って必要でしょうか?サイクル戦においては、鉢巻も回復実も独自の価値があることは分かりますが、回復実の場合は鉢巻が独自に持ちうるイカサマの超火力・鉢巻すり替えなどの強みがなくなってしまい、また耐久調整も別に必要になってしまうと思います。要は型違いが過ぎるので、もし載せるなら回復実用の考察ももっと深めるべきだと思います。
・技構成欄では確定枠に蜻蛉帰りが、選択枠に捨て台詞がある、つまり採用価値を蜻蛉帰り>捨て台詞と見ていらっしゃるわけですが、この理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?蜻蛉帰りの有用性が分からないという意味ではなく、この型において、同じサイクル展開を行える技として捨て台詞よりも蜻蛉帰りが優先される理由がいまいちピンと来なかったです…。
・登録タグに「悪タイプ枠」というものがありますが、これはどういった枠でしょうか?ボルトチェンジを無効にしてサイクルカットができる地面枠などと違って、エスパー無効や悪戯心無効に特定の「枠」というものを設けるほどの需要はないように思えます。
以上3点です。長くなってしまい本当に申し訳ありません、ご検討いただけると幸いですm(__)m
20/03/12 11:36
5riden (@riden4789)
>>3
ありがとうございます!S実数値修正しておきました。
>>4
・回復実について
型の大幅な違いについては仰る通りだと思います。だからこそ一つの育成論で収めるのは論点のブレが生じると考え紹介に留めることにしました。誤解を生んだのであれば申し訳ございません。持ち物の欄にその事を追記しておきました。
・技構成について
確定欄にとんぼがえり、選択枠にすてゼリフを入れたのは型独自の物であると考えています。どちらもサイクル戦において非常に優秀な技ですが、持ち物がこだわりハチマキであり対面に負担がかけられること、すてゼリフ採用不採用に関わらず入ってくること、逆にとんぼがえり不採用ですてゼリフを採用する型は弱いだろう、という考察のもと、確定欄にとんぼがえりを入れました。
・タグについて
S3の3位がいたずらごころニャオニクスを採用したパーティであったこと、及びポケモンソルジャー様の調査より、環境にオーロンゲが一定数存在すること、環境に多く型が無数に存在するドラパルトの対策枠であること。以上の要因からパーティに悪タイプを採用することはとても重要であるという判断をしたためタグを付けました。僕個人の意見であり、編集自由になっているはずですので変更して頂いても構いません。
20/03/13 12:31
6p
ご返信ありがとうございます。
・回復実について
納得しました。ご対応ありがとうございます!
・技構成について
>>「すてゼリフ採用不採用に関わらず入ってくること、逆にとんぼがえり不採用ですてゼリフを採用する型は弱いだろう、という考察のもと」←このように考察した理由をお聞きしています。いくら鉢巻といっても、A種族値60の努力値無振りでは目を見張るほどの負荷をかけられるわけでもなく、「サイクル戦」というコンセプトにおいて、捨て台詞のACダウンと比較した際の優劣が現状の説明だと今一分かりません。
・タグについて
例えば7世代で「鋼枠」という存在があったのは、環境で猛威を振るうフェアリーへの耐性に加え、同時にテテフの一致技であるエスパーを半減でき、アシレーヌやレヒレの一致技である水が抜群でない、という需要がありました。同じフェアリー耐性でも、「毒枠」や「炎枠」というものが存在しなかったのはこのためです。
ドラゴンは等倍なのにゴースト半減だけでドラパルトの対策枠であると言うには正直過剰な感じですし、同じゴースト耐性を持つタイプの中でも、ダイホロウのBダウンで強引に崩されたり、ミミッキュに抜群を取られないあたり、悪タイプよりもノーマルタイプの方がよっぽど対策枠に向いてると思います。更に加えると、オーロンゲの強みは悪戯心無効の悪タイプに対してソウルクラッシュという打点を持てる点にもあるので、悪タイプ枠という存在はオーロンゲ対策枠にはなり得ないと思います。
投稿者様個人のご意見ということで、これ以上深く追及はしませんが、どうにも不可解な枠であると言わざるをえません。
それと、ポケ徹のアカウントを消してしまったのでこれは現在も同じ仕様かは不明なのですが、7世代の時には投稿者自身がつけたタグは変更不可能になっていました。
20/03/13 19:44
7うぃん (@TK11089431)
44444
有利不利が分かりやすいAペルシアンとこだわりサイクル運用は相性が良さそうですね。

コメント欄と本文を見比べて、指摘というか提案をさせていただきます。

>6の方が指摘しておられる交代技の優劣について勝手に解釈したのですが、論を通してサイクル戦想定が強調されていて、組ませるポケモンも積みアタッカーよりはサイクル性能を重視されているように思えるので、それ故の「とんぼ>捨て台詞」ですかね?

交換技を使えば相手のポケモンを見て後出しできるわけで、それなら捨てゼリフの能力低下に頼らなくても有利対面が作りやすいですし、有利対面の想定を崩す要因であるタスキを潰せる方が大きいです。
さらにその対面を嫌って相手もサイクルを回すことを想定すれば、交代でリセットされる能力低下よりもとんぼがえりで少しでも負荷を蓄積させた方がサイクルを有利に進められるという判断(役割論理に近い考え方)でしょうか。

隙を作って積みエースを通す起点構築なら捨てゼリフ、有利対面を作りながら倒すサイクル構築ならとんぼ、という印象を受けました。
どちらかと言うとこの型と相性が良いのはとんぼというのは同意しますが、使用者の構築に依る所が大きいので、確定技と選択技に分けるよりは選択技内で優劣を付けるのが無難かなと思います。
20/04/08 09:05
8モンジャラ愛好家
投稿お疲れ様です!自分もサイクルと攻めが両立できる駒としてアローラペルシアンの採用を検討していたので、とても参考になりました!育成論を拝見するなかで、一つ気になったことがあるので教えてほしいです。素早さの調整意図のなかで、最速109族抜きとされていたことについてです。恐らくこの調整はアイアントを意識してのものだと思うのですが、
1.最近のアイアントは出会い頭を採用している個体が多く、A252命の珠出会い頭がこの調整のアローラペルシアンに109.3%〜の確定1となってしまうこと
2.アイアントは特性はりきり(と命の珠)によって火力を得ているポケモンであり、A実数値自体はそこまで高くないため、ハチマキイカサマが陽気ASアイアントに対して73.8〜87.3%しか入らず、珠ダメ込みでも確定耐えされてしまうので、仮に相手が出会い頭を採用していなかったとしても、自分:イカサマ→相手:馬鹿力(95.9〜114.0%の高乱1)の流れで多くの場合突破されてしまうこと(出会い頭と馬鹿力のどちらも採用していない個体については自分は見たことがありません。もし普通にいたのならごめんなさい)
以上2つの理由から、耐久を削ってまでアイアントを抜く具体的な利点が思い付きませんでした。投稿様の考えをうかがいたいです。
個人的にはSラインを最速オノノクス抜きもしくはスカーフ判定の意味もかねて最速サザンドラ抜きに抑えて残りを耐久にまわした方が良いのではないかと思いました(=アイアントに対する役割を持たせないということになり、それがこの育成論のコンセプトにそぐわない形なのであれば申し訳ないです)。一応自分の考えた調整案をのせておきます。

H252 B132 S124
調整意図
最速サザンドラ抜き
A252珠ミミッキュのダイフェアリー確定耐え
A+252珠ギャラドスの+1ダイジェット(ダイストリーム)確定耐え
A+252珠ドラパルトの+1ダイドラグーン(ドラゴンアロー)確定耐え
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