こんにちは!初めて育成論の投稿をします。
クッラブンリニアと申します。今回は私が剣盾で1番使いやすいと感じたペンドラーについて紹介したいと思います。
初めてなので拙いところあると思いますが、お手柔らかに…
初めに
略称を使います。HABCDSやDMと表記します。
採用理由と役割
役割は初手に出して、まもるやみがわりをからめてかそくですばやさを上げて後続にバトンする至って単純な加速バトンの型です。後続で全抜きを狙ったり、相手のパーティーを崩す。
この型の強み
1.まもるとみがわりを両採用することでほぼ全ての相手と対面しても加速バトンの役割を果たせる。相手がどんなパーティーであれ、初手ペンドラーが安定します。脳死で、考える必要が無いです。
2.相手視点弱保バトンを警戒するので、初手DM偽装ができる。場合によっては相手が初手DMしてくるので、加速ついでに相手のDMを枯らすことができる。
3.従来の加速バトンではペンドラーは2体目として出すこともあるが、初手で出すことでバトン先に後続の2体のうち安定した方を選べる。(相手に一貫性のある技を作らせない)
4.みがわりを採用することで、バトンかみがわりかの択を相手に押し付けることでき、相手は安易にバトン読みの技選択ができない。
持ち物
場合によってはみがわりをたくさん打つ時もあり、まもるとの相性もよい
くろいヘドロ
を採用します。
運ゲーが好きな方は光の粉でもどうぞ←
性格・努力値と調整
最速が望ましいと考えます。ペンドラーのすばやさ種族値は112であり、多くのポケモンの上から行動できます。
素早さに降らないと上から一撃で落とされそうな相手に対して守るからはいる必要があります。相手視点からは有利対面に見えるので強気に積んだり、ステロをノーリスクで打つことが出来てしまいます。
すばやさに振ることで安易にまもるに頼らず、様子見としてうえからみがわりをうつことができ、相手の交換や積み、ステロに対しても抗うことができます。
残りはくろいヘドロと相性の良い16n+1調整したHとbに振っています。
追記
コメントでご指摘頂きました。どくづきを採用しないなら、イカサマや混乱自傷ダメを減らすための陽気よりも臆病の方が望ましいです。
技構成
ここでは各技についてあまり詳しくは語りません。立ち回り例で触れようと思います。
まもる
ペンドラーより速いおよびスカーフを巻いていると思われる相手ウオノラゴンやウォッシュロトムに対面した場合に最初に打ちます。読まれやすいことも注意です。
みがわり
ペンドラーより遅い相手であり、ステロや状態異常を巻いてきそうな相手に対して打ちます。その他にも基本みがわりから入るのが安定ではあります。現環境ではランドロス(霊獣)ラグラージナットレイにはぶっ刺さります。
てっぺき
ペンドラーを一撃で落とせなさそうな相手に対して、積極的に打ちたい技。これとみがわりを組み合わせることで相手が物理アタッカーの場合後続に無償でバトンを繋げます。
バトンタッチ
説明不要。この育成論の肝です。
選択技
どくづき
どくタイプであるペンドラーに対してなぜか居座るフェアリーがウザイ人向け。挑発されても殴れる。シーズン6ではアシレーヌやニンフィアにうったり、ラス1ペンドラーが残ったさいも最低限の技、3割毒からのまもみがで勝つこともあった。あまり現環境では打ちたい相手が居ないので不採用。変えるならてっぺきと交換
立ち回り例
ペンドラーは初手に投げます。それを前提に解説していますので注意してください。基本はみがわりでターンを稼いでバトンを決める形を取ります。初手ペンドラーは初手DMと勘違いされ、相手もDMしてくることもあるので、それに対しても刺さります。さらにみがわりがあるかないかで、バトン先への受けの負担が格段に変わります。
現環境で初手に投げられやすいポケモンを参考に解説しようと思います。
対ランドロス(霊獣)
ランドロス(霊獣)は型が多く初見での判別はほぼ不可能です。そのため初手DMやステロ、剣舞に対応ができる。身代わりから入ります。ちなみにスカーフもちのエッジでも1発は耐えるのでまもるメリットは薄いです。
相手がDMならみがわり連打でDMを枯らしましょう。ペンドラーがDM相手に対して強い点はダイジェットを打たれても元のすばやさがこっちの方が速ければ上からみがわりをうつことができる事です。これも最速にする理由です。
ステロか岩封の場合は、てっぺきを積む余裕が確実にあるので、てっぺきを積みましょう。2積みでランドロスのじしんor岩封はみがわりが耐えるので、後続にバトンします。
対エースバーン
こちらはペンドラーよりも早く一撃でペンドラーを落とすことが出来る相手ですが、この型なら抗えます。一旦守るを打ちます。初手に出てくるエースバーンはいきなりビルドアップ等の積み技は打ってこないでしょう。そもそも採用率自体が低いです。
この時点でほぼ全てのエースバーンを抜くことができます。現在ではスカーフエースバーンなる恐ろしものも存在していますが、準則以下ならこちらが上を取れているので、あまり気にしないでいいと思います。最速考慮は無理←
その後はまもるやみがわりをはさみ、バトンすれば良いです。ここでみがわりを採用することで、相手は安易に交代読みで飛び膝やダストシュートは打てません。さらに技外しも期待できます。相手視点からはいつバトンするかは分からないのでほぼ火炎ボール連打してきます。火炎ボールを受けられるポケモンにバトンします。
気をつけたいのは初手DMです。これに関しては少しきついです。まもるで1発は耐えることが出来るので、dmターンは最低2ターン稼ぐことが出来ます、残りは後続に何とかしてもらうしかないでしょう。
対ボーマンダカイリュー
この2体はみがわりを貫通することができるダブルウィングという技を持っている可能性があります。ですから身代わりを打ちたくないと思いがちですが、みがわり安定です。この2体はほぼスカーフは持っていないので、上から殴られる心配はいりません。相手がハチマキ持ちならば乱数で落とされますが、そう出ないならば確実に1回は耐えるのでそこから考えた方がいいです。下手にまもるをうってその隙に相手が龍舞を積んできたら止められなくなってしまいます。かといって龍舞を読んでてっぺきを積む行為は相手が特殊型の際に落とされてしまうので、これも悪手です。
対テッカグヤヒードランウツロイド
こちらはペンドラーに対して有効打があり、ほぼ殴ってくるだろう相手です。
これに関しては初手にみがわりを打ちます。殴ってくれば、まもる等ですばやさを上げつつバトンし、ステロややどりぎが来れば儲けものと思えば良いでしょう。この三体以外の特殊アタッカーに対してもこの立ち回りが安定します。
対カプ・レヒレ
レヒレは何をしてくるのか読めない相手ではありますが、こちらが気をつけるべきは挑発、スカーフトリックです。ですのでまもるからはいりましょう、
挑発を打たれるとペンドラーは何も出来ないので、次のターンにすばやさを逆転させて、即バトンすることで後続を無償で降臨させられます。トリックの場合はみがわりを張ることで相手は交代しかできないため、みがわりが場に残り一気に有利に展開できます。ちなみにウォッシュロトムの場合も同じくスカーフトリックを警戒してまもるから入るのが安定です。
対ドラパルト
出来れば対面したくない相手です。すりぬけでみがわりを貫通して攻撃してくるので厄介です。何をしてくるのか読めないですがが、1番きついのは眼鏡大文字で上から落とされるのがきつい場面であるのでまもるを選択します。次のターンでは物理技で殴ってきた場合はてっぺきを積み、鬼火の場合はみがわりを貼りましょう。ペンドラー自身は状態異常になっても痛くない、かつドラパルトは逆にみがわりを壊すことが出来ないので、ドラパルトに有利を取れるポケモンにバトンすることで、戦況を逆転させることができます。大文字等特殊技が打たれた場合は次のターンに即バトンが無難です。スカーフ大文字ならば一撃は耐える耐久はあります。壁を張ってきた場合はまもみがで程よくターンを稼ぎましょう。
逆に龍舞やみがわりの場合はかなり苦しい展開になりますが、龍舞ドラパルトはペンドラーより遅い可能性もあり相手は油断してもう1積みすることもあり、てっぺきでまくれることもあります。
与ダメージ計算
攻撃技がないので書きません。
被ダメージ計算
ペンドラーで1発受けたい相手にのみ受けましょう。基本はみがわりで技を受けることが安定です。
A252珠エースバーンの火炎ボール
82.6~96.8%(てっぺき1積み)
一応上からてっぺきを積めば耐えられなくもないです。
c252ドラパルトの大文字
88.1~104.3%
25%で落ちます。H252振りならば6.2%まで抑えられますが、スカーフ特殊ドラパルトってそんなに居ますかね?
A252ドラパルトのドラゴンアロー
52.1~63.3%
物理型と分かったらてっぺきを積めます。
A252ランドロス(霊獣)の地震、岩封
59.6~70.8%
48.4~57.1%
てっぺきの起点にできます。
A252珠ボーマンダのダブルウィング
119.2%~145.3%
1発目をみがわりで受けることで耐えられます。
A252カイリューのダブルウィング+しんそく
ダブルウィング(みがわり込)
70.9~80.9%
しんそく
30.4~36.0%
この間にまもるを挟むことで12.5%回復するので、高乱数で耐えますが、できれば引きたい。
A252珠ミミッキュのシャドークロー
39.7~46.5%
A特化ブリザポスのつららばり
33.5~102.4%
てっぺき積めば何とかなります。
A無振りラグラージの地震、クイックターン
36.7~47.2%
24.2~28.5%
あくびをみがわりで躱しててっぺきでみがわりを残したまま相手がクイックターンで交代するのが強いです。
C252テッカグヤのエアスラッシュ
94.4~111.8%
ペンドラーは特殊耐久がないので基本特殊技はみがわりで受けたいです。
A252水ウーラオス(いちげき)の水流連打
63.3~72.2%
鉢巻の場合68.7%で死にます。身代わりを打つ勇気はないです。
苦手なポケモン
積み構築キラーです。ただのあくび持ちならみがわりで空かせますが、こいつはふきとばしというみがわりを貫通する技を持っているので、全く機能しません。
挑発持ち
現環境ではカプ・レヒレオーロンゲやファイヤー(ガラル)ボルトロス(化身)などです。挑発はみがわりを貫通するので、これらの相手も難しいです。
水ウーラオス(いちげき)
ふ か し の 拳 と 水 流 連 打 は チ ー ト だ よ
相性の良い味方
ペンドラーは物理アタッカーに対してはてっぺきを積むことで強く出れますが、特殊アタッカーに対してはみがまもで時間を稼ぐことしか出来ないため、特殊受けが後続には必要になります。
カプ・レヒレ
カバルドン対策兼エースバーンウーラオス(いちげき)に対する安定したバトン先。ウーラオスに関してはバトンせずに即引きした方がいいです。火力が低いので後続で相手を多く倒す必要のあるバトン構築をするならめいそう必須。エースバーンはダストシュートを採用する個体が増えているが上から水技を打てるので関係ないです。アシストパワーも一考の余地があります。
バンギラス
ペンドラーに飛んでくるであろう抜群の炎超飛の3タイプを半減以下で受けられるポケモン。特にペンドラーが相手したくない前述のドラパルトボーマンダカイリューオーロンゲファイヤー(ガラル)ボルトロス(化身)に対して強く出られる。自身もすばやさが遅いので加速バトンとの相性は良いです。てっぺきで事前に防御を上げておいて、抜群技に受けださせて弱点保険を発動させることも可能。
無効タイプ持ち
バトンに対して無償降臨ができるので決まった時にかなり有利を取れます。みがわりバトンの際も確実にみがわりが残るのも強みのひとつです。たくさんいるので割愛。皆さんの使いたいポケモンを用意すると良いと思います。ガブリアスやアーマーガアなどが強いかもしれません。
最後に
ここまで長い文章を読んでいただきありがとうございました。バトンパを使うことですばやさが遅く活躍しづらいポケモンでも全抜きを狙うことができ、楽しいです。パトンパを使ってみたい方は是非採用を検討してくれたら嬉しいです。この型を見つけてペンドラーの沼にハマりそうです…