前書き
こんにちは!9度目の育成論投稿となります、炊き込み淡水です!
今回はつい最近リリースされた「鎧の孤島」で新たにゲットできるポケモンの一体、ペンドラーを考察していきたいと思います!
私がこの論を投稿した直後に、同じ型のペンドラーの調整が投稿されたため、フォークさせていただきます。こちらの育成論とは調整が異なっております。
注意!
- この育成論ではHP=H、こうげき=A、ぼうぎょ=B、とくこう=C、とくぼう=D、すばやさ=Sなどの略称を使います。
- 個体は、特に理由が無い限り理想個体とします。
- ダメージ計算は、スマホアプリ「SWSH」を参照しています。
- 不明な点などございましたら、コメントにて指摘して貰えると助かります。
- 気になったところなどを随時追記しています。
ペンドラーについて
第5世代初登場のメガムカデポケモン。むしポケモン随一の巨体を誇るポケモンです。
種族値は
60-100-89-55-69-112 合計485
突出して高いすばやさ以外の数値は平均的なポケモンです。
隠れ特性に毎ターン終了時にすばやさを1段階上昇させるかそくを持っている上、つるぎのまいやてっぺきといった優秀な積み技を保有しており、更に、さまざまな能力値上昇をバトンタッチで後続に引き継がせることができます。そのため、前作まではバトンタッチ構築の始動に良く使われるポケモンでした。
採用理由と役割
現環境では、ダイマックスの使い方で勝負が決まると言っても過言ではありません。
このペンドラーは、ダイマックス時の恩恵をフルに活かしつつ、後続を強化することができます。
中でも
- HPが倍になるため、耐久力が上昇する
- ダイマックス技の追加効果で能力値を上昇させることができる
この2点は、ペンドラーに強力な恩恵をもたらします。
耐久力の上昇は、かそくの発動回数の増加と、バトンタッチするまでの能力値を上昇させるスキを多く得る他、じゃくてんほけんを安定して発動させることができることを意味しており、
ダイナックル、ダイスチル、ダイアースを駆使することで、攻撃しながらすばやさ以外の能力も底上げすることができるようになります。
能力値上昇はじゃくてんほけんの安定発動が更に用意に行えるようになるため、非常に効果的です。
自身の突破力はそこまで高くありませんが、適切なポケモンにバトンタッチしてやる事で真価を発揮します。(後ほど説明)
同じく「かそくバトンタッチ」と「ダイアース&ダイスチル」を保持するポケモンにテッカニンがおりますが、
と、バトンタッチをする上で有利な点が多いです。
<<参考>>
育成論ソードシールド/626(ねおたんさんのダイマックスバトン型テッカニンの育成論)
よって、「ダイマックス中に能力値上昇を行い、それを後続にバトンタッチして引き継がせる」ことを役割とします。
このポケモンを主軸にする場合「トリックルーム」を軸にしたパーティにとても弱くなりやすくなるので注意が必要です。
持ち物
じゃくてんほけん
ダイマックスの耐久上昇とダイマックス技の追加効果を駆使することで手に入れることができる高い耐久力で安定して発動することができる他、バトンタッチすることで後続のポケモンに上昇した高い能力値を引き継がせることができます。
自身の火力上昇はあくまで副産物なので、過信はできません。
性格・努力値と調整
ようき
H 252 A 12 B 100 D 76 S 68
H 8n-1(耐久力を最大限に高くする為にMAX)
A 余り
B A252いのちのたまギャラドスのダイジェットをダイマックスで確定耐え
D C特化トゲキッスのダイジェットをダイマックスで確定耐え
S 最速ドリュウズを素で抜き、1ランク上昇でスカーフ準速100族(
ウルガモス、
リザードン等)抜き
技構成
バトンタッチ 地面技 鋼技 選択技
私はバトンタッチ じしん アイアンローラー ばかぢからで運用しております。
- 確定技
バトンタッチ
後続のポケモンと交代し、能力値上昇などを引き継がせる技です。あくびやほろびのうたなども引き継ぐので注意が必要です。
上手くいけば、じゃくてんほけん+かそく×3+ダイマックス追加効果×3を引き継がせることが出来ます。
バトンタッチ先として望ましいポケモンは後半の「相性の良いポケモン」の項で記述いたします。
- 地面技
じしん
威力100 命中100のじめん技です。
威力、命中共に安定しているため、使い勝手が良いですが「グラスフィールド」で威力が半減します。
あなをほる
威力80 命中100のじめん技です。一ターン目に地面に潜り、2ターン目に攻撃します。
ダイマックス枯らしに使用できます。
どちらも威力130のダイアースとなり、とくぼうを上昇させる追加効果を持ちます。これで無理やり弱点の特殊技を耐えて、じゃくてんほけんを発動を狙います。
- 鋼技
どの技にも一長一短あります。
ほとんどダイマックスして攻撃するため、アイアンローラーの使いづらさはそこまで気にならないです。
アイアンローラー
威力130 命中100のはがね技です。何らかのフィールドが貼られていないと使用できないです。使用するとフィールドを消し去ります。
威力は非常に高いですがその代わりに安定して発動できません。しかし、ダイマックス時の火力がもっとも高い(威力140)はがね技となります。
アイアンテール
威力100 命中75のはがね技です。30%の確率で相手の防御を1段階下げます。
命中不安定ですが、アイアンローラー採用よりも通常時に少し動かしやすいです。
ダイマックス時の威力は130です。
スマートホーン
威力70の必ず命中するはがね技です。
威力は他のはがね技に比べて低めですが、必ず命中する安定感はあります。
ダイマックス時の威力は120です。
- 選択技
ばかぢから
威力120 命中100のかくとう技です。使用後に自身のこうげきとぼうぎょが1段階下がります。
ダイマックスしてダイナックルとして使用することで、ダイマックス中に火力を上昇させることができます。
ダイマックス性能を重視される方はこちら。
つるぎのまい
こうげきを2段階上昇させる変化技です。
起点作りをするポケモンと共に採用するならば採用の価値は高いと思われます。
てっぺき
ぼうぎょを2段階上昇させる変化技です。
物理型のポケモンからの攻撃を安全に受け切ったり、ボディプレスを使用できるポケモンにバトンタッチさせたりすることで、ボディプレスの火力を上昇させることができます。
どくづき
威力80 命中100のどく技です。相手を30%の確率でどく状態にします。
ダイマックス時の追加効果はとくこうを1段階上昇させる効果なので、特殊型のポケモンにバトンタッチさせるならば評価が高くなります。
メガホーン
威力120 命中85の虫技です。
半減されやすいタイプですがダイワームの追加効果のとくこうダウンを駆使することで、じめん技が通らない特殊型のポケモン相手にも安定してじゃくてんほけんを発動させやすくなります。
与ダメージ計算
ほぼダイマックス前提の性能のため、全てダイマックス技で計算します。
アイアンローラー、じしん、ばかぢからを計算します。じゃくてんほけんが発動したらほぼ倍になります。
- ダイスチル(アイアンローラー)
無振りミミッキュ
100.0〜118.4% 確定1発
無振りヒヒダルマ(ガラル)
95.5〜113.3% 乱数1発(75.0%)
H252ゴリランダー
28.5〜33.8% 乱数3発(0.56%)
H252トゲキッス
58.3〜69.7% 確定2発
H252バンギラス
48.3〜57.0% 乱数2発(87.5%)
H252マリルリ
31.4〜37.1% 乱数3発(81.05%)
- ダイアース(じしん)
無振りドラパルト
38.6〜46.0% 確定3発
無振りエースバーン(抜群)
81.2〜96.7% 確定2発
(等倍)
40.6〜48.3% 確定3発
H252アシレーヌ
34.2〜40.6% 確定3発
H244ストリンダー
148.0〜174.5% 確定1発
無振りドリュウズ
81.0〜96.2% 確定2発
無振りパッチラゴン
66.6〜78.7% 確定2発
無振りラプラス
21.9〜26.3% 乱数4発(9.73%)
- ダイナックル(ばかぢから)
無振りドリュウズ
59.4〜70.2% 確定2発
H252バンギラス
65.7〜79.2% 確定2発
HB特化アーマーガア
12.6〜15.1% 乱数7発乱数5発
HB特化カビゴン
25.4〜30.7% 確定4発
被ダメージ計算
環境に多いポケモン、カジュアルマッチで当たって強力だと感じたポケモンを中心に記述していきます。非ダイマックス時の計算です。200%以下の攻撃はダイマックスで耐えることができます。
ダイスチルやダイアースを使用すれば計算以上の耐久力が出せます。
AC252ドラパルト
だいもんじ 76.6〜91.0% 確定2発
ダイバーン(だいもんじ) 97.0〜114.9% 乱数1発(81.25%)
ダイジェット(そらをとぶ) 82.6〜98.2% 確定2発
A特化いのちのたまミミッキュ
シャドークロー 39.5〜47.3% 確定3発
ダイホロウ(シャドークロー) 67.6〜80.2% 確定2発
A252いのちのたまリベロエースバーン
とびはねる 104.1〜122.7% 確定1発
ダイジェット(とびはねる) 158.6〜186.8% 確定1発
A252いのちのたまギャラドス
とびはねる 108.9〜130.5% 確定1発
ダイジェット(とびはねる)165.2〜196.4% 確定1発
C特化トゲキッス
エアスラッシュ 98.2〜116.1% 乱数1発(87.5%)
ダイジェット(エアスラッシュ)168.8〜198.8% 確定1発
A特化ちからもちマリルリ
とびはねる 70.6〜83.8% 確定2発
ダイジェット(とびはねる)107.7〜128.1% 確定1発
C特化アナライズジバコイル
10まんボルト 80.8〜95.2% 確定2発
ダイサンダー(10万ボルト) 115.5〜136.5% 確定1発
A特化ゴリランダー
はたきおとす 34.7〜41.3% 確定3発
C特化ヒートロトム
ウォッシュロトム
10まんボルト 52.6〜62.8% 確定2発
ダイサンダー(10まんボルト) 76.0〜90.4% 確定2発
オーバーヒート 152.0〜180.8% 確定1発
ダイバーン(オーバーヒート) 165.2〜195.2% 確定1発
ハイドロポンプ 65.2〜77.2% 確定2発
ダイストリーム 82.6〜97.6% 確定2発
AC特化ファイアロー
ブレイブバード 98.2〜116.1% 乱数1発(87.5%)
ダイジェット(ブレイブバード) 112.5〜134.1% 確定1発
ぼうふう 104.1〜123.3% 確定1発
ダイジェット(ぼうふう) 130.5〜155.6% 確定1発
A特化はりきりいのちのたまパッチラゴン
でんげきくちばし 77.2〜91.0% 確定2発
ダイサンダー 117.3〜138.3% 確定1発
ダイジェット(つばめがえし) 132.3〜157.4% 確定1発
A252ごりむちゅうヒヒダルマ(ガラル)
フレアドライブ 128.1〜150.8% 確定1発
A特化バンギラス
ストーンエッジ 112.5〜134.1% 確定1発
ダイロック 147.3〜173.6% 確定1発
相性の良い味方
ダイマックス無しで高火力を出せるorダイマックスが無くても活躍できるポケモン全般と相性が良いです。
じゃくてんほけんの能力値上昇とエラがみが合わさることで、とんでもない火力を出せます。ウオノラゴンの耐久がそこそこ高めなので、
ペンドラーでのぼうぎょととくぼう上昇と合わせて繰り出しやすいです。
ばけのかわで攻撃を無効化できるため、ほぼ無償でバトンを繋げることができます。
上手くいけばつるぎのまいで更に攻撃力を高めることも狙えます。
みず・フェアリータイプを保有しているため、持ち技を半減されにくく、止められにくいです。
バトンタッチで引き継いだ能力をアシストパワーやワイドフォースでふんだんに発揮することができます。
特性「マジックミラー」でペンドラーがバトンタッチをしようとした瞬間に「ふきとばし」等変化技を使用して、バトンタッチを台無しにしようとしてくる相手に対して強くなります。また、アシストパワーを習得できるのでバトン後に超高火力を発揮できます。
- バトン補助
特性イリュージョンで相手に揺さぶりを掛けることができます。ペンドラーに化けることで苦手なエスパー技を受けることができる他に、「おきみやげ」で
ペンドラーが動きやすい環境を整えることができます。
オーロラベールやリフレクター等でペンドラーのじゃくてんほけんを低リスクで発動させることを狙えます。
後書き
如何だったでしょうか?
実戦で使うと、ペンドラーで押し切って1〜2体を倒して、以降のポケモンをバトン先のポケモンで全抜きしていける場面も多々あり、非常に好感触でした。
是非使ってみてください!
なにか不備、質問等ありましたらコメント欄にお願いします。ここまでの閲覧ありがとうございました!