初めまして。育成論を投稿するのは初めてです。マイナーなポケモンをマイナーな使い方で使いますが、どうか温かい目で見てください。
採用理由と役割
このボクレーボクレーはタイトル通りトリックルームでの場作りとみちづれによる1対1交換を目的として作成しました。
みちづれとトリックルームを同時に使えるポケモンは他にもたくさんいますが、ボクレーを選んだ理由としては、みちづれを活かせる進化前特有の耐久のなさ、トリル下で動きやすいすばやさ種族値38という足の遅さ、みちづれの効かないダイマックス個体への搦め手の多さが挙げられます。
それと可愛いからです。
持ち物
トリックルームとみちづれをしっかり発動できるように、きあいのタスキで確定です。
特性
おみとおしが使いやすいと思います。
他の特性に関しては、しぜんかいふくを発動させるために交代するメリットはほぼ皆無ですし、夢特性であるしゅうかくは持ち物がきあいのタスキである以上使えないです。
性格・努力値と調整
性格はゆうかんで与えるダメージ量の増加とトリックルーム用にすばやさの低下を目指します。
個体値は、こうげきがv、体力とすばやさが逆vが理想です。
努力値はこうげきに全振りするだけで大丈夫です。
ただし理想個体でなくても、出来ることは理想個体とほとんど変わらないので、理想個体にこだわる必要はありません。
技構成
確定技
- みちづれ
コンセプト上確定です。
- トリックルーム
同上です。
以下は選択技になります。
また選択技に関しては主にダイマックス個体への対処技になります。
- どろぼう
きあいのタスキをほぼ確実に消費できるので、相手の道具を奪うことで相手に道具の恩恵を与えなくすることが可能になります。一応ダメージ源にもなります。
- 鬼火
相手をやけど状態に出来ます。相手の物理技の威力を低下させたい時に役立ちます。
- やどりぎのタネ
後続の体力回復に使えます。
- イカサマ
相手のこうげきを使って攻撃するためより多くのダメージを期待できます。
初手挑発からの積みの起点やみちづれのターン稼ぎなどでつるぎのまいなどを使われることもあるので、その場合はかなりのダメージも見込めます。
- のろい
積んでくる相手やダイマックスしてきた相手に圧力をかけられます。トリックルームのターンを大事にしたい場合の自主退場手段にもなります。
しかし、このボクレーはみちづれでの1対1交換を1番の軸にしているので、のろいを使うとみちづれが使えないことからあまりオススメはしていません。もちろん場合によってはみちづれとの両立も可能です。
立ち回り例
基本的には先発、最低でも2体目に選出する様にしてください。最後の1体になると確実に負けなのでどんな状況であっても最後まで残すことはしないでください。
立ち回りの基本は最初にトリックルームを使い、次のターンにみちづれを使う。これだけです。
トリックルームのターンを考えると、1ターン目にみちづれを使ってもいいのですが、警戒されてうまくみちづれが決まらない、相手が攻撃してこないことでトリックルームのターンを消耗してしまうなどが考えられます。
トリックルームとみちづれ以外にあまり出来ることはないので、トリックルームを使い、その後は素早い退場を目指す立ち回りが良いと思います。(主にみちづれで)
ただし、相手が先制技(ふいうちを除く)を持っていると考えられる場合は、1ターン目にみちづれを使うことをオススメします。先制攻撃をされるとトリックルームは使えていても、みちづれを発動できずやられてしまうのでしっかり1対1交換を目指す立ち回りをすることが大切です。
また、相手がダイマックスをしてきた場合にはみちづれが効かなくなります。
その場合1対1交換は難しくなりますが、きあいのタスキのおかげで2ターン分相手のダイマックスターンを凌ぐことができます。その2ターンの間に、トリックルームでの場作りと後続に繋げるための搦め手をしっかり決めることで1対1交換に匹敵する活躍をすることができます。
相性の良い味方
トリックルームを使用するので、すばやさが低く、こうげき又はとくこうの高い、いわゆるトリルアタッカーが相性の良いポケモンになります。
このポケモンの弱点
まず単純にスリップダメージにはめっぽう弱いです。ステルスロックできあいのタスキが発動しなければ何一つ行動することができませんし、すなあらしのダメージなどで退場してしまうとみちづれが発動しないので、バンギラスバンギラスやカバルドンカバルドンなどは苦手なポケモンです。
またダブルウィングやすいりゅうれんだの複数回攻撃はきあいのタスキを発動することもできず、行動もできなくなるので、出来るだけそれらの技を使うポケモンと対面しないことが望ましいです。
とびはねるやそらをとぶなどの2ターン使われる技も苦手としています。
きあいのタスキを持っているため、2回攻撃を受けないとボクレーは倒れないのでうまくトリックルームのターンも稼がれ、みちづれも決まらないということが起こります。この場合はダメージを受けないうちに交代するなどの行動もオススメになります。
バケッチャについて
コメント欄で意見をいただき、答えさせていただきましたが、育成論内にも書き加えておきます。
ポケモンXYでボクレーボクレーと同時に追加されたポケモンであるバケッチャ(普通)バケッチャですが、ボクレーと対になる存在ということで、とても似通った種族値と技を持っています。
またバケッチャは4つのサイズがあり、特に特大サイズのバケッチャは、前述したボクレーの強みであるすばやさ種族値38とあまり変わらないすばやさ種族値41という数値を持っているといった点から、コメントで差別化点は何かという質問をいただきました。
正直なところ、運用上ボクレーとバケッチャに大きな差別化点はありません。
バケッチャでも全く同じことができます。
しかしそれでもボクレーを育成論に採用した理由には、育成のしやすさが挙げられます。
バケッチャはみちづれをタマゴ技でしか覚えないので、特大サイズのバケッチャが出るまでタマゴ孵化をしなくてはいけません。
しかしボクレーはレベル技でみちづれを覚えるので、野生のボクレーを捕まえて、レベルを上げれば運用できるようになります。(努力値、調整のところにも書きましたが、理想個体でなくてもコンセプトとしている仕事ができるため、厳選は必要ありません)
この育成論はネタ的な要素を含む育成論です。(もちろんしっかり考察はしていますが)
このようなネタ的育成論を多くの人に使ってもらうには育成のしやすさは大事な要素だと考えます。
一旦ボクレーでこの型を試していただき、気に入ってもらえたならば、ボクレーとバケッチャのうち、好みの方を使ってもらうというのも良いかと思います。