最初に
- 本育成論では、対戦に関する一般的な用語及び略語を使用します。また性格補正有り252振りを「特化」、性格補正無し252振りを「極振り」と表記します。
- ダメージ計算には、ポケマス様のツールを使用しています。
フレフワンについて
第6世代から登場した単フェアリータイプで、優秀な特性アロマベールと遅い素早さから、トリックルームの起動要員として活躍することが出来ます。
しかし、第8世代で登場したブリムオンは同じ素早さに加えて特性マジックミラーを持ち、火力も上なことからお株を奪われがちです。
本育成論ではこのブリムオンとの差別化点として、物理鋼技のジャイロボールに着目しました。
ジャイロボールについて
ジャイロボールは自分が相手より遅ければ遅いほど威力が上がる技です。ナットレイや
ツンデツンデなどがよく使いますよね。
最遅フレフワンのS実数値は30なので、S実数値180以上の相手に最大威力の150を出すことが出来ます。
ちなみに最速112族以上や準速130族以上のポケモンがS実数値180以上となります。スカーフ持ちなら最速58族以上、準速68族以上です。
ジャイロボールを使えば本来なら突破が難しいウツロイドや
カプ・テテフを突破しやすくなります。
フレフワンはマイナー故に何をするのか相手も分かりづらく、況してや物理技を打ってくるとは思わないでしょう。
そのため、物理耐久が低いウツロイドや
カプ・テテフに逃げられにくいという強みもあります。
持ち物
耐久を落とさず火力アップが出来るたつじんのおびを採用しています。
これが無いと役割対象を倒し切れません。
特性
トリックルームを確実に発動させるため、ちょうはつやアンコールといったメンタル攻撃技を無効化できるアロマベールで確定です。
性格と努力値
性格:れいせい 最遅
努力値:H196 A76 B28 C204 D4
実数値:H201 A102 B96 C159 D110 S30
努力値調整の意図
- 物理耐久
A極振り連撃ウーラオスのすいりゅうれんだ&アクアジェットを確定耐え
- 特殊耐久
C172振りウツロイドのヘドロウェーブを確定耐え
- 物理火力
B4振りスカーフカプ・テテフをジャイロボールで確定1発
H84振り最速ウツロイドをジャイロボールで確定1発
- 特殊火力
D4振りラティオスをムーンフォースで確定1発
H極振り&D76振りラグラージをエナジーボールで確定1発
技構成
- トリックルーム
Sが低く、ちょうはつやアンコールが効かないフレフワンと相性抜群。
- ムーンフォース
タイプ一致の優秀な特殊技。
起点作りに徹するなら自爆技のミストバーストでも。
- エナジーボール
- ジャイロボール
本育成論の要です。(25×相手の素早さ÷自分の素早さ)+1のダメージを与える鋼物理技で、素早さが低くA種族値が72と意外に高いフレフワンと好相性。
- その他の技候補
特殊技なら自主退場ができるミストバーストの他、サブウェポンで10まんボルトやサイコキネシス・サイコショックなどが候補になると思います。
フレフワンはラスターカノンも覚えますが、特殊耐久の高い
ウツロイドや
カプ・テテフを倒し切れません。そのためのジャイロボールです。
補助技なら後続サポートのひかりのかべ・リフレクターやねがいごと、積み技のめいそう・わるだくみの他、アンコールやかなしばり等が候補になるでしょう。
ダメージ計算
- 与ダメ
・ジャイロボール
H84振り最速ウツロイド
確定1発(101%〜119.4%)
H4振りスカーフ最速or準速ヒヒダルマ(ガラル)
確定1発(102.2%〜120.4%)
B4振りスカーフ最速or準速カプ・テテフ
確定1発(100.6%〜119.3%)
H4振り最速ルガルガン(たそがれ)
確定1発(107.9%〜127.1%)
B4振りスカーフ最速or準速サーナイト
確定1発(113.9%〜134.2%)
B4振り最速or準速プテラ
確定1発(105.1%〜123.8%)
・ムーンフォース
D4振りガブリアス
確定1発(106%〜125.6%)
D4振りレジドラゴ
確定1発(104.7%〜124%)
D4振りサンダー(ガラル)
確定1発(110.3%〜132.1%)
D4振りラティオス
確定1発(101.9%〜120.6%)
D4振りファイヤー(ガラル)
低乱数1発(84.2%〜101.8%)
・エナジーボール
H極振り&D76振りラグラージ
確定1発(104.3%〜125.1%)
H極振り&D4振りヌオー
確定1発(149.5%〜178.2%)
H極振り&D4振りトリトドン
確定1発(116.5%〜138.5%)
H4振りガマゲロゲ
確定1発(151.3%〜180.1%)
- 被ダメ
C172振りウツロイドのヘドロウェーブ
確定2発(83.5%〜98.5%)
C極振りメガネカプ・テテフのフィールド込み
サイコキネシス
確定2発(81%〜96%)
C極振りメガネサザンドラのラスターカノン
確定2発(72.6%〜85.5%)
A極振り連撃ウーラオスのすいりゅうれんだ
確定2発(62.6%〜73.1%)
A極振りサンダー(ガラル)のダイジェット(威力140)
確定2発(72.1%〜85.5%)
A特化ごりむちゅうヒヒダルマ(ガラル)のつららおとし
確定2発(79.1%〜93%)
最後に
拙い文章ではありましたが、ここまで本育成論を見て下さりありがとうございます。
本育成論を見て、もしフレフワンというポケモンに興味を持って頂けたなら幸いです。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。