はじめに
初めまして、とりこまちと申します。
育成論の投稿は今回が初めてとなります。至らぬ点も多いかと思いますが、ご指摘して頂けたら幸いです。
今回はとつげきチョッキウオノラゴンについて考察していきたいと思います。
注意点
- この育成論ではHP=H、こうげき=A、ぼうぎょ=B、とくこう=C、とくぼう=D、すばやさ=Sなどの略称を使います。
- 個体は特に理由が無い限り理想個体とします。
- ダメージ計算はスマホアプリ「SWSH」を参照しています。
ウオノラゴンの特徴
ご存知の方も多いと思いますが、いま一度説明します。
ウオノラゴンウオノラゴンの種族値は、
H 90 A 90 B 100 C 70 D 80 S 75 合計505
決してとても高い種族値とは言えませんが、物足りない火力は特性がんじょうあごや、専用技エラがみによって底上げすることが可能です。
また、B方面の耐久力はそこそこ高いですが、D方面の耐久力は並み程度しかありません。
採用理由と役割
ウオノラゴンウオノラゴンの強みとしては、
- 特性や専用技による高い火力
- 弱点の少ないみず・ドラゴン
などが挙げられると思います。これらの強みをサイクル戦の中で相手に押し付けていったり、奇襲をかけたりすることで、有利に立ち回ることができると思います。
今回は、今の禁伝環境で数の多いサンダーサンダーやバドレックス(こくば)バドレックス(黒馬)、タイプ上有利なカイオーガカイオーガなどの特殊ポケモンにも抗っていけるようにとつげきチョッキを採用しました。
また、ムゲンダイナ ムゲンダイナ メタに多く採用されているヒードラン ヒードランに対して何回でも後出し出来ます。技もこだわっていないので、サイクルにて相手に大きな負荷を与えていけます。
スカーフウオノラゴン ウオノラゴンとは異なり、上をとれる範囲は狭いですが、ねばねばネットや、 でんじはなどを絡めれば制圧出来る範囲も増えておすすめです。
持ち物
とつげきチョッキ
今回の考察のメインとなります。
スカーフとの差別化点
スカーフウオノラゴン ウオノラゴン
- メリット
・先制エラがみで制圧出来る範囲が広がる
- デメリット
・技が固定されてしまう
・S75族が故に、スカーフカプ・テテフ カプ・テテフなどの他のスカーフ持ちポケモンや、最速ドラパルト ドラパルト、バドレックス(こくば)バドレックス(黒馬)などの、もとからSが高いポケモンに先制される
スカーフのメリットはとても魅力的なのですが、現環境では少々動かしづらく感じてしまいます。
チョッキウオノラゴン ウオノラゴン
- メリット
・サイクルが回しやすくなる
・対面で有利な状況が増える
・技の打ち分けが出来る
- デメリット
・先制エラがみで制圧出来る範囲が狭まる
デメリットは少々手痛いですが、役割対象も増えるのでより活躍の場が増えると思います。
それぞれ一長一短ですが、どちらにも採用価値はあると思います。
特性
がんじょうあご
一応カイオーガカイオーガなどが構築単位で重い場合は、ちょすいも考慮しても良さそうですが、少し火力が乏しく感じるので、がんじょうあごで確定とします。
また、今回はすなかきは考察の対象外とします。
性格・努力値と調整
- 調整案1
性格:いじっぱり
努力値:H76 A252 B4 D36 S140
実数値:H175 A156 B121 D105 S113
調整意図
H:16n−1 砂ダメ等最小
A:特化
B:余り
D: バドレックス(こくば)おくびょうメガネC252振りバドレックス(黒馬)のアストラルビット確定耐え
S:準速60族抜き S4振りランドロス(霊獣)霊獣ランドロス抜き
耐久に少し振ることで、確定耐えになる場面がかなり増えます。(ダメ計参照)
また、準速テッカグヤまで抜きたい人はAを少し削って実数値S114まで振ってもいいと思います。
- 調整案2
性格:ようき
努力値:A252 D4 S252
実数値:H165 A142 B120 D101 S139
ウオノラゴンウオノラゴンのミラー(スカーフ以外)に強く出していけます。また、サンダーHBサンダーにも後出しからでも、ぼうふうは確定3発なので先制エラがみでだいたい打ち勝てます。ただし、チョッキを持たせてはいますが、耐久方面が少し心許ないので調整案1をおすすめします。
- 調整案3
性格:ようき
努力値:H76 A252 B4 D52 S124
実数値:H175 A142 B121 D107 S122
サンダー無振りサンダー抜き抜きぐらいまで振ったものです。ただし火力が少し下がったので、ポリゴン2ポリゴン2等の乱数が少しずれます。
他にも良い調整案ありましたらコメントで教えてください。
立ち回り例
ウオノラゴン ウオノラゴン
対
バドレックス(こくば)バドレックス(黒馬)
対面では大体の型に勝てます。
残念ながら襷に関しては負けてしまいます。しかし、スカーフウオノラゴン ウオノラゴンは相手が最速だった場合上からなす術なく倒されてしまうことが多いですが、チョッキウオノラゴン ウオノラゴンであれば、最低限一回の行動保証があり、裏のポケモンの一貫を作ったり、型の判別もある程度行えます。
技構成
- 確定技
エラがみ
威力85物理 みずタイプ
相手に先制すると威力が2倍になる専用技。
かみくだく
威力80命中100物理 あくタイプ
20%で相手のBを下げる。
バドレックス(こくば)バドレックス(黒馬)や、ヌケニンヌケニンへの打点となります。
- 候補技
サイコファング
威力85命中100物理 エスパータイプ
壁等を破壊する。
壁展開の対策にもなりますし、ウーラオス(れんげき)水ウーラオスや、ドヒドイデドヒドイデへの打点にもなります。
げきりん
威力120物理 ドラゴンタイプ
2~3ターン続けて攻撃し、その後混乱する。
あまり打つ機会はありませんが、ミラーやエラがみが通らない相手に対してタイプ一致で打つことが出来る技です。
ドラゴンダイブ
威力100命中75物理 ドラゴンタイプ
20%の怯み効果 相手が小さくなるを使用していると必ず命中し、2倍の威力。
げきりんとの選択ですが、利点としては、技の打ち分けが出来る点です。
がんせきふうじ
威力60命中95物理 いわタイプ
100%で相手のSを下げる。
相手のS調整が可能ですが、あまり打つ機会はありません。
一応ウルガモスウルガモスに対して被接触で攻撃出来ます。
いかりのまえば
命中90物理 ノーマルタイプ
相手のHPを残りHPの半分にする。
ナットレイナットレイのような打点のないポケモンに対して、最低限の削りを行えます。
与ダメージ計算
A特化ウオノラゴンでの計算とします。
- エラがみ
※表記・・・先攻エラがみ[後攻エラがみ]
サンダー無振りサンダー
割合:129.0~152.7%[65.4~76.9%]
回数:確定1発[確定2発]
サンダーHB特化サンダー
割合:76.1~89.8%[38.5~45.6%]
回数:確定2発[確定3発]
ポリゴン2HB特化輝石込みポリゴン2
割合:50.0~59.3%[25.5~30.2%]
回数:確定2発[確定4発]
バドレックス(こくば)無振りバドレックス(黒馬)
割合:128.5~151.4%[64.0~76.0%]
回数:確定1発[確定2発]
カイオーガ無振りカイオーガ
[雨下の場合]
割合:87.4~102.8%[43.4~51.4%]
回数:乱数1発18.75%[乱数2発8.98%]
[通常の場合]
割合:58.2~68.5%[29.1~34.2%]
回数:確定2発[乱数3発5.27%]
ドヒドイデHB特化ドヒドイデ
割合:32.4~38.2%[15.9~19.1%]
回数:乱数3発95.36%[乱数6発]
カプ・レヒレH振りカプ・レヒレ
割合:46.8~55.3%[23.7~27.6%]
回数:乱数2発71.09%[乱数4発81.57%]
ゴリランダーH振りゴリランダー
割合:49.2~57.9%[24.6~28.9%]
回数:乱数2発98.43%[乱数4発99.84%]
ヌオーHB特化ヌオー
割合:74.2~87.6%[37.6~44.5%]
回数:確定2発[確定3発]
- げきりん
サンダー無振りサンダー
割合:61.8~72.7%
回数:確定2発
サンダーHB特化サンダー
割合:35.5~42.6%
回数:確定3発
ムゲンダイナ無振りムゲンダイナ
割合:86.5~101.3%
回数:乱数1発12.5%
ポリゴン2HB特化輝石込みポリゴン2
割合:23.9~28.6%
回数:乱数4発96.87%
ゴリランダーH振りゴリランダー
割合:46.3~55.0%
回数:乱数2発62.5%
ヌオーHB特化ヌオー
割合:34.6~41.5%
回数:確定3発
トリトドンHB特化トリトドン
割合:37.1~44.0%
回数:確定発
- サイコファング
ドヒドイデHB特化ドヒドイデ
割合:43.3~50.9%
回数:乱数2発1.95%
ウーラオス(れんげき)無振り水ウーラオス
割合:70.8~84.5%
回数:確定2発
- がんせきふうじ
ウルガモスH4振りウルガモス
割合:104.3~124.2%
回数:確定1発
被ダメージ計算
サンダーひかえめC252振りサンダー
ぼうふう
割合:43.4~52.0%
回数:乱数2発14.06%
10万ボルト
割合:36.0~42.8%
回数:確定3発
カイオーガひかえめメガネC252振りカイオーガ
しおふき
[雨下の場合]
割合:38.2~45.1%
回数:確定3発
かみなり
割合:50.2~59.4%
回数:確定2発
バドレックス(こくば)おくびょうメガネC252振りバドレックス(黒馬)
アストラルビット
割合:80.5~94.8%
回数:確定2発
バドレックス(こくば)ひかえめC252振りバドレックス(黒馬)
アストラルビット
割合:58.8~70.2%
回数:確定2発
ムゲンダイナおくびょうC252振りムゲンダイナ
ダイマックスほう
割合:82.2~97.1%
回数:確定2発
カプ・レヒレひかえめメガネC252振りカプ・レヒレ
ムーンフォース
割合:96.0~113.1%
回数:乱数1発68.75%
ドラパルトおくびょうC252振りドラパルト
りゅうせいぐん
割合:82.2~97.1%
回数:確定2発
カプ・テテフひかえめC252振りカプ・テテフ
サイコキネシス
[サイコフィールド下の場合]
割合:48.0~57.1%
回数:乱数2発90.62%
ムーンフォース
割合:78.8~93.7%
回数:確定2発
ウルガモスひかえめC252振り+2ウルガモス
むしのさざめき
割合:76.0~89.7%
回数:確定2発
終わりに
最後まで目を通していただきありがとうございます。この型を少しでも使ってみたいと思っていただけたら幸いです。
ウオノラゴンのまだ見ぬ可能性を是非見つけてみてください。