こんにちは、glacierと申します。初投稿になります。今回はエースバーンの隠れた固有技、コートチェンジを採用したエースバーンを考察していきます。
採用理由と役割
現在S22ではデンチュラオニシズクモツボツボのねばねばネットからザシアンやランドロス(化身)を展開する構築や、壁貼りオーロンゲからゼルネアスを展開する構築が増えてきています。そこで目をつけたのがコートチェンジという相手のフィールドと自分のフィールドを入れ替えることのできる技を覚えたエースバーンです。基本的には相手の初手のオニシズクモデンチュラツボツボオーロンゲキュウコン(アローラ)等に合わせてだしていきます。襷を持っているので、一旦上からかえんボール、ニトチャを打って相手の襷を潰し、相手がねばねばネットor壁両方展開を終えたらすぐにコートチェンジをします。その後相手が再びネット展開するのを防ぐために挑発を採用しています(残念ながらロンゲには通りません…)。
持ち物
気合の襷
スカーフや鉢巻を持った悪ウーラオス(いちげき) や、スカーフヒヒダルマ(ガラル)に対して強く出られること、そしてもうかとの相性の良さを考えて気合の襷としました。
特性
もうか
気合の襷との相性が良く、読まれないので意表がつけます。そして耐久振りザシアンに対してももうかかえんボールで確定1発を取れることが大きなメリットだといえます。しかしニトロチャージの枠をとびひざげり等に変えて技範囲を広げたい場合はリベロの方が良いと思います。
性格・努力値と調整
性格ようき
キュウコン(アローラ)の上をとりたいので性格はようき。
努力値D4A252S252
襷を持っているので火力と素早さを最大限優先します。
技構成
ダメージは もうか補正なし/もうか補正あり の順で載せています。
かえんボール(確定)
タイプ一致、威力120*1.5=180(もうか時120*1.5*1.5=270)の高火力技。外さなければ最強の技。
H4ザシアン 100~119% / 151.1~178.5%
H4デンチュラ 194.5~230.1% / 291.7~345.2%
H252すいほうオニシズクモ 29.1~34.8% / 43.4~52%
H252オーロンゲ 66.8~78.7% / 100.0~117.8%
H252ゴリランダー 99.5~118.8% / 150.7~177.7%
H252ゼルネアス 42.9~50.6%/64.3~75.9%
ニトロチャージ
タイプ一致、威力50*1.5=75(もうか時150*1.5*1.5=112.5)かつ、確定で素早さを1ランク上げるサポート技です。襷スカーフ持ちや高速アタッカーが多い環境なので、素早さを1ランクあげつつ相手のたすきを潰したい場合が多くあるので採用しています。もうかとの相性も良い。この枠はとびひざに変えて特性をリベロにして技範囲を広げるという選択肢もある。しかしもうかとの相性や黒バドの処理を安定させたいためニトロチャージとしました。
H4ヒヒダルマ(ガラル) 70.7~83.9%/ 106.0~125.9%
H4バドレックス(こくば)27.2~32.3% / 40.9~48.2%
H4デンチュラ 82.1~98.6% / 124.6~147.9%
H4ザシアン 42.8~51.1% /64.2~76.1 %
H252ゴリランダー 41.5~50.2% / 63.7~75.3%
H4レジエレキ 42.9~51.9% / 65.3~77.5%
H4キュウコン(アローラ) 68.4~80.5% /102~120.8%
コートチェンジ(確定)
この育成論のコンセプト技。相手が打ったステロ、壁、ねばねばネットを自分のものにできます。ステロ、壁、ねばねばネット展開をするポケモンを自分のパーティーに入れると、逆にフィールドが不利になってしまう場合があるのでオススメできません、まあ同時選出しないように心がければ問題ないと思いますが。
挑発
上からちょうはつを打つことで、エスバが起点になるのを防げます。また、コートチェンジ後に再びネット、壁、ステロ展開されるのを防げます。エスバのちょうはつはあまり警戒されないこともgood。
立ち回り例
基本的に役割対象はステロやねばねばネット、壁貼り等起点づくりポケモン。及びザシアンゴリランダーなどの炎技が弱点でかつ物理耐久が低~中程度のポケモンになります。
かえんボールで削ります。もうか圏内に入っていれば耐久振りザシアンもかえんボールで落とせます。
襷で熱湯やアクアブレイクを無理やり耐え、ねばねばネットを打たれた後にコートチェンジを打ちます。
デンチュラはほとんどが襷持ちなので、初手はニトロチャージで襷を潰しつつ素早さを上げてアドをとりにいきます。これにより万が一ねばねばネットをまかれずにエレキネットを打たれたとしても抜くことができます。
相手が壁をはっている間はかえんボールで削ります。相手が壁をはりおえたら、出来ればHPがワンパンできるまで下がったタイミングでコートチェンジをします。そして相手は最後にどちらかの壁を貼ってくると思うのでそのタイミングでかえんボールかニトチャで落としにいきます。最終的に相手に両壁は張らせないように立ち回るように心がけます。
あられで襷は潰れますが、キュウコン側にエスバをワンパンできる技は絶対零度以外はありません。なので初手は上からニトチャを打ち、次にコートチェンジでオーロラベールを奪う展開が理想です。
もうかかえんボールでH4振りの黒バドに対して乱数1発(81.3%)ですが、正直黒バドは大体襷なのでニトチャ+かえんボールで落としにいきます。
とぐろをまかれたり、蛇にらみされることが一番最悪なので、初手は仕方なく挑発を選択します。その後は交換するかあえて突っ張るかの択になります。
相手の型次第ですが、初手は様子見のかえんボールか裏にひくか。CSサンダーにはボルチェンを打たれない限りは基本対面で勝てます。HBやアッキはきついです。
スカーフか鉢巻ならばニトロチャージ+もうか火炎ボールで勝てます。襷の場合はふいうちを通されたら負けてしまいます。
基本的に不利ですが多分ステロかとんぼを打たれると思いますし、最悪襷でじしんも耐えるのでとりあえず突っ張ってかえんボールを打ちます(岩封はこないことを祈ります)。ステロをまかれたらコートチェンジを打てるのでおいしいです。
正直厳しいですが突っ張るのであればかえんボールで削りつつ相手の再生にちょうはつを合わせていきます。とびひざ読みの交代を読んで技選択や釣り交換をするのも手です。
ASにはニトロチャージからのかえんボールで勝てます。サポ型にはちょうはつを駆使して立ち回ります。
ちょうはつを選択することで、相手が変化わざを選択した場合は有利になり、じしんを選択した場合は積みの起点にすることができます。
苦手なポケモン
水ウーラオス(れんげき)ウオノラゴンサンダーヒードランヌオーウインディホウオウムゲンダイナカイオーガラグラージ等
相性の良い味方・構築例
相手のステロやねばねばネット、壁を奪った後に剣の舞を積んで全抜きを狙えます。また、エスバが絶対に勝てないムゲンダイナに対して強いので相性が良いです。
エースバーンのきつい水タイプや地面タイプに強いです。剣の舞を積めるところが優秀です。
エースバーンのきつい炎タイプのポケモンやランドロス(化身)ウオノラゴンに強いです。
- 持ち物は気合の襷を想定しているため、ここでは被ダメ計算は省略させていただきます。
最後に
この型のエースバーンは、現在のS22環境のようにねばねばネット、壁展開が多い環境であり、かつ現環境でコートチェンジが読まれづらいからこそ強みが発揮できるポケモンだと思ってます。また、USUMでげきりゅうゲッコウガが流行ったこともあり、もうかエースバーンをなんとか今の環境で活躍させることができないかと考え、この育成論を投稿しました。不十分な箇所がいろいろたくさんあるかもしれないので、後々見つかり次第訂正していきます。稚拙な文章ながらここまで見ていただき、ありがとうございます。