目次
- はじめに
- ポケモン紹介
- フォーク元
- 採用理由
- 差別化
- 努力値調整
- 持ち物と特性
- 技構成
- vsエースバーン講座
- ダメージ計算
- 最後に
- 更新情報
はじめに
久方ぶりの投稿です。
ランク戦をお休みしていた間に、環境が大幅に変わっていて、ビックリしております。
主に御三家エースバーンゴリランダーインテレオンの夢特性解禁の影響ですが...
そこで今回は、現環境トップに君臨するエースバーンエースバーンを対策すべく、フワライドフワライドの考察を行います。
ぜひ最後まで読んでください。
- この育成論では、略称を用います(例えば、HABCDSなど)。
- この育成論では、専門用語を使用します(例えば、確定○発、乱数など)。
- 個体値は特筆がない限り、全て理想個体を前提とします。
- ダメージ計算は、「ダメージ計算SS」(アプリ)を使用しています。
- 不備、質問等はコメント欄にて承ります。
ポケモン紹介
フワライドフワライド
見た目と名前が可愛らしい気球ポケモンです。
タイプ:ゴースト ひこう
種族値:H150 A80 B44 C90 D54 S80
弱点:ゴースト いわ あく こおり でんき
耐性:(半減)くさ、どく (1/4)むし (無効)ノーマル かくとう じめん
HP種族値が、剣盾環境の中で第4位です。
※TOP3はソーナンス ホエルオー カビゴン
また、無効にできるタイプが3つありますが、環境に多いゴーストタイプからは弱点を突かれます。
なぜフワライドがエースバーンの対策になるのか、これから解説していきます。
フォーク元
似た育成論が3つあったため、紹介します。
フォーク元に指定できるのは1つだったため、一番近い育成論のみをフォークしました。
ご留意ください。
一番近い育成論→育成論ソードシールド/1095
(投稿日付順に掲載)
フォーク元1→育成論ソードシールド/139
フォーク元2→育成論ソードシールド/929
採用理由
1.エースバーン対策
2.物理アタッカーの受け出し
冒頭から述べている通り、エースバーン対策です。
とある実況者さんカビゴンの動画を見てる時に、このポケモンを思いつきました。
と思っていたら、既に育成論がありました
→育成論ソードシールド/1095
なので、こちらの育成論では差別化と具体的な立ち回りを記述します。
差別化
他の物理受けポケモンと違い、上から行動できる点が大きいです。
→S+1エースバーンであれば、上から補助技(鬼火、電磁波、力を吸い取る)を打てます。
- ミミッキュミミッキュ
- カバルドンカバルドン
素の耐久指数はBDどちらもカバルドンが勝っています。
つまり汎用性を考えれば、カバルドンが勝っているとも言えます。
ですが、カバルドンはエースバーンの上から補助技を打てません。
また、ダイマックス後に生き残る確率を考えるとフワライドの方が優秀です。
- サニーゴ(ガラル)サニーゴ
ダイジェット+ダイアークで落とされる可能性があります。
つまり、エースバーンに後出しはできません。
- ペロリームペロリーム@軽業
- ルチャブルルチャブル@軽業
ダイジェットに受け出しできません。
回復技(羽休め)がありますが、HB特化(アッキ発動後)でも84.3 ~ 101.0%ダメージが入るので、ダイマックスを枯らせません。
対策になります。身代わり(とヤミラミは自己再生)でダイマックスを枯らせます。
しかし、動かし方が違う(受け出ししない)ため、ここでは論じません。
努力値調整
個体値は、A抜け5v(Aは0)が理想です。
性格は臆病(S↑ A↓)
努力値は、H:20 A:0 B:252 C:0 D:0 S:236
実数値は、H:228 A:76 B:96 C:110 D:74 S:143
S 軽業発動後、S+1最速エースバーン抜き
相手の最速エースバーンにダイジェット(威力130、素早さ1段階アップ)をされても、次のターン上から殴るためにこの調整にしました。ついでに、S+1インテレオンも抜けます。
H-B エースバーンのダイマックスを枯らせる耐久力
詳細は「vsエースバーン講座」をご覧ください。
- HPの偶数が気になる方へ
「H12-B252」と「H28-B244」では、「H12-B252」の方が耐久力は高いです。
そして残った8は、CとDに4ずつ振ってください。
持ち物と特性
特性:かるわざ
効果:持っている道具がなくなると素早さが2倍になる
持ち物:アッキのみ
効果:物理技を受けた時に1度だけ防御ランクが1段階上がる
エースバーンの物理技を受けきるためにアッキのみ、
アッキのみが発動した後に、一番シナジーのある軽業。
コンセプトのため、他は考慮しません。
技構成
技名、タイプ、分類、威力、命中 の順に表記します。
必須技
- ちからをすいとる 草 変化 - 100
・相手の攻撃の能力値と同じ値だけ自分のHPを回復します。
・相手の攻撃ランクを1段階下げます。
・特性でランクが下がらない場合は、回復効果のみ発動します。
選択技
優先順位の高い順に記載します。
- でんじは 電気 変化 – 90
・相手を麻痺状態(素早さが1/2、25%の確率で行動不能)にします。
※コメントでご指摘を受けて、修正を行いました。
- おにび 炎 変化 – 85
・相手を火傷状態(攻撃力半減、最大HPの1/16ダメージ)にします。
・リベロでタイプが変わったエースバーンは、火傷状態になります。
- たたりめ ゴースト 特殊 65 100
・相手が状態異常の時に、威力が2倍になります。
- みちづれ ゴースト 変化 – –
・次の自分のターンまでに相手の攻撃で瀕死になると、相手も瀕死になります。
・連続で使うと必ず失敗します。
- おきみやげ あく 変化 – –
・自分が瀕死になる代わりに、相手の攻撃と特攻のランクを2段階下げます。
他にありましたら、コメント欄にてお願いします。
vsエースバーン講座
(ダイマックス)エースバーンに後投げが基本です。
なので、あえて不利対面を作ります。(不利対面を絶対つくる必要はありません。)
但し、悪タイプの一環はつくらないでください。
相手のエースバーンは、陽気AS252 B4 @いのちのたま とします。
ここの値は全て実数値で表記します(パーセンテージは用いません)
- 立ち回り(パターン1:フワライドの軽業を知らず、ダイアークで倒そうとする相手)
1.フワライドを後投げします
2.エースバーンはダイジェットを打ちます
→アッキのみ(B+1)と軽業が発動します
・ダイジェット 168 ~ 199(→残り29 ~ 60)
3.上から力を吸い取ります
→A-1のダイアークを打たれます
・力を吸い取る 168回復(→残り197 ~ 228)
・ダイアーク 140 ~ 166(→残り31 ~ 88)
4.上から力を吸い取ります
→A-2のダイアークを打たれます
・力を吸い取る 112回復(→残り144 ~ 200)
・ダイアーク 104 ~ 125(→残り19 ~ 96)
5.ダイマックスが終了し、場にはA-2 S+1エースバーンとB+1フワライド(HPは19 ~ 96)が残ります
6.上から鬼火か電磁波を打ちます
→A-2の火炎ボールを打たれます
・火炎ボール(麻痺状態) 52 ~ 62(→瀕死or残り1 ~ 44)
・火炎ボール(火傷状態) 26 ~ 31(→瀕死or残り1 ~ 70)
- 立ち回り(パターン2:フワライドの軽業をご存知の相手)
1.フワライドを後投げします
2.エースバーンはダイジェットを打ってきます
→アッキのみ(B+1)と軽業が発動します
・ダイジェット 168 ~ 199(→残り29 ~ 60)
3.上から力を吸い取ります
→A-1のダイジェットを打たれます
・力を吸い取る 168回復(→残り197 ~ 228)
・ダイジェット 75 ~ 90(→残り107 ~ 153)
4.上からA-1ダイアークを打ってきます
・ダイアーク 140 ~ 166(→瀕死)
5.ダイマックスが終了し、場にはA-1 S+2エースバーンが残ります
3のターンにダイジェットを打たれると、落ちます。
しかし、他の耐久ポケモンと同様に、ダイマックスターンは枯らせます。
※試運転では打たれなかったので、意外と知られていないかもしれません。
- 立ち回り(パターン3:ダイバーンを連打する相手)
1.フワライドを後投げします
2.エースバーンはダイバーンを打ってきます
→アッキのみ(B+1)と軽業が発動します
・ダイバーン 179 ~ 212(→残り16 ~ 49)
3.上から力を吸い取ります
→A-1の晴れダイバーンを打たれます
・力を吸い取る 168回復(→残り184 ~ 197)
・晴れダイバーン 121 ~ 142(→残り42 ~ 76)
4.上から力を吸い取ります
→A-2の晴れダイバーンを打たれます
・力を吸い取る 112回復(→残り154 ~ 188)
・晴れダイバーン 90 ~ 107(→残り47 ~ 81)
5.ダイマックスが終了し、場にはA-2エースバーンとB+1フワライド(HPは47 ~ 81)が残ります
6.上から電磁波を打ちます(4のターンにダイジェットなら、鬼火も可)
→晴れ火炎ボールを打たれます
・晴れ火炎ボール(麻痺状態) 78 ~ 94(→瀕死or残り1 ~ 3)
・晴れ火炎ボール(火傷状態) 39 ~ 47(→瀕死or残り1 ~ 34)
HB特化カバルドンやアッキミミッキュなら、確定3発で倒されます。
HB特化輝石サニーゴ(ガラル)はダイジェット+ダイアーク(確定2発)で落ちます。
しかし、フワライドであれば(最初のターンに交代読みダイアークを打たれなければ)ダイマックスを枯らし、そのまま突破させない可能性があります。
ゴーストタイプなので、ダイナックルでAを上げられる心配もありません。
ダイマックス中に鬼火や電磁波を打っても良いのですが、外すと崩壊します。
安定行動を優先しましょう。
6のターンは基本的に鬼火が安定です。しかし、自分の後続なども考慮して、技を選択してください。
6以降は状況に応じて、たたりめや補助技を選択してください。
ダメージ計算
- 役割対象であるエースバーンについては重複するので省略します。
- 他はフォーク元に記載されているため、割愛します。
- ご要望があれば、コメント欄にてお願いします。
最後に
エースバーンにお困りの方は、ぜひ使ってみてください。
完璧ではありませんが、エースバーンに対応できます。
但し、特殊方面には役割を持てないので、お気を付けください。
※エースバーンのダイサンダー(元技:エレキボール)も含む
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
不備、質問等はコメント欄にて承りますので、よろしくお願い致します。
更新情報
・2020/06/13 麻痺による素早さの変化率を修正しました。