はじめに
どうも、加速レジギガスと申します。今回は先発起用の挑発物理型バスラオの育成論となります。意外にもバスラオの育成論がBW以来投稿されてなかったので執筆に至った次第でございます。
- 本育成論の全てのポケモンは、個体値が全て31の理想個体として計算、考察致します。
- ダメ計はトレーナー天国様のサイトを使用しております。
- HABCDSなど非公式の単語を使用しますので、不明、曖昧な部分がございましたらコメントにて書き込みをお願いします。
- バスラオ(赤)
バスラオ(赤)での投稿となりますが、バスラオ(青)
バスラオ(青)でも問題はありません。
役回り・採用理由
このバスラオは先発に出し、ミミッキュに上から挑発を通し、甘えた
カバルドン
ランドロス(霊獣)をミズZで処理することを目的とした型です。凍える風や命懸けにより起点回避も出来るのがバスラオの魅力と言えるでしょう。裏にUBを添えればビブストの補助としても使えます。
S98という激戦区の95族とミミッキュを抜くことが出来る絶妙なSから起点作り要員を蹴散らします。
実はこんなことも出来る
さて、基本的にはカバルドン
ランドロス(霊獣)
ミミッキュをカモる役割を持ちますが、他にも命懸けにより面白い動きが出来ます。
さて、バスラオを見たお相手はこいつを止めてやろうと対策を弄します。その1つは水半減高耐久ドヒドイデ
ナットレイで受け出すというものです。
ミズZを受けきった時、"後はこいつで詰めて勝ち"そう思うはずです。しかしバスラオには命懸けが有るので、そのドヒドイデやナットレイの安定かと思われた居座りを刈り取る動きが出来るのです。
ミズZがHBナットレイに48〜57、HBドヒドイデには43〜51ダメージ入ります。これはいずれも命懸け圏内であり、確実に落とすことが出来ます。水物理では厳しい高耐久を道づれにする動きは他の水タイプには出来ません。
苦しまぎれの差別化
さて最速ミミッキュの上から挑発を打てる,火力の出る水技を打てる,凍える風とすればすぐにあいつが思い浮かぶことでしょう…そう、激流ゲッコウガゲッコウガです。(
フローゼル!?)
ではゲッコウガとの差別化をしていきましょう。
1.ゲッコウガは特殊だが
バスラオは物理である
差別化と言われると弱いですが事実です。
2.バスラオの挑発は
ゲッコウガと比べ読まれにくい
ゲッコウガ相手では
ミミッキュは挑発を警戒するでしょう。ですがバスラオなら?読まれにくいというだけで完全な差別化にはなりませんが一つのの要素としては十分です。
3.カバルドンを牽制しにくい
見方によっては汚点ですが、ゲッコウガを見れば確実に
カバルドンは出しにくいはずです。しかしバスラオを見ても出さないでおこうとはならないそしてノコノコと出てきた所を仕留め、3:2の状況を作り出すのです。
少し苦しいですが十分に差別化出来たと言えるのではないでしょうか。同じことが出来る水物理が居るようですが適応力による水技の火力で差別化出来ますね。(フローゼル…)
持ち物
確定欄ではカバルドンを落とすためにミズZとしましたが、きあいのタスキも優秀なので候補に入れておきました。
ミズZ
カバルドンを一撃で仕留めるのがメインですが、適応力が乗るので50400の火力指数が出ます。単純な瞬間火力としても優秀ですね。
きあいのタスキ
行動保証を得ることで不利対面なのに引けない状況でも凍える風で後続に繋ぐことが出来ます。火力には期待出来なくなりますが、カバルドンには挑発で対応出来るので選択肢として。
努力値・性格
最速ミミッキュの上をとるため、ようき・S244以上は確定とします。確定欄ではコメントで提案を戴きました最速サザンドラ
サザンドラと同速にするため252振っています。残りは耐久調整をする意味も薄く、HB特化
カバルドンへの乱数が変わるのでAに振り切り、余りをHに回しました。
特性
火力が足りなくなってしまうのでてきおうりょくで確定とします。
技構成について
- 確定技
ちょうはつ
ミミッキュに上から挑発を打って剣舞や呪いを封じ、皮を剥がしつつ落とされることで裏の起点に出来る。しかし殴られるとキツいので読みが当たらなかった時のダメージは少なくありません。決まった時はかなりのアドを稼ぐことが出来ますが。それ以外でも有ると非常に便利なので確定です。 技マシン
アクアテール
こごえるかぜ
威力55特殊氷
相手のSを一段階下げる。起点回避技、ミミッキュの皮剥がし、単純なS操作など用途は多彩。威力は無理して耐久を下げる程ではないのでようきで問題ないですね。 教え技
- 選択技
いのちがけ
去り際の一仕事。相手を強引に削り、起点回避も出来る優秀な技です。裏のUBに繋いでビブストをかけるのもかなり強いですね。 レベル技
ねごと
決してふざけている訳ではありません。初手キノガッサ対面でアクテZ→眠らされる→寝言で凍える風かアクテ
という動きで半ば強引に処理が効きます。初手種ガンは知らない 技マシン
こわいかお
相手のSを2段階下げる技。凍える風の上位互換に見えるが、ミミッキュの皮を剥がせない点で劣っているので凍える風推奨。タマゴ技
アクアジェット
コメントにてご提案戴きました。カバルドン
ランドロス(霊獣)を倒した後、相手が凍える風を打っても意味の無いポケモン(主にバシャーモ)を出してきた時、ただ単純に最後っ屁として使うことが出来ます。襷を潰せたりもするので使い勝手は良いと思います。
余談ですがメガバシャが守ってきた場合、貫通Z→アクジェで落とすことが出来ます。
他にも有用な技が有りましたら是非ご提案下さい。
ダメージ計算
※こちらのバスラオはA252ようきとして計算
- ミズZ(アクアテール)
H252カバルドンカバルドン
割合: 128.3%〜152.5%
回数: 確定1発
HB特化カバルドンカバルドン
割合: 94.8%〜113.4%
回数: 乱数1発 (75%)
無振りメガリザードンXメガリザードンX
割合: 95.4%〜112.4%
回数: 乱数1発 (68.8%)
H244ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)
割合: 118.9%〜141.5%
回数: 確定1発(威嚇込み)
B252ミミッキュミミッキュ
割合: 112.3%〜132.3%
回数: 確定1発
H244B252図太いテッカグヤテッカグヤ
割合: 55.1%〜66%
回数: 確定2発
備考:次ターン宿り木込みの命懸けで落ちる
無振りボーマンダボーマンダ(後出しを想定)
割合: 37%〜44.1%
回数: 確定3発(威嚇込み)
- 凍える風
無振りメガボーマンダメガボーマンダ
割合: 40%〜49.4%
回数: 確定3発
H196D236慎重メガボーマンダメガボーマンダ
割合: 26.6%〜32.8%
回数: 確定4発(=身代わりが壊れる)
- アクアジェット
無振りメガバシャーモメガバシャーモ
割合: 56.7%〜69.6%
回数: 確定2発
彼に剣舞する余裕など無いのです。
相性の良い味方
命懸けから繋ぐことでビブストを決めやすいので裏に仕込んでおきましょう。
ミミッキュの強みは呪いで起点回避が出来ることでしょう。しかし挑発が入り、皮の剥がれたミミッキュは絶好の起点となります。
この型の弱点について
ここまで良い点ばかり上げていましたが当然弱点も少なからず有ります。例えば高速電気に弱いという点。これは水タイプの殆どに合致することだと思いますが、高速電気というのは裏での対策が容易に出来るので無理せずに引きましょう。
特殊型も強い
コメント欄にて特殊型についてのアドバイスを受けましたのでこの項目を追加致しました。
- 特殊型のメリット
- カバルドンが環境に居るどのような型であろうと倒せる
- 凍える風でかけられる負担が大きくなる
- リザXが確定になる(どうせ上から倒されるのですが)
- ムドーの処理が出来る
- ランドロス突破後、威嚇の影響が残っていても問題ない
- 物理型のメリット
- HDチョッキランドロスを狩れる
- 特殊型より僅かに威力が高い
- アクアジェットの火力が出るのでメガバシャーモを確二で落とすことができる
- 凍える風を見破られにくい
- 耐久振りメガリザードンYを水Zで落とせる
やはり最後の項目が大きいですね。メガリザードンYは特殊耐久の高さを活かした重火力型も人気があり、特殊型ではミズZで落とせません。
おわりに
今回は挑発物理型バスラオの育成論でした。ミミッキュに対して起点作りが出来る上、相手には起点を作らせない強みが分かって頂けましたでしょうか。皆様も是非使ってみてください。