はじめに
皆様お久しぶりです。ちょうど一年くらい前にヘラクロスの育成論を投稿しまくっていたかぶとむしという者です。今回はダイパリメイク(BDSP)の育成論となっております。
初心者の方でも扱いやすいヘラクロスのテンプレとなるような型を紹介させていただきます。
注意
- ダイパリメイク(BDSP)環境におけるヘラクロスの育成論となっております。
- HABCDSなどの非公式の用語を使用させていただきます。
- ダメージ計算はポケマス様(https://pokemass.site/swsh/dc/)のものを使用させていただきます。
- ヘラクロス含め、この育成論に登場するポケモンはすべて理想個体前提で考察します。
ヘラクロスというポケモン
まず初めにヘラクロスと言うポケモンの特徴を知ってもらう必要があるため、基本的な情報を解説させて頂きます。
- 種族値(前からHABCDS)
- ヘラクロス80-125-75-40-95-85(合計500)
合計種族値500とは思えないほど戦闘マシーンと言えるような綺麗な種族値をしてるのもヘラクロスの魅力です。
- タイプ
ヘラクロスむし・かくとうタイプ
弱点はひこう(4倍)、炎、エスパー、フェアリー(2倍)
半減は格闘、虫、草、地面、悪(0.5倍)
となっております。キノガッサの一致技を半減にできたり、優秀なサブウェポンとして採用されやすい地震や格闘技を半減に出来る点はそこそこ優秀といっていでしょう。
逆に弱点となるタイプが比較的採用されやすいタイプの技となっているため自分より速いポケモンとの殴り合いは危険といえるでしょう。
- 技範囲
一致技の威力がメガホーン、インファイト共に120と高威力で尚且つ、サブウェポンとして苦手なひこうやほのおタイプにつよいストーンエッジや威力、命中ともに安定のじしん、積み技は元々高い火力を更に底上げするつるぎのまいを覚えるため、受けれるポケモンがほぼ存在しないと言ってもいいほど優秀な技範囲だと思っています。(ヘラクロス愛好家投稿者の意見)
- 特性
- むしのしらせ
他二つの特性と比べると使いづらいため襷型のヘラクロス以外は基本的に採用しません。
- 根性
ヘラクロスの性能と噛み合っている強特性です。
この特性は状態異常時に自身の攻撃を1.5倍するという特性で、火傷の物理火力半減というデメリットもうち消せます。(打ち消せるのは火傷火力半減効果だけであって、普通に火傷ダメージや、毒、猛毒のダメージ、麻痺の素早さ半減、痺れなどはうち消せません。)
- 自信過剰
敵を自分の技で倒すとAが1段階あがるという特性です。ルールが6対6なら爆発力はかなりの物になりますが、基本的には根性型の方がつかいやすいと感じます。
ヘラクロスの基本性能からわかる強みを簡単にまとめると
- 特性、技範囲、種族値が噛み合っている
- ヘラクロスの火力、技範囲を受けられるポケモンはかなり限られる
- 特性のおかげで積めない状況でも簡単に超火力を出すことが出来る
となっております。
かえんだまと根性
かえんだまというアイテムは持たせると初めて場に出たターンの終わりに自身が火傷をするという効果となっております。
かえんだまでやけどを負うことで火力が上がるのはもちろん、1度火傷になってしまえば他の状態異常にはかからないため、いくつもメリットがあり、
- あくびループを得意とするカバルドンの前で剣の舞を積める
- 相手のキノガッサのキノコのほうしに火傷したヘラクロスを合わせて透かす
- 1度焼けてしまえばサンダーの静電気や技の追加効果による負け筋に怯える必要がない
- 特性根性は自身の攻撃を1.5倍するという効果のため、通常Aの能力上昇が3段階だと約2.5倍の火力となりますが、根性(1.5倍)×つるぎのまい(2倍)によって1ターンで物理火力が約3倍となります。
- 根性の火力上昇は能力上昇ではないため、天然のポケモンなどにも普通に与えるダメージが増加します。(ですが天然ピクシーには受けられます。逆に後出しから受かるのは天然ピクシーしかいないと言っていいレベルの火力です。)
この型のコンセプト
- ほとんどのポケモンでは受からない火力を簡単にだせるため、殴ってるだけで相手のサイクルを破壊できる初心者の方でも使いやすい鉢巻ウーラオス(いちげき)のような中速アタッカー
採用理由と役割
などが採用理由です。
- 役割
- 高火力中速アタッカー
- 相手のサイクルを崩す
- 火力と技範囲をいかして、自分より遅いポケモンを仕留める
などが役割です。
性格・努力値と調整
性格・・・ようき(S↑C↓)
努力値:H28A252S228
調整意図
A・・・削る理由も無いためぶっぱ
S・・・現在のBDSP環境でS種族値85のヘラクロスが上をとりたいポケモンが最速81族以下(ギャラドストゲキッスマンムーなど)しかいないため、S228振り
H・・・余った努力値28をHに振ることによって、HP実数値が159となり、この数値は天候ダメージや火傷ダメージのような定数ダメージを最小限に抑える16n−1となり、かえんだまでうける火傷ダメージを最小限に抑えれるH28振り
となっております。
技構成
- メガホーン
威力120命中85、追加効果によるデメリットは無しのむしタイプの技で、タイプ一致により威力180となります。
主にインファイトを受けに来たクレセリアやラティオスラティアスなどに刺さることが多く、インファイトの追加効果によって自身の耐久力を下げたくない時に使用します。
- インファイト
威力120命中100、追加効果で自身のBとDを1段階下げるかくとうタイプの技で、タイプ一致により威力180となります。
高火力技が多いヘラクロス唯一の命中安定技となっており、殴るタイプとして格闘技は優秀である事に加えて、ヘラクロスの火力なので連発しているだけで勝てると言った時もあります。
ストーンエッジ
威力100命中80、追加効果で急所に当たりやすい岩技です。
命中率が少し不安なものの、ヘラクロスの一致技を両方半減してくるひこうタイプに抜群がつけるためヘラクロスと相性補完が最もいい岩タイプの技となっております。
いわなだれでは無い理由に関しましては、ステロ+威嚇によってA−1いわなだれではギャラドスが落とせなかったり、Hにかなり振ったギャラドスが威嚇込みインファ+ストーンエッジや威嚇無し根性ストーンエッジ1発でないと確定で落とせないというのが理由となっております。
つるぎのまい
優秀な積み技です。特性根性のお陰で1ターンで火力を3倍にすることが可能であり、つるぎのまいを積むことができればヘラクロスを受けられるポケモンは存在しないと言ってもいいほどの火力を手に入れます。
積むタイミングですが、そこまで耐久があるポケモンでもないですし、きあいのタスキを持っているわけでもないため、あくびループをしてくるポケモンの前や圧倒的有利対面、相手のまもるのタイミングなどです。
与ダメージ計算
ダメージ計算は要望があれば追加させていただきます。
根性発動時のダメージ計算は、(根性)というマークをダメージ計算結果の前に付けさせていただきます。
- インファイト
- H252ヒードラン96.9〜115.1%乱数1発/(根性)145.4〜170.7%確定1発
- HB特化カバルドン(根性)44.6〜53%乱数2発/(根性×つるぎのまい)89.3〜105.1%
- 無振りウォッシュロトム69.6〜82.4%確定2発/(根性)103.2〜122.4%確定1発
- H252ハッサム56.4〜66.6%確定2発/(根性)84.7〜100%乱数1発
- HB特化カビゴン70.4〜83.8%確定2発/(根性)105.6〜124.3%確定1発
- B特化ハピナス116.6〜137.7%確定1発/(根性)174〜204%確定1発
- H252エンペルト116.2〜138.2%確定1発/(根性)173.8〜205.2%確定1発
- 無振りマンムー126〜152.6%確定1発/(根性)191.3〜229.8%確定1発
- HB特化エアームド33.7〜40.1%/(根性)49.4〜59.3%乱数2発/(根性×つるぎのまい)98.2〜116.8%乱数1発
被ダメージ計算
立ち回りと相性のいいポケモンの種類紹介
投稿者が何度か戦い、強いと思った立ち回りを初心者の方のために2つほど紹介させていただきます。
- 1.ラティオスのような味方の高速アタッカーを通すために邪魔になるハピナスやカビゴンバンギラスのような高耐久ポケモンなどにあわせつつ、安易な受け出しは受からない火力で相手のサイクルを破壊し、高速アタッカーを通しやすくする「サイクルを破壊して高速アタッカーを通しやすくする立ち回り」
- 2.ヘラクロスの天敵となる上から弱点を着いてくるポケモンを味方のポケモンで倒してあとは残った自分より遅いもしくは有利なポケモン達をヘラクロスでたおす「ヘラクロスを通す立ち回り」
以上の2点から、このヘラクロスと相性のいいポケモンは
- ヘラクロスはグライオンが苦手なので、グライオンに強い高速アタッカー(グライオンよりはやくて氷技を覚え、汎用性も高いラティオスやスカーフでグライオンに弱点をつけるポケモンなど)
- 相手のラティオスやスカーフトゲキッスのような上から弱点を着いてくるポケモンを受けれるポケモン(ヒードランハピナスなど)
となっております。
さいごに
最後まで読んでくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
BDSP環境でのヘラクロスの強みや魅力が少しでもわかってもらえたのであれば、ポケモンを始めた頃からヘラクロスと一緒に旅してきた投稿者が泣いて喜びます。
質問等ありましたらどんな事でも答えさせていただきます。