はじめに
※ダメージ計算はポケマス様を使用させていただいています。
※本育成論はHABCDSなどの非公式用語を使用します。
ふー。です
いつもマイナーポケモンの考察を投稿しており、育成論投稿5回目となります。
しかし今回は、シリーズ10のルールが公開されたということで使用率の高いカプ・コケコカプコケコの考察をしていこうと思います。
メジャーポケモンの考察は初めてなので至らぬ点があるかも知れませんがご了承ください。
あとマイナーポケモンが好きな方や興味のある方はよろしければ他の育成論も見てってください!
いつもならポケモン自体の紹介から入るのですが、おそらくメジャーポケモンには必要ないですね。
シリーズ10について
先日発表されたシリーズ10(8月1日〜11月31日までの新ルール)の紹介をしていこうと思います。
主に重要となることが2点
まず、
禁止伝説級ポケモン一体使用可能
というルールです。
禁止伝説級ポケモンというのは、とても種族値が高く、普通の対戦では使うことができない、言ってしまえばめちゃくちゃ強いポケモンです。
前シーズンでも禁止伝説級ポケモンが使用可能になったときにも禁止伝説級ポケモンを軸に構成されたパーティーがほとんどで、ザシアン(王)ザシアンや、カイオーガカイオーガなどが暴れていました。
次に、
ダイマックス禁止
これは初めて聞いた時とても驚きました。
今作のコンセプトであるダイマックスという仕様が禁止ということは、いままでダイマックスの恩恵を受けて上位にいたポケモンがだいぶ消えていくと思います。
ダイマックスがないと、少し前作を思い出しますね。
この2つのルールによって何が起きるかを簡単にまとめると
・今まで暴れていたダイジェットエースが消える
・対面より、サイクル重視の対戦になる
・ひるみや、一撃必殺、ちいさくなるの需要の増加
・天候がとられにくくなる
・禁止伝説級ポケモンの強さが露骨に出る
他にもありますが、ざっくりとこんな感じでしょう。
ダイジェットエースが消えていくということは、草タイプや、格闘タイプの需要も上がると思うのでフシギバナフシギバナやモロバレルモロバレルなども増えてくると思います。
さらにはラッキーこいつがちいさくなるかもしれません。
みんなのトラウマです。
採用理由と差別化、役割
前置きが長くなりましたが本題です。
- 採用理由
この環境、やはりきついのがカイオーガカイオーガだと思います。
ダイマックスも出来ないので、無理やりHPを増やして受けるようなこともできないので、対策がないと確実に3タテルートだと思います。
そんなカイオーガですが、シーズン17のカイオーガの持ち物の60%近くがこだわりスカーフと、上から無理やり攻撃を通してくる型が多かったので、その型を完全にメタって上から一撃で倒すことを目的とした採用理由です。
- 差別化
スカーフカイオーガに上から一撃で倒せるポケモンは、パッと調べてみたところ
レジエレキレジエレキ
ジュカインジュカイン
カミツルギカミツルギ
ゴリランダーゴリランダー
カプ・コケコカプ・コケコ
くらいしかいませんでした。
レジエレキレジエレキ
こちらはカイオーガ側はかみなり撃たれたら落ちるし、スカーフ持っていても上から動かれることが容易に読めるので基本引きしかしません。
あととんぼがえりができません。
ジュカインジュカイン
ジュカインに関してはハードプラントを撃たないと倒せないため、反動がきついので厳しいです。
カミツルギカミツルギ
カミツルギは物理型が読まれやすく、ワンパンされることを察して引かれることも少なくないと思いますし、とんぼがえりができるカプコケコの方がスカーフと相性がいい言うことです
ゴリランダーゴリランダー
ゴリランダーは珠orはちまきグラススライダーで先制で倒せるのでカイオーガが引いてこないことはないです。
特殊型が7割以上を占めており、さらに現環境スカーフが10%未満のカプコケコのスカーフ物理は相当慎重な人しか読めないと思うので上記のポケモンより奇襲しやすいと思います。
- 役割
スカーフカイオーガを上から一撃で倒すことが主な目的ですが、不利対面には、とんぼがえりで確実に対面操作ができ、エレキメイカーであくびも封じることができる。
持ち物
こだわりスカーフ
スカーフカイオーガの上を取るために
特性
エレキメイカー
電気技の火力を上げるため。
性格・努力値と調整
いじっぱり H108 A188 B4 C0 D100 S108
H:16n-1
A:H252振りカイオーガ確定1
B:あまり
C:いらない
D:DL調整
S:最速スカーフウーラオス抜き調整
Sはカイオーガの上を取るついでに一定数スカーフがいるウーラオスまで抜けるようにしました。
特化すれば乱数が良くなったり確定するポケモンもいると思いますが、この型は抜きエースというよりはカイオーガ以外には対面操作などがコンセプトなので起点にされないためにもDL調整や耐久に振っています。
技構成
- 確定枠
ワイルドボルト
1番火力が出る物理技。てかデメリットある割に威力低いよなこの技。
とんぼがえり
初手に投げた時に対面操作ができると便利なので確定で。ボルトチェンジだと地面にすかされてしまうが、とんぼがえりならそれがない。
- 候補枠
しぜんのいかり
耐久ポケモンや、有効打がないポケモンを無理やり削れるし、圧をかけれるので便利。
アイアンヘッド
基本上を取れるので30%に賭けてワンチャン取れるしミミッキュに有効打になる。
ブレイブバード
これから増えるであろうかくとうタイプに弱点がつける。
かいでんぱ
不利対面でわるだくみとかされたらとんぼでも受からないみたいな時に一生打ちまくって起点にだけはならないみたいな使用用途。
立ち回り例
初手カイオーガ対面
先制ワイルドボルト→確定1発
初手カバルドン対面
とんぼがえり安定。ステロは撒かれてしまうので注意。
(あくびされないだけマシ)
与ダメージ計算
ワイルドボルト
無振りカイオーガ 120 ~ 141.7% 確定1発
無振りザシアン(王) 50.5 ~ 60.7% 確定2発
無振りイベルタル 99.5 ~ 117.4% 乱数1発(87.5)
無振りサンダー 66 ~ 78.7% 確定2発
無振りエースバーン 78 ~ 92.9% 確定2発
無振りカプ・レヒレ 92.4 ~ 108.9% 乱数1発(50%)
無振りウーラオス(いちげき)れんげき 109.7 ~ 130.2% 確定1発
無振りウーラオス(いちげき)いちげき 54.5 ~ 64.7% 確定2発
H252ラプラス 97 ~ 114.7% 乱数1発(81.3%)
無振りウオノラゴン 58.1 ~ 69% 確定2発
HB特化ドヒドイデ 64.9 ~ 77.7% 確定2発
H252テッカグヤ 91.1 ~ 108.8% 乱数2発(56.3%)
被ダメージ計算
C252カイオーガ しおふき 149 ~ 176.1% 確定1発
C252サンダー ぼうふう 32 ~ 37.7% 乱数3発
A252ウーラオス(いちげき)れんげき すいりゅうれんだ 69.8 ~ 84.9% 確定2発
C252カプ・レヒレ ムーンフォース 45.9 ~ 54.7% 乱数2発
C特化ラプラス フリーズドライ 34.5 ~ 41.5% 確定3発
A252エースバーン かえんボール 67.9 ~ 79.8% 確定2発
A252ウオノラゴン エラがみ 60.3 ~ 71.6% 確定2発(先制✖️)
C特化テッカグヤ メテオビーム 68.5 ~ 81.1% 確定2発
無振りカバルドン じしん 88 ~ 105.6% 乱数1発(25%)
A特化ゴリランダー グラススライダー 59.1 ~ 70.4% 確定2発
※ダメージ計算は環境が整い次第追加していく方針です。
苦手なポケモン
ナットレイ
有効打無し。トゲいてぇ。
じめんタイプ全般
基本じめんタイプ対面はとんぼがえりでいい。
相性の良い味方
ひこうタイプや、ふゆうのポケモンが後ろにいるとじめん技を透かしやすいのでお勧め。
おわりに
いかがだったでしょうか。
これからの環境、カイオーガがとても増えると思います。
そのカイオーガを簡単にメタることができてうまくいけばとても楽に勝てると思うので、8月から是非使ってみてください。
(あと自分の他のマイナーポケモン考察もよろしく)