はじめに
どうも、ハカメモリーです。またまたレジエレキレジエレキです。今回で四回目のレジエレキ育成論ですが...私が紹介したレジエレキはテンプレから外れたへんな型ばっかりです。
今回もへんな型です。レジエレキが持つのはなんとこだわりスカーフ。環境のどのポケモンよりも速い、圧倒的な素早さにスカーフをもたせ、誰も追いつけないすばやさから高火力の電気技をぶっ放します。
ダイジェットだけじゃあ、追いつけない世界があるッ!
採用理由と役割
スカーフアタッカーです。ダイジェットしたエースバーン(飛行タイプ)やからやぶ最速カメックス等、本来は抜けない相手を抜き去り上から電気技を叩き込みます。
たまにいるスカーフフェローチェやスカーフエースバーンなどにも上から動けます。
持ち物
- こだわりスカーフ
コンセプト上確定。レジエレキは誰よりも早くなる...!
レジエレキはもともとの素早さがめちゃくちゃ速いので、スカーフで受ける恩恵がものすごく大きいです。(準速の場合、なんとスカーフ持つ前と後で126も実数値の違いがあります!)
こだわりスカーフの優位点
環境にいるレジエレキや他のポケモンの、メジャーな持ち物に比べてどのようなメリットがあるのかを記載しておきます。
- こだわりメガネ
こだわりメガネは、元々速いレジエレキが上からぶち込む技をさらに強化してくれるアイテムです。
スカーフの優位点としては、ダイジェットに対する切り返しの範囲です。メガネではエースバーンにダイジェットされると抜かれてしまい、上から倒されてしまいます。しかしスカーフなら、ダイジェットをされても、ひこうタイプになったエースバーンに上からかみなりをぶち込みそのまま倒せます。S+1のダイマエースバーンをダイマなしで倒せるのは、スカーフレジエレキの特権です。(ひこうタイプの場合のみですが、それでも十分実用的だと思います)
また、スカーフエースバーンやスカーフフェローチェ等本来は奇襲されてしまうスカーフポケモンにも、スカーフレジエレキは上から対応できるので強く出ることができます。
- いのちのたま
いのちのたまは技選択が自由でかつ、火力も出せるアイテムです。珠の場合、ダイマックスを切らないとダイジェットですばやさの上がったエースバーンには勝てません。スカーフの優位点はメガネと同じで、ダイマを切らずにエースバーン(ひこうタイプ)を落とせること、珠型では対応できない相手のスカーフに対応できることがスカーフの優位点です。
(きあいのタスキもダイジェッターへの切り返しになり得ますが、環境にステロ撒きが多い&それらのポケモンに一方的に不利を取っていることからそこまで実用的ではないと判断しました。)
じしゃくは耐久を確保しつつ火力を出すことをコンセプトとした型がほとんどなので、比較対象から外させていただいています。
- スカーフカプ・コケコ
スカーフカプ・コケコとの差別化はスカーフフェローチェやスカーフドラパルトに抜かれること、電気技の火力などで差別化できます(コケコではひこうタイプのエースバーンを確定1発で仕留められない)。
性格・努力値と調整
<調整案1>
ひかえめCSぶっぱ
これは普通の特殊アタッカーですね。CSに振ることでエレキボール等特殊技の火力を高めます。
準速スカーフレジエレキのS実数値は378。これは最速エースバーンが二回、最速ギャラドスが三回ダイジェットしてもなお抜けない数値です。(188×2=376)(146×2.5=365)
圧倒的素早さ…!
<調整案2>
おっとりA76C252S180
Sを削ってAに少し振っています。Aに76振ると、B84振りウツロイドをワイルドボルトのダイサンダーでちょうど確定一発にできます。
この場合CSの数値はもう少し考察する必要がありそうです。
今回はCSぶっぱ前提で話を進めさせていただきます。
技構成
<確定技>
- ボルトチェンジ
ほぼ確実に上から対面操作しつつ高火力で負荷をかけていけるので強力です。ほぼ確定。
<選択枠>
- 10まんボルト、かみなり
どちらかから一つ採用しましょう。参考程度に、10まんボルトは飛行タイプになったダイマエースバーンを珠ダメ込みでも落とせず、かみなりなら確定一発取れます。
下記の通りエレキボールでもある程度安定したダメージを出せるので、個人的にはかみなりを推奨します。
- エレキボール
スカーフならではの強い技です。控えめなら相手のS189まで威力80を出せて、S126までエレキボールの威力が120を超え、S94まで威力150を出せます。
圧倒的な速さを持つので、ある程度安定した攻撃技として使えてしまうのが恐ろしい。強いです。
- はかいこうせん
電気無効相手に撃つ技です。このレジエレキはダイマアタッカー前提の性能ではないので、小回りの利く技のほうがいいかも。
- げんしのちから、りんしょう
はかいこうせんじゃなくてげんしなら勝ってたという試合がいくつかあったので私はこっちを採用しています。ここは正直どっちでもいいです。
- ワイルドボルト
前述の<調整案2>の場合確定です。採用すれば、ラッキーやハピナスなどにもある程度あらがえるようになります。
立ち回り例
電気技が通りやすい構築に出し、初手で対面操作したり、ダイジェッターに対する切り返しとして採用できます。
フェローチェに対してはボルトチェンジ安定。上から殴れるので相手のスカーフなども警戒しなくていいのがいいところ。
他にも...
ダイジェットを撃ったエースバーンに死に出し、かみなりで倒す、からやぶカメックス、からやぶパルシェンを上から倒す、スカーフドラパルト、スカーフフェローチェの上からボルトチェンジを撃って逃げる...
など、ほかの型のレジエレキ、他のポケモンにはできない立ち回りができます。
苦手なポケモンと対策
ダメ計の前に、苦手なポケモンとその対策を紹介。
CSの場合、苦手なポケモンはランドロス(霊獣)、カバルドン、ガブリアス、ナットレイ、ウツロイド、バンギラス、ゴリランダーなどが挙げられます。
地面タイプには後出しから剣舞の起点にされたり隙をみせてしまうので、積みを無に帰すアッキてんねんヌオー、あくびで流せるカバルドンなどが対策に上げられます。
また、ナットレイ、ウツロイド、バンギラス、ゴリランダーにはてっぺきボディプレナットレイが対策に挙げられます。
相性の良い味方は、さっき挙げたヌオー、ナットレイ、あとは地面タイプに強い連撃ウーラオス(いちげき)、ラプラス、カプ・レヒレ、抜きエースとして十分な性能、かつダイジェットを撃たれやすいエースバーン、ダイジェットを撃たれやすく、放置されにくい火力のゴリランダー等が挙げられます。
レジエレキを採用していても、周りを強いポケモンでそろえればレジエレキへのマークが浅くなりやすいので、地面タイプに対する対抗手段を構築で多めに持っておきましょう。
与ダメージ計算
- エレキボール
対カプ・レヒレ
威力60→CSスカーフ
威力80→1,CS、2,HS
威力120→1,HC、2,HD特化
で計算します。
威力60
→80~95.1%(確定2発)
威力80
1→104.8~124.1%(確定1発)
2→85.8~101.6%(乱数1発)
威力120
1→128.8~152.5%(確定1発)
2→96~115.2%(乱数1発)
対テッカグヤ
威力120→1,C(A)S、2,HS
威力150→1,HD特化、2,HD特化チョッキ
で計算します。
威力120
1→163.9~193%(確定1発)
2→138.2~162.7%(確定1発)
威力150
1→124.5 ~ 147%(確定1発)
2→82.3 ~ 98%(確定2発)
対ポリゴン2
威力120→HSきせき
威力150→1,HCきせき、2,HD特化きせき
で計算します。
威力120
→51.5~60.9%(確定2発)
威力150
1→64 ~ 75.5%(確定2発)
2→45.8 ~ 54.6%(乱数2発)
- かみなり
→ダイマエースバーン(飛行タイプ)
105.1~124.5%(確定1発)
→無振りサンダー
86~101.8%(乱数1発)
→無振りウオノラゴン
94.5~111.5%(乱数1発)
- ボルトチェンジ
→無振りフェローチェ
119.1~140.4%(確定1発)
→無振りウオノラゴン
60.6~71.5%(確定2発)
ダメ計は最低限にしています。
被ダメージ計算
A252振り珠エースバーンダイジェット→レジエレキ
73.5~87%(確定2発)
C252振り珠サンダーダイジェット→レジエレキ
83.2~98%(確定2発)
ダイジェットに受け出し→かみなりといったプレイングもできなくはないです。危険ですが。
最後に
スカーフレジエレキ、どうでしたか?今作はダイジェットですばやさを簡単に上げられる世代です。飛行タイプのポケモンも多いので、だからこそ、想定されない上からの攻撃は強いです。
おまけ
このレジエレキを試用したり考察してるときに新ルールが発表されました。禁伝ありの竜王戦ルールだそうです。
レジエレキはカイオーガ、イベルタルに強く、また、禁伝に電気技の通りがそこそこいいので、上から火力を押し付けられるレジエレキは強いです。
このスカーフレジエレキなら、本来のレジエレキは対応できないおいかぜ→カイオーガや二回ダイジェットを積んだイベルタルの上から攻撃できるので、限られた場面ではありますが、竜王戦ルールでも独自のアドバンテージを得られて強い型だと考えています。
あとタイトルは別にジョジョのセリフじゃないです。勝手に自分で考えただけです。