こんにちは! 2回目の投稿で、まだ拙い点は多々あると思いますがよろしくお願いいたします。ご意見ご助言いただけると幸いです。新世代発売を前にして、永らく一緒に7世代のレーティング戦を駆け抜けたポケモンを紹介したいと思い、投稿することになりました。
紹介
優れた種族値と特性、技構成を併せ持つ準伝説ポケモンの霊獣ランドロスランドロス(霊獣)を考察します。
注意
ステータスについてはH,A,B,C,D,Sなどの表記を、個体値については0-31(31=V)などの表記を、努力値については0-252などの表記をしており、性格補正の有無や最速や準速といった表現もしております。また、道具名等、一部略称で表記をしております。ダメージ計算上の本ポケモンと仮想敵は互いに6V個体(もしくは、めざめるパワー個体値+きんのおうかんでの6V)とします。
ランドロスとは
A145という高い攻撃種族値を持ちながら、特性「いかく」やサイクルを回す「とんぼがえり」を併せ持つため、攻撃型・スカーフ型・ゴツメ耐久型・チョッキ型等、チームに合わせた調整のできる器用で厳ついオヤジ顔の準伝説ポケモンです。その使い勝手の良さは高い採用率が証明しています。
コンセプト
わかりやすく表現するならば「有利対面から力技で粉砕」です。地面技と飛行技の攻撃範囲で対面不利状況をも強引に砕きにいきます。
性格と特性
できる限り殲滅範囲を広げるために「ようき」(S91族)、特性は生命線の「いかく」でいきます。
持ち物
タイプ一致で1ターン発動の「ひこうZ」を撃つために「ひこうZ」クリスタルを持ち物にします。以降、ひこうZ技を「そらをとぶZ」と呼びます。
なぜ、そらをとぶZ?
特性いかくと高い物理攻撃種族値をもつランドロスは対面時や後投げ時に有利を得て交代を誘発させやすいですし、対面有利な相手を居座らせやすいです。交代して出てくるor居座り続けるのは…
1.地面技に耐性があるタイプ
2.物理耐久型
これを打ち砕くのが「そらをとぶZ」です。
1.飛行・草・虫タイプ
→ そらをとぶZ(抜群)
2.つるぎのまいでA上げ
→ じしん・そらをとぶZ
(地面+飛行=全範囲)
このように、『瞬間超火力で苦手な相手を含め1体たおして数的有利を強引につくりだす』ことが「そらをとぶZ」の採択理由と言えます。これは同時に「つるぎのまい」を確定枠に入れる理由にもなります。飛行技の通りのよさと、タイプ一致による破壊力は、ひこうZギャラドスでも実践されています。
詳細はダメージ計算欄にて。
じじんZじゃないの?
岩技「うちおとす」によって、じしんZの一貫性をもたせる型もあります。地面+岩の有効範囲は広く、そらをとぶZと違ってZ技後も使い勝手が良いのが印象的です。あとZ技の威力もこちらの方が5高いですね。
そんなじしんZにそらをとぶZが勝る点は(1)地面技半減の草や虫タイプへの打点、(2)飛行タイプや特性ふゆう持ちへの一致Z技の即発動にあると考えます。
1.地面技半減の草/虫への打点
HBメガフシギバナメガフシギバナ
HBカプ・ブルルカプ・ブルル
HBモロバレルモロバレル
HBオニシズクモオニシズクモ
HBマッシブーンマッシブーン
H252グソクムシャグソクムシャ
→ 基本的にSで勝るので、ここらへんをほぼ確実に倒せます。草・虫タイプは地面技半減ゆえ、じしんZとの差別化をはかれます。
2.即発動
飛行タイプへの役割対象がそれぞれのZ技で異なります。
<じめんZ+うちおとす>
飛行タイプや特性ふゆうのじめん技無効をいつでも無くせるので、どんな飛行タイプやふゆう持ちに対しても役割を残せる。また、本来の天敵である鋼+飛や電+飛、炎+飛をたおせるようになる。
テッカグヤ / エアームド / Hロトム / シビルドン 等
→ 霊獣ボルトロスにはSで負けるので、うちおとす余裕はない。Wロトムは交代読みうちおとすが決まればたおせる。うちおとすでエアームドのがんじょうを剥がせるのは非常に有効。
<そらをとぶZ>
うちおとすかわりに剣の舞やみがわりができるため、状況に応じた対処ができる。いかく+飛行に強い。
ランドロス / ギャラドス / ボーマンダ / グライオン 等
→ えっ!と思われるかもしれませんが、H4メガボーマンダとH252(メガ)ギャラドスくらいなら交代読みで剣の舞をすればいかくをされても、前者は耐えた上で、後者は上からたおしきれます。対ランドロスについては後述しますが、みがわり持ちやめざパ氷持ち以外なら起点にして優位に立てます。いずれも即発動の恩恵によります。メガボーマンダについては後述しますが、みがわり持ちには滅法弱くなります。
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以上のように、有利不利があるので、チーム状況に応じて選択しましょう。イメージ的に、そらをとぶZは「自分からたおしにいく得手不得手がはっきりしている短期決戦」タイプ、じしんZは「相手に選択をせまる全般対応型長期戦も可能」タイプといった感じです(うちおとされた相手が次ターンに交代する可能性も高いので)。私は長期戦が不得手なので前者で割り切って使ってます。
ちなみに、
じしんZ → 炎/電/鋼/岩/毒に◎
草/虫に△ 飛に×
そらをとぶZ → 草/虫/闘に◎
岩/鋼/電に△
地+飛は相性良好です。単タイプには半減されません。
努力値振り
(1) H116 A84 B52 D4 S252
(2) H116 A108 B52 D4 S228
(3) H116 A140 B52 D4 S196
実数値
(1)179-176-117-×-101-157
→ 最速90族/準速104族抜き
(ポリZ/霊ランド意識)
(2)179-179-117-×-101-154
→ 最速87族/準速101族抜き
(ジャラ/準メガリザ意識)
(3)179-183-117-×-101-149
→ 最速83族/準速96族抜き
(デンシュ/準ミミ意識)
(1)・(2)・(3)の違いは、AとS値の調整によりますので、耐久面は変わりません。本育成論は(1)で出しており、調整先もA最低の(1)のダメージ計算を載せます。
調整先((1)の場合)
S : 最速ポリゴンポリゴンZZ抜き
HB :
HD :
A :
じしん
B4メガリザXメガリザードンX 99%〜
そらをとぶZ
H252ポリZポリゴンZ 100%〜
そらをとぶZ(A↑)
H244メガギャラメガギャラドス 100%〜
H252ランドロスランドロス(霊獣) 120%〜
H4メガボーマンダメガボーマンダ 101%〜
低い火力はZ技とつるぎのまいで補います。スカーフ持ちカプ・テテフとの対面時にサイコキネシスを耐えてZ技でたおせるように、また、(1)では最速を活かして一つ下のS90族のポリゴンZをH252振りまでなら初手および偶発対面時にZ技で確定でたおせる最低限のA振りをしています。流し際に積めれば、いかく+ひこうタイプのギャラ/マンダ(耐久無振り)/ランドをたおせるようになります。残りをBに振ると、ちょうどメガリザードンのフレアドライブ耐えとなり、交代際のりゅうのまいによるA上昇をいかくで食い止めて後手から戦いを挑めるようになります。
性格は陽気
速度を落とすメリットは、攻撃力UP以外にあるといえばあります(「対霊獣ランドロス性能」にて)。よって、いじっぱり+A努力値振り増加をしてもいいと思います。それでも陽気にした理由としては…
1.みがわりの早撃ち
→ 状態異常 / Z技等の回避
2.上をとりたい敵がいる
80族(メガ)フシギバナ
カイリュー
81族(メガ)ギャラドス
82族 準速カプ・テテフ
準速ウインディ
83族 デンジュモク
準速ミミッキュ
85族 カプ・レヒレ
ジャラランガ
87族 準速ウルガモス
準速メガリザードンXY
88族 ドリュウズ
準速ガブリアス
89族 ビビヨン
準速ウツロイド
90族 ポリゴンZ
ロズレイド
91族 霊獣ランドロス
主にこの2点です。後者に関しては積んでくる敵も多く、手がつけられなくなる前に粉砕する意図があります。地+飛の範囲の広さか、弱点をつける強敵やZ技でふきとばせる敵がそこそこいるため、私は(1)=最速、か(2)=準速メガリザードン抜き、の努力値振りを採用しています。これより火力を上げるなら(3)=準速ミミッキュ抜き、がオススメです。
技構成
じしん【地】
タイプ一致の命中安定技のため確定です。ひこうタイプや特性ふゆう持ちには注意です。
そらをとぶ【飛】
今回のコンセプトの中核です。Z技なら即時起動の高火力タイプ一致技になります(ゴツメ等無視)。通常技は交代やまもるによって不利になりがちですが、トリックルームやリフレクター、フィールドや天候、PP勝負等のターン消費に役立つことも稀にあります。今回の型だと、素で撃つだけでなく、1度きりの超火力をみがわりの上から確実に放ったり、つるぎのまいをして突破力を飛躍的にあげたりします。
みがわり
- 状態異常技の回避
- 天候等のターン消費
- Z技すかし等の様子見
- 敵交代後の様子見
- まもる・ふいうち読み
- 行動保証 → そらをとぶZ
- 行動保証 → つるぎのまい
- いかくによるみがわり維持
- 破壊のための交代抑制
上記のように、流し性能が高いランドロスと相性がいい便利な技で、こちらもコンセプトの中核です。ランドロスに後投げすれば、いかくにより、みがわりが攻撃を耐えるようになります。相手が交代で有利対面をつくっても役割破壊の火力をぶつけるので、そのための保険になりますし、S勝負に勝てればみがわりを残して勝負を決めることもできます。
例
ギルガルド → メガフシギバナ
(みがわり)→(そらとぶZ)
HP75%+みがわりで次へ
つるぎのまい
今回の調整では努力値不足の低火力なので隙あらば積みます。相手のランドロスにいかくされても、A↑そらをとぶZで吹き飛ばせるなど、1度きりのZ技を最大限活かす補助技だと思います。相手が物理受けに交代するときや、ギルガルドのキングシールドに合わせたい技です。
今回はコンセプト的にこの4種の技で確定します。
動き
初手・死に出し・後投げ、いずれも可能です。
じしんを受けられる相手は基本的に居座るので、意表をつく『そらをとぶZ』か様子見の『みがわり』をします。逆にたおされそうな相手だったり、押し切れない相手なら、後続に交代します。いかく効果や殴り合いを嫌う相手は交代するので、交代先を意識しつつ『みがわり』(場合により『つるぎのまい』)を選択し、後続のSや耐久力を考慮して次の行動を決めます。
差別化
同タイプで似たようなことができるものとして、グライオングライオンがいます(Z技はゴッドバードZ)。種族値的にはランドロスに比べて物理耐久力に優れ、攻撃面で劣ります。ただ、物理耐久面はランドロスには特性いかくがあり、攻撃面はグライオンに特性かいりきバサミがあるので、一概に優劣は語れません。それでも、グライオンの攻撃力では相手を崩しきることは難しく、優れた回復技や特性を切ってまでこの型にする理由は意表をつく以外はないと思います。
ダメージ計算
『与ダメージ』『被ダメージ』(与ダメージは小数点切り捨て)の割合を指しています。被ダメージ時の相手の性格は特に断りがなければ『いじっぱり』『ひかえめ』、努力値A252 or C252振りのものを想定しています。与ダメージについては、A最低値の(1)の努力値振りを示します。(2)(3)については後述します。
〔再掲〕
(1) A84 S252 ポリZ抜き
(2) A108 S228 準メガリザ抜き
(3) A140 S196 準ミミ抜き
◆対面有利◆
H252メガバシャーモメガバシャーモ
じしん 106%〜126% 確1
-------------------------
フレドラ 75.4%〜89.3%
〃 A↓ 50.2%〜59.2%
とびひざA↓ 28.1%〜33.7%
→ まもる or とびひざげり読みでなら受け出し可能です。対面時は、まもる or 交代読みでみがわりを選びます。
B4メガリザードンXメガリザードンX
じしん 99%〜117% 高乱1
H252メガリザードンX
じしん 82%〜97% 確2
そらZ 71%〜84% 確2.
-------------------------
フレドラ 84.5%〜99.4%
〃 A↓ 56.3%〜66.2%
ニトチャA↓ 23.2%〜28.1%
→ りゅうのまい or ニトロチャージ or じしん読みでなら受け出し可能です。が、おにび+はねやすめ等の耐久型もいるので、たおしきれない場面も生じます。
H252メガクチートメガクチート
じしん 87%〜104% 低乱1
(A↓ 58%〜70%)
-------------------------
じゃれつく 83.4%〜98.3%
〃 A↓ 56.3%〜66.2%
ふいうち 43.6%〜51.3%
〃 A↓ 28.7%〜34.2%
→ 対面・死に出し時なら高確率で押し切れます。ふいうちをみがわりですかせるので、HP管理に留意します。
B4メガルカリオ(陽気)メガルカリオ
じしん 125%〜148% 確1
-------------------------
冷パン 108.2%〜128.1%
〃 A↓ 72.9%〜86.1%
コメパン 64.0%〜76.2%
〃 A↓ 43.0%〜50.8%
ラスカノ 62.9%〜75.1%
→ れいとうパンチがなければ受け出しができますが、あると思って動いた方がいいです。特殊型めざパ氷まで考えられます。
H252カプ・テテフカプ・テテフ
そらZ 102%〜120% 確1
-------------------------
サイキネ 84.5%〜99.4%
→初手対面なら特性発動でS関係を把握できます。タスキ or 最速+火力UPアイテムでなければ勝てますが、博打なので慎重に。
H252カプ・コケコカプ・コケコ
じしん 106%〜126% 確1
-------------------------
めざパ氷 81.7%〜97.2%
→ 初手対面なら裏からギャラ/マンダ/ランドなどが出てきやすいので、交代を読むならつるぎのまいで対応します。こちらの交代読みを読んで、めざめるパワーやリフレクターでつっぱることも多々ありますし、タスキの可能性もあるので、すかされ覚悟のじしんも視野に入れましょう。
H252ギルガルドギルガルド(シールド)
じしん 69%〜83% 確2
-------------------------
シャドボZ 109.3%〜
シャドボ 55.2%〜65.1%
A0かげうち 18.2%〜
→ 相手の交代にも居座りにも『みがわり』が安定します。Z技をすかせなくとも、フォルムチェンジしているので次ターンのキングシールドに『つるぎのまい』をあわせられます。
H4メガミミロップ(陽気)メガミミロップ
そらZ 217%〜255% 確1
-------------------------
猫騙しA↓ 13.8%〜16.5%
冷パンA↓ 68.5%〜81.7%
恩返しA↓ 34.0%〜40.7%
→ おんがえし+れいとうパンチ以外の展開なら受け出し可能です。
HBジャローダジャローダ
そらZ 118%〜139% 確1
H4ジャローダ
そらZ 200%〜235% 確1
(=リフレクター後も突破)
-------------------------
リフスト 83.4%〜98.3%
↑控えめC252時
H252メガハッサムメガハッサム
じしん 35%〜42% 確3
そらZ 61%〜72% 確2
→ あわせて高乱数2発
-------------------------
バレパン 36.4%〜43.0%
〃 A↓ 23.7%〜28.7%
H252ナットレイナットレイ
じしん 36%〜43% 確3
そらZ 63%〜75% 確2
→ あわせて超高乱数2発
-------------------------
ジャイボ 65.1%〜76.7%
〃 A↓ 43.0%〜51.3%
▼じしん
H244 アーゴヨン
確1 118%〜140%
H252ドリュウズ
確1 114%〜135%
H252アローラベトベトン
乱1 99%〜116%
→ ここらへんは序盤なら交代してくるので、積むかみがわりを置きます。
▼そらをとぶZ
HBメガフシギバナ
高乱1 97%〜115%
HBカプ・ブルル
確1 106%〜126%
H252ミミッキュ(意地)
確1 106%〜125%
H4ギャラドス
確1 102%〜121%
H252ポリゴンZ
確1 100%〜117%
HBモロバレル
確1 116%〜138%
H244グソクムシャ
確1 120%〜142%
HBオニシズグモ
確1 124%〜148%
HBマッシブーン
確1 157%〜185%
HBジャラランガ
高乱1 98%〜116%
HBビビヨン
確1 166%〜196%
→ 対面時につるぎのまいをしている内にばけのかわを失った意地っ張りA↑ミミッキュ、S種族値が1つ下のポリゴンZ、こちらに有効打なしと思って居座るフシギバナ、じしんに強いカプ・ブルル等、一見不利な対面もSで勝るのでZ技消費のみで突破できます。フシギバナやモロバレルやビビヨンのやどりぎの種や眠らせ技をみがわりですかせば、以降かなり楽になります。
◆みがわり対面◆
→流し際にみがわり選択
B4メガリザードンY(臆病)メガリザードンY
そらZ 114%〜135%
H252メガリザードンY(〃)
そらZ 96%〜113%
-------------------------
火炎放射 88.3%〜104.9%
大文字 109.3%〜
めざパ氷 106.0%〜
→ 最速に対面では勝てませんが、後投げされる際にみがわりを置けばいけます(準速なら先制できます)。たおしきれないXの可能性もありますが、みがわり破壊時のS判明後に行動を決められます。
H252ウルガモス(臆病)ウルガモス
そらZ 216%〜256% 確1
-------------------------
めざパ氷 93.8%〜111.7%
→ 上に同じく性格次第で無償突破か否かが決まります。後投げは、ちょうのまいがあるので危険です。
◆つるぎのまい対面◆
=流し際につるぎのまい
H4メガボーマンダメガボーマンダ
そらZ 100%〜119%(A↑)
-------------------------
すてみ 83.4%〜98.3%
※耐久振りやみがわり持ちには敵わないので限定的になります。
HBクレセリアクレセリア
そらZ 80%〜95%(A↑↑)
そらZ 120%〜(A↑4)
-------------------------
れいビ 73.7%〜87.1%
H244メガガルーラ[陽気]メガガルーラ
そらZ 136%〜(A↑↑)
-------------------------
れいパン 121.5%〜
すてみ 71.2%〜85.0%
おんがえし 60.3%〜72.3%
ねこだまし 23.2%〜28.7%
HC or HAテッカグヤテッカグヤ
そらZ 102%〜(A↑4)
-------------------------
めざパ氷 86.1%〜103.8%
ヘビボン 54.6%〜64.6%
ニトチャ 15.4%〜18.2%
HBテッカグヤテッカグヤ
そらZ 99%〜(A↑6)
-------------------------
ヘビボン 39.7%〜46.9%
→ 高速強アタッカーやテッカグヤを読む場合は、流し際にみがわりを置かないでつるぎのまいをします(=素で耐えてたおす)。これで耐久に振らないメガボーマンダをたおせます(すてみタックル後ならH振りでも落とせます)。メガガルーラは、ねこだまし+れいパン・すてみタックルで封殺されるので居座り危険です。テッカグヤが楽しいことになっていますが、みがわりを置かれたら敗北濃厚になります。クレセリアについては、無補正C108振り以下のれいとうビームまでなら確定で耐えます。
◆みがわり対面◆ or
◆つるぎのまい対面◆
=流し際にみがわり→剣舞
=流し際につるぎのまい
H4カミツルギカミツルギ
そらZ 85%〜100%
HBカミツルギ
そらZ 103%〜(A↑↑)
-------------------------
リフブレ 61.8%〜73.4%
↑意地A252時
↑みがわり消失後も耐える
H244カイリューカイリュー
そらZ 152%〜(A↑↑)
-------------------------
鉢巻神速 43.6%〜51.9%
H252メガハッサムメガハッサム
そらZ 122%〜(A↑↑)
-------------------------
バレパン 36.4%〜43.0%
HBドヒドイデ 確1
じしん 112%〜(A↑↑)
H244メガギャラドス 確1
そらZ 100%〜(A↑)
H244意地メガガルーラ 確1
そらZ 136%〜(A↑↑)
HBカプ・レヒレ 確1
そらZ 106%〜(A↑↑)
HB輝石ラッキー 確2 / 確1
じしん 59%〜70%(A↑↑)
そらZ 101%〜(A↑↑)
HBカビゴン 確2 / 高乱1
じしん 58%〜68%(A↑↑)
そらZ 101%〜119%(A↑↑)
HBグライオン 高乱1
そらZ 97%〜115%(A↑↑)
HBヤドラン 高乱1
そらZ 96%〜113%(A↑↑)
HBナットレイ 確2 / 高乱1
じしん 54%〜64%(A↑↑)
そらZ 95%〜112%(A↑↑)
HBスイクン 中乱1
そらZ 91%〜107%(A↑↑)
→ 流し際につるぎのまいをして無償突破するか、流し際にとりあえずみがわりをした後、みがわりを盾に積み、上から砕きます。前者を狙いたいのですが、スカーフ持ちや種族値的にS負けする弱点タイプのアタッカーを出されると無駄積みで負けるため、安定択は後者です。
◆たおせない◆
(流し時にみがわり→削る→交代 or 退場)
1.超耐久ポケモン
HB輝石ポリゴン2
そらZ 77%〜91%(A↑↑)
そらZ 114%〜(A↑4)
-------------------------
れいビ 96%〜113.9%
HBメガヤドラン
そらZ 65%〜77%(A↑↑)
そらZ 100%〜(A↑4)
-------------------------
れいビ 113.9%〜
→ 相手がC無振りでも2舞済みか1舞みがわり済み対面でない限り、返しのれいとうビームでお陀仏になりがちです。この場合、相手の交代時にみがわりを置いた後、積まないで削って交代する or 積んで削って後続に託す のどちらかに移行します。メガヤドランが2舞で確定1発であるのは不幸中の幸いです。
2.タイプ不利ポケモン
H244霊ボルトロス
確1 103%〜121%(A↑↑)
B4メガプテラ
確1 105%〜124%(A↑↑)
H252 H・Wロトム
確2 85%〜101%(A↑↑)
H252サンダー
確2 83%〜97%(A↑↑)
→ 一部でたおせそうな数値が出ていますが、これは対面までにみがわりとつるぎのまいを両展開できた場合のみです(S種族値が相手の方が高いため)。出てきたら交代か一矢報いる(素でそらをとぶZを撃つ)かを選びます。岩技がないこの型にとっての天敵といえます。
3.高速ひこうタイプ+みがわり
(特性ふゆう)
じしんが通らず、一度だけの即時発動のそらをとぶZがみがわりで盾にされると積みの起点にされます。メガボーマンダは先述したように、受け出された場合は倒せなくはないのですが、いかく後にこちらの様子見でみがわりを置く可能性は非常に高いので、対応できるとは言い難いです。その他、ひこうタイプorふゆうでランドロスより早いみがわり持ち相手には詰み気味になります。
◆逃げるべし◆
H252メガメタグロス(陽気)
じしん 62%〜74%
-------------------------
冷パン 139.2%〜165.7%
〃 A↓ 92.8%〜110.4%
→ メガ進化前にいかくが入らず、死に出しでいかくを入れても上からのれいとうパンチで中乱数で落ち、こちらの攻撃を余裕で耐えてくる怪物です。対面したら他に任せます。こちらはじしんZの方が圧倒的に有利ですね。
H252マンムー
確2 79%〜94%
確1 158%〜 (A↑↑)
-------------------------
こおりのつぶて
[意地]88.3%〜106%
→ いのちのたま 114%〜
[陽気]79.5%〜95.0%
→ いのちのたま 103%〜
→ きあいのタスキ・いのちのたま、どちらかの所持率が高いイメージのマンムーですが、どちらでも負けます。つららばりでみがわりごと貫かれるので、即交代です。見かけたら選出すら控えた方がいいレベルの相性の悪さです。PT構成もマンムー対策が求められます。
HBエアームド
そらZ 94%〜117%(A↑6)
→ 限界まで積もうがなにをしようが、がんじょう+回復+耐性半減無効にはまず勝てません。岩技を切っているので、先述した耐久ポケモンよりはるかに厄介です。うちおとす+じしんZ型ならがんじょうもはがせます(うらやましい)。
HBメガラティアス
そらZ 97%〜115%(A↑↑)
B4メガラティオス
そらZ 83%〜99%
そらZ 167%〜(A↑↑)
参考までに
速い+冷ビ or 冷パン+そこそこの耐久の3つが揃うと、みがわり状態かつタイプ耐性でひこう技が半減されなくても撃ち負けます。S92以上+冷ビ or 冷パン+そらZ or じしん耐え(タスキ以外)を採用率上位から探すと、次の4体です。
メガラティオス / メガラティアス / メガガルーラ(陽気) / メガメタグロス
さらにラティ兄妹は、回復技のじこさいせい、積み技のめいそう等、長引けば長引くほど不利になります。
◆苦手な相手まとめ◆
マンムー / メガヤドラン / エアームド / メガラティアス / メガメタグロス / メガガルーラ[陽気]/ サンダー / H・Wロトム / メガプテラ / 霊獣ボルトロス / ポリゴン2 / クレセリア / メガラティオス
個人的に対面したくない順に並び替えてみました。上位3体は他で確実に突破できない限り選出段階から避ける方針でいったほうがいいと思います。他にもいるとは思いますが、基本的にこれら以外には強気に展開できます。
◆カバルドン◆カバルドン
HBカバルドン
HDカバルドン
そらをとぶZ
乱1 86%〜101%(A↑↑)
確1 116%〜(A↑↑)
じしん
確2 49%〜58%(A↑↑)
確2 66%〜78%(A↑↑)
-------------------------
氷牙(いかくA↓)〜50.8%
→ 初手で遭遇しがちです。ステロ読みでつるぎのまいをしても、物理受けなら耐えられてふきとばされます。あとは後続で対応できますが、Z技消費を嫌うならじしんで半分以上もっていきます。あくび読みの場合も、みがわりよりつるぎのまいをした方が行動が統一されます。相手のプレイイング次第ですが、「剣舞→欠伸→空飛Z(地震)→吹き飛ばし」となれば眠気ごとふきとばしてもらえるのでラッキーですし、あくびを連打された場合は、こおりのきばさえなければ相手の交代の隙に眠りターンを1ターン消費できます。
◆グライオン◆グライオン
HBグライオン 高乱1
そらZ 97%〜115%(A↑↑)
まもる持ちが多いので、素のそらをとぶがまるで通らず、Z技がないと打つ手を失います(回復技すらあります)。よって、まもるをかいくぐり、つるぎの舞をして、そらをとぶZで一撃粉砕しない限り勝てません。ただ、どくどく/まもる/みがわり/じしん の所謂毒みが型なら、こちらがさきにみがわりを置ければ相手もなにもできません。PP消費泥沼合戦に突入した場合、PP数も勝り、ターン消費技があるため勝てるには勝てます。うまく立ち回りましょう。今回の調整だと、最速にはS負け、準速以下にはS勝ちします。
◆ミミッキュ◆ミミッキュ
H252ミミッキュ
じしん 61%〜72% 確2
そらZ 107.4% 確1
-------------------------
AS意地ミミッキュ(準速)
-------------------------
対面時
A↓ぽかフ+かげ 〜77.5%
受け出し可能
A↓シャドZ+じゃれ+かげ
〜91.5%
A↓珠じゃれ×2+珠かげ
〜98.8%
-------------------------
AS陽気ミミッキュ(最速)
-------------------------
対面時
A↓ぽか+じゃれ 〜85.9%
A↑シャドZ 〜95.5%
A↑ぽかフレ 108.9%〜
受け出し可能
A↓珠じゃれ×3=中乱3
A↓ぽか+じゃれ×2=高乱3
A↓シャドZ+じゃれ×2=〜100.4%
→ 物理攻撃型には、いかく効果で対面なら大体は耐えて突破できます。HB振りだと落としきれずに負けますし、受け出しは上記のように多様性に富むミミッキュ相手には厳しいです(いかく入れ要員にはなるので、役割がないわけではないです)。ちなみに意地ミミッキュにはSで上回り、陽気ミミッキュにはSで下回るので前者の方が戦いやすいです。最速物理型はあまり見ません。
◆調整(2)(3)のダメージ計算◆
以下、最速調整(1)での高乱数が、先述した(2)(3)の調整で確定になるものを示します((3)は(2)までの高乱数からの変化)。先ほどの最速調整(1)のダメージ計算結果とは異なるのでご注意ください。
↓
努力値振り((2)の場合)
H116 A108 B52 D4 S228
実数値
179-179-117-×-101-154
調整先(耐久面は同じ)
S :
準速メガリザードンXY抜き
準速ウルガモス抜き
(= 準速100族抜き)
最速 H・Wロトム抜き
(= 最速86族抜き)
A :
じしん
H252アローラベトベトン 100%〜
じしん+そらをとぶZ
H252ナットレイ 102%〜
そらをとぶZ
HBジャラランガ 102%〜
そらをとぶZ(A↑↑)
HBグライオン 100%〜
そらをとぶZ(A↑6)
HBテッカグヤ 101%〜
物理受けグライオンへの確定ダメージが目立ちます(※まもられると何もできなくなります)。最速ポリゴンZや最速ランドロスを抜けなくなりますが、素の攻撃力が底上げされるので、こちらもおすすめです。
↓
努力値振り((3)の場合)
H116 A140 B52 D4 S196
実数値
179-183-117-×-101-149
S :
準速ミミッキュ抜き
(= 準速96族抜き)
最速デンジュモク抜き
(= 最速83族抜き)
A :
じしん
B4メガリザX 103%〜
そらをとぶZ
HBメガフシギバナ 100%〜
H252メガリザY 99.4%〜
じしん+そらをとぶZ
H252メガハッサム 101%〜
そらをとぶZ(A↑↑)
HBメガラティアス 102%〜
HBヤドラン 100%〜
HBナットレイ 99.4%〜
居座りがちなメガフシギバナ、受け出しされる物理受けヤドランやナットレイをほぼ確実に葬れるようになります。準速リザードンを抜けなくなるので、注意が必要です。
対霊獣ランドロス性能
ランドロスは器用な反面、採用率上位の技の内、じしん以外の技の威力が高くないか、なんらかのデメリットを抱えています。高火力のじしんをすかす飛行タイプでありながら弱点の岩技を等倍にでき、更にいかくで威力を落とせる点で、ランドロス対策のランドロスは考察に値すると思います。次に今回の型のランドロスの、対ランドロスにおけるダメージ計算をご覧ください。
H252ランドロス
そらZ 119%〜141%(A↑)
↑与ダメ------------
↓被ダメ------------
がんせきふうじ
[意地]23.7%〜28.1%
A↓ 15.4%〜18.7%
[陽気]21.5%〜25.4%
A↓ 14.3%〜17.1%
はたきおとす
[意地]25.4%〜30.3%
A↓ 17.1%〜20.4%
[陽気]23.2%〜27.6%
A↓ 15.4%〜18.7%
いわなだれ
[意地]29.2%〜34.8%
A↓ 19.3%〜23.2%
[陽気]27.0%〜32.0%
A↓ 18.2%〜21.5%
※めざパ氷ランドは想定せず
対面時・後投げ時
いかくを入れれば、確実にみがわりを壊されなくなります。つまり、偶発対面時や後投げ後にみがわりを置けば、
自分 / 相手
みがわり / 交代
みがわり / 攻撃
(みがわり割れない)
みがわり / とんぼがえり
(みがわり割れない)
このいずれかとなり、つるぎのまいをする機会をつくりやすくなります。偶発対面時にいかくを受けていても、A↑そらをとぶZでH252ランドロスくらいなら余裕で吹き飛ばすことができます。ただし、
みがわり / 攻撃
→ つるぎのまい / とんぼ
(みがわり破壊)
→ 上から一撃粉砕される
この最悪のパターンだけは覚えておきましょう。交代先候補に一撃粉砕されそうな相手がいた場合は、つるぎのまいをせずに素のそらをとぶZで相手のランドロスを削っておきます(H252ランドロスに79%〜93%)。ちなみに、敵ランドロスの岩石封じに受け出しして、Sを落として下から、みがわり→つるぎのまい→みがわりといければ、安心してみがわりが展開できます。全抜きは厳しくはなります。
早足 = 無償突破範囲拡大
鈍足 = ランドロス起点が楽
+基本攻撃力UP
それぞれにメリットがあります。
ただし、
めざパ氷持ちはもちろん、うちおとす+みがわりを搭載しているランドロスには滅法弱いです。そらをとぶのターン消費の最大の弱点は、相手のみがわりや積み技の展開にあるといえます(S積み技ではやさが逆転することにより、攻撃を受けずにそらをとぶをあてることも稀にありますが)。しかも、そらをとぶ間も、うちおとすでダメージを受けるおまけもついてしまいます。
後投げされる時
逆にこちらにランドロスを後投げしてくる場合もあります。めざパ氷個体の可能性や、Aダウンなしでもみがわりが耐える可能性等を考慮し、様子見のみがわりを選択したいところです。
まとめ
上記のように、物理攻撃型の基本的なランドロスには有利に立ち回れます。実際に使ってみて、3対1の窮地から相手のランドロスにランドロスを後投げして逆転、という展開もそこそこありました。
得意不得意
ダメージ計算欄をご覧下さい。
相性のよい味方
〇ヒードランヒードラン
→ 炎技吸収により、バシャーモのとびひざげり / メガリザードンXのじしんが飛んでくるので、ランドロスでキャッチしやすいです。相性が良く、チョッキを着ればランドロスに向けためざパ氷を蚊が止まった程度に受けてくれます。この型の天敵であるテッカグヤやエアームドにも強いです。とはいえ、共通して水技に弱いので、他で補う必要があります。マンムーには2体揃って全く歯が立ちません。
〇ポリゴン2ポリゴン2
→ どくどく入りなら、ランドロスの苦手な相手に安定して繰り出せます。ただ、れいとうパンチもちのメガルカリオ等、高速格闘タイプ+氷技の相手に一貫を許すので注意です。
〇メガルカリオメガルカリオ
→ 弱点を補いあえる上に、仮にランドロスでたおしきれなくとも先制技でもっていってくれる頼りになる積み友達です。が、やはりタスキマンムーには歯が立ちません。氷+地面は、飛行+地面以上の脅威の有効範囲だと思います。
〇ゲッコウガゲッコウガ
→ くさむすび+あくのはどうで、苦手な相手をたおしてもらえます。紙耐久ですが、ランドロスの弱点技には半減して後出しして上から叩けます。
臆病CSゲッコウガ
あくのはどう(Zなら2倍)
H252メガメタグロス 57%〜
H252ギルガルド 50%〜
H252メガラティオス 54%〜
H252メガラティアス 44%〜
H252クレセリア 42%〜
くさむすび
HDヌオー 108%〜
H252マンムー 121%〜
H252マリルリ 50%〜
H252メガヤドラン 87%〜
くさむすびZ
HD Wロトム 103%〜
H252カプ・レヒレ 105%〜
さいごに
いかがだったでしょうか。元々ランドロスが憎くて仕方がないので育てたランドロスですが、今や愛着しかありません。他のポケモンとの組み合わせによって活躍の度合いが変わってくると思いますので、扱いにはご注意ください。育成論自体は1年半ほど前につくったものですが、今でも活躍してくれています。
〈修正〉
8月2日
最速ビビヨンのご指摘を受け、最速S252振りを確定欄に変更。
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※ 2019/10/1 更新
コメントを受けて、検討してみたくなったので、性格いじっぱりの場合の案も追加します。
技構成やAとSの努力値振りは異なるものの、耐久値はまったく変わりません。投稿者も同じであるのでフォーク投稿という形をとらずに追記いたします。不適当であれば、ご指摘願います。
いじっぱりver
ようき個体より鈍足にする代わりに火力を上げて倒せる範囲が広がります。努力値振りもAを増やしSを減らしました。
基本情報
いじっぱり / いかく / 飛行Z
H116 A196 B52 D4 S140
地震 / 空飛 / 岩封 / 剣舞
技構成
【確定枠】
じしん
そらをとぶ
がんせきふうじ
【選択枠】
つるぎのまい
とんぼがえり
みがわり
ステルスロック
▼がんせきふうじ
性格いじっぱりにした分、相手の上をとりづらくなることを想定すると確定枠となります。じしん / がんせきふうじ の組み合わせ自体はランドロスの技構成の中では非常に有名な並びではありますが、がんせきふうじは交代先にダメージ負担とS操作による味方補助をかけるものであり、とんぼがえりを覚えることもあって継戦のイメージをそこまで与えません。そこに飛行Zを撃ち込んでいくのが、いじっぱり飛行Zランドロスのコンセプトです。じしん以外に高威力技を撃たなさそうなイメージもあって、そこそこ通ります。
▼選択枠
PT編成や扱い方によります。
1. つるぎのまい ★★★★★
がんせきふうじが入るので、積むタイミングはみがわり持ちよりシビアになりますが、最低限の耐久力はもたせているので突破力向上は好相性だと思います。範囲の広い攻撃技が3種あるのも追い風となります。
2. とんぼがえり ★★★★★
きあいのタスキをつぶしたり、ミミッキュにいかくを入れつつ化けの皮はがしをするなど、サイクルを意識するなら入れたい技。いかく/がんせきふうじとも相性が良く、温存して終盤の詰めに回せるようになります。
3. みがわり ★★★★★
素のはやさが性格ようき個体より低いので、優先度は落ちます。とはいえ、搦め手を使う中速以下の受けポケモンに強く、対ランドロス時等大きなアドバンテージを生む可能性があるので採用の価値は相変わらずあります。相手交換時の安定択。
4. ステルスロック ★★★
先発で補助意識するなら採用します。うまく使いこなせば、後出ししてくるポケモンを一気に殲滅できます。技構成的には少々欲張りな気もします。
努力値振り&調整先
H116 A196 B52 D4 S140
A196
1.岩封+空飛Z
B4ギャラドス 100%〜
(いかく込 ギャラ→メガ)
H244メガガルーラ 99.9%
2.地震+空飛Z
HBカプレヒレ 100%〜
3.ステロ+空飛Z
HBミミッキュ 100%〜
4.A↑空飛Z
H244メガボーマンダ 101%
HBランドロス 101%〜
5.A↑↑空飛Z
HBカバルドン 102%〜
Aについては、上記のようにメジャーなポケモンに対応できるまで上げました。カプレヒレの受け出しを許さない形を目指したら、割と他にも対応できるようになりました。
H116 B52
メガリザードンX フレアドライブ 〜99.4%
メガボーマンダ すてみタックル 〜98.8%
H116 D4
カプ・テテフ サイコキネシス 〜99.4%
カプ・コケコ めざパ氷 〜98.3%
S140
1. S↓ゲッコウガ抜き抜き
2. 最速65族抜き ペリッパー/ゴチルゼル
3. 準速75族抜き抜き メガハッサム/カプブルル
起用方法
主な役割は、有利な相手に受け出しをする or 先発か死に出し後の有利対面からの相手の引き先にがんせきふうじを入れて、味方交代 or 飛行Zで粉砕となります。ランドロスに後出しできるのは、じしんを無効にする飛行タイプ及び特性浮遊持ち / 高速氷技及び先制氷技持ちがメジャーなところなので、がんせきふうじが通りやすいです。がんせきふうじはタイプ不一致であるため威力は低く、またサイクルでのS↓を嫌い、相手は継戦しがちなので飛行Zもまた通しやすいです。Zを序盤で使った後も、いかくを撒けますし、火力があるので、中盤戦以降も活躍の場が見込めます。
ダメージ計算
受け出してくる飛行タイプか浮遊特性のポケモンのダメージ計算から載せます。断りのない被ダメージは性格いじっぱり or ひかえめのAC252を想定しています。
▼ 対 飛行or 浮遊 ポケモン
→ 相手の受け出しが前提
(地震すかし or 相性受け)
→ 岩封のダメージで撃破 or 交代 or 削り 判断
H4ギャラドス
A↓岩封 38.5%〜45.6%
H4メガギャラドス
A↓空飛Z 61.9%〜73.6%
(=確定2発)
---------------------------
滝登り 98%〜117%
氷の牙 107%〜
H252ラティアス
岩封 28.3%〜33.5%
H252メガラティアス
空飛Z 78.6%〜93%
(=確定2発)
---------------------------
無補正冷凍ビーム120%〜
H4メガラティオス
空飛Z 110.3%〜
H252メガラティオス
空飛Z 91.9%〜109%
(=確定1〜2発)
---------------------------
無補正冷凍ビーム 136%〜
H244ボーマンダ
A↓岩封 37.6%〜44.7%
H244メガボーマンダ
A↓空飛Z 46.2%〜54.2%
(+ステロ+岩封で確定2発)
A↑空飛Z 101.9%〜
(舞+捨身タックル耐え)
---------------------------
捨身タックル 83.7%〜98.8%
※交代読み剣舞で倒せる
が、みがわりが怖い
※岩封+飛行Zでみがわり不可
HBランドロス
A↑空飛Z 101%〜
---------------------------
岩封 23.4%〜27.9%
岩雪崩 29%〜(A↓〜23.4%)
はたき 25%〜(A↓〜20.6%)
※身代わりがあると便利
※剣舞があれば粉砕可能
H252メガリザードンY
岩封 105.9%〜
H252メガリザードンX
地震 98.3%〜116.7%
---------------------------
メガリザードンX
フレドラ 84.3%〜99.4%
※メガXには受け出しできる
H4カイリュー
空飛Z 106.5%〜
H252カイリュー
岩封マルスケ 20.7%〜24.7%
空飛Z 89.8%〜106.5%
---------------------------
鉢巻神速 40.2%〜47.4%
H252サンダー
岩封 45.6%〜54.8%
空飛Z 49.7%〜58.8%
---------------------------
めざ氷 98%〜116%
※HBもいるため厳しめ
H252ロトム H・W
A↑↑空飛Z 103.1%〜
---------------------------
めざパ氷 87%〜102%
ハイドロ 118%〜
※Wとはタイプ相性最悪
H244霊獣ボルトロス
岩封 57.2%〜68.1%
---------------------------
めざ氷 109%〜
※スカーフ持ちに注意
▼ 対 メジャーポケモン
被ダメージについては、まったく変わらないようき個体を参照してください。岩封以外は、対面での撃ち合いで勝てそうな相手(Sで上をとる or いかくや数値で相手の攻撃を耐える)に絞ります。
1.地震
H252ギルガルド 83%〜100%
H252カプコケコ 126%〜
H252カプレヒレ 49.7%〜
H244アーゴヨン 141%〜
H252ドリュウズ 135%〜
B4バンギラス 104%〜
H252アロベトン 116%〜
《メガ》
H252バシャーモ 126%〜
H252クチート 104%〜
H252ルカリオ 123%〜
H252リザードンX 98%〜
2.空飛Z
H252カプテテフ 122%〜
HBカプブルル 126%〜
HBジャローダ 139%〜
H244ミミッキュ 127%〜
HBミミッキュ 87%〜103%
H252カビゴン 91%〜107%
H252サザンドラ 93%〜111%
HBモロバレル 139%〜
HBグソクムシャ 108%〜
HBオニシズグモ 147%〜
HBマッシブーン 185%〜
HBジャラランガ 116%〜
H252ペリッパー 102%〜
H252ゴチルゼル 100%〜
《メガ》
H244ミミロップ 211%〜
HBフシギババナ 115%〜
3.地震+空飛Z
HB輝石ラッキー 97.6%〜
H252メガハッサム 115%〜
H252ナットレイ 118%〜
HBカプレヒレ100%〜
4.岩封
H244ウルガモス 117%〜
H252メガリザY 105%〜
H252霊獣ボルト 57%〜
5.岩封+空飛Z
H244メガガルーラ 99.9%〜
H252ヒートロトム 99.9%〜
H4メガギャラドス 威100%〜
H244メガボーマンダ 威87%〜
H252メガラティオス 106%〜
H252カプレヒレ 106%〜
HBカプレヒレ78%〜
▼ 積んだ場合
積むとかなりの突破力になります。ただ、岩封があるとタイミングがとりづらいです。
H244メガボーマンダ
A↑空飛Z 101.9%〜
HBランドロス
A↑空飛Z 101%〜
HBドヒドイデ
地震 68.7%〜81.5%
A↑地震 100.6%〜
HBナットレイ
A↑↑地震 65.1%〜76.7%
A↑↑空飛Z 113.2%〜
HBグライオン
A↑↑空飛Z 116%〜
HBカバルドン
A↑↑地震 59%〜69.7%
A↑↑空飛Z 102.3%〜
HBスイクン
A↑↑空飛Z 108%〜
HBメガヤドラン
A↑↑空飛Z 80.1%〜95%
HBポリゴン2
A↑↑空飛Z 92.1%〜108.3%
HBクレセリア
A↑↑空飛Z 96.4%〜113.6%
後半4体=冷凍ビーム持ち。C無振りでもスイクンとクレセリア以外は撃ち負ける可能性が高いです。ステルスロックがあると安心ですね。
おわりに
このままだと永遠にダメージ計算してしまいそうですし、あくまで補足という形なので、このあたりで論をとじます。
ようき飛行Zランドロス
→ みがわりを軸にした安定単独突破
いじっぱり飛行Zランドロス
→ 岩封を軸にした味方補助も可能な突破
なによりの共通点は、飛行Zにより無茶苦茶な突破です。これ自体は有名になりつつあるので、警戒されているかもしれませんが、新シリーズまでの暇つぶしに一役かってもらえれば幸いです。
長文失礼しました!