はじめに
初めましての方は初めまして。poke_jinと申します。今回はミミッキュの育成論投稿になります。拙い点も散見されるでしょうが、どうかご容赦願います。
注意事項
- 努力値は、基本的に個体値がすべて31であることを前提に設定していますが一部例外もあります。ケースに応じて調整してください。
- ダメージ計算はポケモントレーナー天国様の計算ツールを使用させて頂いております。
- この育成論ではHPを「H」、攻撃を「A」、防御を「B」、特攻を「C」、特防を「D」、素早さを「S」と表記しております。
- 非公式の用語を使用している場合がございます。
- 不備や質問等ございましたらコメント欄にてお願いします。リアルの都合もあり返信が遅れる場合もございますがご容赦下さい。
ミミッキュとは
ミミッキュとは第七世代から登場したゴースト/フェアリータイプのポケモンで、専用特性「ばけのかわ」による行動保証と相性の良い強力なZワザや、豊富な積み技ないし補助技を用いて様々な戦術を仕掛けて来る第七世代を代表するポケモンです。
種族値はH55、A90、B80、C50、D105、S96。際立って高い数値はありませんが、様々な攻撃を一回限りダメージ0に抑える特性「ばけのかわ」の存在が何より強力です。
「ばけのかわ」で相手の攻撃を防ぐターンにAランクを二段階上昇させる「つるぎのまい」によって攻撃力を倍増させて、次ターンに大火力のZワザを仕掛けるという戦術は単純明快にして強力無比と言えるでしょう。
新たに習得した専用Zワザ「ぽかぼかフレンドタイム」と「ドレインパンチ」による新戦術
ミミッキュはウルトラサン・ムーンにおいて専用Zワザ「ぽかぼかフレンドタイム」と、教え技によって「ドレインパンチ」を習得しました。
「ぽかぼかフレンドタイム」は威力190のフェアリータイプの攻撃技、「ドレインパンチ」は回復効果付き威力75のかくとうタイプの攻撃技です。
前者は文字通り破格の威力を誇るZワザ、後者はミミッキュが苦手とするはがねタイプの弱点を突く攻撃技です。
1ターンの行動保証を有する特性「ばけのかわ」と組み合わせる事でこの二つの新規習得技を活かす方策は無いか?環境に多い対ミミッキュ対策のポケモン達に勝てる戦術は無いか?
筆者が試行錯誤の上辿り着いたのが攻撃力と物理耐久力を同時に上昇させる積み技「ビルドアップ」とのコンボ戦術、ビルドミミZ型ミミッキュです。
持ち物
ミミッキュZを採用します。専用Zワザ「ぽかぼかフレンドタイム」を撃つのに必要なZクリスタルです。
特性・性格・努力値
- 特性
特性は「ばけのかわ」。この特性しか現状存在しません。特性「かたやぶり」所持ポケモンや「かたやぶり」と同じ追加効果を持つ専用技を所持する禁止伝説級ポケモン以外のポケモンからの攻撃によるダメージを一回限り0にしてくれます。
- 性格
性格はいじっぱりで確定。ミミッキュの攻撃力を最大限活かす為のAに補正を掛けます。
- 努力値
151(164)-156(252)-102(12)-×-127(12)-125(68)
括弧内の数値は努力値、括弧の左に記載されている数値がLv.50時点の実数値です。
まずは耐久面から見ていきます。
H151-B102による物理耐久指数は15402。この数値は、A216メガメタグロスの特性かたいツメ補正有り「バレットパンチ」を確定で耐えられる数値です。
「ビルドアップ」を一度積むとB実数値は153となり、H151-B153による物理耐久指数は23103に強化されます。
この数値は、A205ドリュウズや「りゅうのまい」を一度積んだA207
メガギャラドスの「アイアンヘッド」を確定で耐えられる数値です。
H151-D127による特殊耐久指数は19177。この数値は、C200カプ・テテフのサイコフィールド補正有り「サイコキネシス」やC211
メガリザードンYの天候「はれ」補正有り「かえんほうしゃ」を確定で耐えられる数値です。
単にA205ドリュウズの「アイアンヘッド」を「ビルドアップ」後の数値で耐えるだけならH143(100)-B105(36)調整でも可能です。こちらの方がH151(164)-B102(12)調整より努力値を40節約できますし、H実数値も天候ダメージを抑える16n−1調整になっています。
しかし、C211メガリザードンYの天候「はれ」補正有り「かえんほうしゃ」を確定で耐えられる特殊耐久指数を両立する場合D実数値を127(12)とするとH実数値は151が必須となります。
H143はそのままに余った努力値40をD方面に割けばいいという意見も有るでしょうが、H143(100)-D132(52)ラインでは、C211メガリザードンYの天候「はれ」補正有り「かえんほうしゃ」は12.5%の乱数一発となってしまいます。
AやSから努力値を回す余裕は無く、色々検討した結果物理耐久指数の観点からすると努力値を少々無駄にする調整にはなっていますが、このH-B-Dラインに落ち着きました。
実際この調整が活きた試合も有り(メガリザードンYの天候「はれ」補正有り「かえんほうしゃ」を耐えて返り討ち)、確定で耐えられる耐久指数を保持する重要性を今一度再確認しました。
「ビルドアップ」を積めば相当固くなり、例えばA200メガリザードンXの特性かたいツメ補正有り「フレアドライブ」も最大9割ダメージに抑制します(天候ダメージ一回分有っても確定耐え。「ステルスロック」でHが削れていても上から3つまでの乱数を引かなければ耐えられます)。
次は速度面。
S実数値に関してはまず準速キノガッサを抜く数値を最低限のラインとしました。最速
キノガッサ抜きまでSに努力値を回すと攻撃面や耐久面に不足が生じてくるので今回は止めました。
実際S12ではミミッキュと対面した
キノガッサに抜かれた事は記憶のある限り皆無(=性格いじっぱり個体)で別段支障は無かったです。
次に意識したのは最速61族。最速バンギラス・最速
テッカグヤ抜き調整まではSに振りました。特に
テッカグヤの上から行動する事は絶対必要だと思ったからです。
バンギラスは
メガバンギラスにメガシンカする事で71族になりこの
ミミッキュでは抜かれてしまいますが、「ドレインパンチ」の存在を考えるとむしろ
メガバンギラスの下から行動した方がお得です。
最後に攻撃面。
・ぽかぼかフレンドタイムミミッキュの専用Zワザで威力190を誇るフェアリータイプの攻撃技。火力指数は44460。「ビルドアップ」を一度積む事で指数は66690に上昇。
・じゃれつく
威力90のフェアリータイプ攻撃技。火力指数は21060。「ビルドアップ」を一度積む事で指数は31590に上昇。
・かげうち
威力40のゴーストタイプ攻撃技。火力指数は9360。「ビルドアップ」を一度積む事で指数は14040に上昇。
・ドレインパンチ
威力75のかくとうタイプの攻撃技。火力指数は11700。「ビルドアップ」を一度積む事で指数は17550に上昇。
詳細なダメージ計算は下記にて掲載しますが、特に専用Zワザである「ぽかぼかフレンドタイム」は耐久が並程度のポケモンであれば等倍でも一撃で倒せる程の威力を誇ります。
A実数値は最高のA156。A種族値が控えめなミミッキュの攻撃性能を限界まで高める為にAは妥協できません。
例えば、役割対象であるメガリザードンXと対面した場合A154以上の「ぽかぼかフレンドタイム」がH153-B132
メガリザードンXに最低83%のダメージ。次の「かげうち」の最低ダメージが17.6%。A154より下になると乱数になってきます。
瞬間火力が求められる調整の場合、相手を確実に倒す為にミミッキュのA実数値はできるだけ最高値をキープしておくべきだと筆者は捉えています。
技構成
- じゃれつく
フェアリータイプの攻撃技。威力90・命中率90%。10%の確率で相手のAランクを一段階下降させる追加効果があります。
専用Zワザ「ぽかぼかフレンドタイム」を撃つ下地になる技でもあり、その威力は190にもなります。
- かげうち
ゴーストタイプの先制技。優先度は+1。威力は40。Sを無視して先制して放てるのは勿論、専用Zワザ「ぽかぼかフレンドタイム」とのコンボも非常に強力です。
最速61族抜きまでS実数値を落としているので一貫性の高いゴーストタイプの先制技は重宝します。
- ドレインパンチ
与えたダメージ値の半分を自身の体力回復に当てる事が出来るかくとうタイプの攻撃技。威力は75。
ゴーストタイプの攻撃技を無効化するノーマルタイプやミミッキュの弱点となるはがねタイプに効果抜群となる「ドレインパンチ」は、主に
ナットレイ
カミツルギ
ヒードラン
ポリゴン2
メガガルーラ辺りに有効となる攻撃手段です。
- ビルドアップ
自分のAランクとBランクを一段階上昇させる変化技です。「ドレインパンチ」との相性が抜群です。
他にも各攻撃技の威力を高めたり、耐久力を上昇させたりと使い勝手が良いです。「つるぎのまい」とは違い「イカサマ」対策にもなります。
ASミミッキュとHABミミッキュの中間に位置付けられるビルドミミZ型ミミッキュ
環境に様々な型が存在するミミッキュですが、ここでは「性格いじっぱり」・「持ち物はミミッキュZ」・「技構成はじゃれつく/シャドークロー/かげうち/つるぎのまい」のAS特化
ミミッキュ及びHABに努力値を割いた耐久重視
ミミッキュと比較してみましょう。
- AS
ミミッキュ:131-156-100-×-125-148
・HABミミッキュやビルドミミZ型
ミミッキュよりSが速い。タイマンになった場合勝利する可能性が比較的高い(今回比較として挙げたHAB
ミミッキュの調整であれば「ぽかぼかフレンドタイム」を50%の確率で耐えられるので一概に有利とは言えない)。
・最速80族前後までのポケモン相手なら先手で「つるぎのまい」を積み、「ばけのかわ」で相手の攻撃を防いだ後、上から「ぽかぼかフレンドタイム」を始めとした強力な攻撃技を撃つ事が可能。
・耐久力が低く、高火力の攻撃技一撃で瀕死になる可能性が高い。
・Aが高いはがねタイプのポケモン(メガメタグロス
メガハッサム)の先制はがね技「バレットパンチ」でもまず耐えられない。
- HAB
ミミッキュ:161-143-113-×-126-117
・ASミミッキュやビルドミミZ型
ミミッキュよりSが遅い。タイマンになった場合勝利する可能性が比較的低い(このHAB
ミミッキュの調整では「ぽかぼかフレンドタイム」を50%の確率で耐えられるので一概に不利とは言えない)。
・素の攻撃力がASミミッキュやビルドミミZ型
ミミッキュより若干低い。
・素の耐久力が高く、多くの等倍高火力攻撃技を耐えられるので「ばけのかわ」剥がしターンに「つるぎのまい」を積んで、次の攻撃も耐えた後に「ぽかぼかフレンドタイム」を始めとした強力な攻撃技を撃つ事が可能。
・メガメタグロスや
メガハッサムの先制はがね技「バレットパンチ」は耐えられるが、
カミツルギの「スマートホーン」や
ドリュウズの「アイアンヘッド」といった一致はがねタイプの中火力攻撃技は耐えられない。
- ビルドミミZ型
ミミッキュ:151-156-102-×-127-125
・ASミミッキュよりSが遅く、HAB
ミミッキュよりSが速い。タイマンにおいて前者には負け、後者には勝利する可能性が比較的高い(今回比較として挙げたHAB
ミミッキュの調整であれば「ぽかぼかフレンドタイム」を50%の確率で耐えられるので一概に有利とは言えない)。
・Aランクを二段階上昇させる「つるぎのまい」を採用しているASミミッキュやHAB
ミミッキュに比べて攻撃方面の遂行速度は遅い。
・「シャドークロー」を搭載していないのでメガメタグロスや
ギルガルドに弱い。
・「ばけのかわ」剥がしターンに「ビルドアップ」を積む事で攻撃力と物理耐久力を強化し、HABミミッキュ以上の物理耐久力で相手の攻撃を耐えた後に「ぽかぼかフレンドタイム」を始めとした強力な攻撃技を撃つ事が可能。
・素の状態でメガメタグロスや
メガルカリオの先制はがね技「バレットパンチ」は耐えられ、「ビルドアップ」を積めば
カミツルギの「スマートホーン」や
ドリュウズの「アイアンヘッド」といった一致はがねタイプの中火力攻撃技も耐えられるようになる。
・「ビルドアップ」と「ドレインパンチ」+「かげうち」を組み合わせる事でかくとうタイプの攻撃を弱点とするはがねタイプのポケモン(カミツルギ
ドリュウズ)に勝利できるようになる。
簡潔に纏めると「攻撃上昇の遂行速度こそ劣るもののHABミミッキュより速く、AS
ミミッキュと同じ素の攻撃力を確保し、ビルドアップでHAB
ミミッキュを上回る物理耐久を実現しつつ、強化した等倍高火力技で相手を倒していく」のがビルドミミZ型
ミミッキュの強みです。
「つるぎのまい」を採用しているASミミッキュやHAB
ミミッキュと比較すると、「ビルドアップ」を採用しているビルドミミZ型
ミミッキュは確かに攻撃方面の遂行速度は遅いです。実際特性「いかく」を持つポケモンを二体選出されて苦しくなる場面もありました。
唯、筆者が日々のレート対戦で対戦相手から幾度もミミッキュZを撃たれて常々思っていた事があります。
それは、「190もの威力を誇るフェアリー攻撃技を等倍で受け切れるポケモンがどれだけいるんだろう?つるぎのまいだと過剰火力にならないか?」という疑問です。
「つるぎのまい」+「ぽかぼかフレンドタイム」の火力指数は88920。ポリゴン2や
カバルドン等の凄まじい物理耐久指数を持つポケモンは別ですが、例えばH177-B136
カプ・レヒレであれば「ビルドアップ」+「ぽかぼかフレンドタイム」で確定一発となります。
従来の「Zじゃれつく」(威力175のフェアリー技)から威力が15上がった「ぽかぼかフレンドタイム」の登場でミミッキュの等倍火力に磨きが掛かりました。
であれば、「つるぎのまい」による攻撃技の過剰火力化とは別に「ビルドアップ」による攻撃&防御強化による対面性能の向上と「ドレインパンチ」を採用する事で今まで勝てなかったポケモンに勝利可能な調整・戦術を開拓してもいいのではないか。
筆者はこう考え、本論のビルドミミZ型ミミッキュを考案致しました。
苦手な相手
⇒このポケモン達にはまず勝てません。対面した場合は後続と交代するか削りを入れる事に専念しましょう。
⇒上記と同じ。
⇒上記と同じ。
⇒つるぎのまいとは違いビルドアップではAランク上昇の遂行速度が遅いので押し負けます。
役割対象
今回の育成論におけるミミッキュの主な役割対象は、
・「ぽかぼはフレンドタイム」+「かげうち」で倒せるポケモン全部
・メガギャラドスを含む数多くの積みエース
・一部のはがねタイプのポケモン⇒ドリュウズ、
ツンデツンデ、ラスターカノン不採用の
ヒードラン、事前にビルドアップを二回積めていた場合
ナットレイ、乱数にはなるが
カミツルギも役割対象に入る場合有り
この辺りになります。
ビルドミミZ型ミミッキュの特長として、特性「かたやぶり」で「ばけのかわ」を無視して攻撃を叩き込むポケモンの中で、メガシンカ前の特性「いかく」によってこちらのAランクを下げ、「りゅうのまい」を積んでAランクとSランクを上げてから「たきのぼり」や「アイアンヘッド」を叩き込んでくる
メガギャラドスに非常に強い点が挙げられます。
「たきのぼり」や「アイアンヘッド」の怯みは恐いですが、ビルドミミZ型ミミッキュは一度「ビルドアップ」を積んでBランクを上昇させれば、「りゅうのまい」を積んだ
メガギャラドスの「アイアンヘッド」を確定で耐える事ができます。
勿論相手のギャラドスがいきなりメガシンカして「たきのぼり」や「アイアンヘッド」を連打してくるのであれば、
ミミッキュ側の負けです。
しかし、今期500試合以上レート対戦してきた中でミミッキュと対峙した
ギャラドスが即座にメガシンカして攻撃を仕掛けて来た事は一度としてありませんでした。
特性「いかく」によってミミッキュの攻撃力を削ぎ、メガシンカせず「りゅうのまい」を積んでくるばかり。相手側からすれば
ミミッキュのSラインが
ギャラドスより速いのか遅いのかわからない以上、初手からメガシンカして
メガギャラドスになるも上から「ぽかぼかフレンドタイム」を叩き込まれて敗北するという最悪の結果を回避したい心理が働きます。
「アイアンヘッド」を所持しているタイプは尚更初手から攻撃を仕掛けてきません。その隙を突き「ビルドアップ」を積む事でAランクを±0、Bランクを一段階上昇させ相手のギャラドスの攻勢に備えます。
メガシンカしなくても「ぽかぼかフレンドタイム」で超高乱数一発ですし、メガギャラドスにメガシンカして「たきのぼり」や「アイアンヘッド」を叩き込まれても確定耐えし、怯まなければ「ぽかぼかフレンドタイム」で吹き飛ばします。
コンビを組みやすいポケモン
元々ミミッキュは対面構築に取り入れられる素質を持ったポケモンです。なので、その取り巻きも対面構築で力を発揮するポケモン達で固めるというのも有りです。
かくいう筆者もゲッコウガ
メガゲンガー
ミミッキュの三匹を基本選出としてS12を戦い抜いてきました。
本論のミミッキュは「つるぎのまい」を搭載していないので攻撃上昇速度が遅い欠点があります。なので
ミミッキュでは倒し切れないポケモンが出て来る事があります。
そこでSが速くサイクルカット可能な特性「かげふみ」を持つメガゲンガーや、同じくSが早く先制技によって
ミミッキュの撃ち漏らしを狩る
ゲッコウガは頼もしい仲間です。
他にもきあいのタスキによる行動保証と「キノコのほうし」のコンボが強いキノガッサや、特性「おやこあい」による連続攻撃が強力な
メガガルーラも有力候補でしょう。
ミミッキュが苦手な
メガメタグロス
ギルガルド
テッカグヤ辺りに強いじめんタイプのポケモンやでんきタイプのポケモン、ほのおタイプのポケモンと組ませるのも有りです。
唯、ミミッキュが
ランドロス(霊獣)や
カバルドンを誘いやすいので「ステルスロック」が痛いほのおタイプは多少辛いかもしれません。その時は選出なり立ち回り等で工夫が求められるでしょう。
与ダメージ
「ビルドアップ」によってAランクが一段階上昇している状態でのダメージ計算。特性「いかく」所持ポケモン(メガシンカ前の場合含む)のみAランク±0で計算。※印が付いているポケモンは「ビルドアップ」を積んでいなくても確定一発で倒せる。
- ぽかぼかフレンドタイム
H171-B150メガボーマンダ
H155-B100メガバシャーモ※
H175-B130メガラグラージ
H153-B133メガリザードンX
H145-B109メガルカリオ※
H155-B106メガプテラ※
H207-B121メガガルーラ
H149-B93アーゴヨン※
H177-B136カプ・レヒレ
H197-B123ニョロトノ
H207-B101マリルリ
上記のポケモン達確定一発
H171-B99ギャラドス 169〜199(93.8%の乱数一発。仮に倒せなくて次ターン
ギャラドスがメガシンカしても「かげうち」で倒せる)
H165-B110ランドロス(霊獣) 153〜180(56.3%の乱数一発。仮に倒せなくても次の「かげうち」で倒せる)
H196-B148サンダー 169〜201(18.8% の乱数一発)
H207-B183スイクン 139〜165(67.4%〜80%の与ダメージ)
しんかのきせき所持H191-B156ポリゴン2 108〜127(56.5%〜66.4%の与ダメージ)
⇒「ビルドアップ」を二回積んでいる場合は144〜169(75.3%〜88.4%の与ダメージ)
- じゃれつく
H183-B116ガブリアス
H175-B115メガエルレイド
H135-B106メガチャーレム※
H155-B101ラティオス※
H151-B115キングドラ
上記のポケモン達確定一発
- かげうち
H135-B101メガゲンガー 104〜126(77%〜93.3%の与ダメージ)
H131-B100ミミッキュ 108〜128(82.4%〜97.7%の与ダメージ)
H155-B171メガメタグロス 66〜78(42.5%〜50.3%の与ダメージ)
- ドレインパンチ
H175-B171メガバンギラス 156〜188(43.8%の乱数一発。「かげうち」の与ダメージが16〜19なので、「ドレインパンチ」のダメージ量が最低乱数以外(二番目に低い乱数で160の与ダメージ)であれば次ターンの「かげうち」で倒せる)
H167-B231ツンデツンデ 116〜140(69.4%〜83.8%の与ダメージ)
⇒ツンデツンデの「ジャイロボール」はビルドアップを二回積んでも耐えられないので、対
ツンデツンデでは「ビルドアップ」を積まないで「ドレインパンチ」連打が有効。
H197-B126ヒードラン 106〜126(53.8%〜63.9%の与ダメージ)
H181-B201ナットレイ 68〜80(37.5%〜44.1%の与ダメージ)
⇒「ビルドアップ」を二回積むと90〜106(49.7%〜58.5%の与ダメージ)
⇒「ビルドアップ」を三回積むと112〜132(77.8%〜72.9%の与ダメージ)
H185-B93ドリュウズ 144〜170(77.8%〜91.8%の与ダメージ)
⇒ドリュウズの「アイアンヘッド」を耐えた次ターンの「かげうち」が58〜69(31.3%〜37.2%の与ダメージ)なので勝利。
H135-B152カミツルギ 88〜104(65.1%〜77%の与ダメージ)
⇒カミツルギの「スマートホーン」を耐えた次ターンの「かげうち」が36〜43(26.6%〜31.8%の与ダメージ)なので乱数が絡むが勝利する事は可能。
(注釈)
・「ドレインパンチ」:88〜104
高乱 104・102・100・100・98・98・96・96・94・94・92・92・90・90・88・88 低乱
・「かげうち」:36〜43
高乱 43・42・42・42・40・40・40・39・39・39・39・37・37・37・36・36 低乱
例えば16(85%〜100%)ある乱数値より「ドレインパンチ」が上から8番目まで、「かげうち」が上から11番目までの値を引けばH135-B152カミツルギを倒せる。
しんかのきせき所持H191-B156ポリゴン2 58〜70(30.3%〜36.6%の与ダメージ)
⇒「ビルドアップ」を二回積んでいる場合は78〜92(40.8%〜48.1%の与ダメージ)
H207-B121メガガルーラ 110〜130(53.1%〜62.8%の与ダメージ)
H185-B101マンムー 132〜156(71.3%〜84.3%の与ダメージ)
⇒素の「ドレインパンチ」が88〜104(47.5%〜56.2%の与ダメージ)であり、先手を取る可能性が高いマンムー側が「つららばり」から入って来ると仮定すると「ビルドアップ」を積むより「ドレインパンチ」連打の方が有効。
被ダメージ(物理)
「ビルドアップ」によってBランクが一段階上昇している状態でのダメージ計算。
メガボーマンダ:A216 すてみタックル 115〜136(76.1%〜90%)
メガリザードンX:A200 フレアドライブ 上記と同じ
A233 フレアドライブ 103〜123(68.2%〜81.4%)
A216 じしん 81〜96(53.6%〜63.5%)
メガラグラージ (天候はあめ状態)
A222 たきのぼり 99〜117(65.5%〜77.4%)
ドリュウズ:A205 アイアンヘッド 122〜146(80.7%〜96.6%)
メガギャラドス:A207 アイアンヘッド 124〜146(82.1%〜96.6%)
A233 スマートホーン 120〜144(79.4%〜95.3%)
ナットレイ(最遅)
A114 ジャイロボール(技威力は143) 120〜144(79.4%〜95.3%)
⇒「ビルドアップ」を二回積んでいる場合:92〜110(60.9%〜72.8%)
⇒「ビルドアップ」を三回積んでいる場合:74〜90(49%〜59.6%)
A156 ぽかぼかフレンドタイム 109〜130(72.1%〜86%)
⇒「ビルドアップ」を積んでいない場合でもA156「シャドークロー」は122〜146(80.7%〜96.6%)
パルシェン(「からをやぶる」によってAランクが二段階上昇&Bランクが一段階下降済み)
A161 つららばり 31〜37(20.5%〜24.5%)
⇒「ビルドアップ」一積みでの「ドレインパンチ」でH125-B200パルシェンに102〜120の与ダメージが入り最低51
ミミッキュの体力が回復する。
⇒「ばけのかわ」込みでの最大ダメージが148なのでミミッキュは「ドレインパンチ」の回復と合わせて最低限残り体力54にする事ができる。
⇒「こおりのつぶて」の被ダメージが49〜58なので乱数で倒されてしまうが、「つららばり」の平均ダメージを34とすると「ドレインパンチ」の回復と合わせて残存体力を66にする事ができるので、「こおりのつぶて」を確定で耐えて「かげうち」で倒す事ができる計算になる。
被ダメージ(特殊)
メガリザードンY (天候ははれ状態)
C211 かえんほうしゃ 127〜150(84.1%〜99.3%)
カプ・テテフ (サイコフィールドによるエスパータイプの攻撃技威力1.5倍補正)
C200 サイコキネシス 120〜142(79.4%〜94%)
C182 ラスターカノン 132〜156(87.4%〜103.3%。12.5%の乱数一発)
C161 Zハイドロポンプ 133〜157(88%〜103.9%。25%の乱数一発)
おわりに
私事ですがこのビルドミミZ型ミミッキュを育成しS12で560試合程レート対戦を重ね、レート1950という結果を出す事ができました。
筆者以外でも「ドレインパンチ」を採用したミミッキュをパーティーに入れた方々がS12でレート2100又は2000を達成しており、「ドレインパンチ」入り
ミミッキュが上位帯でも活躍できる証明が為されているように感じられています。
この度の育成論を読んで下さった方々の中で「自分もこういうミミッキュを育ててみようかな」と思って下さる方がいればとても嬉しく思います。
では、この辺りで筆を置かせて頂きます。最後までお付き合い頂きありがとうございました。