あいさつ
皆さんこんにちは。みちざねです。今回はシリーズ13におけるイバンの実ディアルガを紹介したいと思います。
最初に
- 3値などの対戦における基本的な非公式用語を使用します。
- 基本的に理想個体を想定しており、ダメージ計算は「ポケマス」様を使用します。
ディアルガとは
初登場はダイヤモンド・パールで、ポケモン図鑑には「じかんを あやつる ちからを もつ。
シンオウちほうでは かみさまと よば
れしんわにとうじょうする。」(ポケットモンスターブリリアントダイヤモンドより。)
時を司る神と、その見た目も相まってかなり人気の高いポケモンですよね。
対戦面で言うと、種族値は特攻種族値が剣盾に登場するポケモンの中で7位と圧倒的な高さを誇りながらも、耐久の数値も高水準です。
また、鋼ドラゴンというタイプは、半減以下が10タイプ、弱点も地面と格闘の2タイプのみという優秀なタイプにより種族値以上の耐久を感じさせられることが多いです。
強み
- 優秀なタイプ
先程も触れましたが、やはり鋼ドラゴンというタイプはトップクラスに強く、ディアルガの少し足らない種族値をいい感じにサポートしてくれています。
- 高い特攻種族値と広い技範囲
種族値の話が続いてしまいますが、特攻種族値150から放たれるタイプ一致の鋼ドラゴン技は生半可なポケモンでは受けられず、かといってタイプ相性で誤魔化そうとしても広い技範囲によりそれを許しません。(特殊のみでも鋼 竜 炎 氷 電 地 岩 闘)
- ダイマックスとの噛み合い
タイプ一致技である鋼とドラゴン技はそれぞれ防御アップ、相手の攻撃ダウンとなり必然的にダイマックスの打ち合いで勝ちやすいです。また、ダイアースの特防アップにより特殊を主体とするポケモンにも強いです。これらより、ダイマックスディアルガを処理する方法が「こちらもダイマックスを合わせ、ディアルガを大幅に削り裏のディアルガより速いポケモンで上から攻撃する(exザシアン(王)、バドレックス(こくば))」または「タイプ相性を生かしディアルガのダイマックス技を受ける」の2つが最もメジャーかつ分かりやすい方法でしょうか。後者の場合は基本的になんらかの技が一貫してしまう、ダイスチルダイアースの防御特防アップによりダイマックスで切り返すというのが難しいです。そのため基本的には前者で対応しようとする人が多い印象です。
持ち物
基本的に何を持っても強いのでご自身や構築に合わせて使い分けてください
- イバンの実→上振れを狙うのなら。
気合の襷→安定してダイマックスをからしたり行動保証を得る
- ヨプの実、シュカの実(格闘、地面半減実)→弱点をついてくる相手に対しての切り返しが容易になる。
- ゴツゴツメット→対マーシャドーザシアン(王)。後述するダメージ計算を参考にしてください。
- オボンの実、食べ残し→場持ちがよくなり、クッション等にも使えるようになる。
と、なんでも強いです。
特性
プレッシャーもテレパシーも変わらないです。お好きな方を。
性格・努力値と調整
基本的にメタルバーストを打ちたいので最遅がオススメです。
また、対イベルタルやディアルガを考えて特防に努力値を回すことも考えましたが、ザシアン(王)の攻撃を耐えられなくなること、マーシャドー対面が怪しくなるなど防御の努力値を割くことのデメリットがあまりに大きすぎたのでHB極振りです。
コンセプト
- 相手から見えないステルスロック要員
- 電磁波や怖い顔などで相手の展開を許さない
- 起点作成要因ながらも相手と1対1交換、またはそれ以上をこなす
- 環境ポケモンに対して出し負けない
ザシアン(王)微有利
カイオーガ有利
グラードン五分
バドレックス(こくば)微不利(展開次第では五分または有利)
イベルタル五分
技構成
覚える技どれも魅力的なので、有用そうな技を列挙していきます。これらの中から四つを選んでください。
- ステルスロック
現在流行中のマーシャドーを実質機能停止にできたり、イベルタルやルギア厚底ブーツを持っていなければホウオウなどといったポケモンによく刺さります。
メタルバースト
ディアルガは基本的に一発を耐える性能をもっているため相手を大幅に削ることが可能です。
これらは特にオススメです。
- ラスターカノン
タイプ一致の鋼技で、威力命中ともに安定。
- 徹底光線
起点にならないように退場できる技です。
- 電磁波
入れ得技。裏の起点を作ることも可能です。
- 怖い顔
相手のイベルタルなどに打ち、裏のザシアン(王)に巨獣斬で倒されるか、ディアルガにダイマックスターンを消費するかの絶望の二者択一を押し付けられます。
- トリックルーム
起点を作りながらもトリックルーム要因を担える、相手の素早さ上昇に抗えることが出来ます。
- 瓦割り
壁展開をどうしても許せない方向けです。
立ち回り例
基本的には初手に出し、メタルバーストまたはステルスロックなどを行い裏の起点を作ります。
また、相手の攻撃がギリギリ耐えそうなら(抽象的ですみません…)メタルバースト、余裕のある対面ならステルスロックや電磁波で場を整えていきます。
与ダメージ計算
ディアルガはHB極振りあまりDとします。
VS意地っ張り252(A↑C↓)ザシアン(王)
巨獣斬
54~64(26%~30.9%)
じゃれつく
99~117(47.8%~56.5%)
インファイト
174~206(84%~99.5%)確定耐え
VS控えめ(C↑A↓)カイオーガ
潮吹き
117~138(56.5%~66.6%)
冷凍ビーム
62~74(29.9%~35.7%)
ダイアイス(威力130)
90~106(43.4%~51.2%)
VS控えめバドレックス(こくば)(いるかは分かりませんが臆病(S↑A↓)だともう少しダメージを抑えられるという認識で大丈夫です。)
アストラルビット
133~157(64.2%~75.8%)
こだわり眼鏡(特攻×1.5)アストラルビット
181~214(87.4%~103.3%)
臆病S↑A↓だとだいたい耐えます。
ダイホロウ(威力140)
156~184(75.3%~88.3%)
VS意地っ張り(A↑C↓)マーシャドー
シャドースチール
52~63(25.1%~30.4%)
インファイト
140~168(67.6%~81.1%)
影打ち(テクニシャン補正)(テクニシャン→威力が60以下の技の威力が×1.5)
33~39(15.9%~18.8%)
VS意地っ張り、控えめイベルタル(イベルタルは物理特殊両方存在するため)
命の珠有
悪の波動
130~153(62.8%~73.9%)
ダイアーク(悪の波動)(威力130)
211~250(101.9%~120.7%)
耐えられていませんが、裏にザシアン(王)がいると安心です。
デスウイング
49~58(23.6%~28%)
ダイジェット(デスウイング)(威力140)
79~94(38.1%~45.4%)
イカサマ(A個体値0を想定)
55~66(26.5%~31.8%)
ダイアーク(イカサマ)(威力130)
122~146(58.9%~70.5%)
ダブルウイング
32~38(15.4%~18.3%)
ダイジェット(ダブルウイング)(威力130)
51~60(24.6%~28.9%)
命の珠無
悪の波動
100~118(48.3%~57%)
ダイアーク(悪の波動)(威力130)
162~192(78.2%~92.7%)
デスウイング
38~45(18.3%~21.7%)
ダイジェット(デスウイング)(威力130)
61~72(29.4%~34.7%)
イカサマ
42~51(20.2%~24.6%)
ダイアーク(イカサマ)(威力130)
103~123(49.7%~59.4)
ダブルウイング
24~30(11.5%~14.4%)
ダイジェット(ダブルウイング)(威力130)
39~46(18.8%~22.2%)
その他必要なダメージ計算がありましたら、コメント欄でお願いします。
同じステルスロック要因との差別化
グラードン
グラードンはたしかに優秀ですが、そもそもタイプがディアルガの方が優秀なため有象無象に強い、起点作成が読まれやすいこと、VSザシアン(王)がソーラーブレードを持っているとなにも出来ない点が差別化点です。
カバルドン
こちらも、単体スペックで言えばディアルガより上ですが、基本的にステルスロックあくびがメジャーでラムの実や挑発持ちを呼び、それらに何も出来ないですが、ディアルガは相手から見えない起点作成が出来る点が差別化点です。
ランドロス(霊獣)
このポケモンは基本的に襷枠で運用していくと思いますが、アタッカーでも起点作成でも相手はダイアイスが安定です。(あられダメージにより襷の行動保証をゆるさない)
ジラーチ
このポケモンはあまりにステルスロックから展開を作っていくという方が有名すぎると思います。今回のコンセプトが相手の見えない所からのステルスロック、電磁波なので差別化は不要と考えます。
苦手なポケモン
明確に苦手なポケモンはいませんが、展開によっては苦しいポケモンを紹介します。
アタッカーグラードン
想定外のダメージ(こだわり眼鏡(特攻×1.5)やこだわり鉢巻(攻撃×1.5)はこちらのプランが崩れてしまいます。
ダイマックスディアルガを想定していない相手
相性の良い味方・構築例
自分はアタッカールギアと併用していました。相手のマーシャドーの見えないメタとなるため可能ならばマーシャドーに弱いように見えると良いです。
(exゼルネアスやネクロズマ(日食))
終わりに
いかがでしたでしょうか!
まだまだ未知なルールのため考察が行き届いていない可能性もありますが、質問等ありましたらコメント欄でお願いします!