- 非公式の略語・用語を使用します。
- 質問・提案等はコメント欄にお願いします。
- 拙作構築(パーティ構築/819)のリオルの単体考察です。ご興味のある方は構築の方も併せてお読みください。
(2021/1/22)Twitterアカウントを新規作成し、移行しました。
(2021/2/11)シリーズ8環境に合わせて追記・一部変更を行いました。
はじめに
ダブルバトルにおけるいたずらごころサポート型リオルの育成論が無かったため投稿しました。リオルはシーズン12のダブルバトルにおいて採用率107位、まねっこの搭載率は7割以上と、マイナーながら一定の採用実績を持つ型です。
採用理由と役割
トリックルームパーティにおけるいたずらごころ+まねっこ、コーチングなどによる味方の補助
まねっこの仕様について
……敵味方問わず、直前に使用された技を繰り出します。直前に使用された技がダイマックス技の場合は、元になった技を繰り出します。
この仕様を使い、味方がトリックルームを元にしたダイウォールを使用し、その直後にいたずらごころのポケモンがまねっこを使用することで、優先度+1でトリックルームを使える、というコンボがあります。
味方のダイウォールと「まねっこ」の間に、相手のポケモンが行動してしまう(先制攻撃技、このゆびとまれ、サイドチェンジ、いたずらごころなど)と、トリックルームを展開できないので注意しましょう。
同じく特性いたずらごころとまねっこを両立するポケモンに、チョロネコチョロネコとレパルダスレパルダスがいます。
- リオルリオルの特長
コーチング、フェイント
ねこだまし、うそなき、イカサマ、悪タイプによるいたずらごころ挑発耐性
どちらを採用するかはパーティ次第ですが、コーチング、フェイントといった技は特にバドレックス(はくば)白馬バドレックスやツンデツンデツンデツンデ軸のトリックルームパーティと相性が良いです。
持ち物
しんかのきせき
種族値は低いですが、耐久調整次第で1〜2発の攻撃やスリップダメージなどを耐えて行動保証を得られます。一致ダイマックス技などを受けると一撃で倒されてしまいますが、トリックルームの展開さえできていればトリルアタッカーコータスブリザポスがすぐに死に出しできるので状況としては悪くありません。
きあいのタスキ
シーズン12ではリオルの持ち物として最大手。ファストガードと併用すれば行動保証を得やすくなります。本論の耐久調整は流用できないことに注意してください。スリップダメージや全体攻撃(輝石であればダブルバトル補正もあり被ダメージを抑えられる)にも注意。
性格・努力値と調整
しんかのきせきを前提としています。
H252 B52 D204
物理耐久…A特化いのちのたまランドロス(霊獣)霊獣ランドロスの地震(ダブル補正)耐え
特殊耐久…C特化カプ・レヒレカプ・レヒレのムーンフォース耐え
※調整は一例です。元の数値の低さとしんかのきせきの補正が相まって、努力値次第で耐えられる範囲が大きく変わるので、パーティや環境に合わせて調整することを推奨します。
性格しんちょう、HP252、D172振りで臆病拘り眼鏡バドレックス(こくば)黒馬バドレックスのアストラルビット(ダブル補正)を耐えられます。
技構成
まねっこ
確定技。上記のダイウォール+まねっこ以外にも、非トリル展開で相手のエルフーンファイアロートルネロス(化身)の先制追い風をまねっこしたり、相手が前のターン最後に使用したトリックルームを次のターンの最初にまねっこしたりと、要所要所で活躍します。
コーチング
確定技。トリックルームパーティだと特にツンデツンデツンデツンデやブリザポスブリザポスと相性が良いです。
フェイント
個人的には確定技として考えています。ターン制限のあるトリックルームにおいて、タスキ潰し、まもる解除など有用な場面が非常に多い。相手のダイウォールは解除できないことに注意(ダメージは与えられる)。
てだすけ
選択枠。特殊アタッカーと並ぶと出来ることが少ない点や、ねこだましよりも優先度が高いことから使いやすいです。
ファストガード
選択枠。パーティ構築のコメント欄でご提案いただきました。エルフーンエルフーンやトルネロス(化身)トルネロス等の先制ちょうはつ、ゴリランダーゴリランダーやガオガエンガオガエン等のねこだましを阻止できます。
しんくうは、バレットパンチ
味方の弱点保険を起動する場合に。
あまごい、にほんばれ
パーティとのかみ合い次第では候補になります。
まもる
強力な範囲技持ちカイオーガバドレックス(こくば)を想定する場合、ついでで処理されないために優先度が上がります。味方が周囲全体攻撃技を使う場合などにも。
いやなおと
コメント欄より。相手の防御を二段階下げる強力なデバフ技。リオルが使える味方の攻撃力補佐としては最高峰。命中不安であることや、「まもる」をされた際にコーチングとは異なり無駄になってしまうことには注意。
立ち回り例
ダイウォール+まねっこによるトリックルーム展開を狙います。展開後は味方にコーチングをしたり、フェイントと味方のダイマックス技の集中攻撃によって相手の残数を確実に減らしたりしましょう。特にツンデツンデと組ませる場合の立ち回りは(パーティ構築/819)も参照してください。
苦手なポケモン
・ちょうはつ持ちオーロンゲエルフーントルネロス(化身)
→ちょうはつをされると行動がかなり制限されてしまうので注意。いたずらごころ+ちょうはつの場合はファストガードで防げます。
・優先度付き技持ちクレセリアゴリランダーイエッサン♀ファイアロー
→こちらの「まねっこ」で思い通りの技を繰り出せなくなります。これらのポケモンが見せ合い画面にいる場合、ダイウォール+まねっこ以外の展開を用意しましょう。
相性の良い味方
・ツンデツンデツンデツンデ
・ブリザポスブリザポス
・バドレックス(はくば)白馬バドレックス
…リオルは放置に弱く、このゆびとまれやサイドチェンジなど味方を保護する手段がないため、味方には高火力・高耐久が要求されます。
・このゆびとまれ持ちトゲキッスイエッサン♀ピッピ
…てだすけ+ダイマックス技などでツンデツンデを一撃で倒してくる動きに対してリオルは対応できません。リオルを初手で出さず、このゆびとまれ+トリックルームから展開できる選出パターンがあると安定します。